六郎編
美濃か…ここいらでよかろう。
家臣探しの六郎がなぜこのようなところに?近場から遠くに行くよりも、いったん遠場まで行ってから近場に向かう方が効率がよいと考えたのだ。
しかし疲れた…あの茶屋で一休みするかの。
六郎は鄙びた茶屋に入って行った。中には浪人と見える男が一人いるのみである。
ん?あの者は…。
隣失礼いたしますよ
>>524。オヤジ、茶と団子二本頼む。
失礼ながら貴殿浪人と見ゆるが某の主に仕えぬか?
キョトンとする浪人を置き去りに六郎は茶をすすり団子をかじりながら話し続けた。
我が主は今は禄無しながらいずれは万石を賜るお方じゃ。
見たところ貴殿はなかなかの兵、主も喜ぶじゃろう。
その気があらば都の細川上守護屋敷を訪ねられよ。六郎の紹介と言えば伝わる。
うむ…それでは失礼。
オヤジ、勘定ここに置いていくぞ。
六郎は最後の一口を飲み干し銭を置いて出口に向かった。
そこな御仁の分も一緒に頼む。
浪人が断る隙なく六郎は店を後にした。
>>527 去るならば追いません。
しかし貴殿も三好長慶としてこのスレを牽引した功労者。
周嵩としてこのスレの逃れられぬ問題も教えてくれた。
なにより忠興がおらぬと某も困る。
戻る気になったならいつでも戻ってきてくだされ。
某は歓迎いたしますよ。
ただしその時は私怨など無きようお願い申す。