ラストは絶対ハッピーエンドにこだわるクーンツ好きだ。
だから緊張感がないんだよな。まぁ、安心して読めるとも言えるが。
ウォッチャーズなんか読んだ時は絶対にアインシュタインは死なないと確信してたからな。
これがその他の作家ならアウトサイダーと相撃ちで死亡。でも子どもたちは残る、
みたいな展開が多くなるだろう。
で、俺は5冊ぐらい読んだはずだがストーリーの詳細を思い出せるのが一冊もない。
読んだ当時はそれなりに楽しめたはずなんだが、あまり印象に残らないのかもしれない。
『何ものも恐れるな』の続編マダー?
>>778 そう思うとはじめて読んだクーンツ作品がウォッチャーズだった俺は
幸せ者だな。さいごまではらはらしながら読んだよ。
昔の作品はまじで面白かったよ
782 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/19(月) 08:20:45
シリーズ第二弾「オッド・トーマスの受難」10/23発売予定
思ったより刊行ペースが早くて嬉しい
都心ではもう並んでるのかな
いくら何でも早川で4日前とかねーわ
で、感想は?
785 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/04(金) 18:08:54
”The Face of Fear”「恐怖の貌(’77)」読了。
めちゃくちゃおもしれえ〜〜〜〜〜!!!真ん中からほぼ一気に読んだ。細かい単語キニシナイ。
いやあ…この面白さを体験できてないなんて絶対損!でも訳したらおもんなくなるやも。ハヤカワの
「ウィスパーズ」「ファントム」でこのオッサンただもんやない思たんだけどさ
原書で読んだせいか上記二作品より面白かった印象だよ。はまったんでどっちも映画版みたけどね。で、
怒りはハリウッドに向いたwもっと真剣に作れw
>>785 意気込みだけは伝わった。
あとは、人に伝えるということを学習しよう。
787 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/04(金) 18:49:44
”慎重に、実際に事故を予期するわけではないが用心はしながら彼は四階建てのアパートの通りに車を停めた。
エンジンを切ったとき、背後から慟哭のようなサイレンの音を聞いた。
やつらが来たんだな、と考える。どうにかして知ったのだろう、俺が そいつ だと。
彼は笑った。手錠をくらうつもりは毛頭無い。そうはさせねえ。それは俺のスタイルじゃない。
フランク・ボリンジャーは簡単にはおじけづかない。実際の話、おじけづいた記憶を掘り起こすことができない。
自分をどうキープすればいいかを知っている。彼は十三歳までに180cmにまで達し、190cmを超えるまで
成長は止まらなかった。太い首をしていて、広い肩とリフティング選手並みの上腕を誇る。37歳になるものの
事実上、少なくとも外見上彼は27歳、ひょっとすると17歳と同じコンディションにあると言えた。面白いことに、
彼は身体を鍛えたということがない。ひとつ場所で重量挙げだの腹筋だのランニングだのをしようなどという
時間も気も持ち合わせていなかった。ガタイのでかさも堅く締まった筋肉もひとえに自然の賜物であり、単純に
遺伝子の成せる業であった。おおかたの男は彼の年になると腹や尻に贅肉がつくものだが、彼はその旺盛な
食欲かつダイエット精神の欠如にもかかわらずそういうことがない。かかりつけの医者はこう言った──あんたは
恒常的な極度の精神の緊張にさらされていて、そういう状態をコントロールするための薬にも手を出してないし、
あんたはほとんど超緊張状態のうちに若死にしそうだよと。危機感、心配、神経質な緊張──そういうもんが
あんたの体重をキープしてんだな。医者はそう言った。”
出だしこんな。こいつわるもんね。チェイスが凄いって。オチのカタルシスも凄い。’77年にこれかあという。
788 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/04(金) 19:32:18
後半100ページくらいチェイス。全然ダレない。チェイス終わったらすぐ完。
ニューヨークで
男女が標的で
大雪の夜で
高層ビルで
ニーチェがキーワード。
こんな要素。前半は連続猟奇女性連続殺人でほぼさかれる。
789 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/08(火) 22:24:58
年明けにまたハヤカワから新刊の予定が
短編集みたいだね
「一年でいちばん暗い夕暮れに」
悲しい過去を背負う男女に邪悪な追跡者の魔手が。ふたりを守るのは、一匹の運命の犬!
