※ラーゼフォンがSFだと思っていいんですね?※

このエントリーをはてなブックマークに追加
ムリョウもPONくらいSF板で話題にあがってほしかった…
たとえ否定的な意見が多かったとしても…
ムリョウは普通に面白かったと思うが。
BSアニメ劇場の不細工なお姉さんさえ見せられなけりゃいい番組だった。

あと宇宙海賊ミトの大冒険とかジェネレイターガウルとかね。
面白そげなSFアニメはオタの騒がないあたりにひっそりと落ちている。
ムリョウ俺も好きだな
上のミトもガウルも好きだ・・・
あとZOEとかアルジェントソーマとか
どれも騒がれないしアニ板でもひっそりしてる
PON観たいに映画になることもない・・・俺は好きだけどなあ〜CSさくらより
星雲賞とる価値あると思うんだけど、そう思うのは俺だけか・・・
ponは話題になっただけましと言うことか・・・
352名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/21 23:09
最初のほうにちょこっとでてきた脇役メカ(対空砲とか)にハアハアするアニメです
353名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/22 02:29
無茶な飛び方する無人機がよかった。
神林長平も終わったな。
PONなんかよりも、膚の下が早くまとめて読みたい。
神林は、まだまだデツヨ
356名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/22 06:36
『ラーゼフォン』最終話.「遙か久遠の彼方」

 この作品は…全然 巧く行っていなかったが、綾人と遙の関係をメインに据えているのかと思ったのだが…
 妹とのよく分からない会話の末、よく分からない決心を持ってVTOLで綾人の元へと飛び立つ遙。
2体のラーゼフォンが争い合っている ど真ん中に何の警戒心もなく現れ、アホみたいな笑顔で綾人ラーゼフォン
に手を振った瞬間、その攻撃に巻き込まれて消滅。
 ???何考えてたの、この女?
「愛は盲目」というより、「頭おかしい」としか思えない。

 呆れた。

 25話かけて描いてきた…薄っぺらだったが…キャラクター描写を。
綾人に対する遙の想いを、「無」にしてしまった訳だ。
 行動がまるで理解出来ない 制作者の人形であり制作者「自身」でもあろう綾人に対し、
まだしもいくらかは理解しやすい遙の方に視聴者は気持ちを入れていたと思うが、そういう
彼女の意味不明な「死」は物語に、怒りも哀しみも喪失も、何の影響も与える事はない。
 何しろ、その消滅を綾人は、「今誰か居たような気がしたけど気のせいかな」程度にしか
認識しないのだから。


357名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/22 06:39

 そして、突然に訪れる「救い」。
 久遠という幼い娘を持ち、綾人(?)と結婚している遙。
エピローグで示される、その出会い。
 何の事やらサッパリ分からず…理屈があるのかも知れないが特に興味もない…感じ取れるのは、
作者が持つ「神の力」でキャラクターを幸せにしてやったぞ、という強烈な自己満足のみ。

 言ってしまえば、物語は全て作者の「神の力」でコントロールされているものなんだけど
…それを露骨に感じさせないのが「物語る力」ってもので。
 「あのねー、遙ちゃんドカーンって死んじゃったのー。でもねー、大丈夫で、その後はすっごい
幸せに暮らすんだよー」
というコドモが考えたオハナシを聞かされてたって、「そうなんだー、そりゃあ良かったねー」
ぐらいしか感想の述べようがない。
 何故死んだのか、何故生き返るのか、それら過程を経たキャラクターの心情はどう変わるのか、
そこに込めた作者の気持ちはどんなものか。
そういったことが読み取れて初めて、出来が良い悪い、作品として好きか嫌いかが言えるのであって、
それ以前の作品について言える事は…やっぱり「そうなんだー、そりゃあ良かったねー」。

358名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/22 06:47
最終回だったので、全体的に。

 「謎」が一杯残ったまま終わってしまったが、その事について全然、全く、
これっぽっちもフラストレーションを感じなかったのは驚き。
表に見えている部分にさえ魅力を感じないのに、隠れた部分に興味を抱ける訳がないか。
 大好きなキャラクター達の運命を左右するかも知れない「謎」だから、その真相を
知りたいのであって、生きていても死んでいても どっちでも構わないキャラしか出て
いない作品では…
ロボットが2体に増えようと、世界が破滅に瀕しようと、人生のやり直しが行われようと、
実はラーゼフォンなどというモノは最初から存在していなくても、舞台としている星が
本当は地球ではなく火星であっても、全ては人類が滅びた後の地上で巨大コンピューター
が見ている「夢」であっても、同じ。
「そうなんだー、そりゃあ良かったねー」。

 


359名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/22 06:47
結局、全体を通して、何が描きたかったんだろう?
 せっかくメカデザイナー氏が監督を務めたのだから、「メカニックとしてのラーゼフォン
の見せ方(整備・運用や発進シーンの格好良さなど)には細心の注意を払った」とか。
「綾人はイイ男だから好きだ!と客に思ってもらう」
「恋愛関係の移り変わりにヤキモキさせる」
「毎回、趣向を凝らした敵ドーレムとの戦いに見入らせる」
あるいは
「美少女キャラに萌えさせて人気を取ってやれ」
だけでも良い。
 とにかく、絞り込んだテーマを、一つだけ、持つ事。
キャラクターをどっさり出して、メカもちょいちょい出して、人間関係を入り組ませて、
謎も絡めて、戦闘シーンもあって、アレも見せてコレも見せて…
とすると、結局何も描けないまま終わる事が多いから。

 でもなあ…
 作品制作にかかる前に、誰かがこのアニメの設定資料を半分 消し去っても、
放送スケジュールが倍に延びて総作品時間に余裕が出来ても、今のままでは面白く
などなるまい。綾人と遙の、最終回での描かれ方を見ていると、ね。
 結局、さしたる意味も感じ取る事が出来なかった一色達の昔話のようなモノが増えたり、
苛立つ主人公の鳥頭ぶりを彫り込むだけに終わっただろう。