戦国時代を舞台にした歴史小説 第弐話

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1人間七七四年
ブックオフの100円コーナーで見つけた掘り出し物から、期待の新人の最新作まで幅広く語るスレ。
応仁の乱から大阪の陣ぐらいまでを舞台にしたおすすめの小説を熱く語ってみる。

前スレ
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1150112700/
2人間七七四年:2008/03/21(金) 15:15:28 ID:3uxl1vm7
おせーよ
3中山鹿之助 ◆.Ooo.qq.q. :2008/03/21(金) 16:54:35 ID:g/9TtYfe
( ´゚ω゚` )
4人間七七四年:2008/03/22(土) 02:17:54 ID:jNVm/sZY
(´^ω゚`;)
5人間七七四年:2008/03/22(土) 02:21:01 ID:MjDiX0gu
最近本屋でやたら「虎の城」を見かける。天地人より見かける。何故だろう。
6人間七七四年:2008/03/22(土) 09:30:43 ID:kO26VG4G
文庫になったからじゃないか
7人間七七四年:2008/03/24(月) 00:22:57 ID:INL80Quq
関ヶ原物、群像劇の傑作「群雲、関ヶ原へ」で知られる岳宏一郎が
「群雲、賤ヶ岳へ」という本を文庫で出した。

なんだ爺さん(岳先生は70近い)、今更関ヶ原への評価に便乗して
似たのを乱発し始めたのか、と思っていたら、
「乱世が好き」の改題作だった。

じゃあ次は「群雲、花鳥の乱へ」(花鳥の乱の改題作)でヨロシコ >> 出版社さま。
8人間七七四年:2008/03/26(水) 04:36:45 ID:jjyqH+fI
>>7
それタイトルに惹かれて買ったらびっくりしたよw
9人間七七四年:2008/03/26(水) 23:44:13 ID:BqQCZ4X8
 
10人間七七四年:2008/03/27(木) 01:22:05 ID:rjk673h8
来月「群雲、大坂城へ」が出るらしいな
11人間七七四年:2008/03/27(木) 01:27:41 ID:vRQAthyr
うぇ、来月早速出るのか。楽しみにしておこう
12人間七七四年:2008/04/02(水) 17:26:25 ID:VRkOdxSD
 
13人間七七四年:2008/04/14(月) 03:52:22 ID:SSIoP5Yr
九州三国志を題材にしたのってあんまりないよね
14人間七七四年:2008/04/15(火) 23:49:15 ID:dY/xlzo4
>>10
今月も半ばを過ぎるが、信じていいのか?
検索しても全く引っかからないんだが。
勿論ハードカバーだよな?
15人間七七四年:2008/04/15(火) 23:59:17 ID:BvjFPMT6
>>13
島津視点なら結構あるんじゃない?
16人間七七四年:2008/04/16(水) 22:57:21 ID:inX4bli6
親父が持ってた山岡荘八の「織田信長」読んで面白かったから
「豊臣秀吉」買ってきて読んだらがっかりした
途中から曽呂利新左衛門とかいうのが出張ってきて、
こいつは凄い目立つのに半兵衛官兵衛は哀しいくらい出番ないし
一々「そろり」を強調するから鬱陶しいことこの上ないし、
「織田信長」でノイローゼ起こして謀反起こした光秀が
こっちでは生存説採用されて山崎合戦以降も出張ってくるわ
何か悟り開いて秀吉に上の新左衛門通じて助言をするとか

正直金の無駄だった
「徳川家康」も買おうと思ってたんだけどこれもこんなノリなの?
17人間七七四年:2008/04/17(木) 02:31:36 ID:8wr+MLbA
山岡家康は、まあ秀吉よりは良いのでは
非徳川にも尺を割いてるから、かなりくどくなってるけど、長々書いただけの幅はある
(伊達政宗は、後半、裏・徳川家康になるから回避した方が…)

ただ、同じ作家が同じ史実人物を登場させても、別作品だと人格・足跡が変わるのは、
このジャンルではさほど珍しくないよ
そういうものだ、という理解はした方が良いかと
18人間七七四年:2008/04/17(木) 11:33:58 ID:km7W5zq0
「乱世が好き」って、時代小説好きの間では
そこそこ認知されてる作品名なのではなかったか?
改題しなきゃ売れないような作でも無いと思うんだけど。
でも>8のようなお人もいるから、営業的にOKなのか。

ところで、忍城攻防戦についての「水の城」と「のぼうの城」を
両方読んだ人はいますでしょうか。
「のぼうの城」は新聞広告でプッシュが大きいみたいだね。
19人間七七四年:2008/04/17(木) 21:15:34 ID:PB5FiEhi
水の城はなかなかイケてたな
のぼうの城も面白かったよ
本屋で最初の1ページしか立ち読みしてないけど
20人間七七四年:2008/04/18(金) 09:08:09 ID:+pLuwmst
>>16
おまえは「小説」を何だと思ってるんだ?
21人間七七四年:2008/04/19(土) 01:58:36 ID:cjfBdpEP
>>18
ありがと。
自分も図書館で両方借りて読み比べてみることにするよ。
「のぼうの城」って、一時は映画化!なんて言ってたけど、
結局はポシャったのかな。
22人間七七四年:2008/04/19(土) 02:45:45 ID:AOLB7Onb
網野史学っぽい小説ないですかね?

多少伝奇がかっていてもいいんですが、、、。
23人間七七四年:2008/04/19(土) 13:57:20 ID:29NaZx72
隆ちゃん
24人間七七四年:2008/04/19(土) 16:58:16 ID:9yO+Ar81
桃山ロックンロールみたいなの読んだ奴いる?
25人間七七四年:2008/04/19(土) 18:08:20 ID:dqWKTX2k
葵徳川3代はオモスレーよ
26人間七七四年:2008/04/19(土) 18:48:21 ID:OOrYdjlt
>>16
山岡荘八は主人公マンセーするから嫌い。
27人間七七四年:2008/04/19(土) 19:46:38 ID:29NaZx72
桃山ビート・トライブ
28人間七七四年:2008/04/19(土) 21:35:20 ID:iZf4DhT/
>>26
じゃあお前は世の中の小説の9割は読めないってわけだ
29人間七七四年:2008/04/21(月) 13:02:27 ID:KbWxQ368
横レスだが俺も山岡は嫌い
主人公てか家康贔屓が酷い
物には限度があるよ

あと隆慶も嫌い
体育会系の排他的なノリにアレルギーが
30人間七七四年:2008/04/21(月) 22:59:52 ID:hFF0VBW1
南原幹雄の名将佐竹義宣って読んだ人いますか?
買おうか迷ってるんですけど
31人間七七四年:2008/04/22(火) 11:44:16 ID:i1ZTuErv
読んだかどうか覚えてないや
32人間七七四年:2008/04/22(火) 13:04:42 ID:cuGzdXw1
>>29
家康マンセーは業績考えりゃアリだろ
しょぼくさい武将をさも天下に重大な影響を与えたかのように書いてるよかマシ
33人間七七四年:2008/04/22(火) 21:19:49 ID:wEQnxDZ+
>>22
隆慶一郎はかなり網野氏の研究成果を取り入れたらしいね。漂白民の話とか。
『影武者徳川家康』が一番顕著な例かな。
34人間七七四年:2008/04/22(火) 21:24:43 ID:FRmwpmXK
>>32
おっと戸部新十郎の悪口はそこまでだ
35人間七七四年:2008/04/23(水) 19:16:22 ID:droHnif/
「山岡の家康マンセーが〜」とか言っている奴は、信長マンセーや家康マンセーの小説に
文句言う事は無いんだよなあ。
36人間七七四年:2008/04/23(水) 19:17:01 ID:droHnif/
まちがえた

×信長マンセーや家康マンセー

○信長マンセーや秀吉マンセー
37人間七七四年:2008/04/26(土) 00:45:43 ID:WYQHabOr
だから限度があるって言ってるだろ

あそこまで主人公( 家康)を神格視してる小説他にねえから
38人間七七四年:2008/04/26(土) 01:04:48 ID:CQvU680X
小説であって学説じゃないんだからいいんじゃないかな
逆にけなすよりずっとよい
39人間七七四年:2008/04/26(土) 16:42:14 ID:SvqjBRym
> あそこまで主人公( 家康)を神格視してる小説

堺屋の信長や秀長モノなんて酷いもんだが。
40人間七七四年:2008/04/26(土) 21:45:06 ID:WYQHabOr
しかし神ではない
41人間七七四年:2008/04/28(月) 22:54:54 ID:Lr1frxif
大名や武官の活躍を描いた小説より
文官のドロドロした政治劇や
歴史の流れに翻弄される無力な立場の人を題材にした小説の方が好きな人は少数派だろうか
42人間七七四年:2008/04/29(火) 00:21:47 ID:OPVrt18T
>>41
文官の物語って言うと
阿部龍太郎「風の如く 水の如く」
岳宏一郎「天正十年夏ノ記」
鈴木輝一郎「国書偽造」
あたりしかでてこない。せっかくなのでお勧めおせーて。
43人間七七四年:2008/04/29(火) 03:32:32 ID:x3A3HreX
>>42
司馬遼太郎「割って、城を」
司馬作品は長編よりも短編の方がはるかに面白い
44人間七七四年:2008/04/29(火) 23:13:17 ID:txXWZ3a4
歩き巫女、白拍子、クグツ、舞々、放下、みたいな周辺の人が登場する、あるいはメインの
作品があったら教えていただきたいです。
45人間七七四年:2008/04/29(火) 23:18:09 ID:IQiyvhXH
姫や側室正室、大奥がメイン舞台のならそこそこあんでね?
46人間七七四年:2008/04/29(火) 23:21:48 ID:qhT9zXyV
>>44
りゅーけーいちろー
松平忠輝
47人間七七四年:2008/04/30(水) 00:13:07 ID:B7Kfqj0g
>>44
戸部新十郎 「風盗」 「服部半蔵」
4844:2008/04/30(水) 00:29:23 ID:FO/5FCOx
おお、ありがとうございます。>>45-47

今日、司馬さんの「城をとる話」かったら、村の巫女が出てた。
永井路子の「恋のうき世」はくぐつ一座、杉村苑子の「華の碑文」は、猿楽一座、って感じだったんで、
そういうの集中的に読んでみたくなったのです。
道々の者、地下人の暮らしに興味が湧きましたので、、、。

49人間七七四年:2008/04/30(水) 22:57:25 ID:uqs2LvAc
>>44
戦国にこだわらないなら皆川博子もお勧め。
ここまで来ると時代小説になりそうだけど。
50人間七七四年:2008/05/01(木) 22:24:04 ID:iuvypqZ4
皆川博子で戦国で伝奇・幻想ロマンも兼ねているのなら
佳作との評価も高い知る人ぞ知る今川モノ、
「戦国幻野 新今川記」があるじゃん。
51人間七七四年:2008/05/02(金) 20:26:18 ID:Jg01ymQu
>>46>>47
隆慶と戸部は両方読むとちょうどキャラのバランスが取れるw
隆慶がこきおろした利家や秀忠を戸部が好意的に書き、逆に慶次郎は戸部の手にかかるとなんかひねくれた変な人にw

でも柳生の扱いは両方ひでえw
52人間七七四年:2008/05/02(金) 20:43:08 ID:l4yutAJX
柳生の扱いが、というか、柳生宗矩がピンポイントに悪どいw

二人とも、TVドラマとかに使えないような主流派の裏を掻く筋、
しかも武闘派題材が好みだから、宗矩はもってこいの敵役だったんだろうな
53人間七七四年:2008/05/03(土) 08:02:38 ID:YCJktiXo
主人公側を持ち上げる為に
相手役を不当にこきおろす作品はうんざりなんですが
出てくる人物をすべて魅力的に書くのもムリですよね…
54人間七七四年:2008/05/03(土) 18:48:25 ID:F7MSHCwF
おっと隆慶一郎の悪口は……







俺にも言わせてくれ
55人間七七四年:2008/05/04(日) 00:48:04 ID:6vZT+jKZ
>>53
つ「のぼうの城」
56人間七七四年:2008/05/04(日) 01:42:23 ID:1gwQrS3I
>>53
主人公を持ち上げるために、他の登場人物を不当に馬鹿者に描く作品
来年の大河原作「天地人」のことだな!
57人間七七四年:2008/05/04(日) 02:49:45 ID:6vZT+jKZ
しかもそんな駄作が大河原作なんて\(^o^)/
58人間七七四年:2008/05/04(日) 13:40:58 ID:qzCA3dxX
>>53
駄目人間ほど作者が筆を割き、魅力的に映る岳宏一郎なんかどうですか。
「ここで××なる愛すべき小悪党が登場する」なんていうフレーズがでてくる。
むしろ人物の駄目さ加減をわざわざ追及して、そこに人物の本質を見ようとしているきがする。
59人間七七四年:2008/05/04(日) 15:56:59 ID:og1oYEGw
>>58
関係ないが岳先生は、何であんなに景勝が好きなんだろう?
60人間七七四年:2008/05/04(日) 18:41:44 ID:55dH0s5+
それをいうなら荒木村重への思い入れの方が大きい気がする
61人間七七四年:2008/05/04(日) 22:58:07 ID:8bd4hO4+
北条氏政が主役の作品てありますか?
62人間七七四年:2008/05/09(金) 03:39:27 ID:anzkaZY3
会社員の北条好きの人が書いた、氏照、氏邦ものや
八王子城好きのオジサンが書いた氏照もの、
それと確か、氏規が主役の小説も最近出たと記憶があるのだが、
肝心の当主であった氏政ものって聞いたことないんだよな・・・
そう言えばw
63人間七七四年:2008/05/10(土) 23:33:20 ID:jTabq67I
本の雑誌五月号をみると
海道龍一朗氏が生き急いでいるようで心配になってくる。
一度死に掛けてるんだよね、この人。体大切にして欲しい。
64人間七七四年:2008/05/11(日) 18:13:08 ID:1QCplj7e
小説ではないが、洋泉社から出た「軍需物資から見た戦国合戦」はすごくいい本だった。
小説などではなかなか出て来ない、戦国時代の「リアル」を感じる事が出来たよ。
65人間七七四年:2008/05/12(月) 03:28:23 ID:L3xQBT7A
>生き急いでいる
うーん、急いでたのかは知らないが、
羽山信樹は惜しい死だったな。これからという時期だったのに。
66人間七七四年:2008/05/12(月) 10:58:50 ID:lTyZ/Z0f
羽山信樹は「光秀の十二日」しか読んでないけど自分としては
良書と思えるくらいいい本だった
亡くなってたんね…全然知らなかったわ
67人間七七四年:2008/05/17(土) 01:18:13 ID:w3/1a8VS
おすすめの小説おしえてください

読むのは大学受験ひかえた息子、日本史を受験科目にする予定
通学の電車の中で読む用
今まで読んだ本は司馬さんの「燃えよ剣」現在「竜馬がゆく」が終わりそう
海外生活長かったので日本の学校は中2〜高1の夏まで 4月より公立高校3年復学
織田信長?だれそれ?状態
戦国時代に親近感をもってもらいたいと思い秀吉あたりがいいかなと思ってるのですが
司馬さんの太閤記や関が原、山岡さんの「豊臣秀吉」など思案中
歴史の勉強になっておもしろくて読みやすい本おしえてください
(戦国時代じゃなくても「これはおすすめ」的なのがありましたらお願いします)
68人間七七四年:2008/05/17(土) 01:19:24 ID:BSmb3PUn
>>67
> 歴史の勉強になっておもしろくて読みやすい本

日本史の教科書
69人間七七四年:2008/05/17(土) 01:31:04 ID:w3/1a8VS
>>68
電車の中では読みにくいです
70人間七七四年:2008/05/17(土) 01:36:31 ID:CY7MmyFE
>68に同意。
本人にその気がなさそうなのに無理して小説なんて勧めなくても
山川にカバーして熟読・暗記させたほうがいいよ。
でなかったら、子供向けの漫画日本史でも勧めたら?マジで。

時代小説は楽しいし、素晴らしい時間をくれる文芸作品だけど
「歴史」そのものでは無いもん。
71人間七七四年:2008/05/17(土) 01:59:47 ID:w3/1a8VS
>>70
山川やってます。
その気がないわけじゃないです、竜馬が終わりそうなので次を探してるんですよ
私が読んだ戦国ものは、山岡さんの徳川家康(これは長すぎる)織田信長(信長でおわっちまうので中途半端)
武田信玄(ほとんど記憶にない)独眼竜正宗(あんま覚えてない)もみの木(まるでおぼえてない)
山岡さんの秀吉がおもしろかった気がするんだけど、司馬さんのはどうなのか、他の人のはどうなのか
ききたかったのです。
歴史に忠実でなくてもかまわないです、あくまで小説だし
ようするに流れがつかめてかつ興味もてればいいんです
歴史漫画はわたしが小さいときに分厚いの25巻?くらいの読んだのですが
あれで興味はもてなかったな
72人間七七四年:2008/05/17(土) 02:56:15 ID:65C/w3/+
じゃあもう真田太平記でいいじゃん

つか、本屋さんに連れてくでもいいし
ネットの書店使うでもいいけど
本人に選ばせたらいいと思うんだけど
なんでそうしないの?
73人間七七四年:2008/05/17(土) 06:43:46 ID:d+pu6tqH
俺の経験から言うとある一定の期間や人物を著した小説から受験の点数になるのなんて10点も無い。
だったら採点比率の高い英語の英単語をやった方が効率が良い。
歴史小説は進学してから読む時間はたくさんあるし

と言わざるを得ない
74人間七七四年:2008/05/17(土) 06:51:39 ID:d+pu6tqH
ごめん、良く読んでなかった。
海外生活長かったって事は英語に関しては問題ないようだね
取り敢えず、単純に面白いなら司馬先生の『国盗り物語』2巻まで
勉強の為なら江戸時代とかは日本史に慣れる意味でいいかも
ただ歴史が好きでないとつまらないと思う
幕末とかならその後に続く明治の流れも理解しやすくなるかも
75人間七七四年:2008/05/17(土) 09:38:53 ID:r0Q3BtLW
どうでもいいけど中2〜高1の夏まで日本の学校で
織田信長?だれそれ?じゃあ…
76人間七七四年:2008/05/17(土) 14:10:16 ID:w3/1a8VS
ありがとん
>>72
本人がタイトルみてもちんぷんかんぷんだからですよ
>>73.74
おっしゃるとおり英語は問題なしです
問題は日本史、流れをつかませたい、雰囲気を感じてほしい
その程度です
国盗り物語は斉藤道三〜信長までですよね
秀吉がでてこないから家康もでてこなくてちょっと物足りないかなと
考えてました、続きで太閤記読めばいいかな
幕末は竜馬読んでるのでかなり興味もったようです
本当はそのあとの「翔ぶが如く」でもいいんだけど
武家社会先に感じてもらったがいいかなと思ったので
ありがとうございました
77人間七七四年:2008/05/18(日) 03:01:38 ID:vpQBCfKA
日本史じゃなくて世界史か地理にした方がいいんじゃない?
78人間七七四年:2008/05/18(日) 08:26:27 ID:kno228yt
>>71
俺はむしろ漫画で興味もったたちだし、流れをつかむって意味じゃ小説の比じゃないと思うけどな。
どれだけおもしろいかは除くとして取っつきやすいし手軽、扱ってる範囲も広い。それなりの暇潰しにはなった。まあ小さい頃だからかもしんないけど。
漫画も何種類あるんだが石ノ森章太郎のはどうかな?
無論古墳時代とかじゃなくて興味の持ちやすい戦国時代の。比較的に一番あれがマシだと思う。

まあ山岡信者から言わせていただけば、豊臣秀吉より織田信長の方ができいいと思うからそっちを薦めたいな。同作者だから信長の最終巻から秀吉の途中に移ったってたいして整合性失われないし。
あとは江戸前期なら柳生宗矩か徳川家光、南北朝なら新太平記、幕末なら徳川慶喜ってところじゃないかな、山岡作品は。
徳川慶喜は隠れた名作で是非読んでほしいと思うが受けるかはわからん作品。
79人間七七四年:2008/05/18(日) 08:43:21 ID:kno228yt
>>16
遅レスだが、答えはノー。信長、秀吉はそれぞれ今までと違った心持ちで書いてみたって言ってる。無論どちらにも山岡臭ってのはあるがね。
ただ、家康は長すぎて一概に評価が難しい。
信長の乗りには一番伊達政宗が近いかな、たぶん。後半だれるかもしれんが。
80人間七七四年:2008/05/18(日) 10:31:25 ID:2KyuUoJn
山岡家康はいらん所が多すぎだろう…
81人間七七四年:2008/05/18(日) 11:35:11 ID:yqPKEYzI
>>80
だってあの作品は家康の伝記ではなく、家康を中心とした歴史群像劇だから。
82人間七七四年:2008/05/19(月) 10:27:05 ID:/NuRdshj
しかし山岡の家康は神だな。家康が神ってより山岡が神すぎる。
83キング:2008/05/19(月) 10:30:52 ID:ZBtU+OoE

