【プロ野球】阪急・南海・近鉄の思い出

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204大人になった名無しさん
84年の日本シリーズ。
ラジオで中継を聴きながら数学の授業を受けていた俺。
阪急が同点に追いつきニヤニヤしていたら先生が急に近づいてきて
「何しょーんならー?オメーは!」と怒鳴り胸倉を掴まれ立たされた。
顔面蒼白の俺は震えながらラジオを差し出し
「野球、聴いてました」とビンタ覚悟で答えたら、先生はハッとした顔になり
「で、どうなっとんなら?」と訊いてきた。その瞬間緊迫した空気がとけクラス全員大爆笑。
「阪急が同点に追いついたとこです」と言ったら嬉しそうな顔で
「これは授業が終わるまでワシが預かっとく」とイヤホンを耳につけて授業再開。
時々授業の合間に「今井、調子ええなあ〜」とか「松永たのむで〜」と感想を交えて実況してくれた。
今なら大問題だろうが、それ以来俺はこの先生が大好きになって数学も一生懸命勉強した。
去年、福本と山田が大好きだったその先生は亡くなったらしい。
阪急が無くなったときどう思ったのか考えると、少し切ない。