★☆★☆★歴史改変SF★☆★☆★

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224名無しは無慈悲な夜の女王
ドラキュラ紀元には打ちのめされた。
しかし、まあ、日本にだって帝都物語とかある。

高い城の男には打ちのめされた。
これに匹敵するような作品は日本にはない。
しかし、まあ、相手が奇才ディックと思えばあきらめもつく。

現在進行形で、京城昭和六十二年に打ちのめされているのだが、
もしもこれがきちんと最後まで破綻せずにまとめられたら――
もはや言い訳は効かないな。
225名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/14(日) 23:10:52
京城・昭和六十二年は傑作だ。確かに日本人ってこういう所があるわな…

でもまあ、日本の自己省察もの歴史改変なら「屋根裏の遠い旅」と、「あ・じゃ・ぱん!」があるぜ。
226名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/20(土) 00:09:50
読了。……ダメだ日本人作家!


>>225
その辺の作品とじゃ悪いが比較にならないかと。
よくできた一般車とレーシングカーぐらいチューンの度合いが違う。
各章ごとの引用文とか、佐藤大輔なんかメじゃないパラノイアの域だし。
あと、まだ軍部独裁体制の残滓が残ってたような国で書かれただけに、
軍国日本のリアリティでこれに勝るフィクションはない。


おそらく、日本の歴史改変小説の限界は、
「SF」あるいは「架空戦記」というジャンルに属してしまったことだと思う。
日本のSFやミリタリーのマニアは、欧米の同属性の人と比べても、文系的素養がぜんぜん足りない。
物理法則や兵器のスペックをぐだぐだ語るのは作家の仕事じゃないんだよ……