戦国時代を舞台にした歴史小説 第肆話

このエントリーをはてなブックマークに追加
1人間七七四年
ブックオフの100円コーナーで見つけた掘り出し物から、期待の新人の最新作まで幅広く語るスレ。
応仁の乱から大阪の陣ぐらいまでを舞台にしたおすすめの小説を熱く語ってみる。

前スレ
戦国時代を舞台にした歴史小説 第参話
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1250760252/
2人間七七四年:2012/10/24(水) 07:22:07.81 ID:GB2MEhUt
乙です。
3人間七七四年:2012/11/01(木) 21:58:12.22 ID:B0LtVoBz
>>2
おつです

ところで群雲、大坂城はまだかね
4人間七七四年:2012/11/05(月) 16:18:57.27 ID:t/jV0k2G
伊東潤の新刊どう?
立ち読みした限りでは直江というか景勝代上杉へのヘイトが相変わらずだったので棚に戻してしまったがw
5人間七七四年:2012/11/07(水) 01:58:19.90 ID:3J9LRVwv
後北条好きなのに伊東潤は今ひとつ好きになれないw

「あーまた北条モノか、何か変わり映えしてんのかなぁ」で、
最近は書店で見かけても中身をチラ読みしようという気にもならない
6人間七七四年:2012/11/11(日) 22:31:46.54 ID:r4rcDKVE
>>3さんに罪はないんだけど、ふと

岳氏のことだから、景勝が大坂城へ赴く前後をみっちり書き込みそうに思える・・・
と、妄想が湧いてしまったではないか!ww
いかんいかん・・・
7人間七七四年:2012/11/19(月) 11:53:26.30 ID:Hmg3HvyG
>>4
田舎すぎて、新刊書が並ぶの遅いorz
8人間七七四年:2012/11/19(月) 18:14:15.36 ID:VEoGKfyL
物語は破のEDの14年後からはじまる。

カヲルの首に取り付けられたDSSチョーカーが発動し、カヲルは首に数発の弾丸を打ち込まれ死亡する。
覚醒状態を止めた第13号機は地上へ落下するが、フォースインパクトの進行は止まらず、マリが8号機でシンジの乗るエントリープラグを強制射出させたことでようやく終息した。
地上に落ちたエントリープラグの中で蹲っていたシンジをアスカが助け出し、そこにアヤナミレイ(仮称)も現れる。アスカは放心して反応しないシンジを連れて歩き出し、そしてレイも2人についていく。

(エンディングへ
9人間七七四年:2012/11/20(火) 21:39:45.60 ID:dp6Kdm6h
↑何の誤爆?

今になって高橋氏の尼子悲話とか悲刃とかを読んでるんだが、
昔から作風変わってないんだねえ←褒め言葉です
10人間七七四年:2012/11/23(金) 22:54:19.73 ID:RknTb/CQ
保守
11人間七七四年:2012/11/27(火) 14:11:17.79 ID:zZq629V5
さらに保守
12人間七七四年:2012/12/03(月) 20:36:35.34 ID:Dwpzk9Pe
岩井三四二が面白い!
13人間七七四年:2012/12/05(水) 07:31:43.91 ID:sRMEJwiI
>>12
あんまり読んだことないけど、お偉いさんに振り回される悲哀を描く…みたいなのが
的確なんだっけ?
14人間七七四年:2012/12/12(水) 23:31:10.51 ID:v4yYEJ1c
>>12
岩井さんキタ―――!!

>>5
そ、そうか、こういう北条好きの方も居るんか  世の中広いな
15人間七七四年:2012/12/13(木) 18:02:52.26 ID:a4z9tSF7
伊東潤はやはり「考証倒れ」臭さが抜けないから
16人間七七四年:2012/12/13(木) 23:59:42.80 ID:65pKa1Sq
>>15
資料に捕らわれ過ぎだよね
資料に制約されない短編では光ものがあるのに
もったいない
17人間七七四年:2012/12/14(金) 00:06:25.08 ID:ZWUGqz+M
そうかなあ?考証倒れというよりは贔屓の引き倒し感が強い気がする
18人間七七四年:2012/12/14(金) 00:19:49.39 ID:rKXdfDQA
伊東氏の小説というと歴史上の負け組側の話っていうイメージだけど
悪役として設定する歴史上の勝ち組側の描写がいかにもって感じで魅力がなくてなあ
んで負け組である主人公側はというとなんか夢想じみた理想論振りかざすばかりでこれも魅力がない
なあんかネチっこい文章も相まって胃もたれしそうになるので苦手、最近のはどうかわからないけどね
19人間七七四年:2012/12/14(金) 11:33:42.21 ID:UNIPlI+U
図書館徘徊してて、「大軍師 黒田官兵衛」というのをパラ見したんだけど
うーん やっぱり…

結局「播磨灘物語」を読み返してしまった
20人間七七四年:2012/12/14(金) 23:15:47.15 ID:sDx7SkpX
「大軍師 黒田官兵衛」は、半兵衛の没地がある
市の図書館で借りて、別所さんの銅像がある公園で読んだ。
ただその記憶だけが残ってて、内容はすっかり忘れたw
21人間七七四年:2012/12/15(土) 04:11:28.21 ID:kajZRjNk
>>16 >>17 >>18
みな、ほぼ同意。

伊東さんの作品が直木賞候補になったのって信じられないしw
江戸ノベルや市井モノでない書き手を盛り上げようという出版社の意向とか
まあ大人の事情が色々とあったのだとは思うけど、
うん、>胃もたれする感じ って良くわかります。

考証や検証は大事だけど、小説って人間ドラマなのだから
敵側や勝者もそれなりに魅力的に描かれてたほうが
物語に膨らみも余裕も出ると思うんだよね。
22人間七七四年:2012/12/17(月) 00:47:43.98 ID:mTxjSZHZ
借りてきた『湖笛』読んでる
面白いんだけど、なにせ古くって綴じが緩んできてて、読むだけで気を遣っちまう

今ぐぐったら中古が売ってたw ぐぐらなきゃよかった・・・
23人間七七四年:2012/12/24(月) 09:42:48.39 ID:3ga+/rTp
前スレの話題ですが
↓ 
宇月原さんとか隆慶さんとか荒山さんの作品群
伝奇小説の風味であっても扱いは歴史小説がデフォでしょうか

皆川さんの戦国幻野も今川ものが少ない中にあって相当な良作(^o^)
ここまで書いて伝奇の意味を取り違えてたらすみません
24人間七七四年:2012/12/25(火) 16:18:48.61 ID:TBXDBE99
あまり厳密にしても過疎るだけ
25人間七七四年:2012/12/26(水) 16:57:27.99 ID:Fop22nQy
age ではなく sage
26人間七七四年:2012/12/28(金) 23:16:40.79 ID:mtAWgykx
>>23
自分は好きだよ、皆川博子の「新今川記 戦国幻夜」
伝奇風味があるのは皆川作品の特徴の一つだけど、
面白い読み物になっていると思うが。

雰囲気を覆すラストの爽涼感がなかなか秀逸。
27人間七七四年:2012/12/30(日) 08:25:22.38 ID:Q0BFbw83
>>26
お、レスthx
それにしても過疎…
28人間七七四年:2012/12/31(月) 00:29:41.49 ID:dUtsgxvN
「西国城主」の新装版でたね。タイトル変わってたけど。
29人間七七四年:2012/12/31(月) 17:03:42.52 ID:q7wd7IiO
スレチのような気がするんですが、
いま電子書籍の「燎原の雲」を読んでます。
応仁の乱、山城国一揆、明応の政変が新解釈で書かれているように思います。
ここのスレの方は詳しいと思いますので、
読んだ方がいれば論評してほしいのですが。
30 【大吉】 !otosidama:2013/01/01(火) 13:00:54.67 ID:f08xaopT
今年こそ「群雲、大坂城へ」が読めますように
この値段で
31人間七七四年:2013/01/01(火) 16:15:30.05 ID:ZqUx3Qq9
明けましておめでとうございます

>>29
応仁以降の小説ならスレチではないと思う。ただ知識不足で俺は無理。誰か論じてエロい人

今年も面白い小説に出会えるといいな
32人間七七四年:2013/01/02(水) 10:08:13.05 ID:8HpcPhI/
等伯読んだがこれ狩野派からクレームつかないか?
かなり卑劣なイメージだが
つか裏狩野て……
33人間七七四年:2013/01/02(水) 15:09:22.18 ID:4pfIRk3x
清州会議
普通に楽しい
一気に読んだ
34人間七七四年:2013/01/04(金) 21:59:21.02 ID:sVqSNamb
>>33
それも脚本のノベライズだっけ?
35人間七七四年:2013/01/09(水) 02:03:55.93 ID:0gvY7IVi
ここでも同じような意見が多くて、
自分もそうなんだけど、伊東潤って面白みが無いよね?

またも直木賞候補にあがっているのが合点がいかない。
まあ出版社の事情とか色々なからくりがあるのだろうけど
36人間七七四年:2013/01/10(木) 07:46:36.86 ID:A9KvYTMQ
同意
前に誰かが言ってた通り、伊東作品はなんだか布教目的がにじみだしてて、布教以外にはお勉強の効果しかない感じ
伊東に直木賞やるぐらいなら、生前の隆慶さんにあげとけよって思わずにはいられん
37人間七七四年:2013/01/10(木) 17:03:04.75 ID:kcmlR+nY
まあコンスタントに歴史小説あげてくるのが伊東くらいしかいないってことなんだろうけどねえ
38人間七七四年:2013/01/11(金) 17:55:44.23 ID:6o6SGSkX
伊東にやるくらいなら、若手の中路啓太にあげればいいのに<直木賞
織田の三木城攻めの「裏切り涼山」も、吉川広家が主役の「うつけの采配」も
歴史ドラマとして、普通に面白かったお
どっちも歴史小説のわりにオリキャラが多いので、そこで好き嫌いが分かれる
かも、だけど

このひとの歴史ものは、ちょっと冷めたひねくれた人物が主人公のパターンが
多いんだけど、嫌みにならない反骨っていうか、与えられた条件のなかで運命にあらがう
タイプの、わりとまっとうな成長物語になってて、個人的にはかなり好きだわ
39人間七七四年:2013/01/11(金) 23:16:12.73 ID:U4W/Mio+
なんだか、皆に同意。
直木賞に推される時代もの作品って、抒情性があったり、良い意味での娯楽性
人情モノであったり、人の生き様がしみじみ描かれる作品なのだと思ってた。
そういう「人を描く」という意味での物語性が伊東さんの作品には足りない。

確かに考証しっかりしてて歴史背景も手ぬかりなく書いているのだろうけど
直木賞とる時代小説として固すぎるし、わくわくするドラマ性が無い。

(もしも)伊東にやるくらいなら、何故諸田玲子に受賞させなかったのか・・・と。
40人間七七四年:2013/01/12(土) 02:05:54.88 ID:v1TBfdEu
伊東は基本的な文章力は申し分ないし、短編では光るものがあって将来性は十分だと思うけど、
直木賞となると例えば比較的最近の「利休に尋ねよ」に匹敵する作品はまだないなあ。
41人間七七四年:2013/01/12(土) 14:03:09.61 ID:RALSOiUr
直木賞をとる時代モノって、一定の時代だけの作品マニアや
戦国武将贔屓にだけ好まれるような志向の作家は向いてないと思う。
伊東さんにはドラマ性が足りないからなー、話題性も無いし
42人間七七四年:2013/01/12(土) 16:24:27.39 ID:7qy5xiso
伊東センセの長編は
・いくらなんでも嘘臭く感じる清廉な主人公が理想をうだうだ語る
・いくらなんでも嘘臭く感じる敵役が奸計をめぐらし主人公を破る
・破れた主人公であったが彼の誇り高い理想と気高い魂は後の世に語り継がれる云々
・敵役は勝者として歴史に名を残しはしたが彼のとった非道な手段が云々