日本が歴史から消し去りたい事件

http://japansconspiracy.hp.infoseek.co.jp/02/p001.html#page1maegaki
84人間七七四年:2008/05/19(月) 14:43:42 ID:YB3DxNyl
>>67 >>71
マジでお薦め、故・峰隆一郎さんの作品。
歴史を生きた人間の生き様が生々しく活写され
これからの人生を歩むお子さんの活力の元になるよ!
85人間七七四年:2008/05/19(月) 16:52:43 ID:wjaa5Dlx
>>77
もう日本史選択してしまったので
>>78
石ノ森章太郎のamazonで調べたことがあるのですがすごく長かったのであきらめました。
その代わりに両さんの日本史漫画買ったんですが大失敗、買わなきゃよかった
私も山岡の織田信長はテンポがよくて読みやすく面白かった覚えがあります。
それから歴史に興味持ち出したので候補のひとつです。慶喜は昔読んでとっつきにくかった気がしたんですが
幕末あたりは竜馬でカバーしたいと思ってるの今後の本人次第かな
>>84
峰隆一郎さんは読んだことないので今度わたしが買ってよみたいと思います

みなさまありがとうございました。
86人間七七四年:2008/05/20(火) 04:04:07 ID:ib7eEo3R
久しぶりに2chらしい親切を見た。
でも85が間違えて隆慶一郎を買ってきて台無しになる悪寒w
87人間七七四年:2008/05/20(火) 06:06:01 ID:uOtQ9mYr
徳川秀忠を極悪人と思い込む以外は特に問題無さそうだけどw
88人間七七四年:2008/05/20(火) 19:18:22 ID:NjCFR7Vu
ていうか84はネタだろ
半分エロ小説みたいなの書く人だし
89人間七七四年:2008/05/20(火) 21:11:50 ID:mdqtfRwH
>>88
峰さんは真剣に作品に向き合っていた人だぞ!
「読んだ人の心を一瞬でも癒しくつろがせることができたのなら、
 名が残る作品を書くよりも自分は本望である」ってね、泣けるぜ。


90人間七七四年:2008/05/20(火) 22:24:08 ID:5SrU/ISt
何気にテンプレみたいなものがあってもよくない?
題材別に作品をまとめてみたりとか

たとえばある合戦や事件を扱った作品とか、ある人物が主役の作品とか、
それぞれ一行程度の短評も添えてあったりだと読んだ人の(客観的)意見も
知れるし、これから手を出そうって人にはひとつの目安にもなりそうだし
91人間七七四年:2008/05/21(水) 23:22:50 ID:TkYkYJxu
このサイトって、ここのスレの人には常識?
「上総介 戦国書店」

ttp://kazusanosukede.gozaru.jp/

武将名から作品を検索できるのが便利★
92人間七七四年:2008/05/23(金) 18:16:23 ID:Fm/TD0EN
「のぼうの城」を借りようと図書館に行ったら
区内の館すべてで貸し出し中。
予約も百人以上がたまっていた・・・
93人間七七四年:2008/05/27(火) 20:48:05 ID:uZdjVBWZ
ブックオフとかの古本屋に出回るの待ってたんだが
なかなか見つからないから普通に本屋で買ってしまったよ
のぼうの城
94人間七七四年:2008/05/28(水) 03:30:49 ID:GCW/dPw1
感想は人それぞれだけど
私はおもしろかったから買って損はなかったなと思う
軽く読めるから寝る前の読書にちょうど良かったよ、のぼうの城
95人間七七四年:2008/05/28(水) 12:57:46 ID:fDiLz6dh
興味惹かれて尼で探してみた…
内容紹介って誰が書くの?

>映画化企画進行中!新しい英傑がここにある

>城戸賞受賞、注目の大型新人脚本家が自ら小説化!武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、
>駄目だが人間臭い魅力で衆人を惹きつけて止まない英傑像を提示した、
>まったく新しいエンタテインメント小説

って……
全く内容がわからんやないけ



96人間七七四年:2008/05/29(木) 02:18:13 ID:cf9DmK+G
出版社の人間だと思う。
解説を書く評論家にも、時流に合わせた牽強付会な見当はずれのアホなこと書いたり、
読み方を読者に強いたりする輩がいるからなんともいえないが。

解説を書く人の格でその作品の出来が推し量れる時もあるね。
97人間七七四年:2008/05/30(金) 20:11:26 ID:ow3thjmx
うちんとこは田舎だから普通に図書館に置いてあったが
正直読む気はしない
98人間七七四年:2008/05/30(金) 20:29:02 ID:rl4pS8md
ブックオフ
今日久しぶりにいったけど、なかなかいいのなかったな

PHP文庫は軍人の秋山や幕末?の伊井直弼ぐらいしか

99人間七七四年:2008/05/30(金) 20:39:26 ID:ax+Hm7Yz
>>94
ラノベだからね
100人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/07(土) 23:46:46 ID:MmWkx/9/
100
101人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/07(土) 23:54:21 ID:MmWkx/9/
101
102人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 01:22:38 ID:JOkXIalV
のぼうの城読んだ
映画化が決定したらしいけど、それならもっと派手な展開でも良かったのに
爽快感というか突き抜け感というか、そいうのがもうひとつ欲しかったなあ
103人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 02:08:59 ID:1RwSg3ya
忍城の攻防とか勝敗に何ら影響しない心底どうでもいい城攻めだろ
結果は見えてて時間がどんだけかかるかの違いでしかない
そんなもん小説にしてましてや映画にしても大して面白かろうはずがない

大体のぼうとか呼ばれてたの史実なのか?
そうでないなら舞台はどこの城でも良いことになる
ホント薄っぺらい印象
104人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 06:42:41 ID:Fzojsz/S
岳先生の「乱世が好き」ってさあ…
一回改題されてたよね。
「軍師官兵衛」って。自分が持ってるのそれだし。
なんでまた改題したんだろ?
105人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 09:19:00 ID:ixKNPD/+
>>103
読んでから言えよ。

しかし、典型的な流行った物にはケチをつけないと気がすまないアングラ体質の愚痴だな。
106人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 09:50:20 ID:7BOSOeKf
>104
乱世が好き→軍師 官兵衛→群雲、賤ヶ岳へ
と題名が変わってるな。
最後のはかなり紛らわしいな。
群雲、関ヶ原へ的な作品かと期待したのに…。
107人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 11:04:14 ID:JdENZsEy
殆ど賤ヶ岳合戦にスポット当たってないしなw
新聞連載だけに最後らへんが駆け足すぎるのが残念。
108人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 11:07:35 ID:1RwSg3ya
>>105
読んだら意識変わるのか?
なら読むけど

流行ったものにケチつけてるんじゃなくて扱ってるものの話
109人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 11:11:43 ID:ixKNPD/+
>>108
> 読んだら意識変わるのか?

それは意識じゃない。「思い込み」。

褒めようが叩こうがどっちでもいいが、せめて読んでから評価するのが筋ってものだよ。
読まずに文句言うのは「誹謗中傷」って行為だ。
110人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 11:21:39 ID:1RwSg3ya
思い込みだろうがなんだろうが変わるのかって訊いてんだよ
111人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 11:24:56 ID:ixKNPD/+
>>110
お前の感性まで知るか。
112人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 11:32:36 ID:ZvQLYTCp
こいつが痛々しく怒るのは、余計な挑発をするからだよw
もちろん釣られる奴が一番あれだが。
113人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 11:49:14 ID:1RwSg3ya
>>111
だったら>>105のような“誹謗中傷”は止めて下さい
114人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 13:48:57 ID:3QA0rby9
極論を言えば、書く事で飯を食ってる人間を罵倒できるのは
そいつに金を払った人間だけだし、
一般人が本当に作家を応援できるのは
懐痛めて著作を買ってあげる行為でだけだ。
115人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 16:05:31 ID:JMCmwyDi
世間に公開する時点で罵倒を受ける可能性を覚悟するのは当然でしょ
そんな神経よわっちい奴じゃ作家はやっていけんよ
116人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/08(日) 18:02:39 ID:ixKNPD/+
世間にその罵倒を公表する時点で、自分の行った罵倒について
罵倒されることも無論覚悟しなければならない。
117人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/09(月) 00:38:33 ID:wYlZpXZW
何だ
罵倒だったのか
118人間七七四年:2008/06/09(月) 03:19:57 ID:8Xv4nfvM
読書は趣味だし、読後感は人さまざまだよね。
「天地人」の評価が糞駄作なのはほぼ一緒だろうけど。
(他の火坂作品を読んだことは無いので、偏見だったらごめん)

今の時代小説界は市井モノ優位の時代だと思うので、
新鮮で強力な戦国ものの書き手がどんどん世に出てきて欲しいな。
119人間七七四年:2008/06/09(月) 10:40:06 ID:h1YinmG+
>>118
「虎の城」は面白かったよ>火坂
天地人に関しては同意。
120人間七七四年:2008/06/09(月) 15:56:38 ID:cDzztCcN
『宗心の夢』も悪くはなかったし、未読だが『覇商の門』や『虎の城』は
評判良いらしいが、天地人は主人公へのひいき感情が裏目に出た感有り。
121人間七七四年:2008/06/13(金) 00:35:15 ID:pNCDNV6T
>103さん
のぼうの城 を読んだけど
こういう本(歴史小説?)を読んで
涙がでるほど笑ったのは初めてだった

さいたま市に住んでいるので 見に行ってみようかなって
思った 
お城が残っていたら良い観光地になったんだろうに・・・
埼玉古墳もあるし

122人間七七四年:2008/06/13(金) 19:28:56 ID:Iv80oot3
>103 勝敗に何ら影響しない心底どうでもいい城攻め
逆に言うと、大勢に影響しない戦いだからキャラの立った
エンターテイメントにできたって感じだったよ
石田三成の忍城攻め失敗は基本的に三成の戦下手を示す
根拠として使われることが多いけど、そういう戦いに目をつけて、
弱者が強者に挑む娯楽小説に仕立てたのはうまいやりかたじゃないかな

娯楽小説に出てくるような「義に熱い敵役」に当てはめるのに忍城攻め
の三成ほど適した素材はなかなかないと思う
カタブツなイメージがある上に最終的には破滅してるからきれいごとの
敵役にはもってこいだよね
私はうまいところに目をつけたなあと思ったよ
123人間七七四年:2008/06/13(金) 23:06:48 ID:bCDNmDd0
家康ものでオススメの作品教えて
山岡氏とか司馬氏とかじゃあまりに極端すぎて…
124人間七七四年:2008/06/13(金) 23:10:34 ID:Z2Xx4Yxj
>>123
では比較的史実から外れない、津本陽の「乾坤の夢」あたりでいかがでしょうか?
125人間七七四年:2008/06/14(土) 09:53:31 ID:C/Ujz7Ez
織田信長、本能寺の変なら
鯨統一郎「邪馬台国はどこですか」(創元推理文庫)の中の
「謀反の動機は何ですか」が凄い。
126人間七七四年:2008/06/14(土) 11:17:17 ID:nD67Cejv
「鬱病の上司に逆らえず自殺幇助」
「朝廷が黒幕」
「朝廷が黒幕で細川藤孝が手引き」
「朝廷が黒幕で村井定勝が手引き」
「荒木村重の復讐」
「信忠がうっかり殺してしまってごまかした」
「千宗易の手引きで秀吉が暗殺」
「神様だったけど地上にいるのに疲れた」

本能寺の真相ネタw
今まで読んだので思い出せるだけでもこれくらいの種類があった。
誰か追加頼む。
127人間七七四年:2008/06/14(土) 11:33:47 ID:xYR/8ti/
>>126
「伊賀での織田軍の虐殺に怒った忍者が光秀に催眠術」
「松永久秀に傀儡にされて操られちゃった」
「無理心中」
128人間七七四年:2008/06/14(土) 11:58:28 ID:o2fCh47B
山本勘助ネタもなかったっけ
129人間七七四年:2008/06/14(土) 12:29:35 ID:6NQmRLrf
「中国遠征に見せかけて朝廷攻撃を命じられた明智光秀が謀反」
130人間七七四年:2008/06/14(土) 12:36:15 ID:nD67Cejv
>>128
さすがに生きねてーよ‥とおもったら南原か。
相変わらずやってくれるな
131人間七七四年:2008/06/14(土) 12:50:22 ID:xYR/8ti/
「天海が策謀したよ」
「六角の残党の仕業だよ」
「宇宙人と戦ったんだよ」
132人間七七四年:2008/06/14(土) 13:22:51 ID:ydRpLgyU
「松永久秀が光秀に幻覚を見せ、狂わせる」
133人間七七四年:2008/06/14(土) 14:37:53 ID:cCjChmNY
「本能寺の変は朝廷が黒幕。
 穴山梅雪は家康の駿河支配の邪魔になるから殺された。
 実行犯は、公家・連歌師方面から情報を知る立場にあった今川氏真。」
134人間七七四年:2008/06/15(日) 04:53:11 ID:lpg35Pv9
>「神様だったけど地上にいるのに疲れた」

ちょw
これ何の本?ぜひ読んでみたいんだが
135人間七七四年:2008/06/15(日) 08:44:20 ID:bWg5bgha
>>134
宇月原晴明「信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」
のつもりでしたが、うろ覚えな上他作品と微妙に混ざってました。
ちなみに他の松永絡みのものは同作者の
「黎明に叛くもの」だとおもわれます。

>>133
是非おしえてほしいw
136人間七七四年:2008/06/15(日) 13:38:12 ID:nKGqrLKG
133氏じゃないけど、赤木駿介の「戦国外交の雄・今川氏真」だっけ?
基本ラインは、まあ、南原系列というか…
137人間七七四年:2008/06/16(月) 10:00:28 ID:uo/wiZt0
赤木の「天下を汝に」は、なんだか飛躍しすぎ、理想化しすぎで
あの氏真に人間的魅力を感じなかった。
(つまらなかった)が感想。

伝奇的時代小説の部類なんだろうけど、皆川博子の
「新今川記」での氏真のような描き方が好きだな。
138人間七七四年:2008/06/16(月) 11:15:33 ID:6egX5DNI
氏真くらい再評価と再劣化の狭間を行ったりきたりしている武将も珍しい。
139人間七七四年:2008/06/16(月) 14:00:28 ID:EoGReOe2
一般書籍板よりこっちの方が人いそうなので…

のぼうの城っぽい取っ付きやすいカンジで
成田家ではなく北条家に関しての書籍って何かありますか?

昨日忍城行ってきました。
周りなんもねーのなw
140人間七七四年:2008/06/16(月) 15:53:38 ID:bL9MyST/
既出かもしれませんが、岩井三四二先生の短編ものが好きですね。「那古屋小判金」は
ぞくぞくしました。NHKあたりで毎回1話完結(ウルトラQ的なノリ)で彼の短編をドラマ化
したらなんて思っています。
141人間七七四年:2008/06/16(月) 16:16:39 ID:6egX5DNI
>>139
後北条家は研究書はものすごいいっぱい出ているのだが、小説ではあまり
無いからねえ…。
司馬遼の箱根の坂はそこそこ面白いけど、ただやはり古い。

小説じゃないけどこの辺はとっつきやすいかと

北条氏康と東国の戦国世界
http://www.bk1.jp/product/02511573
142人間七七四年:2008/06/16(月) 20:28:02 ID:ng7VRJA1
近衛龍春が何冊か書いてる
「上杉三郎景虎」とか氏照主役のやつとか
143人間七七四年:2008/06/16(月) 23:03:22 ID:2s7aFOHT
近衛のは読まないほうがいい。三郎以外価値がない
144人間七七四年:2008/06/16(月) 23:26:50 ID:1lTtXqOp
海道龍一朗のはどうかな
145人間七七四年:2008/06/17(火) 00:51:28 ID:1Epz6zZq
むしろ三郎こそ価値ないだろw>近衛
なんかあいつの書く主人公って常にひねくれてるっていうか、
文句ばっかいいつつ結局は他人任せで状況が動いていくってイメージ
146139:2008/06/17(火) 08:36:57 ID:CzhsM5Z7
>>141
ありがとうございます。
6月末に小田原城周辺で遊ぶ予定なので
参考にさせていただきます。
147人間七七四年:2008/06/17(火) 10:24:48 ID:ba7tlqjl
>>145
最新作もそうだよなあw
史実を追い求めるのに必死で何も描けていない。
歴史小説家ってのは史料を使う仕事なのに、史料に使われている印象です。
148人間七七四年:2008/06/17(火) 12:12:45 ID:ySPK6uoo
自分は後北条好きで、小説も探しては読んでいるけど
ほんとに好著が少ないと思う。

近衛、海道はやはりまだ一流の書き手では無いし
人物描写は浅いし感動が薄い。詰めが甘い。
出版社の後押しも無いのだろうけど、一般読者からの支持も薄いのでは。
だからあまり話題にもならないしね。

ご存じw「謀将モノ」のベテランさんは相変わらず大味。

氏照、氏邦ものを書いている伊東潤氏だが、熱意もあり頑張ってはいるけど
やはり歴史マニアの会社員作家さんという印象が拭えない。

あとは八王子城愛好家の人たちの自主出版っぽい作品とかかな。
ほーんとに史料の潤沢さと学術研究者は多いのに、文芸的には不毛だ。
149人間七七四年:2008/06/18(水) 00:46:52 ID:8Z3hgSNo
>>148
「戦国関東血風録 ー北条氏照 修羅往道ー」伊東潤著
自分も入手して読み始めたけれど、今どき2段組み・500Pという濃さで
本当によく調べてあって、でも小説らしく架空の人物も登場させて
とても熱意の感じられる力作なんだけど
やはりプロの小説家ではないので、読者が居るってことを
少し忘却しちゃって筆が走り過ぎてしまったかな・・・という印象。

研究熱心で綿密な時代考証は素晴らしいんだけど
小説にはそういう部分をあえて捨てる勇気も必要だと思う。
150人間七七四年:2008/06/18(水) 01:18:27 ID:vPBNNe9/
後北条関係に関しては、小説より研究書のほうが今は面白いしエキサイティングだな。
この辺の研究結果が上手く咀嚼されてくると、北条関連で面白い小説が今後生まれてくるのではないかね?
151人間七七四年:2008/06/18(水) 08:53:30 ID:plWIfZwf
北条氏康っつー本読んだんだけど
氏康より風魔の方が目立ってて笑ったww
つーか惚れたwwww
152人間七七四年:2008/06/18(水) 09:07:50 ID:kYVSipFu
北条氏のでいい小説ってないのかね
153人間七七四年:2008/06/22(日) 17:59:47 ID:q3yCphet
>>151
PHPの氏康かな?臆病だった氏康少年と風魔と外郎のいい話。
自分は学研M文庫(最近人物文庫になった)北条氏康も好きだ。
北条記をベースにしているから読んでいて分かりやすい。
氏綱、氏政への評価も妥当だし山内管領憲政の人物描写が良い。

今川関連でいい小説ないかなあ。できれば氏真絡むような。
忍びやエロはなしの方向で。
154人間七七四年:2008/06/23(月) 08:39:26 ID:Brr25Gig
>>153
そそwwwそれです
あんまり氏康主体の話じゃないんですよね
今度、学研M文庫の方も読んでみようかと思います
155人間七七四年:2008/06/23(月) 22:46:38 ID:U8V3z4wf
ほんとに個人の指向だけど、M文庫やPHPの作品ってやはり今いち。
北条関連の作なので購入はするけど、読み通す魅力が無い。

その時かぎりの版で終了してしまうものがほとんどで
増刷されたり、読み継がれていく作品ではないのが現状。
個人的な感想、意見です。すみません。




156人間七七四年:2008/06/24(火) 08:41:34 ID:fu1DCzGO
>>155
確かに。
魅力はないんだけど北条に関してあんまり作がないから
なんとなく読んでる
157人間七七四年:2008/06/24(火) 14:37:38 ID:FGUA19BM
北条家そのものではないけど、のぼうの城って売れてるんだな
今朝めざましテレビで紹介されててちょっとびっくりした
確かに面白かったけど、ランキングでベスト4に入る程かなあと