え〜と ウォッチャーズと違うの?
ウォッチャーズは犬がターゲットだから
アインシュタインはコーギーだろ、と思ってしまう俺は負け犬
ずっとキング作品を追いかけてきたけど、
気分転換に「ウォッチャーズ」と「ファントム」買ってきた。
試しに読んでみるわ。
ミッドナイトが好っきやねん
アメリカの赤川次郎って感じだわ
赤川次郎は映画化の成功で恵まれてるが、クーンツは・・・
>>790 今読み終わった
「ウォッチャーズ」は良かった。今だ何回も読み返すし
「対決の刻」もまあまあ嫌いじゃあない
だがしかしコレはちょっと
オッド・トーマスシリーズで「おや?」と思った時点で止めておけばよかった
とにかく前向きな作風だよね。
「心の昏き川」で悪役の女が出るたびにヴァンパイアシリーズのモリガンが脳裏に浮かんでた
赤川次郎とか本気でいってんのか地味に死ねよ
しかし最近のクーンツは駄目だ。オッドとか
一年でなんたらも地雷臭いな
何ものも恐れない続編まだー?
オッド・トーマスの救済 4・25刊行予定
803 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/03/22(月) 21:33:22
あと一カ月かぁwktk
書き直される前のエロ小説みたいなデモンシードしか読んだことない…
805 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/17(土) 07:05:01
何故 瀬名はあんなにクーンツをマンセしてんのか?
謎だ
文春でよく出てた頃以降あんまり読んでなかったけど、最近地味に新刊ラッシュだったんだな
>805
視点の切り替えとか人物描写とかの小説作法に厳格な人みたいだから、
プロの作家から見ると評価高くなるんじゃないのかな。
最近のアメリカのベストセラー小説には「小説としてテキトーすぎるんじゃないの?」って
つい思わせてしまうのも結構あるから>ダン・ブラウンとか
クーンツより面白いと思う娯楽作家って誰? 煽りじゃなくて読書暦浅いから純粋に聞きたいんだけど。
クーンツと同等に面白い、というのならたくさんあるけど個人の好みだからなあ。
俺の場合、広い意味でのモダンホラー系なら、キング、マキャモン、ソール、F・P・ウイルスンあたり。
救済出たね
>809
わー、見事に俺と被ってるなw
というかモダンホラーなら挙げざるをえない人選だよ
キングの息子には期待してる
クーンツはアンソロジーにほとんど顔をださないな
影が行くくらいかな
ハードシェル、プレデターズ、罠
失礼した
いいえ。ついでにもひとつ。究極のSF−13の解答−
結構あるのね
「1年でいちばん暗い夕暮れに」読んだ。
犬好きなんだがう〜ん。
トリクシー賛歌なら、この路線じゃなくてもよかったんじゃないかなあ。
819 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/07/01(木) 20:44:51
ストレンジャーズ最高に面白かった
トランキティファミリーに入りたいw
アカデミー出版の超訳にキレた人だっけ?
俺は超訳の「インテンシティ」でハマったんだが。
どうも外国作家の小説って表現がクドくて読んでてイライラするんだよな
原文「Human Genome Project」
翻訳「ヒトゲノム計画」
超訳「人間遺伝子プロジェクト」
test
生存者の下巻でニーナの瞳は灰色って強調されてるのに、
序盤の説明ではサファイアのような青ってあるのは作家のミス?
824 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/07/24(土) 03:52:56
こまけーこと言うなよ
インテンシティって、チーナが殺人鬼の家をつきとめた時点で通報したら終わった話?
それとも通報できない理由付けが作中であったっけ?
826 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
こまけーこと言うなよ