611 :
人間七七四年:
じゃあ落ち着いて冷静に纏めてみようか。
片桐氏の論なら上杉の捏造文書であり、義光が降伏文書を出す卑怯者では無いし、
もしやってたら戦後に問題視され家康に改易されてるはずだと指摘しているから、
おそらく景勝家臣の直江へ懇望したのは義光の意志では無く、
独自ルートを使った最上家臣から景勝家臣の直江への打診程度のものだろう。
だから結局、最上は上杉に攻められることになった。
そもそも直江書状には義光からと書かれてないどころか誰から懇望されたかすら書かれてないし。
だからこそ上杉からの家康へ問題書状の提出により問題視され最上改易にならないどころか、
上杉の捏造文書なんて存在してないから加増されたと片桐氏は言ってるのだろう。
高橋氏の説に至っては、
最上が南部と一緒に上杉への内通文書を取り交わしたはずなのに
最上が上杉に懇望するのはまったく辻褄が合わないし、
結局は上杉に最上が攻められてるんだから高橋氏の論が破綻している事にはなんら変わりがない。