い、いや、面白かったことは面白かったんだよ、ホントだよ
158人間七七四年:2008/06/25(水) 01:10:24 ID:fuWRqFRu
図書館の順番待ちで未読ではあるけど「のぼうの城」は
テレビCMまでしてるし、朝日新聞では書評欄でも紹介されるし
書評とはまた別に作者へのインタビューまで掲載されるし、
プッシュや勢いは目覚しいもんがあると思う。

江戸小説花盛りのご時世に、戦国もので話題になっているのは
コレだけなのは確かだな。
あと戦国もので近年の話題作といったら「信長の棺」くらいか?
何だか寂しいもんだね。
159人間七七四年:2008/06/25(水) 08:37:31 ID:pKdV1yOe
>>157
のぼうの城の読みやすさは戦国時代に興味あるけど
どんなんだろ?て思う人向けじゃないかなーと個人的に思う
入門書?ていうの?かな、そんなカンジ。

最近、宇月原さんの本読むようになったけど
結構面白いのなw
160人間七七四年:2008/06/26(木) 01:15:20 ID:JmEBKE9F
宇月原氏は海千山千の読者に向けて騙っているよね
間違っても戦国初心者には勧められないけど
本能寺にしろ松永久秀にしろ
いままで嫌というほどのヴァリエーションを見てきた人が
今度はこう来たか!というたのしみがある。
文章は凡百の歴史小説より端正なのもいい。
161人間七七四年:2008/06/28(土) 23:04:05 ID:iqz/kTj+
加賀一向一揆(長享の一揆)の頃を舞台にしたもので
お薦めはないでしょうか?
一向一揆に興味がある訳ではなく、どういった時代だったのか
大雑把に知りたいと思っているので、舞台や題材に特にこだわりはありません。
とりあえず「蓮如 夏の嵐」は読みました。
162人間七七四年:2008/06/29(日) 01:49:04 ID:KNZvB1x3
>>161
そう言うことなら小説より専門書を読んではいかがだろう

一向一揆と石山合戦 戦争の日本史
http://www.bk1.jp/product/02920465

この辺とか手軽だと思うが
163人間七七四年:2008/06/29(日) 16:20:34 ID:3xbsEYM9
レスありがとう。読んでみます。
専門書の類は藤木久志氏のものなど何冊か読みました。
面白かったです。

小説、としたのは、上で「大雑把に」と書いたことと
矛盾するかも知れないけど、戦国に生きる人の心情とか
時代の空気感のようなものが感じられるかな、と思ったからです。
専門書はちょっと総括的かなと感じたので。
例えば呪術に関する本も読みましたが、内容はとても興味深いものでしたが
「戦国大名も呪術に頼った」「軍師は術師でもあった」という
記述を読んでも「そうなんだ〜」と思うくらいです。
人にもよると思いますが、私はそうでした。
これが小説で、登場する戦国武将が呪詛を行うなどの具体的な描写があれば
もっとリアルな感想を持てると思うんですよ。
学問のための読書ではないので、まるっきりのフィクションは困りますが
事実でなくても心情その他にリアリティがあればいいので……

群雄が割拠する時代になれば小説もたくさんあると思うのですが
この時代だとちょっとわからなくて。
一般的には、まだ「戦国時代」にはなってない時代なのかもですね。
164人間七七四年:2008/06/29(日) 22:09:41 ID:gOteIo/S
前スレで出てたのは「北辰の旗」か。
冨樫政親が主人公で、フィクション分大目だけど空気感出すのには定評がある作家の作品。
165人間七七四年:2008/06/30(月) 09:01:47 ID:fuy/SkAA
藤木氏の著作は昭和期のものは優れたものが多いけれど、
平成以後のものは憶測と妄想で補完している比重が増えるから、
注意して読まないとな。
それが当たるときは鋭いけれど、ときに見当違いの方向に連れて行かれる。
166人間七七四年:2008/06/30(月) 23:25:51 ID:Ui6pYpEu
おお、冨樫政親。
「蓮如 夏の嵐」に登場した彼とはまた違う
人物像なのでしょうね。
蓮如繋がりというわけではありませんが
「箱根の坂」も読んでみようと思っています。

>168
そうなんだ……時を経ると学説も変わってくると思うし
まだまだ色々わからないこともあるのでしょうね。
167人間七七四年:2008/07/01(火) 10:45:39 ID:PqnYoI26
前にも書いた人がいてたけど
岳さんの景勝好きが私は好き・・こんど景勝主人公で書いて欲しい。
近衛の景勝は余りに暗くて悲惨・・・
直江主人公の景勝はなんでも直江にお任せのご主人。
168人間七七四年:2008/07/01(火) 10:49:47 ID:f1JLPO1W
>>167
藤沢周平の「密謀」の景勝はかっこいいと思うぞ。
169人間七七四年:2008/07/01(火) 11:04:05 ID:ltgU4E1v
近衛は文才なしの三文作家。
おまけに景虎びいきで景勝を描く資格がないね。
170人間七七四年:2008/07/01(火) 11:10:32 ID:cd631iea
景勝・兼続が主役の作品としては、高橋直樹の「戦国繚乱」に収録されている
短編ではあれど「不織庵謙信の影」が良かった

岳宏一郎には俺もたしかに書いてほしい
この人は荒木村重が好きなのかね
171人間七七四年:2008/07/01(火) 11:29:32 ID:RkC/0rtx
近衛の上杉三郎景虎の景勝はあれはあれで結構好きなのだが
文句は言うけど口ばっかで自分からは何もしない景虎と、
謗りや悪名を受けようが上田衆復権という目的のために強い意志をもって行動する景勝という対比がよく出てて。

……まあその後出た近衛の景勝小説では見事に景勝も文句は言うけど〜になってたけど。
近衛はこういう主人公しか書けないのかねw
172人間七七四年:2008/07/01(火) 11:40:28 ID:ltgU4E1v
>>170
あれは描写力もあって景勝と兼続が人間らしく動いているけれど、
景虎がすっごく嫌味な人間に設定されているのと、上杉家が心底空気の悪い団体にされてて笑った。
希望も何もないw

>>171
最後の一行に激しく同意。
でも謙信を主役にした「川中島の敵を討て」は凄いぞ。謙信が何も考えずに暴れまわるだけの無頼漢にしか見えない。
一見の価値あ……りません。
173人間七七四年:2008/07/01(火) 11:49:46 ID:s7Sz/Ywf
『のぼうの城』読みました
漫画とかライトノベル風の分かりやすくて面白い小説だけど
石田三成や忍城以外の北条側が軍事的に無能みたいに描いてるのが残念

同じく成田長親主人公で忍城攻防を扱った
風野真知雄 『水の城−いまだ落城せず』とか

北条氏規(&織田信雄)が主人公で韮山城攻防が描かれる
伊東潤の『虚けの舞−織田信雄と北条氏規』 も読んでみたい
174人間七七四年:2008/07/01(火) 12:00:03 ID:f1JLPO1W
>>173
のぼうの城はエンタメだから。軍事的な技術論をスパっと切ったのも仕方ないと思うよ。
175人間七七四年:2008/07/01(火) 12:11:20 ID:s7Sz/Ywf
>>174
小説としては面白いと思ったからあれでいいんだけどね
秀吉の趣味で水攻めやりましたにしちゃうと、後に側室になる甲斐姫の立場なくなっちゃうし
176人間七七四年:2008/07/02(水) 02:04:42 ID:3KKYMoNH
「水の城」は佳作なんだけど、「のぼうの城」が話題になって
かえって(読み比べてみる)という点で得をするか?
「のぼう」を読んだので読まない・・・志向で損をするか?
どちらかだろうな。

>>173
伊東潤氏の作って、>148でも書かれているけど、
なんかこう熱心すぎるというか、視線が読者に向いていないというか、
作者はこの人物が好きなのは良くわかるけど、
小説として微妙なんだよね。個人の感想だけど。

177人間七七四年:2008/07/02(水) 22:27:02 ID:LY7RuYlr
渡辺明の箕輪城興亡史を読んだがマイナーな人ばかりで実在の人物と架空の人物の区別がつかん
作者は小幡信貞を非常に高く評価してた
178人間七七四年:2008/07/03(木) 08:40:41 ID:4p67PJEo
直木賞候補に「のぼうの城」が!!!
179人間七七四年:2008/07/03(木) 09:18:04 ID:yNDZrbr1
さすがに早すぎるだろ‥作家潰しにしかならない。
このさき司馬遼なみに書くことができるならともかく。
180人間七七四年:2008/07/03(木) 10:01:34 ID:jUsNepz3
>>178
それって持ち上げてから堕とすのが目的の褒め殺しとしか思えません
181人間七七四年:2008/07/03(木) 11:05:13 ID:GiHXSTAf
近衛という作家の上杉三郎景虎を初めて書店で見かけたけど、やたら分厚いのね
182人間七七四年:2008/07/03(木) 11:19:28 ID:wYO0yP9Y
●第139回直木三十五賞 候補作品
井上荒野『切羽へ』 新潮社
荻原浩『愛しの座敷わらし』 朝日新聞出版
新野剛志『あぽやん』 文藝春秋
三崎亜記『鼓笛隊の襲来』光文社
山本兼一『千両花嫁 とびきり屋見立て帖 文藝春秋
和田竜『のぼうの城』 小学館
183人間七七四年:2008/07/03(木) 14:40:04 ID:cKJ5WMht
のぼうの城はともかく、忍びの国だっけかもう一冊のほう読んだことある人いない?
内容的にどうなの?やっぱりライトノベルちっく?
184人間七七四年:2008/07/03(木) 15:14:18 ID:4p67PJEo
あるよー
忍びの国。
ライトノベル読んだことないから分からないけど
面白かった。
つーか泣いた。
でもあれは歴史小説といっていいのか個人的には「?」
小説として面白いよ。
185人間七七四年:2008/07/03(木) 15:39:31 ID:cKJ5WMht
さんきゅー
以前このスレだか別のスレだかで、のぼうはライトノベル的な発言があったから
どうなのかなと思ってさ
186人間七七四年:2008/07/03(木) 15:44:11 ID:4p67PJEo
あー
>>173あたりか?

忍者好きには結構好き読みできると思うよー
そうじゃなくてもアッサリ読めるよ思うし。
187人間七七四年:2008/07/03(木) 16:18:53 ID:cKJ5WMht
ほうほう…あっさりな読み口も忍者も好きだなぁ
だから気になるんだがw
明日にでも本屋に寄ってみるよ、ありがとう
188人間七七四年:2008/07/04(金) 00:48:55 ID:wlUrKnVu
自分は「のぼう」贔屓でも何でもないけど、
いつの間にか直木賞候補になってるのな。吃驚した。

時代小説の部類で、キャリアも浅く、しかも戦国モノで
直木賞候補というのは最近に無いことだと思う。
出版社のプッシュが強いのだとしても、驚くべきことだ。
189人間七七四年:2008/07/05(土) 00:22:23 ID:QDE2KgtH
直木賞は実績のある井上か藤原か三崎かな・・・と思うけど
デビュー作で候補になるってのは正直びっくり。
杉本章子なみの速さ。

諸田玲子なんてあんなに力があるのにまだ直木賞貰っていないんな。
190人間七七四年:2008/07/06(日) 10:31:33 ID:n9YRlBPS
なんか人気作家て
生まれるものじゃなくて
作り出されるものなのかな
191人間七七四年:2008/07/06(日) 10:47:29 ID:3xH9L1+H
まあアイドル歌手と同じような商売理念でしょな
アイドル作家に仕立て上げられれば良し、駄目だったらまた次のアイドル作り
192人間七七四年:2008/07/06(日) 12:55:07 ID:K5CrtqJ/
>>190
当然。欧米なんかはもっと露骨だぞ。
193人間七七四年:2008/07/07(月) 23:57:24 ID:VgHh6kJ9
芥川賞と直木賞は、年によって凄い脱線ぶりだぞ。

とりあえず、今年の直木賞はまず無いだろうが
またまた結構な宣伝素材になるのだろうな。
194人間七七四年:2008/07/15(火) 20:45:16 ID:ZPlQpbht
のぼう、外れたねー
でも何かホッとしたw
195人間七七四年:2008/07/15(火) 23:23:38 ID:pd+ias64
伊坂辞退の穴埋めだったっぽいね
196天地人やたら評価悪いな……:2008/07/21(月) 02:58:59 ID:5aPLoD13
まあ大河ドラマになったら役者と演出と改変次第でそれなりに見られる内容に
なってると思うから俺は。

>>160
でも彼は出版ペースがどうも不安になるレベルで……大丈夫かな?

ついでに初期三部作における信長の過剰チートっぷりは正直どうなんですかね。
俺はギリギリ許容範囲だったんですが。
197人間七七四年:2008/07/21(月) 07:23:31 ID:PkAPc/qb
あの人のは歴史小説じゃなくて伝奇小説だと思ってるのであまり気にならなかったな
198人間七七四年:2008/07/21(月) 08:14:13 ID:5aPLoD13
ところで皆このページを見てくれ こいつどう思う?
ttp://sword-word.6x.to/
ttp://marie.saiin.net/~sword-word/stardreg/index.html
199人間七七四年:2008/07/21(月) 08:16:49 ID:CZ3/Q6Ab
うん。隆慶も山風も死んじゃったし、宇月原氏は正統派伝奇の希望の星。
荒山徹はアレだしなあ。
200人間七七四年:2008/07/21(月) 08:54:54 ID:TRTEEI5N
黎明に叛く者は伝奇小説と歴史小説のバランスが絶妙で面白い
武将としての能力がちょっと微妙なせいで、せっかくの超能力を後ろ向きな復讐テロにしか使えない久秀が笑える
上杉謙信のファンにはおすすめできないけど
201人間七七四年:2008/07/21(月) 09:28:58 ID:5aPLoD13
>>199
>荒山徹
あの人は時代と関係無いパロディとウケ狙いな文体を控えて
真面目度数をちょっと多めにすりゃ今よりもっと良くなれるんじゃないか
と思うんだがな。ワザと受け狙いされるとかえって寒いだけだよ。
202人間七七四年:2008/07/21(月) 10:48:42 ID:8RpTUERC
お勧めのエロイのない?
203項龍 ◆Sw15bzOP8. :2008/07/21(月) 19:27:06 ID:uj5G7OxR
>>202
山田風太郎とかのを読んでみたら?
204人間七七四年:2008/07/21(月) 21:40:55 ID:55/+z4j2
信玄女地獄
205人間七七四年:2008/07/22(火) 00:49:52 ID:ggn0KYBQ
>>206
山風も死んじゃったし、といってる人に
山風薦めてどうすんのw
206人間七七四年:2008/07/22(火) 01:03:20 ID:mpx92fdu
>>199
山風マジお勧め
>>205
こんな感じでいいかな
207人間七七四年:2008/07/23(水) 02:43:08 ID:B+psD/qs
>>204
厨房のときのおかずでしたw
208人間七七四年:2008/07/26(土) 21:54:22 ID:rwXiO/LF
>>202
多岐川恭を薦める
山風みたいにぶっ飛んでいないエロが良い
209人間七七四年:2008/07/29(火) 16:44:01 ID:dT01y3/b
司馬遼太郎はけっこう抜ける
210人間七七四年:2008/07/29(火) 19:19:24 ID:0YEsfSGD
衆道のところですね、分かります
211人間七七四年:2008/07/29(火) 20:25:14 ID:9V/T7m10
>>209 >>210

作品名教えて
212人間七七四年:2008/07/29(火) 23:23:33 ID:l11P27pu
>>211
義経
213人間七七四年:2008/07/30(水) 01:06:39 ID:op2Q6tm0
牛若丸が坊主にアナルぶっこまれる場面だろ
あれは痛そうだったなぁ
214人間七七四年:2008/07/30(水) 01:24:43 ID:irGzXQYJ
一応は痛くないようされてたじゃん。
215人間七七四年:2008/07/30(水) 01:34:28 ID:op2Q6tm0
思いっきり痛がっていたが
216人間七七四年:2008/08/03(日) 20:59:45 ID:ncQb4Zeh
とうとう読んだよ「天地人」
上杉ファンが喜ぶ要素がひとつも見つからない、ある意味奇跡の上杉小説だった。

新発田城は3行で落城
上条政繁は息子を人質に出したっきりフェードアウトして、なぜか小山会議で再登場
(出奔については全く語られない)
通説と違う説がやたらと多いのに、巻末に参考資料リスト無し。
何より上巻いっぱいの主人公の行動に、史料根拠のあるものがひとつもない。

新聞連載の時点でこういうのを叩くために、郷土史家は存在するんだと思うんだけどなあ。
217人間七七四年:2008/08/03(日) 21:03:51 ID:ncQb4Zeh
あ、あとおそらく司馬遼だから許されてる類の
――××
である。
ってな固有名詞ひとつのために一行費やす改行業が1ページにつき一回以上の割合で出てくる。
ギャグでやってるわけではないようだ。。
218人間七七四年:2008/08/03(日) 23:47:26 ID:Z9cMtU0U
>>217
それ本当に読みにくかった。紙の無駄でもある。
219人間七七四年:2008/08/04(月) 06:07:50 ID:nRX0ikkd
>>217
司馬遼太郎作品でもどうかと思った手法なのに使いまくりなのかよ・・・
腐ってる女性に人気の直江兼続主人公って時点で偏見持ってスルーしてたが読まなくて正解だな
220人間七七四年:2008/08/04(月) 08:56:38 ID:gI/ySzTP
景勝兼続主従の作品

秀作:密謀(忍者のくだりいらねえ。景勝かっこええ)
佳作:不識庵謙信の影(短編。上杉家の雰囲気悪すぎw)
普通:花に背いて(丁寧には作ってる)
疑問:北の王国(小説としては合格だと思うけど)
駄作:天地人(テンポ以外誉めるとこなし)
欄外:上杉景勝(見てるだけの景勝。小説ではなく歴史年表)
221人間七七四年:2008/08/04(月) 09:51:37 ID:/8zZiJvY
あのう……われ謙信なりせばは……
222人間七七四年:2008/08/04(月) 09:58:39 ID:gI/ySzTP
それは読んでない
223人間七七四年:2008/08/04(月) 21:01:27 ID:w4iAIm8k
>>220
>佳作:不識庵謙信の影(短編。上杉家の雰囲気悪すぎw)
高橋直樹だから仕方がない。
224人間七七四年:2008/08/05(火) 00:44:48 ID:YnFJvODd
>>220
・密謀。忍者のくだりは微妙かも。ただ、景勝・兼続の描写はかっこいいし、新発田攻めも
丁寧に描かれている。新発田、色部や安田といった越後武士がいい味をだしている。
前田慶次は出番なし(名前が挙がるだけ)。藤沢作品の映画化も多いので、こいつを
原作にすえたほうがよかった気がする

・花に背いて。無難な感じ。とりあえず武田信清の出番があって驚く。おいしいポジションのわりに、
景勝ものでも兼続ものでも登場していたためしがないので。
主人公はお船。兼続の家族関係などはこの作品が一番丁寧かと。

・北の王国。童門作品の例に漏れず、脱線が多い。ビジネスマンが読んでそうなイメージ。
小説のできとしてはまずまず。個人的には自分と景勝の関係を「ああ・うんの仲」と考えている
菊姫がツボだった。

・天地人。・・・・。説明不要。>>216氏の書評がすべてを物語っているといってよい。
景虎も嫌味なだけのやつだし、家臣団は空気ですらない。
兼続が童貞を捨てる場面>>>>>長谷堂・新発田合戦、という扱い。
強いて言うなら、作者の兼続への「愛」がすべてを誤らせたのではないかと思う。

景勝の描写のかっこよさでは「群雲 関ヶ原へ」を推したい。個人的には司馬遼の「関ヶ原」よりも好き
225人間七七四年:2008/08/05(火) 00:48:07 ID:2qSTtj71
「北の王国」がけっこう好きな自分は異端なんだろうか
226人間七七四年:2008/08/06(水) 00:01:41 ID:FE+21yMv
>>225
俺も嫌いじゃないよ。
寧ろ好きな部類。
227人間七七四年:2008/08/06(水) 23:01:12 ID:28INvPyD
北の王国は菊姫が可愛い。
>>224も言ってる「ああ・うん」の所がつぼだった。
228人間七七四年:2008/08/08(金) 03:02:28 ID:X7mQFbEK
>>209
「国盗り物語」序盤の道三と油商人の娘おまあとのシーンは
かなりエロいぞw
ただ、抜きたい目的での戦国時代小説ならば「信玄女地獄」(峰隆一郎)をお勧めする。
峰御大はほかにも、足利尊氏や信長、春日局についてもエロ要素が強い作品を書いてるので
お好みに応じてどうぞ。
余談だが、古本屋へ行くと隆慶一郎と峰隆一郎がごっちゃになってたりするなあw