いつもこんなイメージ
43人間七七四年:2013/01/12(土) 21:32:58.03 ID:UcYzZDOw
>>42
上杉景虎を取り上げた小説がまさにこんな感じだなあ。
まあ、小説を書く以上、扱いのよしあし、悪役や敵役が出てくるのは
まあ当然なんだけど、あれのラスト4ページは本当にひどい。

同氏のツイッターとかを見てても、「俺、上田長尾嫌いなんだよね」というのを
ひしひしと感じる。
44人間七七四年:2013/01/12(土) 22:38:23.45 ID:CEYRXdNC
以下長文、御免

>>43
おお、ひょっとして以前「ラスト4ページ」の状況を報告してくださった方では?!
おかげさまで、伊東を読まず嫌いしていたオイラが怖いもの見たさに手に取ってしまいましたw

感想は、、

教訓:アンチは行き過ぎるとギャグ一歩手前…になりかねない

>>42   >敵役は勝者として歴史に名を残しはしたが彼のとった非道な手段…
伊東の小説のこの部分にさしかかるたび
油壷の語源…無残だが壮烈な滅亡を遂げた三浦家のことが頭から離れずモヤモヤするわ
早雲はどうなんだとw
45人間七七四年:2013/01/13(日) 02:17:04.75 ID:6p5g2tcl
>>42
八王子出身なので北条氏照題材の作品を思わず購入してしまったが
素直に「面白くない」と感じたので再読もせず、
その後の後北条関連作にも関心なく過ごしていたのだけれど
伊東氏ってメジャーデビューして何年にもなるのに変わってないのかw

敵役にも敵役の事情有り路線で「実はイイ人」展開に走る小説も好きでは無いが
主役サイドを高潔に気高く描かれすぎてもかえって胡散臭いものだ。
46人間七七四年:2013/01/13(日) 11:02:28.34 ID:i6YKe17B
そもそも戦国時代なんて良い悪いはあくまでレッテルで、実際には立場と置かれた状況の違いがあるだけだからなあ。
47人間七七四年:2013/01/13(日) 13:59:23.34 ID:FTolQSpR
群雲、関ヶ原へ

こういうスタンスの作家って少ない
48人間七七四年:2013/01/13(日) 22:52:34.24 ID:j5gS4VVc
需要が少ないんだろうな
49人間七七四年:2013/01/14(月) 22:51:11.08 ID:M/a5GPah
自分は好きだったり贔屓な武将でも、変に美化されたり
無欠な雰囲気に脚色されるのが嫌だけど
世間にはそうじゃない人も大勢いるということなんだろうな。
50人間七七四年:2013/01/15(火) 00:29:11.88 ID:TtTDPlWB
>>47-49
スレチかもしれませんが国民的番組の大河があの傾向ですしね
不特定多数の受けを狙うエンタメでは、人物(特に主役)がホワイトであるべきというのは解りますが。
以前の大河は、主役の勘助が敵を謀略に嵌めたとき、ひそかに悪人の笑みを浮かべさせた事もありましたがw
51人間七七四年:2013/01/17(木) 17:40:45.18 ID:9JbIziV3
安部龍太郎が遂に受賞したね

個人的にはピークだと思っている「信長燃ゆ」や「神々に告ぐ」で受賞して欲しかったが
まあ良かった
「等伯」は題材が向いていたんでしょうな
52人間七七四年:2013/01/17(木) 22:24:39.86 ID:PnIPXBYU
安葡龍さん、おめでとう。
確かにもっと以前に受賞されててもおかしく無い作家だよなぁ。
53人間七七四年:2013/01/21(月) 18:31:49.41 ID:/EkrctHR
29さんが言ってた「燎原の雲」が完結したね。
本格歴史小説にしては珍しく後半が盛り上がって面白かった。
定説と確かに違うけど、筆者があとがきで言ってるように
仮説が多いみたいだ。
いちおう根拠があるみたいだから、検証するのもいいかもね。
ここより「後北条スレ」とか「明応の政変スレ」で
聞いてみたらいいんじゃないか。
54人間七七四年:2013/01/23(水) 07:23:31.61 ID:67T9fInI
>>52 え、安葡さん・・・

それはそうと今回受賞した作品だけど、上の方で狩野派が卑劣な感じとあった
55人間七七四年:2013/01/23(水) 09:54:41.45 ID:weTpr0ej
卑劣な上「裏狩野」という闇組織が出てきて等伯を抹殺しようとする。
狩野家のご子孫は訴えていいレベルw
56人間七七四年:2013/01/24(木) 00:08:08.15 ID:dZMv7zIy
>>55
おいおい
57人間七七四年:2013/01/24(木) 03:14:32.72 ID:8DZ8e8tq
初期の荒山徹的なものを期待していいのか
58人間七七四年:2013/01/26(土) 23:24:50.49 ID:lBt20YIg
質問失礼します。
主役、脇役問わず真田幸村を書いた小説が読みたいのですが、オススメがございましたら教えて頂けませんでしょうか。

幸村を必要以上に美化したり持ち上げていない作品だと更に有り難いです。
59人間七七四年:2013/01/27(日) 14:09:20.84 ID:7zAyEVUi
>>58
取り敢えず真田太平記。基本だから先ずそこから詠んだほうがいい。
60人間七七四年:2013/01/27(日) 16:20:58.01 ID:L3ciymNW
荒山徹「魔風海峡」がオススメ。
61人間七七四年:2013/01/27(日) 17:07:39.16 ID:yC8GhY9m
>>60
なんでいきなり真田幸村が朝鮮で服部忍軍と戦うような小説勧めるかな?いや面白いけどさあw
62人間七七四年:2013/01/27(日) 18:20:07.32 ID:6JUCCeQx
鈴木輝一郎「片桐且元」「真田密伝」
63人間七七四年:2013/01/27(日) 22:53:02.70 ID:t9Tm1ckM
>>58です。

>>59-62
皆さん有り難うございます!
王道の真田太平記から朝鮮でのvs忍者までw幸村ものはやはりたくさんあるんですね…。片桐且元メインの小説での幸村にも興味津々です。
教えて頂いた分全て読もうと思います。
まとめてで申し訳ないですが、本当に有り難うございました!
64人間七七四年:2013/01/27(日) 23:01:07.36 ID:lDdDiRNI
スレ違いだけど、ちょうど明日17:00から
BS歴史館(NHK-BS)で真田さんやるよ。
65人間七七四年:2013/01/28(月) 13:55:01.47 ID:tm4EhL7X
>>58
遅レスだけど、風野真知雄さんの『幻の城』は如何ですか?
66人間七七四年:2013/01/29(火) 18:58:33.89 ID:fVLzGCT+
初っ端から荒山徹に鈴木輝一郎ってw
変化球すぎだろ
67人間七七四年:2013/01/30(水) 10:40:12.27 ID:ePwHcch3
戦国女性モノだと一応は手にとってみるほうなので、
図書館で鈴木輝一郎のお市の方モノを見つけたので借りて読んでみた。

お市が浅井家に嫁いだ時期というのは今もって確定してないし
それ以前に誰かの妻になっていた説もあるし、
何より「小説」なんだから虚構設定の工夫は全く構わないと思うんだけどさ

「お市は浅井に嫁ぐ前に信長公認で柴田勝家と関係をもっていた。
 でもそれは正式の縁談が決まったら解消するという暗黙の了解で・・・」
って設定が後の再婚にも繋がるような展開がどうもご都合に感じられて
ドラマ的に魅力のある展開につながらなかったし、心情の描写も雑。

お市の描き方がいかにもオッサンドリーム満載だったし、
峰隆一郎のエロ系ロマン小説に出てくるお市のほうが「納得できる人間性」だったわ
68人間七七四年:2013/03/06(水) 01:37:00.92 ID:0b1+jHoV
伊東潤氏の吉川英治新人賞受賞
きっと出版社のゴリ押しだったんだろうな
69人間七七四年:2013/03/21(木) 11:00:21.85 ID:3VIFzBGt
70人間七七四年:2013/06/07(金) 15:57:25.16 ID:TIrbhE8A
和田竜って褒められ過ぎな気がする
面白いんとは思うけどね
71人間七七四年:2013/06/07(金) 19:44:38.48 ID:rmENaCuV
和田は結局は寡作だしね、
作家は一定のレベルの作品を書き続けられる力が必要なのだが
和田にその想像力と筆力があるかは疑問。

「のぼう」への人気と大賞賛は結局出版社と広告代理店の一大プロジェクトの
賜物であって、本人の実力というわけでは無い。
72人間七七四年:2013/06/14(金) 22:57:41.01 ID:7q1H41w9
武田の家臣特に四名臣が主役の面白い小説を教えてください。
73人間七七四年:2013/06/15(土) 18:00:50.70 ID:Owett5fP
オール讀物で安部・伊東・山本・葉室・佐藤が信長対談をやっていた
74人間七七四年:2013/06/19(水) 16:17:02.29 ID:Z46KqYZb
>>73
安部龍太郎
伊東潤
山本一力
葉室燐
佐藤雅美
・・・・ということ?
へー、伊東潤もそれらと同席なんて出世したもんだなぁ。

山本一力は市井モノ専門ってイメージだけど、
戦国人物についてはどんな意見をもってるのか少し興味あり。
75人間七七四年:2013/07/01(月) NY:AN:NY.AN ID:Qsp6iefk
いや山本兼一
あと佐藤も賢一w
女信長書いたからね

伊東だけ直木賞獲ってないんだけど写真では堂々としてたよ
76人間七七四年:2013/07/11(木) NY:AN:NY.AN ID:G2DWjbWF
伊東はまた直木賞候補になってた気がする。

最近の直木賞をとった時代小説家ほど
世間的な知名度もまだまだ低く、また愛読もされてないと思うのに
よほど出版社が・・・
77人間七七四年:2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:D7iI2trI
海道の早雲立志伝が文庫で出たけど買うだけの面白さは
ありますか?
78人間七七四年:2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN ID:VwpPkhRK
伊東はTwitterでの発言が癇に障るの多い。

「最近、多いのだけど、「図書館で借りて読みました」と言って、
作家が喜ぶとでも思っているのかね。常識というものはないのかね。」

原文ママ。
この発言にはがっくりした。
こんな風なこと言う人間だから、人間性が作品に出て直木賞とか逃すんだよ。
あと直木賞を逃した理由が、「直木賞が巨鯨(巨鯨の海のこと)を逃したのだ」とか…。
凄い自己陶酔というか、自分をどれだけのものだと思ってるのだろう。
79人間七七四年:2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN ID:reSmfDJZ
イトーの自己陶酔は前からあんなもんでそ
自信過剰でないとあんな業界渡ってけないとも思うしそれはそれでいいが
なにぶん自分は彼の作品は重たくて楽しめない
80人間七七四年:2013/10/12(土) 02:15:37.40 ID:hAqf7vuK
大谷刑部メインの架空戦記ってありますか?
81人間七七四年:2013/10/13(日) 10:16:26.46 ID:Pmq+NEFh
歴史小説じゃなくて架空戦記か。
二つほど思いつくが、スレ違いのような気がする。
82人間七七四年:2013/10/13(日) 14:11:08.59 ID:VwJf0ROs
>>81
すみません、言われてスレ違いに気づきました
軍事板の架空戦記スレに行ってきます

