1 :
◆pDdT.nSKZg :
ノベル好きのみんなで少しずつ書いていって、完成を目指そう!
荒らしに負けるな!
作 2chねら〜
----------------------序章 冒険者旅立つ--------------------
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 02:10
旅行者ダンはとある砂漠を歩いていた。
昨日までのっていたラクダを今朝オアシスで盗まれた・・・
あのラクダがあれば、この暑い中歩くことも必要もなかったのに。
とはいえ、目的地はもうすぐ。ほんの2時間も歩けば着くはずだ。
この地図どおりであればのはなしだが・・・
説明しよう!
ほんの2時間も歩けば目的地に着くにもかかわらず
旅行者ダンが仮眠して日没を待たずに灼熱の砂漠を歩くのには理由があるのだ!
その理由とは
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 02:23
3ヶ月前。
ダンは町の図書館にいた。
今年はダンが図書館の掃除を手伝うことになっていたのだ。
「まったく。なんで毎年大掃除なんかしなきゃならんのかねえ?」
ダンがそうぼやくと、
「なに言ってんだ。普段なんにもしてないおまえが役に立つっていったらこのくらいしか
ないだろうが。」
と、図書館の事務員、シュンがいった。
ダンは港町でバーをやっている父親と二人暮らしの少年。
今年で16才になる。そろそろ一人前とみとめられる年頃だ。
そんな彼だが、将来船乗りになるのが夢で、普段はたらきもせず舟遊びばかりしている。
だが父親は彼に何もいわない。周りの人々は、それが不思議でならないようだ。
図書館員のシュンにしてもそうだが、同じ年の友人はみんなはたらいている。
彼は今日も図書館の掃除にくる前、小船で沖へでていたらしい。
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 02:29
図書館の掃除も適当におわらせてさっさと船にのって沖に出ようとおもっていたダンだったが
「ん?なんだこれは?」
棚と棚の間に何か挟まってる。
ひっぱりだしてみると日記のようだった。
「なになに?えーと・・・冒険の記録?へえ・・・」
少し読んでみたが、どうも100年ほど昔にかかれたものらしい。
しかし、冒険ということばが、ダンの興味を引いた。
そうじをさっさと終わらせ、その本をこっそり持ち帰った。
中には一枚の地図が挟み込んであった。
「ま・・・まじかよ??」
日記の中に書かれたあったのは、その地図が大海賊の財宝のありかをしめしているという
ことだった。
「この地図の丸印のどこかに財宝が・・・しかし、大雑把な地図だ・・・」
丸印大きさは、大陸の10分の1ほどの範囲だ。
しかし、ダンはすぐに荷物をまとめ、村のラクダにのり、旅に出たのだった。
船で一ヶ月、この大陸についてからラクダで二ヶ月歩き続け、ようやく
地図の丸印の中心点にたどり着こうとしていた。
「きっと、この丸印の中央に、財宝の手がかりがあるはずだ。なければ
そこを起点にして、丸の中をしらみつぶしに探してやるぜ。」
と、ダンは心に決めていた。
「しかし、ラクダを盗まれたのは惜しかったな。あいつとは
この大陸に渡る前からのながい付き合いだったのに」
ラクダを船に積んで、さらに二ヶ月一緒に旅をするうちに、ラクダにも
あいちゃくがわいていたのだった。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 12:06
そうこういいながらダンはやっと目的地についた。
が、そこには・・・
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 13:22
冒険ダン吉が!