>>216
後半はパラパラめくる程度しか見てないんだが、やっぱりひどいか?
前半のひどさに辟易してしまってさ、読む気がうせちゃったんだよね・・・

>>227
これについては同意。
229人間七七四年:2008/08/08(金) 20:54:51 ID:vJOs7weE
>>228
216だけど、家康を追撃しない景勝の言い分だけは、筋が通っているとおもた。
全体を通して、主人公の何処に魅力があるのか読者を納得させてくれないんだよなー

それと、せっかく上杉家筆頭家臣の目で上杉家の内部事情を語れる設定だって言うのに
新発田の蜂起、上条の出奔、藤田の国抜け、菊姫の死などの大事件がさらりと流される。
藤田の国抜けなんて、ほかの関ヶ原小説のほうがよっぽど詳しい。
230人間七七四年:2008/08/09(土) 02:51:31 ID:ImlTb8KE
風野真知雄の「水の城」の新装版を買った。
いかにも祥伝社文庫風だった以前の表紙イラストから
西のぼるの装画に変わったので
何だか中身も良くなった感じがする。
いや、内容の面白さは変わらないんだけど、
文庫本でも見かけって大事なんだなぁ・・・と思った次第。

「天地人」は、大河化発表のときに読んでみたけど
本当に深みのない、底の浅い人物造形だった。
大河招致運動の裏側の醜さが良くわかる作品だ。
他の作品には良いものもある・・・とのスレもあるけど
ちょっと手にとる気がしてこないな、残念ながら。
231人間七七四年:2008/08/09(土) 17:54:56 ID:p+TC9f8N
>>230
直江ものはほかにもあったのに、わざわざアレを選んだというセンスを疑う。
密謀ならば、藤沢周平ということで山形を挙げて運動できたと思うし、作品としても
申し分ないと思うが(忍者たちの活躍は好みの分かれるとこだが)
232人間七七四年:2008/08/09(土) 22:36:33 ID:pIpGx0ib
>>230
西のぼる、いいよね
俺も大好きだ
表紙がこの人の…ってだけで良作に思えなくもなかったり
233人間七七四年:2008/08/09(土) 22:43:53 ID:VijzlLXF
西村寿行の秋霖が出てないぞおまいら
マイナーだと思うけどエロイでしぞ
234人間七七四年:2008/08/10(日) 01:23:03 ID:bm/5qp1f
「天地人」は、まず大河招致運動ありきで
その計画上で構想、執筆されたもんだからね。
新聞連載開始前にNHKに企画書を見てもらって、
色々とNHK側の希望に沿って、謙信時代から始めたり
いらんような女の登場を増やした・・・というよね。

それでも主役に人間的魅力があるならまだしも、
それが皆目無いからなぁ。
長身、眉目秀麗、頭脳明晰www、何だそれ?だよ。
そして主役以外の男は皆凡庸だったり不細工だったり、
美男の場合は性格サイテーの愚鈍だったり、安直すぎ。

235人間七七四年:2008/08/10(日) 02:31:26 ID:3f/2ZASM
直江ファンだけど読んでて不快だったよ天地人
236人間七七四年:2008/08/10(日) 08:32:17 ID:sFrIy+Hq
mixiの書評じゃ一部をのぞいて大絶賛だけどな。
237人間七七四年:2008/08/10(日) 12:33:51 ID:08c5ChbZ
天地人が糞なのはもういい加減判りましたんで
他の話題をお願いしますね
238人間七七四年:2008/08/10(日) 13:39:19 ID:YZqBOHkn
>>237
>他の話題
NHKは2009年の大河ドラマとして妖星伝に取り組むべきだったと思う今日この頃。
今の時代こそあれをやるべきだと……
239人間七七四年:2008/08/10(日) 13:51:53 ID:atwj6awi
>>238
エロ過ぎるだろw
240人間七七四年:2008/08/10(日) 20:03:27 ID:39rR/xYX
もう大河に期待するのはやめようよ
241人間七七四年:2008/08/12(火) 03:26:14 ID:u2oN4sbm
このスレ的には永井路子の評価はどうですか
自分は戦国小説としても歴史小説としても最良と思ってるんだけど

娯楽戦国小説では南原幹雄が好き
作品ごとの当たりはずれが激しいが
242人間七七四年:2008/08/12(火) 16:10:16 ID:bhej51wF
歴史エッセイはちょこちょこ読んだけど小説は「姫の戦国」とか読んだことないな>永井路子
オススメ作品教えてくれ
243人間七七四年:2008/08/12(火) 16:11:21 ID:bhej51wF
×とか
○しか
244人間七七四年:2008/08/12(火) 20:20:49 ID:8QQVEBeP
個人的には鎌倉物だが「炎環」が好き
245人間七七四年:2008/08/13(水) 00:16:42 ID:fsJGYbhO
>>242
毛利元就を主人公にした「山霧」が自分的には最高傑作
今川義元の母で戦国唯一の女大名と呼ばれた寿桂尼のお話「姫の戦国」も面白い
ねねが主人公の「王者の妻」、秀忠夫人お江を扱った「乱紋」、応仁の乱をテーマにした「銀の館」もおススメ

>>244
「炎環」は初期作品のせいか作風が違うよね
鎌倉ものの集大成は「北条政子」かな
246人間七七四年:2008/08/13(水) 01:41:15 ID:wDsAZ/uq
いずれももう出て来ないであろう女流歴史ものの大家だけど、
自分は永井路子より杉本苑子が好きですね。
杉本苑子の「影の系譜」や「月宮の人」、
浅井三姉妹や織豊時代、家康時代を描いたものだけど
([月宮・・」は東福門院まで)、人物造形が辛辣なのが好き。
王朝ものになるけれど「穢土荘厳」「壇林皇后私譜」も傑作だと思う。

永井路子もほんとに多種多様な時代を描いて素晴らしい作家だと思うし、
245さんが挙げてくれた作品もみな読んでもいるけど
雰囲気として「ほどほどの女性的さ」があまり受け付けないようです。
(・・・コレはほんとに個人的な感想です、すみません)
二位の尼を描いた「波のかたみ」は好きで何度か読み直してますが。
247人間七七四年:2008/08/13(水) 21:10:34 ID:x3Wwrmka
>>244-245
d、今ちょっと応仁の乱に興味あるので「銀の館」から読んでみる
248人間七七四年:2008/08/15(金) 09:23:05 ID:a0FctYFs
どうせ火坂先生の作品使うんなら大河連動企画なんてやらせないで
伝説の拳法・明月五拳の達人の西行法師の活躍を描いた「花月秘拳行」とか
天才能楽師にして呪禁道を継承する世阿弥が数々の怪異と対決する「西行桜」とか
でなきゃ「蒼き海狼」あたりを持ってこりゃ良いのに……と思うんですがね。

皆さんはどうですか?
249人間七七四年:2008/08/15(金) 10:22:10 ID:K0Xm3m+O
火阪先生は後世に汚名を残したなあ。
天地人さえ書かなければ良作家だったのに。
今はこれまでの出版すべてに匹敵する印税で知ったことじゃないんだろうけど。
講演会の映像とか見ていると痛々しい。天地人の放送が終わったら完全に干されるぞ。
250人間七七四年:2008/08/15(金) 10:31:36 ID:Bn51Ew0D
天地人より羊羹合戦の方が好きです
はい
251人間七七四年:2008/08/17(日) 14:52:24 ID:4/HjTk3J
岐阜に関係するのって何がありますか?

国盗り物語は読みました
252人間七七四年:2008/08/17(日) 20:08:30 ID:ttgtBTpk
何の賞も結局とれないし、文庫書き下ろし作家のままでいるより
作家の魂を悪魔に売ることにしたんじゃないの?火坂は
253人間七七四年:2008/08/17(日) 20:42:02 ID:Scj2QxqE
>>251
火坂の「沢彦」。これは悪くない。
254人間七七四年:2008/08/17(日) 21:18:40 ID:dXyMcuhn
「風は山河より」みたいにあまり有名所じゃない人物を書いてるような
時代小説って何か無いですかね?
255人間七七四年:2008/08/17(日) 21:39:14 ID:Scj2QxqE
戦国繚乱みたいにいっぱいあるんじゃない?
どんな物語によって紹介できるものも違ってくると思う。
256人間七七四年:2008/08/17(日) 21:40:09 ID:Scj2QxqE
どんな物語→どんな物語を求めるか
257人間七七四年:2008/08/17(日) 21:45:23 ID:dXyMcuhn
んーただその人物の活躍を書くといった物語ではなくその人物を通して見た
時代の流れというかなんというか、じっくり書かれた感じの物語が良いです。
真田太平記なんかも凄い好きです。
258人間七七四年:2008/08/18(月) 00:11:21 ID:I8a/UMo5
>>257
「群雲、関ヶ原へ」は?
全体を通しての主人公は特にいないけど、細かく分けられた章ごとに異なる人物の視点で
関ヶ原へ至る道筋と関ヶ原後の時代が描かれている作品。
色々な立場の人たちの視点で物語が紡がれるので、時代の流れがよく感じられると思う。
259人間七七四年:2008/08/18(月) 01:21:17 ID:mRIV1deA
徳永寿昌やら氏家行広まで章の中では主役張ってるしなあw
260人間七七四年:2008/08/18(月) 07:18:16 ID:T8JYhh9Q
信長の小説が読みたくて国盗り物語と信長の棺を読んだんだけど、両方とも勝手にくっ付けた想像話の比率が多すぎてあまり楽しめなかった。それも小説としての魅力の一つだとは思うけど…。


もしあれば、史実の主要な出来事をなぞりつつ、戦術的・戦略的な面白さが味わえる信長小説を教えてください。登場人物のキャラに魅力があればなおありがたいです。
261人間七七四年:2008/08/18(月) 07:57:46 ID:BqziTDWd
>>260
そもそも小説と言うもの自体が合わないんじゃね?
http://www.bk1.jp/product/02740426
キミにはこれが一番ぴったり来るような。
262人間七七四年:2008/08/18(月) 08:54:50 ID:9jLIaZpS
何百年も前の戦国武将の小説を創作エピソードなしで書けって無茶だろさすがに
近現代の軍人・政治家の伝記とかノンフィクションでも読んだ方がいいんじゃない?
263人間七七四年:2008/08/18(月) 09:34:36 ID:DOKRDaBs
でも>>260のいうもわかる。信長の棺はファンタジーだもん。
史実に迫るんじゃなくて史実を膨らませた非現実的な話にしてしまってる。
歴史小説を名がつくものはこの二系統あるんだ。
ただし、完全に分離しているわけじゃなくてね、
たとえば司馬なんかは前者みたいな顔をした後者だったりする。
ここが彼のうまいとこだよ。そういう小説は少ないね。
264人間七七四年:2008/08/18(月) 09:48:50 ID:T8JYhh9Q
ごめんなさい、書き方がまずかったです。



信長の棺はともかくとして、国盗り物語って道三の二人の後継者、光秀と信長が対立していくって構図ですよね。「信長が何をやった」というより三人の思想が主軸というか。そうではなくて、信長の生涯を主要な戦込みででドラマチックに描ききった小説が読んでみたいんです。

なんか言ってることが定まってなくてすみません。
265人間七七四年:2008/08/18(月) 13:27:05 ID:9jLIaZpS
信長主役の歴史小説は遠藤周作の『決戦の時』くらいしか読んでない
これはあんまり信長を持ち上げてないし、長篠の戦い直前で終了だからニーズに合わないか
266人間七七四年:2008/08/18(月) 15:16:35 ID:0ddy5+ax
>>264
信長公記を読めばいいんじゃない?小説ではないけどw
既読だったらごめんね
267人間七七四年:2008/08/18(月) 15:26:58 ID:buB1QNM5
真田大助幸昌に比較的多くページを割いてる小説ありますか?
268人間七七四年:2008/08/18(月) 16:02:17 ID:CIY2vo7K
たとえばWikipediaで「織田信長」なり「真田幸昌」の項を見れば小説のめぼしいタイトルがのってるよね(のってないこともあるけど)。
それぐらいは調べてから、「こういう物を読みたいんですが、これはどうですか?」
とか聞く方が答える方も答えやすいと思うんだけどね。

よりベストなのは、アマゾンとか出版社のサイトで見られるだけのあらすじを
確認してきてからだと思うけど。
269人間七七四年:2008/08/18(月) 16:21:37 ID:buB1QNM5
早速のご回答痛み入ります!
検索では昌幸・幸村は数多引っかかるのですが、幸昌は…なくもないんですが
ちなみにAmazonでHITしたのは↓
よくわかる放送業界 (最新 業界の常識) (単行本) 真田 幸昌 (著)
だけでした…
270人間七七四年:2008/08/18(月) 16:54:21 ID:9jLIaZpS
>>269
さすがに生涯短すぎて架空戦記でもない限りクローズアップできそうもないと思うんだが
どうしても探すなら大阪の陣&親父の名前で検索してみたら
271267,269:2008/08/18(月) 17:27:40 ID:buB1QNM5
ですよね…ありがとうございました
272人間七七四年:2008/08/18(月) 20:58:40 ID:4GxjtSAU
若干スレ違いだと思うけど

今日、スピリッツ(週刊誌)を読んだら
のぼうの城をスピリッツで
「おいしんぼ」描いてた花咲あきら(だっけ)が
マンガで書くらしい…

いらねーよな
273人間七七四年:2008/08/18(月) 20:58:52 ID:0ddy5+ax
「秀頼、西へ(落ちた花は西へ奔れ)」はあらすじ見ると大助も主役張ってるっぽいけど
大阪城を抜け出して秀頼連れて西へ逃げるって感じの
講談話を広げたような感じの話なんだろうけどね

実際の大助は出てこない上に、全くの架空小説だけど
「真田手鞠唄」は面白かったよww

きちんとした史実に沿った歴史小説としてのは全く思い浮かばないわw
274人間七七四年:2008/08/18(月) 21:57:10 ID:9jLIaZpS
史実ベースじゃどうにもならんし、真田十勇士が出るような路線だと完全に食われちゃいそうだし
大助に主役級の活躍させるには関ヶ原西軍勝利後に真田氏が天下統一…くらい無茶しないとダメかな?
275人間七七四年:2008/08/19(火) 04:42:53 ID:R42lmpyc
276267:2008/08/19(火) 10:42:24 ID:mnaMwNIl
おお!ご紹介いただいたサイトは便利使いできそうですね、ありがとうございます
ある程度史実に沿い、大助を主役・準主役にするには無理があることは承知しておりましたが、なんだか不憫で…
いえ、一昨日に海音時潮五郎の武将列伝(江戸編)の真田幸村を読み、改めてその思いが強くなり、これまで読んだものでは数頁しか登場しないものが殆どだしたので…思いつきで問い合わせて見た次第です。
皆様ご親切にありがとうございました。
このさい、273氏さんご紹介の「秀頼、西へ」で手前勝手に溜飲を下げ、深く哀悼いたしたいと思います。

最近海音時氏の文庫が次々復刻され嬉しい限りです。
277人間七七四年:2008/08/19(火) 20:17:08 ID:7idh4f0d
思いっきり創作して、落城で死ぬ悲劇の主人公にならできるかもしれん。
278人間七七四年:2008/08/19(火) 22:15:48 ID:bCCCCgXj
その昔それおやスレで打ち切りジャンプ漫画の主人公に例えられていたな
279人間七七四年:2008/08/20(水) 10:13:33 ID:Fqxq38vY
真田大助は好評価されてる親父のオプションとして描かれるだけマシだよ、武田信勝に比べれば
280人間七七四年:2008/08/20(水) 10:14:16 ID:iSKqC0qn
自分のバイブルとなった小説を教えて
281人間七七四年:2008/08/22(金) 11:50:38 ID:Vb5VfzDC
>>280
真田太平記
282人間七七四年:2008/08/22(金) 19:41:11 ID:yjfJLt53
本屋で北方謙三の「絶海にあらず」を見かけたが、この人戦国物は書いてないんだっけ?
真田幸村なんかこの人の作風にぴったりだと思うのに。
283人間七七四年:2008/08/23(土) 00:09:49 ID:eTdmRa9R
北方さんは戦国ものを書くとボロが出ると思うな。
幕末ものの黒龍の柩もあそこまで出鱈目書いて
よく叩かれなかったなと思ったよ。
284人間七七四年:2008/08/23(土) 00:22:11 ID:i5cK5kDA
水滸伝や他の中国もので耐性ついちゃったんでは?
285人間七七四年:2008/08/23(土) 01:00:41 ID:eTdmRa9R
あの人、中国ものはすごい面白いね。
好きな作家だけに戦国ものには手を出して欲しくなかったりする。
出せば必ず売れるとは思うけどね・・・。
史学生から見たら「なにこれw」と言われるような内容のものを出して笑われたら少し切ない。
286人間七七四年:2008/08/23(土) 01:02:01 ID:F90wpsjn
…小説と割り切れない連中のほうが笑いものだわ
287人間七七四年:2008/08/23(土) 01:07:29 ID:eTdmRa9R
小説の内容をそのまま真に受ける層がほとんどの世の中だから、
大家だけにとんちんかんなことを書いたらあまりよくないし、
史学生とかはその点鋭い視点を持ってるからね。
現にあまりにひどい内容の小説はここでも叩かれているもの。
288人間七七四年:2008/08/23(土) 07:45:15 ID:h8b8fn6c
三国志や水滸伝は二次創作だから、史実がどうとかあまり気にされないのか
289人間七七四年:2008/08/23(土) 08:56:42 ID:JDOdNfgn
水滸伝は設定や筋からしてファンタジーだって分かるし、
三國志も、日本的には「外国の大昔」として一種のファンタジー的なフィルタ掛かって、
正史への興味が自然と遠くなるのでは

まあ、似通った対象・題材で2つ違うものを読めば(見れば)、中味に食い違う所があって当たり前
その差異を全部真に受けることはありえないし、両方の中味へ疑念を抱くのも当然だものね
叩くなら、マニアな知識の正誤じゃなく、創作の出来として叩かにゃあ
290人間七七四年:2008/08/23(土) 11:00:33 ID:EgYSK11u
三国志は日本では数多くの小説・漫画・ゲームその他が出てるから、
それらを通して知識を身につけている人は多いぞ。
「三国志・戦国」なんて板が2chにあるぐらいだし。
だから正史への興味が薄いのではなく、フィクションや作家ごとの味付けを楽しむ下地が
読者の間にできあがってるんだろう。

日本ものの場合は幕末とか、戦国でも信長メインの物がそこにあたるんじゃないだろうか。
291人間七七四年:2008/08/23(土) 16:53:10 ID:F90wpsjn
三国志なんざ本を読んだこともないゆとりが
ゲーム、漫画で得た知識だけで語ってるんだろ
292人間七七四年:2008/08/23(土) 19:42:30 ID:EgYSK11u
>>291
それを言うと戦国も状況はたいしてかわらんのだがw
293人間七七四年:2008/08/23(土) 22:07:13 ID:zBJw3VY7
>>291
漫画は本じゃないとぬかしたか
294人間七七四年:2008/08/23(土) 22:29:21 ID:zHYIzmiI
>>293
漫画で得た知識なんてのは、歴史小説で得た知識を信じ込むのと一緒だろ。
そう言う言い方で話をまぜっかえすのは良くない。
295人間七七四年:2008/08/23(土) 23:18:21 ID:5rXVQM9k
つ学習漫画
296人間七七四年:2008/08/24(日) 00:07:59 ID:B9t2JU0x
>>295
それも混ぜっ返しだろうに。
297人間七七四年:2008/08/24(日) 02:10:31 ID:qAHeQsD3
自分んちの本棚は、作家別に並べてあるので
南原幹雄コーナーには「天下の旗に叛いて」の横に
「吉原おんな市場」がある。
298人間七七四年:2008/08/27(水) 20:29:04 ID:26626w8a
「天魔の羅刹兵」復刻記念sage
299人間七七四年:2008/08/28(木) 03:08:36 ID:U603Gw8s
いまさら信長の棺を読んだ。
今まで読んだことない感じの戦国ものだったから結構面白かった。
300人間七七四年:2008/09/01(月) 22:14:26 ID:ycb0C560
はて2008も3分の2が過ぎてしまったんだが
「群雲、大坂城へ」は本当に今年中に出るのか?
301人間七七四年:2008/09/02(火) 13:58:27 ID:PdaACpaM
信長の棺・・・私も今更ながらですが読んだ。七〇歳過ぎた主人公の
       恋愛はまったく余分。面白さが半減。