あと、本当に心苦しいのですが、できましたらその二つを教えていただけないでしょうか?
83人間七七四年:2013/10/14(月) 10:10:09.17 ID:5TPIlBVL
戦国時代を網羅したいのですが、どの作者のどの小説をどの順番で読むと面白く読めますか。
お勧めを教えて下さい。
84人間七七四年:2013/10/14(月) 23:29:10.80 ID:36hDHk4i
司馬の戦国四部作で流れが大体つかめるし
とっつきやすいかな
ただ司馬だけ読むと見方が片寄るから
他の作家も後で読むといいよ
85人間七七四年:2013/10/15(火) 15:56:40.33 ID:N3d5A0uE
>>84
なるほと。
司馬は読みやすかったので、4部作を読んでみます。
司馬は読みやすい反面、クセがあるので他の作家のも色々読んで口直し(?)したいと思います。
ありがとうございました。
86人間七七四年:2013/10/16(水) 20:25:28.20 ID:PDD5KZWx
>>82
・竹中亮「大谷刑部戦記」全五巻
・神尾秀「関ヶ原流転戦記 大谷吉継の七刻」全一巻
いずれも学研歴史群像新書。

どっちも架空戦記プロパーな作家の作品だから、歴史小説畑の
読者の鑑賞に耐えうる出来かどうかは責任もちません。

架空戦記は基本的に合戦に継ぐ合戦だからねぇ。もう少し
タイムスパンの長い話が書ければいいんだけど、それは作者の
手にあまるんだろうな。
87人間七七四年:2013/10/17(木) 22:32:45.38 ID:mmV1TYLj
>>86
どちらも電子書籍版の試し読みしたら面白かったので、購入したいと思います
本当に本当にありがとうございました!
88人間七七四年:2013/11/05(火) 22:54:00.30 ID:NaSfUcsy
高橋直樹「軍師黒田官兵衛」

黒田関係の書籍は大河効果で食傷気味だったけど
ひさしぶりの高橋直樹の新刊だったので本屋で見つけて買って読んだ

(感想)
・いかにも播磨の田舎土豪全開の黒田宗円・官兵衛父子に
好き嫌いが分かれると思う(自分は好きだが)
・軍師然としたクロカンではなく、非常に泥臭い官兵衛(というより
みんな登場人物が泥臭い)が逆に新鮮だった
・官兵衛の梅毒感染がちゃんと書かれてるのは珍しい
・あと秀吉に不覚にも萌えてしまった

はじめての黒田小説としては変化球すぎるけど
3・4冊目のクロカンものとしては個人的にはおすすめ
89人間七七四年:2013/11/06(水) 10:55:57.23 ID:feUCz7eg
高橋直樹だとそれだけで期待値が高くなってしまうな

官兵衛の小説で俺が読んだのは、岳宏一郎と安部龍太郎かな
90人間七七四年:2013/11/06(水) 12:26:21.51 ID:Awu7TvPH
クロカンもので何か一冊と思ってたし、妙に綺麗げな作品は苦手なので、
岳、安部龍、高橋直樹らはみな好きな作家なので探して読んでみよう。

最近の大河板の「大河ドラマ予想スレ」で、何だか幾度か
伊東潤の早雲モノをあげてるのが居る(たぶん同一人物)

やはりあの人の作品は後北条マニアが一応は買うけど、読んでみると・・・
「良く調べてあるけど、小説というには未熟なまま」 だと今も思う。
でも版元がNHK出版だし、伊東本人が「大河狙い」と公言してるそうなので
何だか嫌な雰囲気だな 
(要は、後北条好きだが伊東は嫌いなんでw)
91人間七七四年:2013/11/07(木) 04:55:10.88 ID:VAVnMLIV
伊東は小説というには胸のすくようなエンタメ性に欠けるし
かといって史実寄りかと思って読むと登場人物の思考がいかにも小説的な記号化のされ方だし
何より本人のあの性格が好かんw
92人間七七四年:2013/11/07(木) 23:22:59.33 ID:mfsL3uwM
伊東とか和田は出版社や本屋のマーケティング戦略が見え見えで
無理押してる感が、逆にコアな歴史小説好きの反感を買う面はあるかも
ただ伊東潤はコンスタントに新刊を出し続ける地力というか体力は
ふつうにすごい。ただ小説が面白いかどうかはそれとは別なんだよなぁ
93人間七七四年:2013/11/08(金) 00:51:30.81 ID:+TEOarD2
三谷幸喜の清洲会議は新鮮という点では良かった
映画はダメそうだが・・・
94人間七七四年:2013/11/08(金) 01:39:33.37 ID:/rTjAIez
和田竜の新刊「村上海賊の娘」、誰かもう読んだ人います?
「のぼうの城」を読んだけどそこそこ面白かったので
「村上」も文庫化するまで待つかどうか考え中。感想があれば、是非!
95人間七七四年:2013/11/08(金) 12:16:50.95 ID:AGkgf3P8
和田は本人のスカした感じがどうも
96人間七七四年:2013/11/08(金) 13:10:04.44 ID:5df3BWIG
>>91 >>92
>伊東は小説というには胸のすくようなエンタメ性に欠けるし
同感です。
そんな作家が「山田風太郎」賞をとってしまうという、
出版界の超摩訶不思議www

>マーケティング戦略が見え見えで
同感です。
ここ十年間の時代物で直木賞をとった作家たちのほとんどは、
「物語を紡ぐ力」や「人間を描く」ことが出来ているように思うのだけど
ドラマ性や人間的魅力を描くのが勝負でもあろう直木賞候補に
伊東が何度かノミネートされてるのが不思議でしかたが無いw

未だ小説家デビューの前のお城マニア時代からのネットでの発信を見てても
露出と自己顕示欲の強い人だなと思ってたけど、
出版メディアのゴリ押しは有るけど、多くの読書人の指示を得てはいないってコトを
まるで自覚していないように思える。
97人間七七四年:2013/11/08(金) 15:12:53.56 ID:RkmuvwyP
自分の意見が大多数を代表してると思ってる奴って
98人間七七四年:2013/11/08(金) 17:07:31.37 ID:QZHGfFrO
まあこんな進みのすっとろいスレで何度も話題がループする程度の地位は得てるということにはなるなw>伊東
俺も奴の小説は好かんが…
99人間七七四年:2013/11/09(土) 12:37:42.26 ID:+O8CXvKB
江戸市井モノ、江戸ノベルの大隆盛で戦国モノに定評のあった作家でも
市井モノを書いているようなご時世だし、
ハードカバーで戦国武将や兵士の世界を書いて新聞広告出してるような作家って
和田と伊東wwwと火坂くらいなもんだからな
100人間七七四年:2013/11/09(土) 15:42:20.54 ID:fAu0i0cU
碌なのがいない・・・
101人間七七四年:2013/11/10(日) 23:43:39.79 ID:aFsOsC/Q
伊東と聞いても、飫肥城とか飫肥杉が浮かんでくる俺は
たぶん極楽とんぼな人種なんだろうw

スレチだったか、ゴメソ
102人間七七四年:2013/11/11(月) 00:50:51.56 ID:7cTUHsxw
このスレの大方の潮流にのって和田竜批判するわけでは無く、
自分は和田竜の文章を読みづらいと感じている。

のぼうの頃は文章の繋ぎや場面転換がスムーズじゃないと思ったし、
「村上・・・」を少々立ち読みして感じたのは
「」書きの台詞の後につづく文がたどたどしくて、
上手くこなれていない感じ?を受けた。
なので台詞のある場面が続いてるとぎこちない雰囲気が有るんだよなぁ
103人間七七四年:2013/11/12(火) 00:17:56.68 ID:rJBglml/
岳宏一郎の「群雲、賤ヶ岳へ」がずっと絶版だったのに
アマゾンで古本を買った直後に
黒田大河化の影響か復刊してて驚いた
ついでに「群雲、関ヶ原へ」も復刊してくれればいいのに
104人間七七四年:2013/11/12(火) 12:42:35.14 ID:eNK8zwfP
大河化の影響で復刊が有るのは有り難いよね。

「風林火山」のおかげで一度は手放した「淀どの日記」が再び入手できて嬉しかった
105人間七七四年:2013/11/12(火) 18:27:09.20 ID:WYPcmK+a
>>103
ちょくちょく中古書で見かけてたけど、俺もそういうのある
俺は「軍師官兵衛」を買って読んでるくせに、書店で「群雲、賤ヶ岳へ」を
タイトルだけ見て買って違和感というか、どこかで読んだ様な…と感じて
長いことしまってあった「軍師官兵衛」を確認して苦笑いしてしまったクチ
106人間七七四年:2013/11/18(月) 12:07:57.56 ID:5Re0soUy
村上海賊の娘を読んだぜー
ジモティ的には色々と楽しかったけど、内容そのものはラノベやね
文も稚拙
テレビ的で起承転結がはっきりくっきりで、脚本家の本って感じ
歴史小説的にはどうだろうかって評価
面白いには面白いよ。テレビ的でw
107人間七七四年:2013/11/22(金) 02:26:57.34 ID:OOqyh4BJ
和田ちゃんは「小説家」と名乗ってもう久しいのに
未だ脚本原稿みたいな台詞とト書き風の小説なのか・・・
海賊娘は何年もかけた渾身の大作!のはずなのにな

でも相変わらず特別待遇宣伝してもらって幸福だよな、和田ちゃん
108人間七七四年:2013/11/23(土) 12:22:47.79 ID:uTkuTyFY
ドラマ化前提で描かれているんじゃないの
109人間七七四年:2013/11/27(水) 10:37:40.64 ID:SQ8E61dA
>ドラマ化前提で画かれてるんじゃないの

「ドラマ化前提」とかは知らんけど
昨日の朝日新聞夕刊の和田談話では自身の映像よりの創作姿勢がわかるな

・昨日の朝日夕刊 文芸ページ
「王道外す ネオ時代小説」
万起目学「とっぴんぱらりの風太郎」
和田竜「村上海賊の娘」
垣根涼介「光秀の定理」
110人間七七四年:2013/12/01(日) 19:03:02.64 ID:ssH8Epd3
よくあるパターン

図書館で戦国物っぽい本を発見
はじめて見る作者や、新人か?

