7回1失点で敗戦投手という結果に、日本ハムのライアン・グリン投手(32)は感情を抑えることができなかった。
「1点に抑えて、三振もたくさん取っている。何が悪いんだ」。報道陣の質問に声を荒らげた。
平静を取り戻してから「口調が荒くなってすみません」と謝罪したが、それほどフラストレーションの募る負けだった。
今季最多の10三振を奪った。1、2回と得点圏に走者が出ても粘った。しかし打線の援護がなく、4回に失った1点が重かった。
「自分のできる投球はした」。その言葉通り、先発としての役割は十二分に果たしたが、報われなかった。
5月22日巨人戦から7月8日ロッテ戦まで7連勝したときは、1試合平均で3・7点の援護があった。
しかし3連敗となった後半戦、いずれも5回以上投げてはいるが、得点は1、0、0。
「我慢して投げてくれているが。グリンのとき打ってくれないことが多い」と嘆く佐藤投手コーチは
「あれで8勝は少ない。かわいそうなところもある」とかばった。
得点という良薬を与えない限り、グリンのうっぷんはどんどんたまっていくばかりだ。
引用元
http://hokkaido.nikkansports.com/baseball/professional/fighters/p-hf-tp0-20070801-235313.html