信長燃ゆ・・・これも信長の伝記を書こうとした人の物語だけど
       信長とさる高貴なお方の夫人との不倫、こんな設定
       目新しいけどありえなすぎて白けた。
       信忠のことがわりと書いてあるのがよかった。特に
       武田攻め。信玄後継者の勝頼をせめる信長後継者の
       信忠の複雑な心理のところは良かった。
302人間七七四年:2008/09/03(水) 11:12:50 ID:u3DouXqf
良スレ
303人間七七四年:2008/09/07(日) 01:58:09 ID:YY6SSrf8
「羊羹合戦」読んだら面白かった。
「天地人」もこれくらいの出来だったらなあ。
304人間七七四年:2008/09/07(日) 08:40:53 ID:ARvyvkoy
羊羹合戦は落ちが弱いけれどねえ。ああいう一風変わった掌編で火坂は光る。
305人間七七四年:2008/09/08(月) 22:58:24 ID:z9tOQ0nU
火坂は「花月秘拳行」が一番面白かった
バカで
306人間七七四年:2008/09/08(月) 23:00:35 ID:efwHKosz
宮城谷の「新三河物語」はどう?面白い?
307人間七七四年:2008/09/10(水) 22:46:48 ID:jdGBAnnM
儒教臭すぎて全然戦国っぽくない
あの人はずっと中国モノだけ書いていればいいよ
308人間七七四年:2008/09/10(水) 23:00:33 ID:q4JQeDWc
>>307
そうかー。それは残念。
309人間七七四年:2008/09/11(木) 21:38:59 ID:R/Re1ody
中国物も欝シーンの連続で読むのに疲れるという・・・
310人間七七四年:2008/09/11(木) 23:01:06 ID:Axkwlc0K
主人公が全部おんなじに見えるのが・・・
311人間七七四年:2008/09/14(日) 11:12:15 ID:O5FyaNmx
合戦を描くのがうまいなーってのは、ありますか?
司馬の関ヶ原は神だが、騎馬や鉄砲の部隊が嘘臭い。
312人間七七四年:2008/09/14(日) 14:12:28 ID:YuHuJhjk
小説じゃ全部嘘くさいですよ
313人間七七四年:2008/09/14(日) 14:14:44 ID:kcDMkAcB
司馬の関ヶ原はもう、何年前の作品だと。
314人間七七四年:2008/09/14(日) 15:15:04 ID:O5FyaNmx
そっか、・・・あれが限度か。
315人間七七四年:2008/09/14(日) 21:18:59 ID:C7ZWmnYN

山風の「妖説太閤記」なみにコンプレックスで根性捻じ曲がった豊臣秀吉が
主人公の小説ってありませんか?
316人間七七四年:2008/09/14(日) 21:20:56 ID:kcDMkAcB
>>315
史実のほうが秀吉のゆがみっぷりが楽しめる気がするw
317人間七七四年:2008/09/14(日) 21:35:01 ID:C7ZWmnYN
>316

いや、ここ小説スレなので
318人間七七四年:2008/09/17(水) 12:28:20 ID:k4bjphLe
岩井三四二氏の作品が好きですね。無名の地侍や百姓が主人公の。岩井氏が岐阜のご出身のせいか、
美濃や尾張が舞台になっている場合が多いですが。織田弾正忠も信長ではなく、親父の方だったり、
三傑をあまり取り入れない作風も好きな理由のひとつであります。
319人間七七四年:2008/09/17(水) 19:51:11 ID:eQ2/Tt90
「真田太平記」
この作品で真田信幸のファンになりました。
320人間七七四年:2008/09/21(日) 10:07:22 ID:s3ippgrC
>>319
ドラマも神だから困る
321人間七七四年:2008/09/23(火) 00:15:44 ID:pM46Ayu6
うーん・・・ブックオフで堺屋太一の『巨いなる企て』の上巻を衝動買いして
読んだはいいが、下巻がどこいってもないな。これからがおもしろそうだった
に・・・・。
322人間七七四年:2008/09/23(火) 08:37:23 ID:S+6vd7k7
ブックオフで買い物する奴は出版業界の敵だと知れ。
323人間七七四年:2008/09/23(火) 09:57:17 ID:Mb+m4rEG
>>321
図書館
324人間七七四年:2008/09/23(火) 10:02:46 ID:nWXizedx
>>322
じゃあどこで絶版品切れ本入手すればいいんだよ
325人間七七四年:2008/09/23(火) 10:07:14 ID:PVmbkiBX
326人間七七四年:2008/09/23(火) 22:33:28 ID:hfoc+C/5
「真田太平記」は忍者の話が長過ぎて興醒めした
これは完全に趣味趣向の問題だろうけど
327人間七七四年:2008/09/23(火) 23:38:04 ID:i4vO6tRK
>>322
読者の敵乙
328人間七七四年:2008/09/24(水) 00:05:12 ID:KPvtDkhL
bookoffみたいな創価関連会社に金を入れて
作家には何の利益も還元しない亡国低所得民乙
329人間七七四年:2008/09/24(水) 22:21:29 ID:WAR8pm/2
金の亡者には一銭たりとも恵んでやらんわハゲ
330人間七七四年:2008/09/25(木) 00:23:29 ID:kiYNPqt8
それは月代だと何度言えば
331人間七七四年:2008/09/28(日) 12:35:59 ID:PskocR3y
>>315-316
でも秀吉ってそんなにコンプレックスで歪みまくってるのか?
どうもそうは思えないんだが……礼賛が駄目なら全否定は良いのかよと訊ねたいね。

>>328
それなら古本の扱いをロクにしてこなかった連中に責任は無いのかいと。
本当に大切だと思ってるなら公共事業の一環としてちゃんとした形態で扱えって。
332人間七七四年:2008/09/28(日) 12:43:11 ID:2PCb0JDX
>>331
普通の目で見て秀吉はゆがんでるだろ。それがコンプレックスからなのか生来のものなのかともかく。
大抵の秀吉物はそう言う部分をスルーしているから山風先生のが特異に見えるだけで。
333人間七七四年:2008/09/28(日) 13:20:56 ID:QbPT66Q8
普通の目で見て(笑)
334人間七七四年:2008/09/28(日) 17:17:33 ID:HNi2YBPZ
客観的に見ると天下統一後の秀吉は暴君だからなあ
335人間七七四年:2008/09/28(日) 18:00:33 ID:2PCb0JDX
秀吉の天下統一期の、今残ってる武士階級以外の日記や書状って、妙に暗いんだよね。
はっきり「今は末世だ」って言ってるようなのもある。
逆に家康の、特に元和厭武の宣言あたりには、「これからは平和だー!」って、飛び上がるような
喜びみたいなのが実際に感じられる。

庶民の目から見た二つの体制は、明確に異なっていたように思う。
336人間七七四年:2008/09/28(日) 21:20:31 ID:2vbNGBsG
「末世とは 別にはあらじ 木の下の さる(猿)関白を 見るにつけても」だっけ?w
337人間七七四年:2008/09/28(日) 23:34:28 ID:K6TowKgp
もっと悪玉の秀吉を描いた作品があってもいいんだよね
海音寺だったかが「秀吉はその陽気な性格で悪辣な行為をそう感じさせなかった」
みたいなこと書いていたけど、こういうイメージっていつごろからなんだろ?
338人間七七四年:2008/09/28(日) 23:40:20 ID:2PCb0JDX
>>337
江戸末期の大阪講談からだと思う。
339人間七七四年:2008/09/29(月) 11:46:34 ID:rp7D8DbD
>>337
岡田秀文「本能寺六夜物語」
今まで読んだ黒秀吉の中で最凶のインパクト
340人間七七四年:2008/10/01(水) 19:41:40 ID:xN0Bij22
悪玉の秀吉なんて、歴史逆転もの覗けばいくらでもあるじゃないw

元和厭武あたりは、もう戦国の時代が30年前に終わった時代だからなあ
関ヶ原・大坂の戦争と、終わったと思ったらまた忘れた頃に戦争が起こった、
なんて迷惑な、でも流石に今度こそ無いだろう…って雰囲気も感じる
戦争=時代というより戦争=災害的な、同列に出来ない戦争観の変遷もあると思うんだよな
341人間七七四年:2008/10/01(水) 23:05:51 ID:42olcdGn
>>339
あの秀吉はたしかに黒すぎる
ただ尼さんのほうが狂気度上w
342人間七七四年:2008/10/01(水) 23:49:31 ID:qLsM2/Lu
>>341
尼さんのとこ読んでて指がむずむずしたのは自分だけじゃないはずだ
343人間七七四年:2008/10/02(木) 00:39:00 ID:a6cbt6iu
黒い秀吉なら「信長燃ゆ」でちらちら出てくる秀吉が妖怪じみてて印象に残っている
344人間七七四年:2008/10/02(木) 21:23:38 ID:ajrWaQui
奇をてらった人物造形の小説を読んで面白かった記憶が少なくて困る。
345人間七七四年:2008/10/02(木) 22:02:44 ID:1ZwzHorE
山田風太郎くらいまでいくと面白く読めるのだが
346人間七七四年:2008/10/04(土) 15:47:37 ID:OCpet+/v
純白秀吉と純白家康なら宇月原晴明「聚楽」

伝奇モノなのならではのブッ飛んだ物語展開なので
好悪は分かれるかもしれないけど一読の価値アリ
347人間七七四年:2008/10/04(土) 17:32:53 ID:8p2O6TW/
>>346
それ、作者自ら「妖説太閤記」へのオマージュだって書いてるし
348人間七七四年:2008/10/04(土) 21:19:05 ID:23LxmDJ4
>聚楽
秀吉・家康は二人ともピュアだよな
349人間七七四年:2008/10/04(土) 23:33:55 ID:61tixRKS
伝奇風といえばそうなる皆川博子の「新今川記 戦国幻野」の氏真も
出番はそんなにないけど、ピュアだよな。
氏真を少しでも描写した小説の中では、アレが一番好きかも。

なので「天下を汝に」のような潤色はつまらなかった。
実は英邁で陰から時代を動かしてたんだよ・・・調が短絡的に思えた。
個人の読書感想なので、あの作が好きな人がいたらゴメンねー。
350人間七七四年:2008/10/04(土) 23:54:38 ID:KMMByJPC
>>347
宇月原晴明氏の小説って確か、「黎明に叛くもの」もオマージュだったよね。国盗り物語の。
351人間七七四年:2008/10/08(水) 23:22:14 ID:05HRmC8o
羊羹合戦の文庫が出てたんだな。
352人間七七四年:2008/10/10(金) 17:01:55 ID:AtXcPTVT
最近売れてる時代作家の一人の佐伯泰英に戦国もの書いてほしい。

最近の作品は考証やアイディアに追われ過ぎてて、エンタメしてない作品も結構多い気もするから、片手間だったり通勤、通学中に読める作品を書ける作者が欲しい今日この頃。
353人間七七四年:2008/10/10(金) 17:14:47 ID:Zg7oYm7Q
皆川博子「戦国幻野」…氏真他印象的なキャラが主役の義元を喰ったカンジ
宇月原晴明「聚楽」…秀次の正体が意外だった
安部龍太郎「神々に告ぐ」…サイコメトラー前久が悪霊相手に大活躍

戦国伝奇小説ベスト3をageてみた
もちろん反省はしていない
354人間七七四年:2008/10/10(金) 19:53:59 ID:oVOn04tM
「神々に告ぐ」はストーリーがどうもなあ
355人間七七四年:2008/10/10(金) 19:57:20 ID:jHZ8FW/R
剣豪物に今はまってて、初めて近衛の作品を買い『剣鬼 疋田豊五郎』を読んでみた。
このスレにもっと早く出会っていればと本気で思った。
356人間七七四年:2008/10/10(金) 20:00:50 ID:ktQ5CziR
神々に告ぐは結構好きだが、ラストが何でもありになっちゃうからなw
357人間七七四年:2008/10/10(金) 20:06:58 ID:jHZ8FW/R
>>352
スレチだが俺も佐伯大好き。居眠り巌根シリーズがその中でも一番好きだ。
358人間七七四年:2008/10/10(金) 21:30:13 ID:SddR08fV
>>355
近衛は勉強量は半端じゃないが、知識に脳みそが負けてるもんな
359人間七七四年:2008/10/10(金) 23:38:42 ID:QBeix0ll
ものの道理がわかっている普通の作家は
賢明に取り組んだ調査や考証でも、外すときは外す、
省略するときはする、無視するときはする・・・はずなんだよ。
だって、小説家の要は創作力だもん。

でも近衛や後北条ものを書いている新進の伊東潤とかは
調べたことはみーんな出したい姿勢なんだと思う。
史実に忠実も良いけど、でも肝心の人物に魅力や深みがでなければ
面白くもなんともない(と、自分は思う)のに、
そこんとこが、メジャーになれない要因の一つかも。

360人間七七四年:2008/10/11(土) 00:04:02 ID:8pbI8lWL
近衛氏は知識をそのまま掲載して「上杉景勝完全年表」とかでも続々と出せばいいと思うんだ。
もちろん注釈と出典明記つきで。そうやって小説家を脱して研究者に転向すれば、
講演とかでしこたま儲かる。文庫本作家続けるよりはいい商売だと思うのだがなあ。
ただ、彼のブレーンが花ケ前と鈴木だから……。
361人間七七四年:2008/10/11(土) 00:23:33 ID:1KkFsaeT
山本一力のような、江戸市井、庶民ものを主に書いている作家でも、
考証したことをみな書くものでは無い、ということをわかっているもんな。

362人間七七四年:2008/10/11(土) 16:52:30 ID:fEpvaY8Y
>>348
ウンコ座りで二人仲良く紙煙草吸う秀吉と家康なんてのは
宇月原先生くらいにしか描けませんよ。

>>353
>秀次の正体が意外だった
それもあるけどやはり呂村助左衛門と秀頼の解釈がな……
特に秀頼なんてもう石川賢の領域にまで達してるよw
363人間七七四年:2008/10/11(土) 18:23:39 ID:yE5+mQs5
近衛は元々if出身だしフィクションの書き方は十分心得ているはずだが、
だからこそ史実を扱うことには神経質になっているのかも知れんね
364人間七七四年:2008/10/11(土) 18:50:02 ID:n1Ztw+Ca
仮想戦記出身の坂上天陽が書いた御館の乱小説は
知識と創作の噛み合わせが巧みで今後が愉しみ。
近衛も良作はいくつかあるので負けないで頑張ってもらいたいな。
最新作の短編集の中もいいのはあったし。
365人間七七四年:2008/10/12(日) 00:33:49 ID:8qj6b5jC
最初に自分が読んだ仮想戦記は仲路さとるの異・戦国志シリーズ
今読み返すと滅茶苦茶な所が多いし架空の人物を活躍させすぎだけど、
今まで知らなかったような武将がたくさん出てきたのはなんかよかった
これを読んで森長可と堀直政と加藤嘉明が好きになりました

なんか面白い架空戦記あったら教えて下さい
366人間七七四年:2008/10/12(日) 02:17:12 ID:FVBTavxn
>>365
こっちのスレがいいよ

【竜頭】歴史群像新書で語る 6【蛇尾】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1214316979/
367人間七七四年:2008/10/12(日) 09:27:09 ID:kwgy+big
坂上天陽の軍神の系譜は面白かったが副題が微妙なんだよな。
謙信・景勝・兼続って書いてあるのに実際の内容は景勝と景虎が主人公で
謙信はともかく直江はただの脇役…。
368人間七七四年:2008/10/12(日) 09:45:40 ID:wwRe/5IF
手取川で三割ぐらい使ってるから、謙信の名前があるのは異論がない。
でも兼続はあくまで宣伝文句だろうね。
それと、最後があまりに大雑把すぎる。
せっかくそこまで丁寧に書いたのだから、
あと10ページぐらい使ってすっきりさせて欲しかった。
369人間七七四年:2008/10/14(火) 23:18:02 ID:BiIdfshH
>>365
最近読んだ中だと佐藤大輔の『信長新記』一巻〜三巻
ちょいとくどめだけど大局的な面白さはある。個人の活躍はあまりない。
370人間七七四年:2008/10/15(水) 01:23:50 ID:bv37OhxM
「風魔 上下」宮本昌孝 著

読んだことある奴いる〜??
登場人物が多くて、戦国好きには結構楽しめる作品だと思うんだが。

てか北条好き自分が一番楽しんだww
371人間七七四年:2008/10/15(水) 16:33:44 ID:M+6mMOgj
「戦鬼たちの海」白石一郎 読了
九鬼水軍の話だが、さすが白石という感じで面白かった。
武将の寂寥感が後半にいくにつれたまらない。
372人間七七四年:2008/10/16(木) 01:23:34 ID:uQtRdFwi
>>369
あんたそれ佐藤のライフワークである未完新装ぼったくり作品やん
373人間七七四年:2008/10/23(木) 18:10:00 ID:aN8ddU2S
>>370
剣豪将軍義輝を絶版にしている日本の出版界に未来は無い。
374人間七七四年:2008/10/27(月) 06:14:56 ID:E47oFuFa
黒田三十六計というコミックを読んだ方いますか?
だいぶと昔の本みたいなんですが妙にリアルな絵で面白そうでした
375人間七七四年:2008/11/03(月) 11:46:44 ID:7p16QaYR
為景・謙信・景勝の三代を描いた
嶋津義忠「上杉三代記」ってどうですか!?
376人間七七四年:2008/11/03(月) 12:05:57 ID:/hS8lz/K
>>375
うーん、為景以外は読む価値がないよ。謙信や景勝目当てならやめるべき。
天と地と以外で、為景を主人公にその生涯を描いた唯一の小説としては価値がある。割と丁寧に調べてるしね。
377人間七七四年:2008/11/04(火) 19:40:21 ID:lxMmzoAZ
>>376 さん! 375です。
コメントありがとうございます。為景主人公は、珍しいですね!