中をパラ見、いまいちやな

表紙をもう一度確認

文芸社

棚に戻す
111人間七七四年:2013/12/02(月) 01:43:28.09 ID:F3F9LjCp
題材次第やな
他にないものなら自費でも読む
112人間七七四年:2013/12/04(水) 12:44:19.52 ID:rA+orVgV
著者じゃないけど、PHP文庫って全体的にどういう印象?
昔からこれしか読んでなくて、最近はじめて司馬遼太郎読んで面白いと思いつつも、フィクションが過ぎるなあと思ったり…
113人間七七四年:2013/12/04(水) 16:34:27.65 ID:5ubYoo+m
大きく史実にはずれたことは書かない傾向があるけど
やっぱり小説なだけに創作はかなり混じるし、
堅実な史実解説本や奔放な娯楽歴史小説と比べると何とも地味で中途半端な印象<PHP
まあマイナーな武将もカバーしてるからお世話になるけど
114人間七七四年:2013/12/04(水) 19:32:59.74 ID:FIGVpup6
一言で言うと玉石混交
115人間七七四年:2013/12/11(水) 21:14:51.71 ID:eBaFawch
なんか利休にたずねよがクソ映画にされてしまったみたいだが
116人間七七四年:2013/12/15(日) 07:50:21.92 ID:6v77XdVE
そもそも原作も大して面白くはなく
117人間七七四年:2014/01/06(月) 01:25:43.61 ID:gG1YbqRu
「火天の城」は先に映画を見てしまってつまらなかったので
原作読む気を無くしたという記憶が有る
118人間七七四年:2014/01/07(火) 18:09:48.18 ID:iCtPoI5a
秀吉の朝鮮出兵を舞台にした歴史小説ってありますか?
119人間七七四年:2014/01/08(水) 10:24:20.61 ID:ItUrg7HH
>>118
そのものが舞台じゃないが、津本陽の「夢のまた夢」は割いてる紙数がもの凄く多い
120118:2014/01/08(水) 14:59:19.92 ID:kQ23UYXo
>>119
ありがとうございます。
さっそく週末に図書館で借りてきます。
121人間七七四年:2014/01/09(木) 23:54:45.89 ID:gTfFiDb6
司馬遼太郎派の俺からしたら津本陽作品は無味乾燥
122人間七七四年:2014/01/12(日) 00:47:22.64 ID:xGC+MWhW
>>117
映画も原作も見たのだいぶ前だからうろ覚えだけど、
映画が変な感動スタイルや娘のチープな恋愛劇に対して
原作は父と息子(原作には娘はいない)の対立が中心で
タイトルの「火天の城」の意味もちゃんと描いて首尾一貫してる
まぁ面白いかは別だけど

映画の清洲会議は個人的には面白かった
クロカン役の寺田進が良かった
ゴーリキは一周回ってハマリ役
三谷幸喜作品としては手堅い印象
親方様の影がクッソ薄いのはどうかと思ったけどww
123人間七七四年:2014/01/13(月) 02:59:12.46 ID:0yY9jCyy
司馬遼太郎のは
尻喰らえ孫一くらいしか印象にないな
でも、それが一番の名作じゃね?
124人間七七四年:2014/01/13(月) 13:03:29.69 ID:pwcO4c+F
>>122
ゴーリキーが武田信玄の娘・松姫というのはどうなんだろうなと思ったよ。

三法師が武田家の血をひく嫡男か、正室扱いされない母親から生まれた庶子なのかで、
本当ならたぶん歴史の流れが変わるはずなんだよ。

たとえ三法師が信長の嫡孫であろうとも、数ヶ月前に滅ぼしたばかりの武田の血筋の
者を当主に仰ぐのは家中混乱の元、と勝家に突っ込まれたら秀吉は反論できんだろ。
諏訪家の血を引くばっかりに家中をまとめられなかった勝頼の末路をみたばかりなんだから。

なんでああいう歴史改変を行ったのか、お話は面白いだけに自分の中でずっと謎が残る。
125人間七七四年:2014/01/13(月) 20:36:10.47 ID:SPpe/wJF
司馬はダッタン疾風録が面白かったな
司馬の戦国物や幕末物は中途半端に資料を引用して
ウソを本当のように見せかける小細工が気持ち悪い
126人間七七四年:2014/01/14(火) 00:15:11.08 ID:UzuH/wd2
>>124
謎設定なのは同意だけど
松姫の産んだ三法師なら武田で例えると勝頼より信勝に立場近いだろうし
数ヶ月前に滅ぼした家の生まれだろうと嫡男の正室が生んだ嫡孫と
側室の四男で義信死ぬまでは諏訪名乗ってた勝頼とは全然違うと思う
127人間七七四年:2014/01/14(火) 05:41:53.01 ID:SEzCCGU/
>>125
いや、そこが作者の腕と想像力でしょ。
と司馬厨の俺が言う。
128人間七七四年:2014/01/15(水) 20:00:33.42 ID:t+Ty6hdL
司馬では若い頃の短編が好きだな
長編では妖怪が面白い
女を描くのは下手な司馬だが
妖怪の日野富子は好きだ
129人間七七四年:2014/01/17(金) 13:36:17.61 ID:24KoHipW
もっともらしいウソを書くのが
小説家の仕事
130人間七七四年:2014/02/02(日) 14:07:41.54 ID:L+QRYNih
下間頼廉主人公の小説が読みたい
131人間七七四年:2014/02/02(日) 17:34:19.76 ID:eogg/ekh
北方三國志くらいのスケールで
誰かに太閤記書いて欲しい
蜂須賀竹中黒田だけでなく
他の与力たちの活躍もきっちりと
132人間七七四年:2014/02/05(水) 13:38:05.93 ID:1Ki0JxSg
>>124 >>126
謎設定や真相解明はひとまずおいて

三谷の年代ならば知ってる人は知っている「おんな風林火山」でも周知された間柄で
とんでも郷土史家とかが標榜してた「三法師は松姫の腹」ガセネタを使えば
話が混乱して面白い創作が出来ると三谷が思ったんだろ

三谷の創作設定に >歴史改変 も何もないだろ。
彼は作り話を創作することが生業なんだから


>>129
「花も実もある嘘八百」BYしばれん
133人間七七四年:2014/02/05(水) 17:43:56.11 ID:HeDxFlYv
どれだけ魅力的な虚構を作り上げれるのかが作者の腕
134人間七七四年:2014/02/14(金) 04:56:35.00 ID:GZejFY5D
【訃報】「利休にたずねよ」で直木賞…山本兼一さん死去 57歳
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1392270480/
135人間七七四年:2014/03/17(月) 04:29:15.83 ID:KxojtziP
和田竜『村上海賊の娘』っておもしろいですか?
136人間七七四年:2014/03/17(月) 16:34:32.97 ID:dPD4FuKy
和田竜はビジュアル面を意識しすぎ
137人間七七四年:2014/03/21(金) 23:29:12.32 ID:n9rfIF7c
>>80
吉継じゃないけど、
息子の大谷吉勝を主人公にして「関ヶ原群雄伝」もある。

その作者は去年、楠木正成の子孫・楠木正具を主人公にした、
「神剣の守護者」出したけど、かなり面白いよ。
138人間七七四年:2014/03/29(土) 14:19:33.87 ID:7dgZRo9k
「五峰の鷹」
長い割に主人公の因縁話がやっつけで処理されててがっかりしたわ
139人間七七四年:2014/04/07(月) 23:03:55.07 ID:CCqh3sUE
新刊:天野純希「覇道の槍」

珍しく三好元長が主人公の長編なので本屋で見かけて即購入
でも感想は正直かなり残念な出来でしょんぼり沈没丸

三好好きの自分でも引くくらいの元長ageで
「こんな綺麗な元長があってたまるかwww」レベル
主人公無双のために敵対勢力や周囲をsageる必要ってあるのかなぁ…
特に祖父ちゃんの之長は割食っててかわいそうだと思いました(小並感)
この作家は初めて読んだけど、全体的に登場人物が中二病っぽくって
自分はついていけなかった
あと帯の「司馬遼太郎の「梟の城」以来の傑作―角川春樹―」っていうのは
どう考えてもありえないだろ
逆に司馬遼ってやっぱり得難い歴史小説家だったんだと改めて思った
140人間七七四年:2014/04/08(火) 10:39:52.13 ID:5C6+TOGb
主人公ageの為にひたすら他方sageは他の作家にも見れる事例ではあるなぁ…
このスレでちょくちょく話題になるI氏とかw
141人間七七四年:2014/04/08(火) 21:33:31.18 ID:MKKVvy+u
またまた和田竜盛り上げプロジェクトが絶賛開催中ですかぁwww
142人間七七四年:2014/04/08(火) 23:51:24.59 ID:vKH+qoJL
あぁ今年の本屋大賞は村上海賊なのかー
和田竜は別に嫌いじゃないけどやっぱりって感じだわ
本屋大賞も最初の頃はふつうの文学賞とは違う視点で
素人の読書好きが面白いと思う本が選ばれて面白かったのにね
近頃は完全に出版社・書店側の売りたい本のプロモーションに
なっちゃた感はある。掘り出し物とかワクワク感が全然なくなって残念
あと歴史小説だと中山義秀文学賞(だけ)を受賞してる作家の小説は
なぜかハズレ率が高い印象がある
143人間七七四年:2014/04/09(水) 08:48:55.22 ID:Fw0PCpos
>>142
>近頃は完全に出版社・書店側の売りたい本のプロモーションに
 なっちゃった感はある。
同感。
読書好きの間では良く言われてることだよね。
でもそれを察してない消費者の間では「読者好きの視点で選ばれたんだ」
って、お金を出して購入するさいの目安になっちゃうからなー
まあそれでも「面白かった」という感想が個々の得られればいいんだけど

和田氏に関してはのぼうの大キャンペーンとかあったから
また映画化等へむけての売りプロジェクトなのかと勘繰ってしまう。
昨日のNHKのニュース9での取り上げ方なんて大袈裟すぎるもん

>中山義秀文学賞(だけ)を受賞してる作家
ああ、「天地人」の火坂大センセイとかねーw
144人間七七四年:2014/05/24(土) 18:05:27.33 ID:eMqnX7H1
大塚卓嗣「 天を裂く 水野勝成放浪記」

