半村良伝説

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800名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/02(日) 11:09:07
石の血脈と不可侵領域には共通の人物名が出てきますが、
上記の作品以外にも世界観を共有したものはありますか?
801名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/05(水) 19:02:35
半村良って金と権力を題材にした物語が多いね。
802名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/05(水) 20:08:14
年代的に、弟子の清水義範の方から読み始めたんだけど、
後から半村さんを読んで、ずいぶん文体に影響受けてたんだなって知った。
パスティーシュを書いてる時じゃなくて、素の文体の時の清水が。
亜空間要塞のようなコメディだと特に似てる。
803名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/06(木) 20:41:07
金と権力と女
804名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 01:07:13
ばか。なにがおなじくだ。
805名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 18:33:32
志村〜!鼻毛、鼻毛〜!
806名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 21:11:52
>>803
そういったものに主人公が溺れていったり、反感を抱くパターンが多いね。
807名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 05:25:13
反権力でありながらも上流志向だな。
808名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/15(土) 20:43:44
セクシー・ぷりん 癖になりそう[R指定版]オンエア情報
8/17(月)深夜2:00 wowow
9/22(火)深夜2:15 wowow
ttp://www.wowow.co.jp/pg/detail/018114001/index.php
ttp://pics.dmm.co.jp/digital/video/141nkt00149/141nkt00149ps.jpg
ttp://www.dmm.co.jp/digital/nikkatsu/-/detail/=/cid=141nkt149/
809名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/16(日) 20:07:28
>>803-807
「いい女は、貧乏人の手には負えない」というのが持論だからね。
810名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/16(日) 22:40:57
>>809
「女神伝説」「巨根伝説」でそれを学びました。
でも自分は「魔女伝説」が好き。
811名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/17(月) 20:20:41
好き2
812名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/17(木) 09:06:38
上流志向はかまわないけど、安っぽい生活を否定気味なのが鼻に付くね。
書かれた時代が時代だから仕方ないけどさ。
813名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/17(木) 11:37:16
他方では「どぶどろ」みたいな貧乏長屋目線の作品もあるけどね
814名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/17(木) 14:24:55
「下町探偵局」なんかも安っぽい生活を全肯定じゃなかったっけ?
815名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/18(金) 02:44:36
上流志向というより、上昇志向だろ。
ベースは貧乏人の分相応の幸せなんだよ。
それを捨てて、上流をめざすと、
金や権力を手に入れるが、幸せを失うという話が多い。
「獣人伝説」とか、「戦士の岬」とか「女神伝説」とか。
816名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/18(金) 11:38:01
半村良の基本は「江戸っ子のやせ我慢」だと思う
817名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/18(金) 13:24:31
「すっぱいブドウ」やらないだけマシじゃないかな
自己欺瞞は読んでいて痛々しいからね
818名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/18(金) 21:51:39
「分相応」の分にあたるのは、財産の多寡ではなくてその人の資質や能力や意欲だね。
半村さんには、おのれの才覚ひとつでここまでのし上がったという自負心があるだろう。
819名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/09(金) 23:07:09
獄門首読んでる。残り4分の1くらい
これも未完なの惜しいよ
820名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/12(木) 14:31:07
「飛雲城伝説」読んだ。面白かった
八染が男性と絡むシーンで「エロスwww」と声に出してしまった
821名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/20(金) 12:02:24
http://ryuanddoll.blog37.fc2.com/

↑この半村良原作・佐藤まさあき画の「石の血脈」すごく読みたい。
822名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/24(火) 22:23:47
人狼がなかなかいいね
823名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/05(土) 09:46:46
久しぶりに読みたくなって完本妖星伝取り寄せたんだが・・・最終巻分厚すぎだろうw
824名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/06(日) 18:24:44
やっぱり6巻目で完結したことにしとけばこんなことには・・・
825名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/07(月) 18:02:28
え?実際そうでしょ?
826名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/09(水) 01:39:19
この幸せものが
827名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/09(水) 04:15:30
そんなこといわれる7巻も結構好きだよ
確かに最初は6巻で「結局はいい話でおわったー!」って気持ちを否定されてショックだったけど
828名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/10(木) 20:02:40
いい話で終わっていいのかよー!
と怒ったおりだが、7巻はがっかりした
なにより予告していた白抜き文字でなかったのが腹立った
829名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/10(木) 20:54:21
石の血脈はエロい中にもいろいろと薀蓄垂れてあって面白かった
ガイア伝説はむしろ植物に操られてそうと気づかないままおかしくなっていく(本人達は解脱した気になってる)
恐怖を描いた「天使のさえずり」みたいなもんなのかなーと思いながら読んだ
830名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/12(土) 02:19:26
福島正実氏の「未踏の時代」が早川書房から文庫化。
ttp://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20976.html