もちろん黒ネズミのカリ公も一緒である。
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 17:34
「とうさん!!」
ダンはダン吉にいうと、
「お前の様子をカリ公と一緒にずっとみていたのだよ」
と、ダン吉は易しく言った。
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 23:20
かくてダンの冒険はここに終わる。
父親とともに一生幸せに暮らしたという。
もちろんカリ公も一緒だ。
めでたしめでたし
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/18 23:28
ついでに蛮公(あえてハッキリ書く)たちも
幸せに暮らしたことは言うまでもない。
まだ、死んでいないのなら、今でも生きている
だろう。
そんな伝記をかってにかいていたバンの父親だったが、
息子が旅に出たことに、いまだにきづいてなかったのだった。
息子のバンはその頃、旅船でうみをわたっていた。
ちょうど太平洋を横断、日本にむけて進んでいた。
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/19 02:08
そんな伝記をかってにかいていた13だったが、
誰も相手にしてないことに、いまだにきづいていなかったのだった。
ダン「北朝鮮との国交正常化はしなくてもいいと思う。
勝手に飢えて滅びてくれ。
あと、マミーとはもう親子の縁を切りました。
嫁をいじめるからです。」
ダン吉「ダン吉、エバのおまけコーナー」
カリ公「それはだん吉ですよ」
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/19 19:13
>>14 とかいてみた14だったが、じぶんもあいてにされてないことにやっときづいた。
かくして、1と14はひっきー同士、親友になった。
完
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/21 20:56
つ゜д゜) ミヤ
(゜д゜⊂ サコ
(σ゜д゜)σ デス
19 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/21 23:00
可愛そうなだん吉は萌える
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/22 00:48
この後の展開しだいでは、このスレマジで出版するよ。
で、印税はみんなで山分け。
あ、もちろん自己申告制だよ。
どっかのスーパーみたいに。
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/22 02:56
ダンは新たな冒険にでた。
海はあれていた。
しかし、ダンは愛船、「スワン号」のペダルをこぎ続けるのでR.
一方その頃、海をへだてた中つ国では
新製品を・・・
開発するために、
毎晩・・・
幼女をつれこんで・・・
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/22 21:56
内職をしています。
【第1部】砂蟲の世界
気がつくとダンは砂漠の底にいた。砂漠とはsubback、つまりスレ一覧のことである。
砂漠の底で言語的に構築された自分の躰に目覚めたダンは、
(このスレが底に沈んでいる限り旅を続けてみるのもいいかな)と思った。
と。いきなり大地がぬめぬめと蠕動をはじめた。
言葉だけで出来たこの世界は冥界と紙一重。底の下には得体の知れない砂蟲が蠢き、絶えずノイズを放っているのだ。
ダンは触角を地面に突き刺すと、言葉だけで出来た砂漠の地下に眠る、言葉無き沈黙をじっと見つめた。
――赤い蟲が、ダンの<眼>をじっと見返していた…
(見てはいけないっ)ダンは必死に<眼>をそらそうとした。
赤い蟲を見てしまうと、「赤」という言葉に乗って蟲が脳内に侵入し、ブレイン鍵を回されてしまうからだ。
だが、肉眼による視覚は目蓋を閉じることによって封じることが出来るが、
触角による<視界>は、それこそ脳髄を切り離しでもしない限り封じることが出来ない。
――赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤
既にダンの脳髄の表層は蟲に喰われはじめていた。
赤にダンの赤赤の赤赤は赤に赤われはじめていた。
ポンッ
非常弁がはずれ、ダンの脳髄は躰から緊急離脱した。
ふわりと砂漠に着地したダンは、脳髄に目鼻という格好で立ち上がると、頭蓋半球がぱっかり開いた自分の躰を見上げた。
――砂漠に穿刺した触角を引き抜かねば。
だが、いったいどうすればよいのだろう…
いまのダンは物理的に極めて非力だし、しかも緊急時義体の生命維持能力には限度がある。
――赤い蟲は視覚と言葉に乗って襲ってきていたはずだ。いま、脳の無い躰と赤い蟲の関係はどうなっているのだろう…?
――ヤヴァ〜イ!
脳の無いダンの躰が、蛸踊りをするように両手や両脚を色々な角度に動かし始めた。
赤い蟲が躰を有線で制御しようとし始めているのに違いない。
躰の脊髄コネクタには、自己認識のための免疫系プログラムが仕込んではあるが、触角からの純粋に言語的な侵入に対しては、
そう、まさに脳髄で対抗する仕様だったはずだ。
――いよいよヤヴァイようだ…
脳の無いダンの躰が不意にしゃきんとし、直立不動の姿勢となった。乗っ取られたらしい。
ズシャッ と音を立てて触角が引き抜かれた。
触角の先端を、カブトムシの幼蟲のような赤い蟲がくわえ込んでいる。
赤い蟲は触角をくわえたまま身を揺すぶって、空中ブランコ乗りのような華麗な動きで、
脳の無いダンの頭蓋のなかへすぽんと収まった。
――よしっ 所詮は本能に従っているだけの蟲だ。考え無しに脊髄を噛んでくれれば…
だが、赤い蟲は一向に触角を放棄しようとしない。脊髄コネクタには見向きもせずに、触角を通して躰を認識しているようだ。
直立不動の姿勢のまま、脳の無いダンの躰と赤い蟲の複合システムは、プロトコルのすりあわせに余念がないようだった。
不意に声が響いた。
この場合、「声」とは物理的な音声、つまり、空気の振動によって情報を伝達する回路のことである。
脳だけのダンは、脳だけとはいえ、眼・耳・鼻・舌を連れてきている。
だから、声を聴くことは可能だ。
――では、話しているのは誰だろう…? そもそも、誰の「口」なのか…?
