戦国ちょっと悪い話4

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856人間七七四年
戦国初期の懲りない止めない諦めない、ミスター3無い運動こと長尾景春。
永正6年(1509)、上杉顕定が長尾為景に敗死し、上杉氏が混乱すると、景春さん、
またもや騒乱の虫が疼き出した!

「今こそ好機!山内も扇谷もぶっ潰すぜ!」

が、兵が足りない。今までの反乱のケチが重なって関東での協力者もいない。
さて、どうしよう?そういえば最近今川の勢力が伊豆まで進出して景気がいいな。
よし!あそこの守護代に一つ協力を頼もう!

景春 「ハロー宗瑞さん!
    で どんな顔ぶれの大物今川武将をよこしてくれますか?」

宗瑞 「それが………
    いいかカゲハル冷静にきけよ
    誰ひとりきみの反乱軍に参加するのをオーケーしない
    幕府の承認すらもない新団体では不安だ
    それに長尾景春の反乱に参加したら最後
    もう二度と鶴岡八幡宮に参拝する事を許さんという」

景春 「ウ〜〜〜ヌ!!
    関東管領のワル幹部どもが
    今川の武将たちに手をまわし圧力をかけたな!」

宗瑞 「どうやらそのようだが
    感情的になったら負けだぞカゲハル
    長尾景春の反乱は立派にやれるッ!
    一人の超大物武将が相模へいき
    扇谷上杉と戦うからな!」

景春 「エッ……そ その超大物とは!?

宗瑞 「わたしだよ
    それとも伊勢宗瑞(北条早雲)は超大物ではないかな?」

景春 「そ……宗瑞さん!(感涙)」


まあ結果、宗瑞さんにおいしいところ全部取りされたんですけどねw