大竹まことのゴールデンラジオのコーナーで紹介されているのを Podcast で聴いた。
半村師匠の写真が掲載されているらしく、大竹氏は悪人顔だと評していた。

12月10日大森望(辛口書評家)
ttp://www.joqr.co.jp/podcast_qr/shinshi/shinshi091210.mp3
831名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/12(土) 16:13:01
20年間文庫化しなかったというのに・・・
832名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/23(火) 18:31:37
確かにあれは蛇足だ
833名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/23(火) 20:21:45
大竹まことSF読むのか
834名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/23(火) 20:49:55
>>830
あの写真使いまわしだよ。

眉村卓は長髪がとにかく似合わんね。
SF作家クラブの集合写真(p.87)みたいに短髪にするといい感じだ。
835名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/06(火) 15:19:27
age
836名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/06(火) 22:05:31
「少しはいい目をみたかい」
「うん。でも、昭和生まれってやっぱり駄目なのかなあ」

この投げっぱなしのラストにやられた。頬が引きつるようだった。
837 ◆fIfmri.sjfe2 :2010/04/10(土) 23:57:33
どっかで2030年東北自治区って小説読んだんだけど
作品の締め方がかなりよかった
838名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/11(日) 09:32:18
人間狩りの改題か、知らんかった
839名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/12(月) 22:04:43
「東北自治区」の文庫版が「人間狩り」、の順だったはず

そういえば、姉妹編の「寒河江伝説」の方は、とうとう文庫化されなかったな
840名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/13(火) 21:42:46
そっちは面白いの?
841名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/15(木) 18:46:41
 この第二会コンテストの時にも、編集者ならではの思い出話が一つある。
すでに書いたり喋ったりしたから知っているむきもあるだろうが、この頃の
締めくくりのエピソードとして語りおさめよう。
 コンテストの最終審査が終って間もない残暑のある一日の、たしか昼前時、
ぼくは会社のそばの行きつけの喫茶店の、いつもの席に坐って、いつもの
ように何かの原稿を書いていた。SFマガジンのためのやり残しの原稿だった
か、それともぼく自身のジュヴナイルものの原稿だったか、それはよく
覚えていないが、とにかく急ぎの仕事で、その昼休みの一時間は、一分でも
惜しいせわしない時間だった。
842名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/15(木) 18:48:59
 ところが、原稿用紙をひろげて間もなく、一人の、大きな眼鏡をかけ
髪を短く刈りこんだ一見職人風の若い男が、不遠慮に近寄ってきて声を
かけた。
「福島さんですか」
「そうですが?」
「つかぬことを伺いますが、SFコンテストの結果はどうなったんですか。
もう決まりましたか?」
843名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/15(木) 18:52:20
 ぼくはたちまち、これは熱心なSFファンだなと悟ると同時に顔をしかめた。
うっかり甘い顔をすると喋りこまれて貴重な時間を潰されること請け合い
だからである。そこでぼくは、妙に人なつこくニヤニヤ笑いかける一癖ありげな
その青年を見返しながら、できるだけぶっきらぼうに答えた。
「ああ、決まった」
「誰だか、教えてくれませんか」
「きみにいっても知らんでしょうが、小松左京という人と、半村良という人
ですよ」
844名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/15(木) 18:54:52
 すると青年は、やおら向かいの席に坐りこんでしまった。そして口を開いて
いった。
「ぼく、半村です」
 ぼくはたぶん頓狂な声を出したはずだ。意表を衝かれたこともさること
ながら、半村良はその頃、住所不明で、入選結果を出すに出せず、弱りきって
いた矢先でもあったからである。
845名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/15(木) 18:58:52
 そのとき、二人でどんな話をしたか、もう半村良も覚えてはいないだろう。
だがぼくが結局そのときの急ぎの原稿などうっちゃらかしてしまい、後で
ひいひい悲鳴をあげながら埋め合わせしなければならなかったことだけは、
たしかである。

(以上福島正実『未踏の時代』ハヤカワ文庫, 2009, pp.77-79)
846名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/15(木) 19:02:29
上の引用はメモがわりね。

>>841の「第二会コンテスト」は「第二回コンテスト」に訂正。
847名無しは無慈悲な夜の女王:2010/05/26(水) 15:04:06
新譜情報age

僕らの青春 下町高校野球部物語 半村 良 著
定価2,310円(本体2,200円) ISBN 978-4-309-01985-7
発売日 2010.06.22予定

>東京の下町高校で心をかよわせた生徒たちが野球部をたちあげるが、その行く末は?
>伝奇SFで知られた作家が、若者たちへの励ましをこめて書いた爽快な青春小説をはじめて単行本化。
ttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309019857
848名無しは無慈悲な夜の女王:2010/05/27(木) 15:45:49
病気がちだったらしいね
いつだったか札幌の窓からスズメの生態を克明に観察してる作品が有って
亡くなった後気が付いたがそれは闘病してる病院の窓から眺めて書いてたんだね。
849名無しは無慈悲な夜の女王
age