同じく上杉家を扱った 坂上天陽「上杉謙信・景勝・直江兼続 軍神の系譜」
って、どうでしょうか!?
378人間七七四年:2008/11/04(火) 22:34:41 ID:kdGCar5l
>>377
軍神の系譜はよかったよ。
御館の乱がメインだけど、珍しく景勝・景虎どちらにも偏ってないと感じた。
379人間七七四年:2008/11/05(水) 00:17:14 ID:CVpMN01a
信長の棺は面白かったぞ。主人公が牛一だ。
380人間七七四年:2008/11/05(水) 01:31:30 ID:QXyZDRro
道潅と早雲
381人間七七四年:2008/11/05(水) 01:38:03 ID:w/TEVTBv
>>380
駿河の内乱調停の時に会ったきりだよな、その二人。
382人間七七四年:2008/11/05(水) 23:23:10 ID:J0fU4FAF
>>378さん 377です。
コメントありがとうございました。
御館の乱って、詳しくないので読んでみたいです。
383人間七七四年:2008/11/06(木) 19:14:13 ID:oeZ0FMfy
軍神の系譜は、完成度が高い佳作だけど、
あくまで「小説」なので、そこだけは気をつけてね。
384人間七七四年:2008/11/06(木) 22:12:48 ID:xrX/PW9t
戦国というにはやや苦しいですが

舟橋聖一文学賞に荒山徹氏の「柳生大戦争」
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200811060081.html

本家荒山スレにさえ、正気を疑われる彦根市。
385人間七七四年:2008/11/06(木) 23:55:56 ID:kikDf2hK
荒山がまともな賞の選考にすら上らなかった今までの現状がおかしかった。
展開や設定のとっぴさ以上の魅力があることは、読んだ人間ならわかる。
386人間七七四年:2008/11/07(金) 07:08:39 ID:SHnKeH1j
逆だと思うがな
伝奇小説としての華麗な骨組みや史料と実体験に基づく異文化理解など
評価するべきところは充分にあるのに
悪ふざけが過ぎて、公式な場で推すのを躊躇わせる。
嫌韓でもスイーツ韓流でもない韓国ネタの前例がほとんどないこともあり
とにかくすごいのはわかるんだけど、どう扱えばいいかみんな困ってたんじゃないの。

387人間七七四年:2008/11/07(金) 08:15:10 ID:EJ4l1Qpy
個人的には、悪ふざけといわれている部分はあまり気にならない、というか、
悪ふざけだが過ぎるぞ!という人をすら黙らせるだけの筆力が、すでにあると思うんだ。

っても、貧乏で文庫本しか買えないから、当該作は未読なのだけど。
388人間七七四年:2008/11/10(月) 18:32:34 ID:9Gdck99Y
最近群雲、関ヶ原へを読み始めたけどこれいいねー。
登場人物のそれぞれの意思がちゃんと書かれてて。
司馬の関ヶ原も悪くないけど、キャラクターのかき方はこっちのが好きだな
389人間七七四年:2008/11/14(金) 22:01:14 ID:mVSvjdVV
織田信長:司馬遼太郎「国盗り物語」…ベタだけど外せない。道三も押さえられるし。
豊臣秀吉:司馬遼太郎「新史太閤記」…何だかんだと無難な作品。キャラ設定では「聚楽」の秀吉が好き。
徳川家康:池宮彰一郎「遁げろ家康」…パクリと後半の駆け足はアレだけど面白かったのは事実。

(三傑の壁)

武田信玄:井沢元彦「信濃戦雲録」……大河よりも大河チックな物語展開。ただ新田信玄も捨て難し。
上杉謙信:海音寺潮五郎「天と地と」…フィクション全開の娯楽作品。でも謙信って脇役の方がキャラが立つ?
伊達政宗:海音寺潮五郎「伊達政宗」…政宗って知名度のわりに傑作は無いと思う。コレが秀作。
明智光秀:堺屋太一「鬼と人と」………信長視点と光秀視点との相違が斬新だった。
石田三成:司馬遼太郎「関ヶ原」………むしろ「島津奔る」と続けて読む事を薦めてみる。
毛利元就:永井路子「山霧」……………夫婦愛がメインテーマとはいえせめて厳島まで描いてほしかった。
真田幸村:池波正太郎「真田太平記」…忍者話大幅カットでいいと思ったのは漏れだけじゃないハズ。

(有名人の壁)

北条早雲:司馬遼太郎「箱根の坂」………所々での当時の宗教背景描写は一読目はかなり辛かった。
北条氏康:永岡慶之助「北条氏康」………PHPとの二択ならコッチがお薦め。
今川義元:皆川博子「戦国幻野」…………伝奇モノだけどスレ内でも評価高し。っつーか他に無いし。
島津義弘:池宮彰一郎「島津奔る」………パクリが気にならなければ物語は十分楽しめる。
長宗我部元親:司馬遼太郎「夏草の賦」…この続編的な「戦雲の夢」が司馬遼作品で一番好きな変わり者の漏れ。
直江兼続:藤沢周平「密謀」………………大河にするならコレだろ。「天地人」って…。


一般人でも知ってるスレを参考に主な戦国武将のお薦め作品をageてみた。
もちろん反省はしていない。
390人間七七四年:2008/11/14(金) 22:06:18 ID:OAFBPd+T
>>389
7割ぐらい呼んだ記憶があるけれど、ほぼ同意。
三傑の壁は何気にでかいよな。売れ行きが数倍違うし。
391人間七七四年:2008/11/14(金) 22:13:38 ID:RYYZqBY3
しかし>>389の小説はもう殆ど、歴史観的には古いんだよなあ。
こう言うのを見ると、新しい作家もっとがんばれといいたい。
392人間七七四年:2008/11/14(金) 22:19:59 ID:OAFBPd+T
最近売れ線のは、のぼうの城、信長の棺みたいに、
ひと一人の人生じゃなくてその一つのエピソードを掘り下げたものばかりかも。
巨編はやりつくしたから、文庫本ばかり出てるのかね。
393人間七七四年:2008/11/14(金) 23:58:03 ID:SFH5X0T4
もうあまり時間がありません
どうかみんなに伝わってください。

【日本の選挙】        ∧,,∧
      /| ̄ ̄ ̄|    <丶`∀´> ←二重国籍
    /| ̄ ̄ ̄∧,,∧  (つロと )
   /| ̄ ̄ ̄|..( `ハ´ )  `u-u´
 /| ̄ ̄ ̄|....|φ  ∪ )←帰化  ∧,,∧
 | ̄ ̄ ̄|....|/ `u-u´       <    >←外国人参政権
 |___|/ ∧,,∧          ( o ∪
 ||    ||  (´;ω;) ∧,,∧     `u-u´
       ( つロと) <丶`∀´> ←偽装認知
        `u-u´ (∪  つロ_____
              `u-u/ = =  /|
                | ̄ ̄ ̄ ̄|  |
                | 投票箱 |  |
                |____|/

【外国人激増】国籍法改悪案の反対【日本破綻】★4
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1226616603/
394人間七七四年:2008/11/15(土) 13:20:02 ID:6/Anj4mA
司馬遼作品は淡白すぎてどうも性に合わんかった…
面白いっちゃ面白いんだけどなあ
395人間七七四年:2008/11/15(土) 23:37:50 ID:qgHhlKxb
>>394
気持わかる。キャラクター付けが漫画みたいなんだよね、良くも悪くも。
綺麗に割り切れるというか、「ああ、こいつはこういう奴なんだなー」っていうのが
わかりやすいというか。俺も面白いからつい読んでしまうけど、大好きな作品って言うのは
意外にないかも。
でも俺、短編はよんだことがないんだよね。

>>389
密謀って評判いいよね。景勝好きだし読んでみようかなあ。
藤沢周平って江戸もののイメージが強いけど、結構戦国も書いてるのかな?
396人間七七四年:2008/11/15(土) 23:43:15 ID:JUL2/4z8
藤沢周平は自他共に認める信長嫌い
397人間七七四年:2008/11/16(日) 00:53:16 ID:s1Sv9OxN
>>395
もったいない
戦国物の司馬小説は短編こそ面白いのに
398人間七七四年:2008/11/16(日) 09:07:03 ID:+M1p5ZAG
>>395
藤沢は基本江戸時代で、戦国ものの密謀は地元だから書いただけ。
399人間七七四年:2008/11/16(日) 16:57:54 ID:eVbAQ5Jg
歴史読本のコラムで、

「司馬遼太郎みたいにウソばっかり書いて、しかも公演とかでそのウソをホントのように広めるのは、
歴史の研究者として迷惑だから、そう言ういい加減な歴史小説は、史実に敬意を表して江戸記のように
人物名をきちんと変えた小説を書くか、それがダメならそういう歴史小説は全部焚書にしろ!」

ってのがあって、実に面白かったw
400人間七七四年:2008/11/16(日) 17:10:06 ID:QwhiplDE
むしろタバコのように目立つ場所に但し書きをつけりゃいいんじゃあw
「この物語は古い考証と創作上の誇張によりあなたの史観を損ねる可能性があります」とかなんとか。

しかし研究者が歴史創作物ごときに目くじら立てるとは、つまんない世の中になったもんだね。
401人間七七四年:2008/11/16(日) 17:21:11 ID:Q1nJXvEB
年表読んでろと言いたい
402人間七七四年:2008/11/16(日) 17:25:27 ID:QwhiplDE
いっそ帯にでもしてくれればいいかも。
「この作品は作者の地元びいきと創作上の誇張により貴方の仙石観を損ねる可能性があります」
「この作品は作者のいくさびと哲学と創作上の誇張により貴方の秀忠観を損ねる可能性があります」
「この作品は行き過ぎた特撮・男色等のネタで貴方の柳生・韓国観を損ねる可能性があります」
「この作品は内容と経緯により作者のこれまでの実績と受信料回収を損ねる可能性があります」
403人間七七四年:2008/11/16(日) 17:54:12 ID:eVbAQ5Jg
eBOOK JAPANで、山岡宗八の「徳川家康」の、冒頭が立ち読みできるよー。
http://www.ebookjapan.jp/shop/counter.asp?url=tachiyomi/additem.asp?tachiyomi_id=80027802&pageid=mails081115

内容にいろいろ賛否あるけど、この筆力は流石だと思う。
404人間七七四年:2008/11/16(日) 20:07:33 ID:mU2mt0J6
>399
正直それ書いてる人も五十歩百歩じゃないかと思ったけどな。
405人間七七四年:2008/11/17(月) 03:16:55 ID:lYi+1hXQ
上杉、特に景勝が好きで色々読んでるんだが
新上杉戦記ってどうでしょう?
406人間七七四年:2008/11/17(月) 15:00:26 ID:XFh1/VFI
>>402
1番目は司馬遼?
2番目は隆慶一郎
3番目は?
4番目は火坂雅志

こんな描きたい事も描けない世の中ではポイズン
407人間七七四年:2008/11/17(月) 16:43:37 ID:ZDlEkbdP
>>406
名前を微妙に変えれば自由に書いていいらしいよ。例えば「篤姫」は、「浅姫」にしろ!って言ってたw
408人間七七四年:2008/11/17(月) 19:23:03 ID:UM8s+uyt
サラリーマンNEOでやってたね、「厚姫」
409人間七七四年:2008/11/17(月) 22:40:05 ID:qzytf0Uz
>399
小説に嘘を混ぜた司馬遼太郎と、ノンフィクションに嘘を混ぜる八幡和郎。
どちらがより問題かと言われたら…。
庶民を馬鹿にした、いかにも元官僚らしい発言でいっそすがすがしいが。
410人間七七四年:2008/11/17(月) 22:41:45 ID:qzytf0Uz
>406
3番目は荒山徹だろう、たぶん。
411人間七七四年:2008/11/18(火) 18:35:36 ID:nYmF8dCg
史実って言ったって時間がたつとともにコロコロ変わるからねぇ
412人間七七四年:2008/11/18(火) 20:44:50 ID:G0HnzP2Q
>>411
海音寺なんかだと今は否定されてても
当時の通説(実は講談)をもとにしているのとか結構あるからね
413人間七七四年:2008/11/18(火) 21:29:33 ID:BFrHFk1D
自分はまず、文芸作品として小説家の個性や文体、
作家なりの創作性や構成の違いを楽しむために読むこともあるから
歴史認識の古さとか、誤解とかもあまり気にしないんだよな。
小説は小説だから。

講談をネタ元の逸話があっても、
それが作中で無理なく消化され、物語の展開上に不自然でなければ
それはそれで読み進めていくね。

だいたい、少し昔の小説家は人物の魅力本意が重要で
歴史の真実を語ろうなんて意向で書いている人は少ないと思うし。
414人間七七四年:2008/11/19(水) 03:42:57 ID:x+nC1PxI
読み方・楽しみ方についてはファゲドウだ。
415人間七七四年:2008/11/19(水) 08:14:45 ID:kmZgRTKJ
直江兼続が悪く描かれてて活躍する話無いかな
最近彼が主人公の話はいくつか読んだので、逆サイドも読みたくなった
政宗や家康の話を読めば敵で出るには出るけど、扱いが小さい事が多いので
416人間七七四年:2008/11/19(水) 08:22:25 ID:5SwTNtPs
三成や真田幸村が悪人の小説はあるが…

兼続を悪人にかくと、小物になりすぎるようにも感じる。
417人間七七四年:2008/11/19(水) 09:10:40 ID:KIRvmr0u
>>415
「上杉三郎景虎」が限度かな
418人間七七四年:2008/11/19(水) 09:26:23 ID:kmZgRTKJ
>>416-417
ありがとう
三郎景虎は読んだんだよね
むしろあれで悪人兼続が気になったというか
ちなみに良ければ、幸村が悪人の本の題名も教えてくれまいか
419人間七七四年:2008/11/19(水) 09:35:02 ID:5SwTNtPs
>>418
鈴木輝一郎の「片桐且元」(小学館)
片桐且元VS真田忍軍
420人間七七四年:2008/11/19(水) 10:38:32 ID:kmZgRTKJ
>>419
重ねてありがとう
さっそく探してみるよ!
421人間七七四年:2008/11/19(水) 21:26:24 ID:4JYBpo6c
>>415
「くノ一紅騎兵」の直江は、奥羽永慶軍記ベースにしても嫌キャラ過ぎる。
家臣としては傍若無人、男色家としてキモ杉、軍師としてもうっかり、そして何気に役得。
422人間七七四年:2008/11/19(水) 22:10:48 ID:iirDzwNM
>>415
悪役ではないけど、いつもとちょっと違う直江なら「不識庵謙信の影」とか?
景勝と兼続のガチの殴り合いが見られる。
423人間七七四年:2008/11/20(木) 22:20:40 ID:XgxnQ1Y/
肝杉謙信
424人間七七四年:2008/11/29(土) 13:37:02 ID:aWW4B+ez
ちょwww↑吹いたw


九州三国志のオススメないですか〜?
425人間七七四年:2008/11/29(土) 14:26:59 ID:ZN2TfYB+
細川ガラシャ:三浦綾子「細川ガラシャ夫人」…心優しい父と義父、DV夫、横恋慕義弟とスイーツ(笑)受けは抜群。
お市の方:永井路子「流星」………………………長政とのツンデレ夫婦っぷりが堪らん。信長の妹というのもポイント高し。
寿桂尼:永井路子「姫の戦国」……………………個人的にはかなりのお薦め度。でも一般的な今川家の知名度では大河は無理。

(スイーツ(笑)の壁)

石田三成:司馬遼太郎「関ヶ原」………三成大河化スレがあるのも同意。前半生と群雲ばりのオムニバス形式でイケる?
豊臣秀長:堺屋太一「豊臣秀長」………単なる別視点太閤記モノだけど陪臣が続いてるだけにこれもアリか。
足利義輝:宮本昌孝「剣豪将軍義輝」…純粋に面白かった。むしろ新春ワイド時代劇向き。
今井宗久:火坂雅志「覇商の門」………火坂作品で一番のお薦め。「天地人」やる位ならコッチを大河にすれば?
九戸政実:高橋克彦「天を衝く」………物語の面白さと反比例して一般的知名度が致命的なネック。

(諸事情の壁)

前田慶次郎:隆慶一郎「一夢庵風流記」…言わずと知れた花慶の原作。色んな意味でNHKにコレをやる勇気はない。

(妄想の壁)

九州三国志…残念ながら無い。誰でもいいから小説化してくれただけで評価に値する。


スレチっぽいけど大河原作でもイケそうな作品をageてみた。
もちろん反省はしていない。
426人間七七四年:2008/11/29(土) 16:00:48 ID:f5OlsvW/
火坂は本当に、来年の大河原作で作家人生を汚したな。
良い作品もこれからの伸びしろもあったのに心底残念だ。
427人間七七四年:2008/11/29(土) 16:05:45 ID:ud5UprBS
【津】藤堂高虎 主君二人目【今治】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1226765205/67

> 67 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/11/26(水) 12:58:15 ID:mVUls596
> 地元のお偉いさん方はガチで狙いにいってるな>大河
> NHKへの嘆願も会長じゃなくて実際の選考スタッフの方に持って行ってるし。
> 火坂雅志も「私の作品の中では虎の城が一番面白い」と太鼓判押していたそうな。
> いいのか天地人w

俺もそう思うw
428人間七七四年:2008/11/30(日) 04:31:48 ID:tEpX0TDN
天地人(笑)
429人間七七四年:2008/11/30(日) 05:31:39 ID:i3s7Bg8/
歴史認識の古さとか・・・どこがどうなのか簡単にでも指摘しないと。
知ったかぶりのたわごとだなw
430人間七七四年:2008/11/30(日) 08:33:43 ID:AHM6uCmP
>>429
どのレスのことを言っているのかはっきりしてくれろ。
431人間七七四年:2008/11/30(日) 10:12:17 ID:++38CyQA
>>429
おまいも同類。
432人間七七四年:2008/11/30(日) 10:18:10 ID:AHM6uCmP
歴史研究も日々進化しているもんなあ。
斎藤道三の国取りが二代に渡るものだった。
上杉景虎が北条氏秀と別人だった。
早雲は幕臣伊勢盛時だった。
これらはここ二十年ぐらいのうちに明らかになっている。
信長の兵農分離も最近になって否定されつつあるし。
433人間七七四年:2008/11/30(日) 10:41:01 ID:C97ztUDj
信長が自分の下に集中させた「兵」は、結局馬回りだけで、それは他の戦国大名がやってた事と
変わらないし、特段早くもない、って話だそうね。

あと、兵農分離は、「兵」の方の要請でそうなったのではなく、「農」の方が、戦に出なくても
生活できるようになったから分離した、ってのが今の兵農分離の考え方の主流みたいね。
434人間七七四年:2008/11/30(日) 20:57:22 ID:QZYIr1W4
歴史研究が進むにつれて、結局、戦国時代がどんどん平凡でつまらない時代になっていってるともいえるな。
革新的な出来事なんて実は何もなくて、ただ凡人が右往左往してただけの時代に、たまたま運がよかっただけの織豊徳が棚ぼたで天下取っただけの時代。
つまらない時代を舞台にしてるから小説もつまらなくなってる、みたいな。
435人間七七四年:2008/11/30(日) 21:02:07 ID:ZoYWLeEp
あの時代に生きた人間を凡人と割り切るような奴にはつまらないだろうね
436人間七七四年:2008/11/30(日) 23:45:54 ID:d3u5k4Yy
>>434
それは誤解だねえ。
漫画みたいな革新的なことはほとんどないけれど、
今までの軍記や講談主体の戦国時代より
リアルに迫る戦国時代のほうが興奮するよ。

派手なドラゴンボールよりも、
実際の戦争やスポーツの方が人は興奮する。
437人間七七四年:2008/11/30(日) 23:48:25 ID:4Mhr9EhB
そんな人それぞれのことを断言されても
438人間七七四年:2008/12/01(月) 00:19:14 ID:HCMJ6aCp
俺はむしろその「凡人(俺はそうは思わないけど、多分テレビなんかでよく過度に評価される
戦国武将のイメージと違うってことなんだろう)」が、いかに自分の家を残すため、成り上がるために
それぞれの考えで行動していったかって部分に凄く惹かれるよ。
たまたま運がよかっただけ、といったら、逆にいえばそれぞれの思惑が絡み合って、結果的に
その3人に天下が落っこちてきたともいえる。
何事も一人の実力や思想で歴史が決まるわけじゃないんだ、っていう視点を最近の研究は与えて
くれてる気がする。

これをうまく表してる小説が「群雲、関が原へ」だと思うんだよね。434がまだ未読なら読んで欲しい。
そして岳早く大阪城書け。書いて下さいお願いします
439人間七七四年:2008/12/01(月) 01:08:55 ID:naqKX/y+
戦国時代で本当に革新的だったと言えるのは、伊勢盛時(北条早雲)だな。
分国法、行政システム、築城思想、組織運営、軍組織、検地、
室町幕府によって(おそらく山城で)実験された最新の手法を駆使し、それを広めたのは間違いなくこの人。
戦国時代はその多くが、伊勢盛時の施策の後追いだったと言っていい。
440人間七七四年:2008/12/01(月) 03:23:23 ID:CJKNgYzm
火坂みたいに今いち売れない作家は、これからは火坂を見習って
大河招致運動をしている人物のいる地域と連携(癒着)して、
その土地の招致運動の意向通りに、またはNHKのご意向に沿った
過剰に主役美化の作品を書き、地元新聞に連載
・・・という作戦がいいのかもしれない。
441人間七七四年:2008/12/02(火) 20:52:45 ID:h1cHeUOw
>>439に拍手!
北条贔屓にはたまらん褒め言葉だ。
そうなんだよ、全ては早雲から!!
三つ鱗バンザイ!
442人間七七四年:2008/12/02(火) 21:31:20 ID:Q/VjyXfW
>>438
今年ももう一ヶ月ないわけだが、ほんとに出るのかな…群雲大坂城
443人間七七四年:2008/12/02(火) 21:51:50 ID:I5Z/lrWD
>>439
早雲は偉大だったのに、代を重ねるごとに小粒になった感じだな。
時代を作りながら、最後には時代に取り残されてしまった。
早雲が残したは北条ではなく、戦国時代という現象かも知れないね。
444人間七七四年:2008/12/03(水) 23:09:12 ID:zLbhltb2
ここって小説の話をするスレじゃ?
まあ司馬が書いた早雲の小説(箱根の坂)は面白かったけどな。
室町時代の雰囲気や早雲がどう新しい体制を築くかとか、玄人好みの面白さがある。
445人間七七四年:2008/12/04(木) 00:03:57 ID:oPc2mepf
素人の僕でも楽しめましたよ。
個人的にはもっとも好きだ。
446人間七七四年:2008/12/04(木) 00:19:04 ID:YA9a1lLl
風野真知雄の「奇策」ってやつが面白かった
大筋は1つの戦を通して前半に伏線を張って後半回収するといったもの
読みやすくてストレス無く一気読みできた
447人間七七四年:2008/12/04(木) 14:33:36 ID:AlpK82l2
蒲生氏郷か、黒田如水が主人公でお勧めある?
448人間七七四年:2008/12/05(金) 01:23:51 ID:8VBjEIlM
>>447
黒田官兵衛なら、播磨灘物語や群雲、賤ヶ岳へなどがあるよな。
蒲生は童門冬二のやつがあったかな
449人間七七四年:2008/12/05(金) 12:21:20 ID:Dtzs+g7x
黒田如水も童門冬二のやつがあったよ
晩年の話で結構面白い
450人間七七四年:2008/12/05(金) 15:32:23 ID:wKEAWBhZ
黒田如水は、性格には主人公ではないが、「風の如く 水の如く」 (安部 龍太郎)が面白かったな。
黒田長政、本多正純がそれぞれ見た、関ヶ原での黒田如水と徳川家康。
451人間七七四年:2008/12/05(金) 16:35:22 ID:H27M3BXp
自分も「風の如く〜」読んだ

