実際に体験した事がある身近なSF

このエントリーをはてなブックマークに追加
86かおる ◆31hpx6to
羽田のある施設で、掃除のバイトをしていた時のこと。空港の管制コンピューター
のソフトをシミュレートしている一角に、でっかい本棚のような機械が空調の音を
響かせていた。名前は「ユニバック」と読み取れた。
かたわらには、パンチカードや、パンチ穴のあいた紙テープがあり、内部は、指で
つかめる大きさの部品とコードと基盤で埋まっていた。
 どうやら、地方の施設などでは、旧式の機械があったりするので、いまだに現役
でシミュレーションをやっているようだ。
 5m離れた、職員の机の上では、ラップトップPCの液晶画面で花びらが止めど
もなく散っていた。