三つ目の脳はその刺激により、
>>936は頭の回転があまりにも鈍いということを想起した。
>>940は“主体=二人称”と“客体=三人称”の区別ができていなかったことを指摘され、顔面蒼白になった。
まるで、ムー民・トロールのように
顔がむくんでしまい、
944 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/23 21:01
それはともあれ、あなたは
だぁれ?
それは〜♪ひみつ、
947 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 06:19
自我の認識に悩んで混乱したあなたは消滅し、物語からはじき出された。
この物語は主体が二人称で表現されているため、はじき出されたのは
>>947自身であった。
949 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 14:59
>>948 そろそろそういうメタなネタを使って他者を攻撃するのはやめたほうが良くないか?
と何者かの声がした。
そして、何事もなく物語は・・・
終焉へと向かう。
952 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 19:08
終焉?また終焉なのか。そのようにしていくつの宇宙を俺は渡り歩いてきたのか
男は、一人悩んだ、宇宙と物語の違いを、そして・・・
周縁? そう、また周縁なのだ。そのようにして
955 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 20:26
男?俺は男だったのか。俺は何者だ。マ? それはなんだ。俺はさまざまな戦いを通じて自己の独自性をいかに獲得したのか。それとも、疑問の解決を求めてまた同じ疑問にあらためてたどりついただけなのか。
956 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 20:28
俺は俺だった。俺はすべてだった。俺はぶんぶくだった。秀吉の怨霊に使われる道具。茶釜怪獣。それが俺だ。
957 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 20:32
茶釜怪獣。俺が永遠の旅路の果てに、そこにたどりついたのはこのようなことがあったからだ。
958 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 20:41
むかしむかし
ぶんぶく、と名乗る一人の、
960 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 21:02
漁師がいた。彼にはぶくぶく、ぶんぶんというふたりの兄弟がいた。
961 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 21:03
ぶくぶんという美しい妹もいた。
962 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 21:09
ぶんぶんは、いろいろあってアメリカ大リーグで投手として活躍し、金と名誉を手に入れた。
ぶくぶくは鉄仮面を被せられて、ヤンキースタジアムの地下に幽閉された。
964 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 21:49
なぜなら、ぶくぶくは
メジャーリーグの神、蜘蛛女王様に生け贄を捧げなかったからだ。
蜘蛛女王様はショタコンで、
生後60年程度の、幼い知的生命体の脳髄が好物だった。
そんなわけで、俺はスパイダークイーンの腹の中に飲み込まれ
969 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 06:54
俺は鉄仮面となった兄のぶくぶくを救出に来たのだったが、自分が60歳であることを甘く見ていた。
なぜなら、60歳の俺はあまりにも幼すぎて、
971 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 16:19
まもなくこの物語にも結末を用意しなければならない事を忘れていた。
972 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 16:21
そこで俺は銀河通販のカタログで、あわてて結末を探した。
だが、感動的ないい結末はどれも高価で、俺にはとても買えなかった。
「兄さん、兄さん。安ーい結末の店、知ってるよ。」みるからに胡散臭い男が、電信柱の陰から手招きをした。
「糸と吉をバラバラにしてあるから、自分で組み立てなきゃならないけどな」
975 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 17:22
糸と吉を組み立てる困難に辟易した俺は、結末が次スレに持ち越しになる悪寒を感じた。
ちなみに、組=糸且。
977 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 20:12
うむ、確かに有名SFなどではそういった感動的な結末があるな。だが凡庸なスレの末路は悲惨だ。別にこのスレにそうしたものを求めることは無いのでは無いか。
そんな
>>977の目の前にコイズミsorryが現われ、「感動シターーーーーーーーー!!!!!!!!」と叫び、
979 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 20:46
日本経済同様、悲惨な状況が作り出されようとしていた。
そして、それは、日本経済と同様に構造的なものであり、誰にもどうしようも
すなわち、ゴミSFやクソファンタジイばかりが乱発される現状もまた構造的な停滞なのである。
982 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 23:42
若いんだからしかたがないよ。
――と、虚空から声がした。人類という若い種族の過ちを赦す声だった。
984 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/26 00:27
「CAST IN THE NAME OF GOD YE NOT GUILTY」 気がつくと、俺は随喜の涙を流していた。
涙を流せば終わる。涙こそ結末に相応しい、と俺は思ったが、現実は甘くなかった。
そう、ヘボSFがしょっぱいのに比例して、それを読んでしまったときに流される涙もしょっぱいのだ。
987 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/26 14:06
現実は甘くないが、ある種のフィクションは現実など比較にならないほど塩辛いのだ。
だから俺を見下ろす月が、「もうやめちゃいな、あきらめな」とつぶやくのもまた理由があることなのだった。