戦国ちょっと悪い話8

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186人間七七四年
水野勝成が牢人し、備中の三村親成に仕えていた頃の事。
勝成この時、僅か切米十八石。この小身のため、よき茶を買うことも出来なかった。
そこで三村家の茶頭に、親成が飲む茶を、少し分けてくれと頼んだ所、

「 こ れ は お 前 の よ う な 者 が 飲 む 茶 じ ゃ ね え 。」

と、断られた。
そこで勝成、当然のようにこの茶頭を闇討ちにして、三村家を出奔したとのことである。

勝成への、侮辱の対価は高いのだ。