作者は豪放磊落とか上下関係に無頓着とかそういうキャラにしたかったんだと思う
が、只の礼儀知らずの我侭脳筋馬鹿にしか見えない

会話のたびに口調にイラつく
145人間七七四年:2014/05/27(火) 23:15:46.72 ID:usDCMFXp
あれは原哲夫の「花の慶次」をやりたかったんだと思う
隆慶一郎の影響は感じなかったけど
146人間七七四年:2014/05/28(水) 10:54:48.19 ID:5bb0Q5ZH
どんな口調か気になるじゃないか
147人間七七四年:2014/06/04(水) 22:11:12.53 ID:4KDIzCQy
戦国の島津が主人公の歴史小説で名作ある?
司馬厨だけど司馬は島津が主人公の小説は短編も含めて書いてないよね?
148人間七七四年:2014/06/05(木) 11:04:06.89 ID:3TQ9CixD
>>147
いろいろと物議は醸したし悪い意味で問題も起こしたが
池宮彰一郎の「島津奔る」というのはある
中古書で探すといいよ
149147:2014/06/05(木) 20:40:21.68 ID:dZ7u7gg2
>>148
おぉ、ありがとう!
地元の図書館にあるみたいだから週末に借りて読んでみる。
司馬のパクリ騒動があったとは司馬厨の俺としても読んでみたいw
150人間七七四年:2014/06/08(日) 19:20:11.51 ID:z+Y76WGw
歴史も専門書に手を出し始めると歴史小説が素直に読めなくなるから難しい
151人間七七四年:2014/06/16(月) 22:26:56.45 ID:oVxl+PM+
>>139
おれも「覇道の槍」読んだとこだけどなんか微妙な小説だった
長曾我部元親が主人公の「南海の翼」もイマイチだった
台詞とかキャラ設定がテンプレすぎるっていうかラノベっぽいっていうか
たぶん天野純希は実在の人物を扱った歴史小説よりも
架空の主人公が活躍する時代小説の方が作風が向いてる気がする
この系統の軽めの「桃山ビートトライブ」とかはわりと面白かったよ
152人間七七四年:2014/06/26(木) 21:05:45.42 ID:w/+e2Dvu
司馬遼太郎の「関ヶ原」以外に関ヶ原の戦いについて書かれた小説を教えてください
153人間七七四年:2014/06/26(木) 21:25:24.26 ID:T4LsjrX4
岳宏一郎 「群雲、関ヶ原へ」が白眉
154人間七七四年:2014/06/26(木) 21:38:08.58 ID:w/+e2Dvu
>>153
ありがとうございます。
他にもあったら何冊でも教えてください。
155人間七七四年:2014/08/11(月) 07:55:59.72 ID:zRAEwldi
「真田太平記」「真田三代」「真田三代風雲録」以外で真田三代の小説教えてください
156人間七七四年:2014/09/02(火) 05:07:51.79 ID:A44KhRcP
誰もいない?
暗殺謀殺どんとこいの腹黒主人公が読みたいなら誰がいいかな
宇喜多直家か松永久秀か毛利元就辺り?
157人間七七四年:2014/09/03(水) 06:50:39.95 ID:dilXv7/W
>>156
宇喜多直家の小説なら
津本陽の「備前物語 宇喜多秀家」(文春文庫)が一押し
・サブタイは秀家だけどこれはサブタイ詐欺
 実質的な主人公は直家だから気にするな
・ほぼ直家・秀家二代の出来事が網羅的に描かれる伝記小説
・岡山弁で「おえんのう」(困ったな)とつぶやきながら
 次から次に淡々と裏切りと謀略を繰り返す下剋上な直家にしびれろ!
・ちなみにこの作品では毛利のみんなは広島弁を喋るので
 宇喜多・毛利の戦いはまるでヤクザ同士の抗争に
・主人公のくせに直家は気がついたら2行くらいであっさり死んでるので
 読み飛ばすといつ死んだかわからなくなる。そこだけ注意

・高橋直樹「宇喜多直家」
・東郷隆「悪いやつら―謀将・宇喜多直家」(絶版)
このふたつは若い頃の直家が主役。どっちも悪くてどっちもいい
二作品とも創作部分やオリキャラが多いので好みは分かれるかも
でもどっちも小説としては完成度高いのでオススメしとく
158人間七七四年:2014/09/03(水) 11:16:25.26 ID:DrF6cXcC
>>157
俺も「備前物語 宇喜多秀家」大好きだ
しかもその紹介文が最高だな
三村の殿様を撃ち殺した兄弟の報告を聞いた直家の
「そうか、首がのうなったか」なんて台詞には爆笑したわ
まさにヤクザ
159人間七七四年:2014/09/06(土) 13:15:57.77 ID:FtJPT2vb
今年に入ってから歴史小説に手を出し始めた新参者ですが、
きっかけとなった南條範夫さんと岩井三四二さん以外にピンとくる作家さんがなくて困ってます。
・マイナー武将、土豪(貫高低くて鑓持ち1人とかでもかまわない)
・許せる範囲の言葉づかい(候言葉までいかなくとも)
・悲劇的結末
ここらでおすすめの作家さんいましたら教えて下さい。気長に待ちます。
160人間七七四年:2014/09/07(日) 08:35:20.35 ID:TlWOTefS
>>159
神無き月十番目の夜 飯嶋和一 著
161人間七七四年:2014/09/07(日) 16:12:35.22 ID:uJAcBUyK
>>156
松永久秀もの
花村萬月 「弾正星」
宇月原晴明 「黎明に叛くもの」

いい感じに頭がおかしい
162人間七七四年:2014/09/08(月) 00:38:02.97 ID:7ovTBU7A
>>161
弾正星どんな感じ?
本屋で見たけど帯の紹介文とかが胡散臭くてさ
本屋大賞とかのノリって言うの?
163人間七七四年:2014/09/09(火) 18:39:02.16 ID:xd3A2Qkm
西尾維新の「信長の忍」のおまけ小説が酷かった
編集はもう少し考えて人選しろ
164人間七七四年:2014/09/09(火) 22:35:10.53 ID:xFZ+Pn3V
>>159
あがってる条件にあいそうなのは
飯島和一「出星前夜」高橋直樹「闇の松明」
でも岩井三四二が好きなら飯島や高橋は趣味があわなそうな気もする…
飯島和一は寡作だけどどの作品も骨太な本格派の歴史小説
165人間七七四年:2014/09/14(日) 04:39:49.90 ID:tPjXOT4q
戦国時代を舞台にした歴史小説
ttp://read2ch.net/sengoku/1150112700/

|657 + 2:人間七七四年[sage] 2007/03/24(土) 02:57:40 ID:vSextOoV (1/1)

|この点、同じ作者が、現在某紙に連載している「伴大納言絵巻」にも、
|その憾みがある。この作者はよく史実を調べている。

この文章を書いたのは海音寺潮五郎なんだけど
(文春文庫『乱世の英雄』82p)、誰のことを言っているんだろうか。

伴大納言絵巻 小説 連載 で検索しても、この過去ログぐらいしか出てこないんだよなあ。
166人間七七四年:2014/09/14(日) 16:17:19.76 ID:ZRyOyljF
>>160>>164
お薦めありがと。隣町の図書館まで足伸ばしたが
飯島さんて人の本無くてどんなかわかんないので本屋で取り寄せてもらうね
田舎はダメだねやっぱw
三四二さんが好きなのはユーモラスな短編の方でなく
「浪々を選びて候」「霧の城」「琉球〜」のようなシリアス長編ものですね。

片っ端から読みまくってるんだけど
やたらヒーロー視、贔屓目、変な女が出てくるとか多くて
これは!という作家さんに出会うのは難しいね
167人間七七四年:2014/09/18(木) 16:53:52.64 ID:LOgLlR+W
忍城攻めがテーマの小説はありますか?
「水の城」と「のぼうの城」は読みました
168人間七七四年:2014/09/18(木) 17:04:00.23 ID:6nX2L1w+
弾正星は若い頃を描いた部分はなかなかいいと思う
後半は史料を垂れ流し感が強まる

史料の少ない時代の方が無理が効いていいな
169人間七七四年:2014/09/20(土) 15:58:57.84 ID:ugtVW5f6
飯嶋和一のお薦め見て「黄金旅風」今読んでみたとこなんだが
最序盤から、ある偏った政治思想アクセル全開で代官・奉行・大名は鬼悪魔、
秀忠・家光は勿論秀吉・家康にいたるまで下っぱが呼び捨て
非常に現代的な標準語による説明的な長長長台詞が続く

読み始めてすぐ「だいじょぶかこれ?」思ったら読むの止めりゃいいんだろけど
最後まで読んでみないとわかんないかんな。本は難しいよな
つまんねーなこれと思いながらも最後まで読む派にとってこの本は厳しい一冊だった
170人間七七四年:2014/09/22(月) 19:29:01.80 ID:Fc9sjJ9r
>>157
おすすめと違うけど高橋直樹さんの「黒い風雲児」
昨日初めてこの人の本読んだらたまたま直家の本だった
台詞もちゃんとしてる雰囲気あってとても良いね
171人間七七四年:2014/09/22(月) 22:06:23.89 ID:54CYh3Mi
>>162
「冬康はどないして殺したろか」こんな感じ
関西弁で喋る以外は意外にオーソドックスな弾正でした
ふつうに悪い松永久秀がふつうに下剋上する物語
172人間七七四年:2014/09/23(火) 00:55:17.74 ID:vAHc7cso
個人的な感覚だが、会話文で修理、筑前、日向でなく
勝家、秀吉、光秀って呼び合っている小説は例外なくクソだな
173人間七七四年:2014/09/23(火) 05:38:52.71 ID:bJ1/s3hK
そもそもあの時代、実の名で呼び合うなんてことは
家族でもない限り、普通はないだろうしなあ。
174人間七七四年:2014/09/23(火) 20:28:40.87 ID:iMCbIjyy
さほど詳しくない読み手への配慮なのかもしれんけど、
初めからそういった概念なんかを作中で定着させれば可能だもんな
「信長様」やら「秀吉様」はさすがに俺も興醒めしてしまう
175人間七七四年:2014/09/23(火) 20:58:14.59 ID:woxxJT4b
>>170
「黒い風雲児」は「宇喜多直家」と内容は一緒だよ
タイトルだけあとで改題されて文庫化したんだ
176人間七七四年:2014/09/24(水) 17:13:29.23 ID:Pdgkyg//
改題しない方がいいのに。
タイトルに「名将○○」「謀将○○」「〜の男○○」
みたいな武将の名前がドーンと入ってるの
地雷くさくて避けてるからだけどw
177人間七七四年:2014/09/24(水) 18:09:37.58 ID:MWVHh6k4
秀吉の小説(太閤記みたいなの)じゃなくて秀吉の生涯を解説した本を教えてください
178人間七七四年:2014/09/25(木) 02:26:42.82 ID:thZZDebW
>>176
さりげなく南原幹雄をdisるのはやめたまえw
ただまあ、佐竹義宣を書いたやつはつまんなかった。
179人間七七四年:2014/09/25(木) 12:42:44.65 ID:gMvx+n57
たぶん南原の直江兼続だったと思うが
下巻の途中までは普通にかねつぐの生涯を追っていたのに
後半いきなり上杉伊達佐竹が江戸幕府に反旗を翻す仮想戦記が始まってびっくりした
180人間七七四年:2014/09/25(木) 18:06:13.64 ID:ILdbUfUy
山風みたいな
「いんだよ細けえ事は!!」的な小説ない?
181人間七七四年:2014/09/26(金) 16:52:23.33 ID:XYmsWdGL
>>180
荒山徹を読め
182人間七七四年:2014/10/07(火) 05:50:17.88 ID:dg3ZRedg
俺は戦国武将の中では織田信長の生涯が一番おもしろいと思う。
だから織田信長の小説はおもしろい。
183人間七七四年:2014/10/08(水) 04:45:53.48 ID:YeYuTPmO
>>182
武将の生涯の面白さだったら豊臣秀吉でしょ
太閤記は江戸時代ベストセラーになったし
184人間七七四年:2014/10/08(水) 22:41:58.40 ID:vsqhpQiR
秀吉は晩年が見苦しいからなあ
秀吉や家康のように老醜を晒すより、信長のように派手で壮絶な結末を迎えた方が
伝説として完成するよね
185人間七七四年:2014/10/09(木) 05:16:35.18 ID:TQnN3zsF
>>183
豊臣秀吉の前半生はおもしろくないよ。
あんなのただの出世物語じゃないか。
186人間七七四年:2014/10/09(木) 22:30:20.09 ID:Wrtp//eD
下から這い上がってく出世物語だから面白いんだよ
頂点に立ってからは大名達の運命を弄ぶ不快な腐れ爺でしかない
187人間七七四年:2014/10/09(木) 22:41:39.36 ID:KuBR03b2
単純に飽きられた。
>秀吉の出世物語
188人間七七四年:2014/10/09(木) 23:33:27.83 ID:izyprCYh
壮絶な結末と言えば内ヶ島氏。本があるなら見てみたい。
189人間七七四年:2014/10/10(金) 00:08:54.39 ID:tW87CKgR
帰雲城だっけ?
190人間七七四年:2014/10/10(金) 02:55:33.26 ID:VycogedA
短編小説だけど「帰雲城三代」ってのを南条範夫が書いてる。
文字通り内ヶ島氏三代のお話でオチもあれ。
191人間七七四年:2014/10/10(金) 07:21:38.71 ID:gH1j0rMz
>>185-187
出世物語がおもしろいという人もつまらないという人もいる。
要は人それぞれということですね。
192人間七七四年:2014/10/10(金) 23:22:05.88 ID:D7q9dhGm
>>190
188だけど情報ありがとう。探してみます。
193人間七七四年:2014/10/11(土) 07:34:08.63 ID:yddfzkKb
>>191
でも戦国小説で出世物語って必要なのかねえ?
出世物語が好きなら他のジャンルの小説でもいいじゃないか。
194人間七七四年:2014/10/11(土) 12:26:43.47 ID:TEqX6lTn
>>193
言われてみれば出世物語自体が秀吉の伝記くらいしかないな。
家康とかのは苦労物語で似て否なるものだし。
195人間七七四年:2014/10/12(日) 14:58:31.19 ID:wCyyeB1a
下剋上を出世ととらえれば、戦国でも成りあがり=出世物語的な
要素はいっぱいあるけどな
196人間七七四年:2014/10/12(日) 16:17:26.90 ID:Ty1kokY3
マムシ斎藤道三
シロアリ松永久秀
ポイズン宇喜多直家