もちろん声の主は赤い蟲であった。赤い蟲の背中には空気穴があり、膜を振動させて「声」を発することが出来るらしい。
「私には可視光線を見る眼はありません。でも、そこにおられるはずです。脳だけのお方よ」
「いるんでしょ〜? いないの〜? うっそだねー いるねー」
ダンは脳髄に目鼻の格好でずっこけそうになったが、いまの躰で砂漠に倒れるのは最悪の場合、死の危険を伴う。
赤い蟲の声はダンの脳髄をとろかすような甘い音色で、喉の奥から転がりでてくるような抑揚をもっていた。
「わたくしはそなたと交渉したいのです。まあよい。そこにいるのは分かっておるのじゃ。
わらわの要望を一方的に申し上げさせていただきます。い〜い? 拙者は貴殿と取引をしたいのだ。
私はあなたにこの躰をお返しいたします。その代わりにあなたからいただきたいものがあるのよ。
おら、おら、返事しねぇっかぁ〜? あん? この躰、ぶっ壊しちまいますでげすよ?」
見ると、脳の無いダンの躰は宇宙ナイフを右手に持って、
やっちゃうよ、やっちゃうよ、という素振りで自らの左腕に振りかざしている。
ダンはとにかくコミュニケートした方がマシだと判断した。
「おう、いるぞ。あんたはいったいなんなんだ。何が欲しい?」
「リンク、コネクト、OK。やっぱ、この周波数帯でいいのよね。さっそくだが、取引しましょう、そうしましょう…
その方は、この躰が取り戻したい、それに左様相違ないか? どだ? ん?」
「その通りだ。躰が無いと不便だからな。返してくれよ」
「貴様は体が無いと不便。そじゃろ、そじゃろ。んでね? あたしは脳髄が無いと不便なのよ。
お願いです。その脳髄とこの躰、交換してくんない?」
ダンは絶句した。
「だってね、あたしの知性の大部分は二重螺旋暗号で圧縮されているからさー
脳髄見つけてニューロンのうえに解凍しないと動かにゃいのさっ
も、不便で不便でしゃーないったらおまへんでー!」
「ばっ ばっかやろー。お前、何言ってるか、分かってるのか?」
「どうせ莫迦ですー あたし莫迦だからなにもわかんないもんっ だから脳くれってんだろー? あー?
ね、おねがーいー 躰返すから、脳味噌ちょうだいっ ねっ?」
ダンは段々、頭が痛くなってきた。
「脳を貴様に譲ったら、誰が躰を返してもらうんだよ!」
「君だよん」
「だっから、その俺は貴様に脳をやっちまってんだろうがっ!」
「君は君であるために脳がいるのか? ん? ヘンでちゅねー あばばばば」
――ズシャッ 砂漠に音を立てて、脳の無いダンの躰が右足を一歩前に踏み出した。
「あなたに選択の余地は無いのよ? 脳をくれれば、躰は返す。脳をくれなきゃ、躰は壊ちちゃいまちゅー
躰が破壊されたら、その脳も結局死ぬやんかー どうせ死ぬんやったら、廃物利用するなりよ。ねっ?」
脳髄に目鼻のダンは、脳が無く、無論眼も無いダンの躰が、スイカ割りの要領でそろそろと近づいてくるのを凝視している。
ダンはこのコミカルな事件が、生死を賭けた闘争に他ならないことを今更ながらに実感した。
嘔吐感が込み上げてくる。しかし、いまの彼には胃液を溜めた胃袋すらない。だが、涙をこぼす眼ならあった…
懐かしい両手が伸びてきて、脳に目鼻のダンの躰をすくい上げた。
<●> <●> ミーターゾー…
真琴さんハケーン!!
現在最下位です。。。
42 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/27 09:54
>39
文化女中器は見てた!!
(^^)
(^^)
(^^)
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/13 19:43
いかん!
寝過ごした!
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/03 15:23
冒険ダン吉スレ?
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/03 18:00
禁断の壷書き込みテスト
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57 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
子イヌマン