戦国ちょっといい話8

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475人間七七四年
蒲生氏郷が常に言っていた事である。

軍勢を戦場において使う場合、ただ「懸かれ懸かれ!」と下知するだけでは、
兵もかかっていくものではない。

大将自身がその場に至って、「ここに来い!」と言えば、大将を見捨てる者は流石にいない。
大将が後方にいて、ただ士卒にかかれと言うだけでは、かかることは出来ない物だ。


ちなみに氏郷は新たに人を抱える時、その者に必ず、こんなことを言ったそうだ。

「わが家では銀の兜をかぶる侍が、いつも一番に乗り出して、他の者に先立って働いている。
この男を討ち取らせないように槍稼ぎをするのだぞ?」

銀の兜とは勿論、氏郷の有名な、鯰尾の銀兜の事である。
コレ→ttp://www.yoroi.co.jp/gazou/topics/2007/gamou/main2.jpg

そんな、いかにも氏郷らしい、大将の(?)心得。