国獲り・立身出世・御家再興
どれも秀吉の前半生に比べて全然さわやかじゃない
197人間七七四年:2014/10/12(日) 19:46:04.65 ID:0pdf41Ju
確かに
198人間七七四年:2014/10/14(火) 01:08:10.76 ID:lqb46bUc
>>196
司馬遼の「国盗物語」道三編は…
うん面白かったけどさわやかではないな全然
久秀は前半生不明なのをいいことに悪のてんこ盛り状態だし
宇喜多は食うや食わずで姻戚殺害連打とか暗すぎる
199人間七七四年:2014/10/14(火) 02:28:02.71 ID:qBeoyuNj
松永久秀は昨今の研究では、奸臣どころか三好宗家の忠臣だったって事になって来てる
200人間七七四年:2014/10/14(火) 03:11:59.77 ID:lqb46bUc
松永久秀は忠臣だけど要所要所で致命的な判断ミスをして
結果的に三好宗家を滅ぼした意図せざる奸臣かも
201人間七七四年:2014/10/14(火) 03:39:38.60 ID:EfYAYv/0
有能な梟雄かと思ったら、うっかり忠臣だったのかw
史実は小説より奇なりだな
202人間七七四年:2014/10/14(火) 20:07:09.09 ID:GQCzAewP
縄田一男が賞賛してない新人っているの?
203人間七七四年:2014/10/15(水) 02:10:13.94 ID:+RFqPTjM
それより、解説を縄田と磯貝勝太郎以外の人にしてください。
この人たちの解説はもう飽きました。
204人間七七四年:2014/10/15(水) 23:26:03.30 ID:i7o3B7q9
普通の文芸評論家は時代小説や歴史小説を
文学性の低い通俗小説だと馬鹿にしてるので
あんまり解説書かないんだと思う
205人間七七四年:2014/10/15(水) 23:39:10.02 ID:YSO19h2n
まぁ、評論家なんてロクなもんじゃないし別に書かなくてもいいよ
206人間七七四年:2014/10/20(月) 03:07:39.47 ID:QB64xmgU
みんな縄田や磯貝の解説がろくでもないって思ってたのか
おれだけじゃなかったんだな
207人間七七四年:2014/10/28(火) 18:03:12.91 ID:mcGgLz1v
[転載禁止] 歴史小説で面白いのって結局、司馬遼太郎しかいないじゃん。吉川英治とかいうツマランのは挙げるなよ(c)2ch.net [186177719]
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1414388349/
208人間七七四年:2014/10/30(木) 00:40:37.40 ID:MkHV3sxz
司馬遼太郎って俺と感性が違うんだよな
司馬が嫌いな福島正則や木戸孝允は俺好きだし
司馬が好きな坂本龍馬や土方歳三には俺は魅力を感じない
209人間七七四年:2014/10/30(木) 14:33:22.72 ID:rKkkDsOw
群雲、関ヶ原へが面白い
210人間七七四年:2014/10/30(木) 15:03:40.00 ID:eStDM2of
歴史好きな事もあってちょこちょこ歴史小説も読むようなったんだけど
みんな面白いの探すのってどうやってんの?
やっぱ片っ端から読みまくる方式で気に入った作家見つけるしかないのけ

上の方で名前出てた岩井三四二、高橋直樹読んだらとにかくおもしろくて
あっとゆう間に読みつくしてしまったので他探したんだが
火野とか南原とかちょっと酷いなと思うようなのしか当たらんくなっちゃった
211人間七七四年:2014/10/30(木) 16:42:45.40 ID:gQOwjDV4
>>210
気になるタイトルがあったら買う前に読書メーターあたりで調べてみたら?
212人間七七四年:2014/10/30(木) 19:39:32.78 ID:Z9ZskVvs
>>210
ニコニコで「戦国時代が舞台の小説」で検索したらよか
213人間七七四年:2014/11/04(火) 14:02:32.30 ID:Rpk65J0+
上に出てる三好元長の小説
自分もラノベ臭くて苦手だったな。

主人公・登場人物が理想主義みたいな所があって、価値観や言葉遣いも現代人ぽくって
戦国時代舞台のなのに聖人、いい人設定は無理すぎる。
214人間七七四年:2014/11/06(木) 01:23:33.98 ID:9cWsiJWp
宮城谷昌光
また日本の戦国書かないかな
215人間七七四年:2014/11/06(木) 05:05:16.04 ID:FttTJtEG
>>214
風は山河より買ったけど積ん読のままだわ
面白い?
216人間七七四年:2014/11/06(木) 19:13:18.10 ID:OzXVQNVu
>>215
メジャーさを求めなければ
俺はかなり好きというか、よかった
217人間七七四年:2014/11/06(木) 21:03:43.44 ID:9cWsiJWp
家康、信長登場前の前史から始まって
三河の小国人の興亡・哀愁を生き生きと書いてくれてる。
なかなかこの手の小説って無いからかなり新鮮

宮城谷さんが次ぎ戦国物書くとしたら
たぶん三河牧野氏か戸田氏と予想
218人間七七四年:2014/11/07(金) 20:36:20.83 ID:NFIMyiL8
>>217
三国志読本なんかだと結城合戦の時代に凄く興味があるのがわかる
219人間七七四年:2014/11/08(土) 20:34:08.90 ID:9MC4lYPS
司馬はアンチ徳川ってよく言うけど、司馬遼の関ヶ原の家康が一番好きだな
そら天下も取るわと思わせる貫禄と勝てる気がしないラスボス感がすごい
この小説で家康と正信が好きになった
220人間七七四年:2014/11/08(土) 22:53:51.64 ID:bXd6A6Ag
次の大河の真田三代って、火坂雅志の小説が原作になんの?
221人間七七四年:2014/11/09(日) 01:39:37.32 ID:evEgmhEc
三谷オリジナルとのこと

昨日たまたま図書館で見つけた「宇喜多の捨て嫁」て小説が面白かった
歴史小説というよりかはミステリー読んでるみたいだけど
222人間七七四年:2014/11/10(月) 22:19:04.03 ID:7b/WJqit
>>179
このレス読んで古本屋で買ってきて読んだわ。
このレスなしで読んでたら確かにびっくりしただろうと思う。

ぶつぶつ言ってるだけかと思ったら、ホンマにやるんかい!みたいな。

最後まで歴史小説の範疇に戻るか、架空戦記に突き抜けるかとハラハラしたわ。

しかし最終的に、兼続が十数年も作戦を考えてたとはおもえない稚拙なごり押しを
やらかしたあげく、どうしようもなく不義理ではた迷惑なオッサンと化して終わった
わけで、どうも読後感が微妙。
223人間七七四年:2014/11/13(木) 08:54:26.90 ID:yuWQbKf7
>>222
南原は常に微妙だよ
224人間七七四年:2014/11/14(金) 11:13:34.91 ID:Py6ANfr/
タイトルに名将○○と付く本が多いが
出てくる登場人物がまったく名将に見えないという>南原
225人間七七四年:2014/11/14(金) 22:33:28.81 ID:mFVEIFWv
>>222
兼続にそそのかされて江戸攻撃の船団を出したけど
ちょっと形勢が悪くなったらさっさと退却を始める正宗ワロスw
226人間七七四年:2014/11/16(日) 02:25:19.54 ID:zaVmpTuR
安部龍太郎「冬を待つ城」読了

九戸政実の乱を主題とした小説
戦国一無理ゲーな城攻めをいくつかの要素を加えることによって戦いとしての体裁を整えている
政実を主人公にした高橋克彦の「天を衝く」が南部信直や蒲生氏郷ら敵を愚か者扱いしていたのに対してこちらはどちらも傑物として描いていてGOOD!
途中からオカルトな展開が混じってくるのは好き嫌いがあるかも知れないが、自分は某過去作品との対比と考えて納得した

津軽兵のホーハイホーハイが印象的
227人間七七四年:2014/11/16(日) 14:31:59.84 ID:DCSK8DDZ
忍城って昔から人気あったんだな

風来忍法帖 山田風太郎

時は天正十八年。豊臣秀吉麾下二万余の軍勢に対し、わずか数百人の
手勢を率い北条方の小城・忍城を守る美貌の麻也姫。姫を陰に陽に
護るのは、忍びの者として天下に鳴る風摩組。中に割って入る戦場
荒らしの七人の香具師は、麻也姫の貞操を狙う。香具師vs.風摩忍法、
武州の地で機智と詐術を巡す縦横の戦い
228人間七七四年:2014/11/16(日) 15:29:49.32 ID:thpKWjjq
>>222
『謀将○○』シリーズは
他に真田昌幸、山本勘助とあったけど
まともなのは真田昌幸だけだったな。

昌幸の代というよりも幸隆の代の話も長かった。
来年の大河もこれをベースに幸隆の代の話も入れてくれれば。
229人間七七四年:2014/11/19(水) 20:56:13.72 ID:cQX3DGHy
松永久秀が主人公の作品でいいのない?
結構読みあさってるほうだと思うが、三好長慶の右腕にのしあがっていく
過程で説得力のある描写になかなか出会えない。
230人間七七四年:2014/11/19(水) 21:11:53.36 ID:T4DH0wZl
池宮彰一郎の信長のやつってこのスレ的にどうですか?
231人間七七四年:2014/11/19(水) 21:30:50.60 ID:bPA3fdLb
>>229
津本陽の「乱世、夢幻の如し」(上下巻)とかは?
232人間七七四年:2014/11/19(水) 23:11:55.51 ID:dWvBcf8e
>>229
黎明に叛く者

ゲテモノだけど・・・。
233人間七七四年:2014/11/19(水) 23:14:21.96 ID:dWvBcf8e
>>229
ごめん真面目なやつ探してるのか
>>232は真逆だからだめだな
234人間七七四年:2014/11/22(土) 18:49:01.55 ID:ucERIveR
>>226
安倍龍けっこうすきだから興味でた

天を衝くすげー好きだけど、確かに自分がもし氏郷ファンだったら
モニョる感じの描き方だったからなあ というかあの話は
登場人物が有能無能大物小物を問わず
みーんな九戸の引き立て役みたいなもんだからなあ 例外は北のおやっさんくらいか
235人間七七四年:2014/11/22(土) 21:17:14.66 ID:QmEuk2/3
登場人物の書き方は作家しだいだから仕方ない面もある。

