名文辞典@専門板

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769名無し専門学校
■2004/08/04/朝日新聞/
【私大の3割が定員割れ。短大は4割。今年度。】

私立大学のほぼ3割にあたる155校で、今年度の入学者が定員に達していなかったことが
日本私立学校振興・共済事業団の調べでわかった。
短大では4割の164校が定員割れだった。
少子化や不況の影響で思い通りに学生を集められない大学・短大は、依然として厳しい経営を強いられている。
調査は、私学に国の補助金を交付する実務を担っている事業団が例年実施している。
今年度は大学533校(前年度比12校増)、短大400校(同16校減)のデータを集計した。

大学では、総定員が42万5422人と前年度に比べ1710人増えたが
志願者は306万7060人で9万4716人の減少。
入学者は47万88人で、定員に占める入学者の割合(入学定員充足率)は平均で110.5%となった。
定員割れは前年度より8校増えた。
全大学数に対する定員割れの大学の割合は29.1%で前年度比0.9ポイント増。
2000年度に27.8%となった後、30%前後の水準で推移している。
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一方、短大は総定員9万9130人(前年度比9069人減)に対して入学者数は9万9341人(同5535人減)。
充足率は平均100.2%で6年ぶりに100%台に乗った。
定員割れは前年度より26校減少。
全短大に占める割合は41.0%と高いが、2000年度の58.0%をピークに減少が続いている。
事業団は「短大は不人気の学科をなくしたり大学に改組したりする努力の反映で改善の傾向が見られる」と分析。
大学については、人気校と不人気校の「二極化」が進むなかで、来年度以降も厳しい状況が続くことを予想している。

調査では、今年度初めて大学院についても集計した。
今年度に誕生した法科大学院に限ってみると、46校の定員3800人に対して3932人が入学し、充足率は103.5%だった。