史料を用いて歴史に忠実なのはよいが、逆に小説としてはイマイチだと思った(-.-;)
がちがちで物語的には未完成…


ま、あれのおかげで本多親子大好きになったけどw
452人間七七四年:2008/12/07(日) 22:45:27 ID:3WgL1WK6
>>451
確かにあれ、風呂敷畳めてないよねw
でも希少な長政復権小説として評価したい。
小説家の皆さんは如水のことが好き過ぎて困るぜ。なかなか長政にまで愛がまわってこない。
453人間七七四年:2008/12/09(火) 01:05:29 ID:jQRzHMdy
そうかー
ところで如水への愛のつまった作品ていうと何?
如水ものは何冊か読んだんだが、いまのところ吉川版が好きだ
泣ける
454人間七七四年:2008/12/09(火) 01:29:59 ID:xDDT8x00
最近出た火坂の奴はどうなんだろ?
455人間七七四年:2008/12/09(火) 21:30:12 ID:cyMV014M
岳宏一郎の如水モノはそれなりの愛はつまっていると思うが
456人間七七四年:2008/12/10(水) 23:25:21 ID:XtwnMXzO
火坂の新作は読んでない(文庫待ち)が
半兵衛・官兵衛が主役なら、大河こっちのほうがよかったな

岳の如水モノというと今は「群雲、賤ヶ岳へ」か
買ってあるけど読んでなかった
読んでみるか
ていうか今年発売予定の「群雲、大坂城へ」はまだなのか
457人間七七四年:2008/12/13(土) 16:53:18 ID:XE0Z4Coh
大坂の陣あたりになると、群雲というより今にも消えそうな鰯雲だからなあ……
458人間七七四年:2008/12/14(日) 00:18:46 ID:vwP2wqGm
思うだが岳先生の大阪の陣新作ってガセじゃまいか?

ソースは?
459人間七七四年:2008/12/14(日) 00:25:19 ID:Yo027iOM
>>458
岳先生の文庫の解説
460人間七七四年:2008/12/15(月) 21:34:03 ID:/cn+QzTM
関が原がよすぎて、ついあのクオリティを期待してしまうけどなかなか難しいだろうな…
遅れてもいいから面白い作品になってると良いなあ
461人間七七四年:2008/12/25(木) 12:09:38 ID:Sib/PRRl
九州、てか立花がでてくる小説が見たいんだがなにかおすすめある?
462人間七七四年:2008/12/25(木) 18:07:12 ID:OoQ7QktG
今手に入るもので3〜4くらいあったはずだから全部読めばいいと思う
463人間七七四年:2008/12/27(土) 18:15:33 ID:lyDOBIJ7
死んだのに話題もならない早乙女貢カワイソス

…まあ、戦国ものの技量はアレだったが。
464人間七七四年:2008/12/27(土) 18:47:26 ID:Ro1s3bBh
>>463
昨日図書館で訃報記事のコピー付きでコーナーが作られていて知ったよ
もうかなり高齢だったのにNHKのブックレビューなんかにも出て
かくしゃくとした姿を見せていたのにね
ご冥福をお祈りします

読んだことないけど
465人間七七四年:2008/12/27(土) 20:41:10 ID:gQPRa9TY
爺さんとうとう死んじゃったのか! ここで初めて知った。ありがとう。
寝る前に「悪霊」読み返してみるか‥
466人間七七四年:2008/12/27(土) 20:56:23 ID:gQPRa9TY
【訃報】作家・早乙女貢さん死去、82歳…歴史小説「会津士魂」「北条早雲」「由比正雪」の著者[12/26]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1230221469/


>  幕末・維新の激動を敗者の側から描いた長編歴史小説「会津士魂(正・続計21巻)」など
> で知られる作家の早乙女貢(さおとめ・みつぐ、本名鐘ケ江秀吉=かねがえ・ひでよし)さん
> が23日午前2時53分、胃がんのため神奈川県鎌倉市の病院で死去した。82歳だった。
> 中国東北部(旧満州)生まれ。葬儀は近親者のみで行い、お別れの会を来年2月4日午後
> 6時から東京会館で開く。
>  山本周五郎に師事し、伊藤桂一、尾崎秀樹らと共に1954年、同人誌「小説会議」を創刊
> した。69年「僑人の檻(おり)」で直木賞。
>  先祖に会津藩士を持ち、戊辰(ぼしん)戦争で「逆賊」とされた同藩の歴史にこだわった。
> 会津側の資料や手記などを駆使して落城に至るまでを再検証。誇り高き藩士たちの悲劇を
> 描いた「会津士魂」は月刊誌で18年間にわたって連載され、89年、同作で吉川英治文学賞
> を受賞した。さらに維新後、故郷を追われた藩士や家族の姿をたどった「続 会津士魂」も
> 2001年に完結。
>  ほかに「北条早雲」「由比正雪」など戦国時代から明治維新期までを扱った重厚な歴史小説
> を発表した。また、絵が趣味で、「ヨーロッパの午後」「会津の侍」などの画文集も出している。
> ソース:時事通信(2008/12/25-19:59)
> http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008122500709

ちょw本名wwww
467人間七七四年:2008/12/27(土) 20:57:21 ID:ypx4vvnC
本名で活動してても良かったんじゃないかw
468人間七七四年:2008/12/27(土) 22:04:08 ID:lWJ1beSA
本名のほうがペンネームっぽいw
469人間七七四年:2008/12/27(土) 22:07:35 ID:eTQb2Fgp
秀吉・・・は許せなかったんじゃない?松平一門の敵だしw
470人間七七四年:2008/12/27(土) 22:08:12 ID:FkPlUXh9
まあ秀吉の事は嫌っていそうな感じではあったなw
471人間七七四年:2008/12/28(日) 02:29:03 ID:aRQXloot
たぶん子供のころ、名前のことで同級生にからかわれたりしたんだろ
472人間七七四年:2008/12/28(日) 10:51:06 ID:83jKL7Fa
歴史小説書く作家が秀吉なんて名前だったらちょっと色物にしか思えんよな
へんな先入観を持たれそうだし
473人間七七四年:2008/12/29(月) 22:28:06 ID:Dzc9u1l8
すいません、どなたか長曽我部元親が主人公の小説を教えてください。
474人間七七四年:2008/12/29(月) 22:33:54 ID:Dzc9u1l8
あと大友宗麟の小説も、知っていたら教えてください。
475人間七七四年:2008/12/29(月) 22:43:13 ID:PC+DzTEs
>>473
司馬遼太郎『夏草の賦』はガチ。爆笑したくなるシーンもあるので期待していい。

>>474
遠藤周作『王の挽歌』だな。おこがましいが、水準は保証する。ただし切支丹関係がウザい。ご本人は決して切支丹マンセーとは書いてないが。
476人間七七四年:2008/12/29(月) 22:45:30 ID:B3+6Wb/v
元親は「夏草の賦」
宗麟は「王の挽歌」が有名かな
477人間七七四年:2008/12/29(月) 22:46:23 ID:B3+6Wb/v
ごめん被った
478人間七七四年:2008/12/29(月) 22:48:49 ID:+8YOqRn9
ぶっちゃけそれしかないからな
479人間七七四年:2008/12/29(月) 22:52:15 ID:Dzc9u1l8
早い回答ありがとうございます、
さっそく明日探してみたいと思います。
480人間七七四年:2008/12/29(月) 23:09:44 ID:2cwShXEE
あるだけマシともいえる。
竜造寺隆信とか南部晴政とかが主役の小説なんて探してもないw
481人間七七四年:2008/12/29(月) 23:48:26 ID:PC+DzTEs
>>480
隆信はないが、鍋島直茂のはあるし、
春政はないが、九戸政実のはある。
482人間七七四年:2008/12/29(月) 23:51:02 ID:rWK7nFCp
10年以上前に六角義賢の本見つけて おおっ! と思って買ったら薄めの小説なのに義賢が後家と家臣の恋人をレイプが3回くらいあって引いた 
織田家が攻めてくるとこお情け程度でゲリラ戦なしでいきなり老人でレイプで生まれた実子に殺された。
こんなもの歴史小説コーナーにおくなよ 志茂田カゲキのトコ置けや と思った。
子孫は訴えていいよ あれ
483人間七七四年:2008/12/30(火) 00:09:16 ID:671O3oWR
>>478
しむらー、火炎城火炎城
484人間七七四年:2008/12/30(火) 04:06:18 ID:9U56TgQC
>>397
『貂の皮』に1票
485人間七七四年:2008/12/30(火) 11:20:15 ID:dzvPlR5c
>>397
『俺の空』に一票
486人間七七四年:2008/12/30(火) 16:57:47 ID:DGE3KRbq
>>480
質は保証できないが、PHPなら大抵の人物が主役となる作品はありそう

ほんと、質は保証できませんが
487人間七七四年:2008/12/30(火) 19:00:45 ID:qg6XIefK
岩井作品が好きなので「村を助くは誰(た)ぞ」や「月ノ浦惣庄公事裏書」が好きですね。
488人間七七四年:2008/12/31(水) 05:58:46 ID:IleMm9zI
『神州纐纈城』は傑作だゼッ!
大河ドラマでも放送して貰いテエもんだナッ!!!
489 【だん吉】 【1535円】 :2009/01/01(木) 22:09:02 ID:z6/1OVtN
↑今年こそ「群雲、大坂城へ」が読めますように。この定価で。

>>488
初めてナッちゃんと意見が合った。
しかし大河はいらない。教育で人形劇で頼む。
490人間七七四年:2009/01/03(土) 00:50:38 ID:Yj02dnRi
あ、そういや纐纈城は戦国舞台だったんか、好きな小説なのにすっかり忘れてたw
てかNHKは無理だろグロあるしハンセン病あるしw
491人間七七四年:2009/01/08(木) 07:23:02 ID:oGzIjuUb
塚原卜伝と伊東一刀斎を扱った小説でお薦めがありましたら、お願い致します。
卜伝は津本氏、伊東は峰氏が書かれてるようですが。
どなたか、ご教示いただけたら幸いです。
492人間七七四年:2009/01/08(木) 11:07:48 ID:Vz0NRy6d
伊東一刀債なら戸部新十郎の「伊東一刀斎」(全三巻)が光文社文庫から出ていたよ。
絶版だが。
あと小説ではないが戸部氏の「日本剣豪譚」(光文社文庫・絶版)シリーズでも扱っている。
こっちでは卜伝もある。
493人間七七四年:2009/01/08(木) 22:22:11 ID:5oUNy8+d
>>492
戸部さんの作品なら日本剣豪譚の方がおすすめかな。
伊東一刀斎はちょっと……てか佐々木小次郎が巌流島行く前に作中で一刀斎に斬られて吹いたw


あと「秘剣」シリーズの中にも一刀斎が出る短編がいくつかあったような。
494人間七七四年:2009/01/09(金) 20:55:49 ID:aYMlI//N
>>490
だからこそ、の人形劇ですよ。血と纐纈が同じ赤い布で表現できたりするじゃないですか。
鳥刺しの歌歌いながらぴょんぴょん跳ねる高坂とか、くるくるぽん!と顔の変わる陶器師とか見たい見たい。

どうでもいいけど、この話にも卜伝でてくるね、謙信の悪友として。
495人間七七四年:2009/01/10(土) 18:34:57 ID:ak8qOm7/
>>493
忍者や剣術の真面目な研究本も書いてる戸部が、なんで小説になると毎回のごとく超展開連発のトンデモに走るのかは没後数年の今でも謎だw
496人間七七四年:2009/01/10(土) 18:36:15 ID:yFB8OBXr
>>495
まじめに調べているからこそ、空想の世界は好きにしたいんじゃないかねえ?w
497人間七七四年:2009/01/11(日) 09:00:52 ID:8HH7o4/3
山風みたいなものかw
498人間七七四年:2009/01/11(日) 12:11:12 ID:VsQDIVAl
再販された「北条龍虎伝」読了。
面白いことは面白いのだが、小説と言うよりは歴史物語だな。
後北条氏に興味のない人間にはちょっと厳しい感じ。
499人間七七四年:2009/01/13(火) 03:13:55 ID:QMRmgfmI
>>498
文庫化されてたよな。
退屈姫君を先に買ってしまったので、まだ読んでないんだw
500人間七七四年:2009/01/13(火) 20:57:44 ID:rPzLMXqb
>>492-493
ご教示ありがとうございます。小六や利家とか宰相型の武将小説で人気を
博された(?)方ですよね。ゴーしてみようと思います。

殺人剣→活人剣の流れを研究したいなぁと思っているのでたすかりました。
501人間七七四年:2009/01/14(水) 16:22:49 ID:KZhaJabZ
>>500
戸部氏の剣豪小説では、一刀流(をはじめとする中条流の流派)は富田勢源から小野忠明まで、敵を討ち果たす為の実戦剣法として描いてあることが多く、
新陰流を活人剣に位置付け、対極に描いていることが多い気が。
502人間七七四年:2009/01/14(水) 23:20:53 ID:pnszIVsw
>>501
>新陰流を活人剣に位置付け、対極に描いていることが多い気が。

この場合、新陰流といっても宗矩限定のような気が。
宗矩以外の新陰流の面々は実戦よりで、活人剣の思想にはそれほど
共感していないきらいがある。
503人間七七四年:2009/01/17(土) 11:52:11 ID:QEYa8U7b
童門冬二の「立花宗茂」読みました。
ぎん千代につねられてギャーと言ったり
お空の星に名前をつけたりする宗茂に萌えるべきか引くべきか
勇猛果敢な仁義の武将な宗茂のイメージがアホの子に変わった。

文中にビジネス啓蒙書とか紀行文的な部分が多く出てきたので
そこは読み飛ばしたけど、ストーリーを追うのに問題はなかった。
さくさく読めるぶん読後感は軽いな…
504人間七七四年:2009/01/17(土) 12:04:52 ID:fqmA9csY
>>503
ワラタ。宗茂の小説探してたけど童門のはやはりさけることにする。
逆に読みたくなるけどw
505人間七七四年:2009/01/17(土) 15:08:33 ID:YxA3wR4g
そういや、去年、学研M文庫の『立花宗茂』(志木沢 郁)は読んだぞ
学研Mだから期待していなかったんだが、十分面白かった
ギン千代がせつねえ 
506人間七七四年:2009/01/25(日) 16:27:29 ID:BlKluXB2
童門の小説で最初に読んだ小早川隆景がそりゃーもう酷い出来だったから
童門の小説は避けてるなな
色んな武将を幅広くカバーしているのはスゲーとは思うんだが、浅いんだよな
507人間七七四年:2009/01/31(土) 23:31:59 ID:naWGaX6R
剣豪将軍義輝が新装版で来月発行
上下巻合わせて4000円。高っ!
508人間七七四年:2009/02/01(日) 00:32:59 ID:4LUtQ1AC
それは高いw
正直、4000円の価値がある文章じゃない。
509人間七七四年:2009/02/01(日) 01:05:48 ID:Aw/7EtlE
直江や景勝絡みなら冷笑するところだけど、それはもう困惑だけだなw
510人間七七四年:2009/02/01(日) 02:37:47 ID:VIvbUHKJ
>>507
ハリーポッターじゃあるまいし、小説で4000円はキツいだろ。
しかも新作とかでなく、出世作(?)の新装版とはw
511人間七七四年:2009/02/01(日) 09:24:13 ID:fxKTCRCx
今読み直すと剣豪将軍は全体的に古ぼけすぎてる。
歴史観が30年ぐらい昔。
512人間七七四年:2009/02/01(日) 10:27:27 ID:r1ep+QCE
登場人物がほとんど現代語と同じような口調で話す
小説って結構あるんですか?
浅井長政正伝 死して残せよ虎の皮 を読んだ後
流星 お市の方 を読み始めたら話し方が全然違うので
がっかりしてるとこ。
513人間七七四年:2009/02/01(日) 10:49:25 ID:M0Drhk1+
現代人が古風っぽいと感じる台詞であっても
当時そのままの言葉遣いをそのままの発音でしゃべっていたわけではない。
現代人が読むために書かれた文章としては五十歩百歩だと思うけどな。
明治に書かれた小説が古文調だとしても、それは舞台設定に準じているのではなく
そういう文章を普通に読みなれた読者層に向けて書かれたからだし。
514人間七七四年:2009/02/01(日) 11:27:51 ID:TT64hfIH
セリフにカタカナが出てくると萎える
515人間七七四年:2009/02/01(日) 11:49:22 ID:Aw/7EtlE
「当時っぽい雰囲気」を演出したいか、あえて現代人の感覚に近づけて表現したい何かがあるか、
というのも作品によって違うだろうしね
チャンスですぞ、とか某ドラマ見たく口走らなきゃいいです…とも、まあ、言えないんだけども
でも、カタカナでも西洋語や漢文に絡めて使うのは普通だろうし、一概にどうとも

個人的には、「現在ではJRが〜 国道が〜」とか、やたら現代の事物で表現したがるのは性に合わない
観光ガイドブック書きたいのかいと
516人間七七四年:2009/02/01(日) 12:10:58 ID:R4qs2V8i
永井路子の小説の登場人物はモロ現代口調で話すよ。

だが、それもいい。
517人間七七四年:2009/02/01(日) 16:31:09 ID:4qeZgIE7
現代口調は現代口調で読みやすくて好きだな
518人間七七四年:2009/02/01(日) 17:43:06 ID:YDFsAykm
剣豪将軍の新装版出すのは続編出たからだべ

つか普通に文庫版再販しろよボケ徳間
519人間七七四年:2009/02/01(日) 21:34:20 ID:OSJeaJh0
調べてみたら本当に出てんのな<続編
520人間七七四年:2009/02/02(月) 20:07:31 ID:qVSfIzeZ
>>519
海王丸が主人公のやつか。
521人間七七四年:2009/02/05(木) 12:41:36 ID:uAC4vPZy
いい話・悪い話まとめスレで鬼武蔵に非常に興味を持った戦国初心者です。
どなたか鬼武蔵がたくさん出てくる小説を教えていただけませんか。
鬼武蔵の暴れっぷりを読みたいです。
522人間七七四年:2009/02/05(木) 16:12:51 ID:Nwomja3W
>>521
一応こういうものがあるけど

森 長可(ながよし)
信長も一目置いた若き猛将「鬼武蔵」
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=4-569-66622-1

ただ、いい悪いスレのイメージとはえらい違う書かれ方をしているので、
ああいう傍若無人キャラを期待するとがっかりすると思う。

いい悪いスレで現れたような鬼武蔵キャラは、おそらくまだ、どの小説でも
表現されていない。
523人間七七四年:2009/02/05(木) 16:17:41 ID:Nwomja3W
あ、あと

http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=11338

こういうのがあるので、鬼武蔵が好きなら復刊リクエストしてください。
524人間七七四年:2009/02/05(木) 18:26:37 ID:uAC4vPZy
ありがとうございます。PHP読んでみますね。
いい話・悪い話スレの鬼武蔵のような小説が無いのは残念ですが、基本を学んでからまたスレを読んで、ニヤニヤしたいと思います。 あとでパソコンから復刊リクエストしようと思います。
ありがとうございました。
525人間七七四年:2009/02/06(金) 22:02:20 ID:Z5m609QE
>>515
それなんて童門