「天を衝く」はパイオニア
初めて読んだとき衝撃だったな

この小説なかったら九戸政実の知名度が上がることも無く
多分安倍が書くことも無かったと思われ
236人間七七四年:2014/11/22(土) 21:41:34.42 ID:7apS5KBv
俺は「天を衝く」は妙に馴染めなかった
文体というか描写なんかが戦国時代っぽくないんだよな
237人間七七四年:2014/11/22(土) 23:10:43.95 ID:2hgD/Y6k
「天を衝く」は作者について知らなければ間違いなく名作だと思う。
ただ作者を知っているとその東北への思い入れが透けて見えてしまって乗れない。
また、基本的な流れやキャラ立てが火怨・炎立つと似通っていて食傷気味に感じたのもあった。
238人間七七四年:2014/11/23(日) 04:43:01.32 ID:cJDa7lGj
>基本的な流れやキャラ立てが似通っていて
高橋に限らず
歴史小説だとこのパターン多いね
正義感が強かったりだとか妙に聖人ぽく書いたり

宮城谷昌光の主人公もほぼこれ
239人間七七四年:2014/11/23(日) 15:00:00.62 ID:IKTnl+06
まー歴史ものに限らす作家ものって
どうしてもカラーが似てくるって言うかw 高橋氏は割と特色強いほうだし
司馬遼だって、いつもの風雲児小説のパターンが読めてくると
とたんに鼻についてくるモンだし、そんなもんだわな
240人間七七四年:2014/11/24(月) 20:53:05.22 ID:Zskp/mc7
>>238
宮城谷みたいにストーリーか違うならまだいいが、高橋の東北三部作は・・・
241人間七七四年:2014/11/25(火) 18:54:15.76 ID:h8uXh2In
ちょっと聞きたいんだがよいだろうか
岩井三四二が好きで何か読んでないのないかネットで探してたら
「浪々を選びて候」が改題して「逆ろうて候」ってなってるのこれ?
そんで前のは本能寺で終わってたのが
その後日談みたいのも書いてあるっぽいのだが
新たに買って読むくらいの分量あるんだろか
例えば小牧・長久手の殿戦や亡くなるまでとか
242人間七七四年:2014/11/26(水) 01:55:53.04 ID:C+w623g3
「天を衝く」読了

正直酷かった、主役の九戸政実が完璧人間過ぎ
ラノベの主役じゃないんだから…

知名度が決して高い主人公じゃないんで良く見せようとするのは
百歩譲ってまあ分かる、だがそのやり方が他の著名武将を無能にして
政実を持ち上げる酷い手法

南部信直や北信愛は狡賢い小物
津軽為信は政実の操り人形で功を立てても全部政実の策のお陰
為信如きが考えた策じゃあるまい、とか毎度言われるお人よし
伊達政宗は政実に心酔しているそこらの数だけな猪武者

だが上はまだましで一番酷いのは蒲生氏郷、天下の愚将扱いである

そこまでして地元の英雄をヨイショしたいのかこの作者はと…
俺もみちのくの人間、はっきり言って政実は好きだったんだが
逆に嫌いになりそうだよ…

とりあえず>>226を見てそっちを読んで口直ししてみたいと思った
243人間七七四年:2014/11/26(水) 19:42:03.69 ID:fbInpKig
そりゃー、いくらなんでもホントにあんな超絶スーパー殿様だったら
いつまでたってもノブヤボで
低ステ武将のままでいるわけないじゃないかw
読んでるヤツは多分、その辺も重々承知で騙されてやってんだよw
244人間七七四年:2014/11/26(水) 21:57:52.18 ID:G7qfaeAX
主変えまくりの傾奇者から名将かつ名君へと華麗な転身を果たした超絶スーパーチートな水野勝成が未だ雑魚扱いのゲームがどうしたって?
245人間七七四年:2014/11/27(木) 00:10:37.05 ID:tg9eAEmh
敵役をいかにかっこよく魅力的に書けるかは作者の腕の見せ所だよね
周囲をsageることでしか主役を活かせないのは二流以下
歴史小説に限ったことじゃないけど
246人間七七四年:2014/11/27(木) 00:47:45.55 ID:2bMsZzSr
>>241
>「浪々を選びて候」が改題して「逆ろうて候」ってなってるのこれ?

その通り。

>新たに買って読むくらいの分量あるんだろか
>例えば小牧・長久手の殿戦や亡くなるまでとか

小牧長久手はない。「関ヶ原」の一章50ページ程と、
その他ちょっとの書き直しが足されている。
なおエンディングは
247人間七七四年:2014/11/27(木) 01:34:22.39 ID:H55fy/s2
火坂先生の悪口はそれまでだ

高橋克彦は分かってやってると思う
248人間七七四年:2014/11/27(木) 10:18:25.99 ID:P7Vdby5Q
え?伊東潤のことじゃなかったのか(すっとぼけ
249人間七七四年:2014/11/27(木) 11:07:44.35 ID:nFCYAY1k
伊東潤はここでは評判悪いな

確かに小説読むと北条贔屓な所が強すぎるが
ちゃんと北条家の失敗や敗戦も書いてるし
そんなに悪くないと思うけどな
250人間七七四年:2014/11/27(木) 16:20:23.10 ID:kQokJ3IQ
俺も伊東潤は悪いとは思わんな
文庫版は殆ど読んでるけど、短編の方がより向いてる感じがする
251人間七七四年:2014/11/27(木) 19:17:04.00 ID:ZR3efK/C
前にもここで話題になってたと思うけど
>>245みたいに「みんな正当的」に描くと、
作品の品みたいはもんは上がるし、理想的なんだけど、
かといってそれで面白いかどうかは別なんだよな。
「敵味方みんな魅力的」がきちんとできてる小説って、
ここに挙げられてる物の中でもすごく少ないと思うし。
252人間七七四年:2014/11/27(木) 20:34:52.79 ID:bKSbfWtY
伊藤は北条家の美化はやりすぎだけど、他を下げたりはしないだろ
>>250
短編は間違いなくいい
長編は可もなく不可もなく、ただ題材が目新しいので読んでしまう
253人間七七四年:2014/11/27(木) 21:20:28.86 ID:nFCYAY1k
>長編は可もなく不可もなく
これは同意
短編は間違いなく面白い
長編だと微妙
でもページ数が多い大長編だと
かなり面白いと思う>武田家滅亡、山河果てるとも

歴史小説の難点として
人の一生を描くのに300〜400ページ足らずでは全然尺が足りないことだな。
ページ数の制限で、その人の人生をなぞるだけの年表ダイジェストみたいな小説に成りがち
254人間七七四年:2014/11/28(金) 01:07:44.99 ID:g7s83C0D
度々話題になってたが、北天蒼星の強烈な景虎age景勝sageのインパクトが強すぎるのではw>伊東潤
255人間七七四年:2014/11/28(金) 03:13:51.30 ID:CT9qQy/0
伊東潤はどの作品も登場人物に人間的な魅力を感じないな
善人も悪人も勝者も敗者も紋切り型すぎてどうもね
作家としては真面目すぎる人なんだろうなって印象だわ
256人間七七四年:2014/11/28(金) 10:48:20.36 ID:sWLokc2/
北条氏照は読む前にちょっと期待のハードルを上げ過ぎたかも
257人間七七四年:2014/11/28(金) 18:59:48.87 ID:PJBu2piN
敵役の馬鹿化は嫌いだが悪人化は結構すき
258人間七七四年:2014/11/28(金) 21:22:41.84 ID:mreYLh2T
それはある、けど魅力ある悪役に描かれてないとやっぱりつまらんのよなあ
ちょうど上で挙げられてたけど北天蒼星の景勝よりは近衛の三郎景虎の景勝のほうが好きだな
なお同じ近衛の書いた景勝主役の小説はいつものテンプレ近衛主人公と化していた模様
259人間七七四年:2014/11/28(金) 21:29:21.28 ID:+jg/Dhry
近衛も昔の小説や長編は面白いのに
最近のは資料に縛られすぎて説明だけでページ数足りなくなってるな
260人間七七四年:2014/11/28(金) 21:56:02.39 ID:XWppK9dC
柘植久慶の「直江兼続」の景勝主従は悪人というよりシビアでドライだった
義とか愛とか綺麗ごと言わずに、ライバル(景虎)はサクッと排除
261人間七七四年:2014/11/30(日) 00:33:15.80 ID:n7urNbXK
>>253
どっちも北条が絡まない作品か・・・
武田家滅亡は確かに良かった。文章はこなれていないが、史料に忠実な上で小説もうまい作家がでてきたと当時は期待したんだが・・・
262人間七七四年:2014/11/30(日) 17:26:03.49 ID:Jgvk3vmj
>シビアでドライだった 義とか愛とか綺麗ごと言わずに

大河ドラマもそうだけど、
無理して主人公を善人化にしなくても
戦国武将なんだからシビアで非情な書き方でも良いと思うんだよな。
263人間七七四年:2014/12/01(月) 19:42:44.47 ID:f3LOCab4
戦国武将もラブ&ピース
264人間七七四年:2014/12/02(火) 01:09:20.01 ID:BbVGW+qv
松永や宇喜田がラブ&ピース言い出したらむしろ評価する
265人間七七四年:2014/12/03(水) 01:43:48.37 ID:iLc58xsY
平和な世を作る為にあえて汚名を着る男たち
266人間七七四年:2014/12/03(水) 23:45:09.00 ID:gIsAqg4m
明智光秀、斎藤利三、稲葉一徹のどれかの興味深い小説教えてください。
267人間七七四年:2014/12/06(土) 11:48:44.61 ID:JWt2/cLU
うーん、今山本兼一の修羅走る関ヶ原読み始めてが大丈夫かこれ
60ページほどまで面白いと感じさせる要素がひとつもない
やっぱ直木賞作家だから買ってみようみたいなんがダメだったか
268人間七七四年:2014/12/06(土) 16:30:15.09 ID:cFY9pFbf
>>266
古典的なら、国盗り物語(後半は明智光秀が主人公)

