戦国ちょっといい話7

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927人間七七四年
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伊勢の源浄寺に、一人の僧がいた。

織田信長の伊勢攻略に協力したことから、信長にその才覚を愛され、還俗した。
信長の家臣滝川一益より姓をいただき、滝川三郎兵衛と名乗り、
その後伊勢を治めた織田信雄の重臣となった。

その信雄が、小田原陣のあと没落をすると、今度は秀吉に召し出された。
この時彼の名は、羽柴下総守となった。

関ヶ原の時、彼は西軍に属した。敗戦後、逃亡。その後伊勢神宮の御師、慶徳主馬に
かくまわれているのを徳川家康が知り、今度は家康が彼を、知行二万石で召し出した。
彼の姓は再び、滝川となった。

戦国三傑全員にその才を愛され、滝川雄利として今に名の伝わる男のお話。