自動車教習所の教官

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324名無し専門学校
指定自動車教習所の指導員
指定自動車教習所の技能教習や学科教習を教える指導員は、「教習指導員」という。
かつては「技能指導員」や「学科指導員」と呼んでいたが、道路交通法の改正で現在は
技能教習も学科教習も行うことができる「教習指導員」という制度になった。
この教習指導員になるには、どこかの指定自動車教習所に入社して、そこで一定の養成を受け、
都道府県公安委員会が行う審査を受けるのが一般的だが、どこで審査を受けるにしても
次の審査を受けなければならない。
325名無し専門学校:2008/03/16(日) 11:27:09
知識に関する審査項目
自動車教習所に関する法令についての知識(論文85%、正誤式95%)

教習指導員として必要な教育についての知識(論述式80%)

教則の内容となっている事項、その他自動車の運転に関する知識(論述式85%、正誤式95%)

技能に関する審査項目
教習指導員として必要な自動車の運転技能(技能試験に準じ、85%)
技能教習に必要な教習方法(面接80%)
学科教習に必要な教習方法(面接80%)

上記審査での合格基準は厳しく、( )は各審査での合格基準である。
例えば正誤式で95%以上で合格とは、50問題が出題された場合、2問までは
大丈夫だが3問間違えると不合格になる。
326名無し専門学校:2008/03/16(日) 11:29:56
論述式で50%問題というのはB4用紙1枚程度、25%問題というのはB5用紙1枚程度に要旨を
まとめて書くもの。審査の際は、正誤式も論述式も参考書類等の持ち込みは許されず、必要な
知識は暗記しておく必要がある。

教習所の教官には、自動車教習をしてくれる「指導員」と、指定自動車教習所の技能検定を
してくれる「検定員」が存在する。一般に教官になるには教習所の教官募集に応募し、応募試験を
経て教習所に就職する。このあと事前教養を3〜6ヶ月ぐらい行い、公安委員会の行う3週間ほどの
教育研修に参加する。そして公安委員会の審査(試験)にパスして初めて教官になれる。

この審査とはショートアンサー(道路交通法・教習に関する知識)、論文、面接、技能と4つの難関を
クリアーしなければならず、殆どの試験が85点以上で点数を取らなければならない。
技能試験も二種免許の80点よりも高い85点以上を取得しなければならない。
10項目におよび交通法規はもとより、自動車の構造、安全運転の識、教則、関係法令、教育心理学、自分の
運転技術、面接(口頭試問)が問われ、合格するのは至難の業である。。