最近なら2013年山田風太郎賞候補になった明智光秀の定理
光秀はほぼ脇役だけど、新たな明智光秀物語の可能性を感じた。
269人間七七四年:2014/12/06(土) 16:41:50.29 ID:NZhfiFNY
今、読むなら「城砦」か。読んだけどあんまり覚えてないが
270人間七七四年:2014/12/06(土) 17:01:45.24 ID:cFY9pFbf
「とまどい関ヶ原」
多くの武将の短編集形式の方が関ヶ原の小説はいいのかもしれない。
271人間七七四年:2014/12/08(月) 10:52:57.39 ID:iI6RWAtf
>>267
もう読んじゃってからでは遅いのだがあの本ズルすぎだろ
安倍龍が読んだら、つまんなすぎてなんじゃこりゃ、
後半なって故人の生死感がどうたらで多分病気がつらかったんだろう
こんな事を故人と付き合いあった人にあとがきとして言い訳さしてしまう。
内容は蟹才蔵と明石全登が一騎打ちして宮本武蔵が勝負の邪魔するのとあとがきしか覚えてない
272人間七七四年:2014/12/08(月) 17:59:26.57 ID:S1Ci9ym2
>>271
それって山本兼一が病気になってからの作品なの?
273人間七七四年:2014/12/09(火) 12:27:00.39 ID:AtyjS2RN
まず山本兼一は外人さんでしょ、日本名名乗ってただけで。直木賞取れたのも外人さんだから。
実力以上の名声得ちゃってボロが出ただけ。それに元来半島人と日本人はフィーリング合わない。
274人間七七四年:2014/12/09(火) 12:42:53.61 ID:g47acLoY
ネトウヨは息するように在日認定するなあ
275人間七七四年:2014/12/09(火) 18:47:38.10 ID:LEA6TntF
利休に尋ねよのは原作はそこまであの国に媚びた話じゃない
276人間七七四年:2014/12/10(水) 01:00:46.06 ID:ZbJ8vo1u
あの国関連の話は飯時のうんこ話並にしたくない聞きたくないし
まして長々活字の小説で付き合いたくはないけど
秀吉の唐入りが絡むと出てこざるを得ないんだよなあ…
277名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/13(土) 17:01:47.66 ID:eNqK2IeN
伊東潤の「叛鬼」は面白そうだけどどう?
278人間七七四年:2014/12/14(日) 22:32:29.14 ID:uLMcRCRJ
割と伊東作品は好きだけど
「叛鬼」は伊東作品の中でも駄作だと思う
主人公の景春が言い人過ぎるというか理想家みたいに描かれてて
279人間七七四年:2014/12/14(日) 22:45:15.76 ID:uLMcRCRJ
>>226 >>234
「冬を待つ城」読んだけど
自分は合わなかった

南部信直や蒲生氏郷は良い人物に書かれてるけど
その代わりに石田三成、津軽為信、浅野長政が割り食らってて
特に三成は未だにステレオタイプな人物像な書かれ方で何だかなって感じ

小説全般通して見える
「太古の昔から中央政権に抑圧される可哀想な奥州の民」みたいなイデオロギーも受け付けなかった
280人間七七四年:2014/12/15(月) 00:11:19.96 ID:Fmg1T+Qy
天を衝くでも冬を待つ城でも
どっちでも割食らってるなんて
可哀想な津軽さん・・・
281人間七七四年:2014/12/15(月) 15:47:55.97 ID:PSHnrMEM
天を衝くでは、それなりに活躍あるからマシな方かも
冬を待つ城では本人の登場が少なくって影が薄い上
裏で石田三成と結託して九戸家や南部家の倒そうと躍起になって九戸に敗れる
損な役回りだった。
282人間七七四年:2014/12/15(月) 21:18:41.85 ID:9FPzDJ9t
未読だけどこのスレ読んでたら冬を待つ城って天を衝くを意識して書かれてるような気がしてきた
283人間七七四年:2014/12/16(火) 02:04:44.40 ID:Xrw6QCxt
歴史小説じゃないんだけどクアトロ・ラガッツィて本読んだら
今更かよ言われそうだがもの凄くおもしろくて、
こうゆう本て何て言うの?歴史書?専門書?
とにかくそこらの伝記に毛が生えた歴史小説より物語としてはるかにおもしろかった
284人間七七四年:2014/12/16(火) 04:02:38.46 ID:JMkkgvxN
>>279>>281
>>226だが、自分はあの為信は結構好きだけどな
“中央VS奥州”というだけでは、大上段に振りかぶったある意味ありがちな構図で終わってしまうところ、
そこに大義など知ったことかと言わんばかりに己の野心を追求する貪婪な為信という存在が含まれることによって物語に奥行きが出たと思う

あと>>281はネタバレでは
285人間七七四年:2014/12/16(火) 22:26:58.61 ID:hGIDqQtz
火坂雅志 『壮心の夢 』(文春文庫) 収録短編

 「うずくまる」 荒木村重
 「桃源」 赤松広通(斎村政広)
 「おらんだ櫓」 亀井茲矩
 「抜擢」 木村吉清 
 「花は散るものを」 蒲生氏郷
 「幻の軍師」 神子田正治
 「男たちの渇き」 前野長康
 「冥府の花」 木下吉隆
 「武装商人」 今井宗久
 「盗っ人宗湛」 神屋宗湛
 「石鹸」 石田三成
 「おさかべ姫」 池田輝政
 「天神の裔」 菅道長
 「老将」 和久宗是
286人間七七四年:2014/12/16(火) 23:27:22.13 ID:BzYYKbbt
>>277
東国の初期戦国史ってテーマ的に面白そうだと思って読んでみたけど
自分ははっきり言って最後まで読みとおすのが苦行だった…
小説というより説明文とかあらすじをずっと読まされてる感じ
マイナーな登場人物だし時代背景もややこしいのはわかる
でもそれなら県史や自治体史を読んだ方がわかりやすいかも?って印象
なんというか小説としての魅力が感じられなかった
287人間七七四年:2014/12/17(水) 03:32:42.28 ID:3mkb/i4m
小説としての魅力って確かにあるよね。
>>283
歴史書とか言うんじゃないかな。
主観がふんだんに入りつつも小説ではない感じ?
書き手が面白いと登場人物が浮き上がって、小説っぽい魅力がでてくるのかも。
288人間七七四年:2014/12/17(水) 22:16:20.37 ID:mQ2Rp6c7
>>283
クアトロ・ラガッツィの著者・若桑みどりさんは
学者だけどすごく文章上手い人だから小説的な魅力を感じたんだと思う
クアトロ〜はたぶん歴史学的には史料の扱いとか?なところも多いんだろうけど
著者の題材への愛があふれる名作になってるよね
若桑さんの本来の専門である西洋美術史の固めの研究書も
素人の読者が読んでも魅せる文章ですごく面白かった
289人間七七四年:2014/12/18(木) 17:41:00.05 ID:AH42jUXm
メジャーな時代だと読者のほうで脳内補完できるけど
マイナーだといちいち説明してくれないと分かりづらい部分がある
290人間七七四年:2014/12/19(金) 10:35:31.82 ID:NoakGa02
徳永真一郎の「忍の人 滝川一益」を読んでるんだけど、いまのところ半分まで
きた時点に過ぎないといっても本当に主役か? ってくらいに一益の出番が少ない

一次、二次の伊賀の乱をメインに描かれてるんだけど、主役って信雄なんじゃ?
って気がしてくる
というか伊賀の住人の名前が次から次へと羅列されてて、それも殆どが一般には
全く知ら(れて)ない名前ばかりという
291人間七七四年:2014/12/20(土) 02:07:18.78 ID:u9MxTpH/
徳永真一郎の著作って全然知らないけど、本来はどんな作風の人?
292人間七七四年:2014/12/20(土) 02:11:37.22 ID:ziCzWnS/
>本来はどんな作風の人?
とにかく薄い
史実や逸話を淡々と小説風に記してるだけ
小説として面白さゼロ
293人間七七四年:2014/12/26(金) 04:44:13.50 ID:A8Z57naT
上田秀人「孤闘」〜立花宗茂〜読了

島津以外の九州物がとにかく読みたくて読んだ

立花宗茂の英雄話かと思ったら、タイトル通りの孤闘
立ち位置に君臣人間関係に夫婦間にとここまで孤立する主人公も珍しい

斬新に感じたのは宗茂よりむしろ立花道雪で
忠義一辺倒で清廉潔白な頑固親父な従来の印象は無く
むしろ(宗茂視点では)権謀家で冷徹な男
ただ個人的にはこの位の方が恐れられる戦国武将だよな
と思ったのでこの辺りは意見が分かれる所かも
宗茂が養子に迎えられた理由に関しては道雪が英邁さに惚れこんで…な
かっこいい解釈より説得力はあるなあと思った


むしろギン千代と道雪の関係が衝撃的でそれはどうよ?なのだが
そこは結構肝になる部分なのでネタバレを避けておく

全体的に宗茂の心理描写を中心に描いているので
戦場や合戦、あるいは史実関連の描写などは割と淡白であり
そういうのが読みたい場合は向かないかもしれないが
お人好しな人間ばかりの大河とは反対の方向に
厳しいドラマ的な流れで個人的には面白かった
294人間七七四年:2014/12/26(金) 11:59:29.69 ID:dpHGaik4
九州限定だと高橋直樹の大友二階崩れがぶっちぎりだな
読み始め数ページで滅びの匂いプンプン丸
中編3つ載っててやはり九州城井氏の滅び方も非常によい
だが上杉景勝の話が高橋特有の心の闇系にふりすぎてつまんないのが残念
295人間七七四年:2014/12/26(金) 19:50:43.74 ID:/HySBXuf
>>293
志木沢版の宗茂小説を今更ながら読んで、
とてもよかったので、戦国ものに復帰したばかりだが、
上田氏の宗茂小説の評論自体は
ほとんど聞かなかったので参考になったわ
296人間七七四年:2014/12/27(土) 00:07:47.01 ID:vSD8/j5g
南北朝時代ですまんのだが、桜田晋也の「足利高氏」がかなり面白かった
終盤、新田義貞が越前に逃れて以降が思いっきり駆け足で、義貞戦死で
殆ど終わってしまうのが残念だけど、この時代の小説をほぼ知らなかったせいで
この時代をもっと読んでみたくなったな
297人間七七四年:2014/12/27(土) 03:47:13.55 ID:XBDEyWDY
>>151
「南海の翼」今日読了した記念
序盤のホームドラマ展開から、例の事件後の
真綿で締められるような怒涛の鬱展開に正直へこみますた
司馬の「夏草の賦」は途中でエピソードがぶっ飛んだり
登場人物が放置気味になったりして
かなり小説としてはとっかかりのない構成だったので
こちらの方が小説としては丁寧だと思ったけどね
298人間七七四年:2015/01/19(月) 22:37:12.96 ID:X3tSrvCK
>>296
遅レスだが南北朝ならやはり北方謙三の作品群だな
299人間七七四年:2015/01/20(火) 00:21:25.50 ID:tAkzhMeL
なんだかんだで北方南北朝は面白いよ
300人間七七四年:2015/01/24(土) 06:10:26.29 ID:6co+/3jG
とは言えここは戦国時代板でスレタイは
『戦国時代を舞台にした歴史小説』なんだから
啓蒙活動もほどほどにな…
301人間七七四年:2015/01/31(土) 14:53:45.87 ID:WZSl2WIo
岩井三四二の三成の不思議なる条々読んだよ〜
関ヶ原と三成を立場が異なる人々のそれぞれの視点から語ってもらうって話だね。
>>271と同じなのにこの面白さ、三四二にハズレなし
福島家の老臣と最終章がとても良かった
意味がちょっとわからないくらいに方言丸出しでも許したw
302人間七七四年:2015/01/31(土) 23:05:32.82 ID:1rik3PG8
岩井三四二なあ
たしかにいい作品多いけどハズレなしとまでは思わんかな
霧の城は俺としてはどこかいまいちだったな
303人間七七四年:2015/02/11(水) 16:17:39.66 ID:qH+3JjSf
>>293
文庫本売ってたんで読んでみたわ
ラスボス九州攻め以前の話に
けっこう尺取ってあるんだなー
※以下ネタバレ注意※









宗茂(DT)道雪(DT) この親子wwwwwwwww
斬新というか何というか…宗茂ファンはともかく
道雪ファンには鬼門以外の何物でもないなこの話w
304人間七七四年
    _, ._
   ( ・ω・)
   ○={=}〇,
    |:::::::::\, ', ´
.wwwし w`(.@)wwwwww