指輪物語 〜 ドゥネダイン十五代族長アラソルン

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先日映画観まして、なにか熱いものを感じてたまらず、
帰宅して、好漢ボロミアに捧げるポエーム書きました、
一気呵成に。

題して「ぼろぼろなボロミア」

悲しすぎるぞボロミア。
ゴンドール随一の戦士のはずのボロミア。
よく考えたら第1部で唯一の死にキャラということでちょっとおいしいボロミア。
死を目前にしてなんだか諦めた目になってしまったボロミア。
あんな至近距離で物凄い勢いの黒くて太い矢を射られてしまったボロミア。
太陽にほえろの殉職シーンのようにスローモーションになってしまうボロミア。
矢に当たって弱ってもちょっと休んで復活してウルク=ハイに斬りかかるボロミア。
にも関わらず容赦なく第2射、第3射と当たってしまうボロミア。
射られた瞬間、ちょっと「おウっ」という口になってしまうボロミア。
腹にいい一撃をもらって「こら助からんかもオレ」とちょっとだけ思ったボロミア。
まるで弁慶の立往生のようなボロミア。
戦闘部隊ウルク=ハイに一顧もされずブルー倍増、うずくまってしまったボロミア。
拉致されるホビットを、もはや見送るしか事しかできないボロミア。
死を目前にしてなんだか諦めた目になってしまったボロミア。
2人のうっかり八兵衛ことメリピピを助けるにはあまりに高い代償を払ったボロミア。
そして得意満面で弓をひきしぼるラーツをなんだか憎く思ってしまった観客(つか俺)。
「よく来てくれたよアラゴル〜ン!」と、ちょっとだけウルっときた観客(それも俺)。
臨終のシーンでちょっと熱いものをこらえてしまった観客(それまた俺)。
でも死装束にてボートでゆらゆら流れてゆくショットで「ミクロマンのカプセルみたい」
とちょっと思ってしまった観客(多分俺ひとり)。