「小説 ○○(武将名)」なのに、今の歴史番組を作っている
テレビのプロデューサーは云々とか
唐突に地の文で言い出して何事かと思った

どうせなら10年ぐらい前やってたドラマ「竜馬におまかせ」ぐらい
現代風俗を取り入れてはっちゃければまた面白いかもね
526人間七七四年:2009/02/06(金) 23:01:41 ID:HuxCIZNu
各地で職を追われた派遣労働者がバブル期のカリスマの息子を担いで大坂城に立てこもって、
一年間官憲と戦いぬいて死んでいくドラマとか作ってくれないかな。
527人間七七四年:2009/02/07(土) 11:04:45 ID:btS30+/l
風野真知雄の「われ、謙信なりせば」ってどうでしょうか?
直江ブームの中でもひっそりとしてますが読んで損はないですか?
528人間七七四年:2009/02/07(土) 15:58:46 ID:cdIAmVT0
>>527
好きな人も多いみたいだけれど、俺は駄目だった。
謙信はアル中ホモ、景勝は善良だけれど愚鈍で動かしやすい暗君、
兼続はフリンスキーで小事にとらわれすぎの独裁者みたいな感じになってる。

関ヶ原の新解釈もさして魅力的ではないんだよね。
↓異論は認めます。一意見として言いたかっただけですんで。
529人間七七四年:2009/02/07(土) 17:22:18 ID:btS30+/l
>>528
>謙信はアル中ホモ、景勝は善良だけれど愚鈍で動かしやすい暗君、
>兼続はフリンスキーで小事にとらわれすぎの独裁者みたいな感じになってる

まったく興味をそそられませんねw
好感持てないキャラクターで・・・
とりあえず仕事が終わったので帰りに本屋にいって軽く見てきます
ありがとうございました
530人間七七四年:2009/02/07(土) 17:46:10 ID:HNK18IMn
>>528
作者はたぶん英雄・豪傑たちの地位を地べたまで下ろして、人間臭い部分を描くつもりだったんだろうな…見事な中失敗
大失敗なら逆に挽回可能だし、小失敗なら隠す事もできただろうに…
531人間七七四年:2009/02/07(土) 21:51:50 ID:GfgTogOG
人間臭いってのは難しいんだろうな
作者が意図的に小物に書いた人物とかの方が人らしさが出たりするしな
532人間七七四年:2009/02/07(土) 22:58:34 ID:poWGkXVJ
童門の小説はやっぱりダメだ。
『小早川隆景』を読んだけど、戦国ファンを舐めてるのかと思うぐらい温い作風・・。
口直しにPHPの『小早川隆景』(野村敏雄著)を読んだけど、こっちはまともで良かった。
533人間七七四年:2009/02/08(日) 07:27:39 ID:/fBE8vx5
もういいかげん待ちくたびれたから寝るわ。
「群雲、大坂城へ」が出たら起こしてくれ ノシ
534人間七七四年:2009/02/08(日) 08:11:53 ID:vczCrZmi
南原、童門は多分二度と買わないと思う。
535人間七七四年:2009/02/08(日) 13:13:36 ID:vuJ6Bk8p
津本陽はどうだい?ハマタ
536人間七七四年:2009/02/08(日) 14:38:27 ID:0fsLdzyj
童門は革新系知事の下で政策室長やって赤字財政
垂れ流した張本人の一人だモン…そのくせ自分は
政治通・経済通と信じて疑ってないし…反省0。
537人間七七四年:2009/02/08(日) 14:44:28 ID:0fsLdzyj
津本は文章がしつこい…
武技の説明が必要以上に細かすぎて…

あと、主人公がいささかご都合主義に過ぎるな…
柳生兵庫助なんて、幾ら天才児だからって6〜7
歳で盗賊に勝てるワケないって…ホームアローンじゃないんだから
538人間七七四年:2009/02/08(日) 14:59:18 ID:MOn4qqUV
武神の階は糞つまんなかったしな。
539人間七七四年:2009/02/08(日) 16:13:37 ID:jV1cLYiX
天と地とよりはいいな
540人間七七四年:2009/02/08(日) 16:19:16 ID:2Py/XnqF
池宮の「島津奔る」なんかはどうでしょうか。
541人間七七四年:2009/02/08(日) 16:48:09 ID:CF1PpaH7
>>532
そっちは恵瓊の出張りがちょっときつくね?
童門よりマトモというのには同意だが、話の途中からどっちが主人公だか分からなくなった

そういえばPHPの吉川元春もひどかったな…
元春が主人公の小説なのに隆景マンセー
隆景の言う事なら何でも同意の元春は見たくなかったわ
挙句の果てに隆景が兄だったら良かったのになんて言わせるんじゃねーよ
542人間七七四年:2009/02/08(日) 16:50:06 ID:XcyQM7Jp
軍神と祭り上げられてるんじゃなくて、人間臭い謙信が出てくる小説ってある?
あったら読んでみたい
543人間七七四年:2009/02/08(日) 17:33:21 ID:0fsLdzyj
>>540
確か司馬遼太郎の作品をパクったと言われて書店から回収された作品…
主人公と悪役以外のキャラが無能過ぎる…かなり現実離れした印象がある
544人間七七四年:2009/02/08(日) 17:51:07 ID:mRkWSg7c
>>543
島津好き(義弘好き?)にはやたら評判が良かったみたいだが
そんな経緯があったのか
545人間七七四年:2009/02/08(日) 17:59:41 ID:h6KZBRSn
主人公マンセーぶりが鼻につくが(歴史小説にはよくあること)
決死の撤退シーンの描写は臨場感があった
546人間七七四年:2009/02/08(日) 18:13:35 ID:MOn4qqUV
>>539
悪いが武神の何が面白いのか説明してくれ…。
547人間七七四年:2009/02/08(日) 19:37:01 ID:wU3uRpk/
>>534
南原の徳川四天王は本当に最悪だった
548人間七七四年:2009/02/08(日) 20:42:38 ID:0fsLdzyj
>>544
脚本家らしい手法でした。

主人公を目立たせる為に、
他の人物を些か貶め過ぎている感じだね…
(昔の今川義元や斎藤義龍みたいな感じ)
549人間七七四年:2009/02/08(日) 23:00:41 ID:dCOdtKIP
あの小説の義弘は完璧なんだが、中馬大蔵とからむと突然無能になるw
550人間七七四年:2009/02/08(日) 23:03:58 ID:lKUEnsCv
>>547
山本勘介も酷いよ。
勘介が実は上杉の間者で川中島の混乱に乗じて越後に帰参。
その後信長に謙信が暗殺されたから本能寺の変を引き起こすって超展開。

ああいうの好きな人はいるんだろうけど歴史小説コーナーには置かないで欲しいな。
551人間七七四年:2009/02/08(日) 23:28:04 ID:/fBE8vx5
歴史小説棚に伝奇が混ざってしまうのは、正直見逃してくれよと。
時代小説/歴史小説/伝奇小説をきちんと分類されたらかえって本屋がカオスになるw
552人間七七四年:2009/02/08(日) 23:35:50 ID:lKUEnsCv
>>551
とりあえず童門はビジネス書のコーナーに移動だな。
553人間七七四年:2009/02/09(月) 01:49:35 ID:yW2SF9MK
賛否両論とは思うが…

隆慶一郎が好みかな…

…と言っても、慶次より二郎三郎の方が好き。
作者急逝による未完の作品が多いのが痛し痒し…
(池波正太郎も同じく…)
554人間七七四年:2009/02/09(月) 03:35:30 ID:qbsL1xwC
あいつこそ脚本家の手法爆発してるやん

俺嫌い
555人間七七四年:2009/02/09(月) 11:25:04 ID:yW2SF9MK
同じ脚本家上がりでも、実力が全然違うって…

それ言ったら池波正太郎さんだってそうじゃん…
556人間七七四年:2009/02/09(月) 11:46:27 ID:qbsL1xwC
一夢庵の利家の扱いとか酷すぎる
いくら敵役だからってあんなに貶める必要ない
557人間七七四年:2009/02/09(月) 20:40:20 ID:5XWZLvME
>553

隆慶一郎は松平忠輝がすきだな。

作品で続きを読みたいのは吉原御免状の残り3作
吉原要塞化の話まで読みたかった。

558人間七七四年:2009/02/09(月) 22:04:14 ID:jeQIBVlX
伝奇小説と歴史小説の区分けがどうもよくわからない。
とりあえず隆慶、司馬遼、津本、戸部、海音寺、新田次郎、火坂、高橋克彦あたりを歴史小説家と伝奇小説化で区分けしたらどうなるんだろう。
559人間七七四年:2009/02/09(月) 23:24:52 ID:OTlc0qoM
>>556
小説なんだから作者の好き嫌いで登場人物の扱いが変わるのは仕方がないと思うが。
ある作者のある人物扱いが気に入らないなら、作者なりその作品なりを諦めるしかないと思う。

>>558
Wikipediaでは
歴史小説:主として歴史上に実在した人物を用い、ほぼ史実に即したストーリーが展開されるフィクション
時代小説:過去の時代・人物・出来事などを題材として書かれた日本の小説。現代の日本では、明治時代以前の時代(主に江戸時代)を対象とすることが多い。
     歴史小説との違いは。架空の人物を登場させるか、実在の人物を使っても、史実と違った展開をすること。
伝奇小説:フィクションの根拠に、史実とは異なる歴史や血筋あるいは奇異な伝承・民話などを用いる小説の形式。
って感じで定義せれてるけど、これによる限り、>>558があげた作家全部を明確に区分けするのは難しいと思う。
560人間七七四年:2009/02/10(火) 00:45:47 ID:esH+wXpP
司馬一人を取って見ても、初期は伝奇作家、中期は伝奇と歴史小説の中間、
後期は歴史小説作家、って感じだよね。

同じ作家でも時期や作品によって違ってくる。
561人間七七四年:2009/02/10(火) 12:57:46 ID:aIAub98n
戸部新十郎の『松永弾正』が手に入ったんだけど、下巻だけ。
三好一族が出てくる小説読みたくて買ったんだけど、上巻がなくてイライラが募る。
読んだ人いたら、感想キボン
562人間七七四年:2009/02/10(火) 14:40:55 ID:MuAVyHPx
上巻でも、それほど三好一族が登場するとは言えない…ねえ
篠原長房は、ライバル兼ふよの兄なので、かなり出てくれるけど
563人間七七四年:2009/02/10(火) 15:46:25 ID:esH+wXpP
戦国じゃないけど、海音寺潮五郎の「蒙古来たる」が、いつまでたっても蒙古がこないので
かなりいらいらした覚えがあるw
564人間七七四年:2009/02/10(火) 19:52:55 ID:hPfR7pLA
司馬遼太郎は藤堂高虎嫌いなのかな
565人間七七四年:2009/02/10(火) 20:57:06 ID:dKMA1cGO
>>556
人それぞれ、視点や好みが違うんだから当り前。

池波正太郎『真田太平記』の片桐且元の扱いは、
隆慶一郎の且元とまるで別人のように違うよ…
566人間七七四年:2009/02/10(火) 21:05:16 ID:esH+wXpP
まあ、小説はあくまで「小説」として楽しむべきものだ。
読者の方でも「所詮フィクション」って余裕を持とうぜ。
567人間七七四年:2009/02/10(火) 21:24:01 ID:dKMA1cGO
まぁね(笑)

そうでなきゃ、徳川一族は隆慶一郎の徳川秀忠は
見てられんし、ネ…
568人間七七四年:2009/02/10(火) 21:30:06 ID:k/Bn7RW2
でもやっぱり自分の好きな人物に優しい作家は
名前買いしてしまうものです
569人間七七四年:2009/02/10(火) 21:31:25 ID:GeBGsTWr
隆慶一郎は家康もそんなに好きじゃないのかと思ってしまう
胴長短足でデブってのを強調してるし影武者では即効で殺してしまうし
570人間七七四年:2009/02/10(火) 21:33:12 ID:W6vwf+wr
隆慶はエンタテイメントに徹してる感じがするんだけどな。
571人間七七四年:2009/02/10(火) 22:01:05 ID:dKMA1cGO
家康が主役ならまた少し違ったろうけどな…

マジ答えすれば、体格を強調しないと影武者が見
つかりにくい事情が弱くなるし、家康が死なない
と話が始まらんし…必要だからしてるんでしょ?
572人間七七四年:2009/02/11(水) 01:34:12 ID:G45C6WFH
マンガは外見上深爪以外完全同一にしていたけど
原作だと決して顔までそっくりとは書いてないからな

>>569
デフォルメ美化が許容されるマンガの世界ならともかく
胴長短足デブは家康の有名な体形上の特徴だから
まともな歴史小説を目指すならそこに手を加えるのは無理だろう

で影武者として通用する理由を説明するために
本物と二郎三郎の外見上似た部分を強調する必要がある訳で
573人間七七四年:2009/02/11(水) 02:10:47 ID:rUkcFUWP
>>559
>>565
単に悪く書くならまだしも、というかやり様によっては大歓迎なんだが、
とことん情けなく無能な風に書くのがね……

例えば司馬遼は家康嫌いとよく言われるけれども、
情けない様にも無能な風にも書いてない

隆慶以外では高橋克彦「天を衝く」の蒲生氏郷の描写も酷かった
574人間七七四年:2009/02/11(水) 06:56:21 ID:3IhOiSWR
齢をかさねると池波がおもろくなる、とききましたがお薦めはありますか?
よろしければ、ご教示を。
575人間七七四年:2009/02/11(水) 10:17:29 ID:i2ZrLl9v
>>574
真田信之を描いた「獅子」などはいかがでしょう?
576人間七七四年:2009/02/11(水) 12:41:39 ID:3IhOiSWR
>>575
下駄をはいてる弟のお兄さんですか。面白そうですね!ありがとうございます。
氏の著作の真田一族モノはいかがなもでしょうか。図書館やブックオフの定番
ですが。

あと、氏を語るには時代からしてスレ違いとなる「鬼平」は避けられないですよね?
にしても、信之は長寿なのは知ってましたが子供が揃って短命だったとは。
個人のみが優れていても、藩とかの権力機構が健全に成長しないのはさみしいものです。
577人間七七四年:2009/02/11(水) 12:44:20 ID:i2ZrLl9v
>>576
「獅子」は、「真田太平記」の続編としても読めます。
獅子を読んで見て気に入ったなら、真田太平記の方もあわせて読んでみてはいかがでしょ?
578人間七七四年:2009/02/11(水) 12:48:56 ID:3IhOiSWR
>>577
ご教示、ありがとうございました!
579人間七七四年:2009/02/11(水) 14:31:09 ID:p6d2Rf7g
>>576
信之の子供が短命なんじゃなくて信之が異常なほどの長寿だったんだよww
真田騒動もなかなかに面白かったよ
580人間七七四年:2009/02/11(水) 15:25:42 ID:f3xYJzOz
>>573
よしわかった。
早乙女貢の「会津士魂」でも読んでこいw
581人間七七四年:2009/02/11(水) 18:31:53 ID:zls75zdo
伸之とか、蜂須賀家政と東嶽兄弟とか、長寿な人達がもっと小説に出て欲しいねえ
戸部氏以外で蜂須賀兄弟ピックアップした方、いらっしゃるんだろうか…
582人間七七四年:2009/02/11(水) 19:29:51 ID:rUkcFUWP
兄弟だったのか
583人間七七四年:2009/02/11(水) 20:55:27 ID:RJm+M6Vx
>569

でも、捨て童子で秀忠を後継にしたこと後悔している家康は結構好きだな。
584人間七七四年:2009/02/12(木) 01:49:33 ID:EJKm/B6l
逆に隆慶一郎は、秀忠に何か恨みでもあるのかと言いたいw
585人間七七四年:2009/02/12(木) 02:18:15 ID:PKnWOecF
正直、劉慶一郎は「主役を引き立たせる為に、敵の秀忠をぼろくそに演出する」ではなく、
「秀忠をぼろくそに書く為に、その敵方に主役を配置する」型だったんでないかと感じるな
586人間七七四年:2009/02/12(木) 02:48:22 ID:EJKm/B6l
秀忠って、軍事的才能面を云々するのはともかく、性格的にはどう調べたって、
当時としては一級の紳士としか言いようが無いと思うのだが。
何をどうすれば秀忠をあんなに嫌えるのかが良く分からんw
587人間七七四年:2009/02/12(木) 04:04:13 ID:CnZIGZ8p
紳士…かな?

秀忠に関しては、池波正太郎氏も結構こき下ろし
てるケドね…

小心翼々で恨み深くて父親に逆らえない…という
点では、人間観察の深い隆・池波両氏ともに共通してるし…

人間観察は年齢や経験が特に重要だからなぁ…
588人間七七四年:2009/02/12(木) 04:15:37 ID:EJKm/B6l
>>587
「小心」は一方の印象論でしかない。別の角度から見れば秀忠は非常に大胆だよ。
それに恨み深いのは当時の武士全般にに共通する正確だし、父親に逆らわないってのは
当時の意識では善行でこそあれ、非難される筋合いのものではない。

すくなくとも隆氏がこき下ろすような人間ではない事は確かだよ。
589人間七七四年:2009/02/12(木) 09:46:45 ID:SSSZh7Ay
>>587は「描写が細かい」=「人間観察が深い」とかと考えてるのではないかな。
自分が書きたい世界にあった(=都合がよい)形でキャラクターを作るのが小説家なのだから
骭cや池波の小説上の描写を指して「人間観察が深い」というのはちょっと違うと思う。

つまり骭cや池波にとって、自分が書く世界に適した秀忠像が
「小心」「慎み深い」「父親に逆らえない」等々に過ぎなかっただけ。
590人間七七四年:2009/02/12(木) 12:02:29 ID:xXXELNFM
隆慶は体育会系って印象があるな
偉大な父親の陰に隠れてウジウジしてる様に見えて嫌いなんじゃないの?
591人間七七四年:2009/02/12(木) 19:10:28 ID:PKnWOecF
>>589で上がってる要素を、更に悪人としての方向だけにいじってるからな
慎み深く真面目→絶対に優等生の演技してるだけだ→裏では陰謀で人を不幸にするのが大得意、って風に
ある意味、秀忠が大衆小説(アンチ権力小説)の配役として、格好のいじめやすい対象に見えたんだろうなあ

スレ違いに入りそうだけど、原漫画はその辺、秀忠に悪役の愛嬌を与える事で、上手くフォローしてたと思うわ
592人間七七四年:2009/02/12(木) 19:57:49 ID:vJm2d0fL
隆先生フルボッコで笑った

いや、隆慶小説って基本的に伝奇小説であって歴史小説ではないと思うんだ。
話の作りとしては講談にも似た構造で。
その中で秀忠が「悪役」として配置されているのであって、それがすなわち隆先生の評価→秀忠は「悪人」とはいかないんじゃないかな。

「影武者徳川家康」では二郎三郎とやり合っていくなかで成長していくという描写があり、
二郎三郎は「奇しくも自分が秀忠を育ててしまった」と感じるシーンがあるんだよね。
偽物の親子の闘いが擬似的な親子関係として機能してしまったというあたり味がある。
偉大すぎる(そしてあまりに冷淡な)父を持ってしまった秀忠の悲哀も描かれている。

確かに隆慶作品では悪役ばかりの秀忠だけど、隆先生が秀忠を嫌っていじめたっていうのはちょっと違うと思うよ。
593人間七七四年:2009/02/12(木) 20:36:45 ID:xXXELNFM
利家はいじめたのみのやうですが
594人間七七四年:2009/02/12(木) 20:38:28 ID:eLsb1oQC
むしろ自分の内面を秀忠に、理想像を俺ヒーローに投影してねちねち苛めさせるというプレイ。
595人間七七四年:2009/02/12(木) 22:28:28 ID:3QC1tuR7
単純な話、秀忠は「絵にならない」んだろうね。
596人間七七四年:2009/02/12(木) 22:40:24 ID:+kBjGAg4
>>594
隆先生はマゾだったのか!
597人間七七四年:2009/02/13(金) 01:28:58 ID:mj7SYu05
>>595
敵役っていう重要な「絵」にしておりますがな。
598人間七七四年:2009/02/13(金) 09:19:44 ID:xOmlGBEU
題名忘れたけど宇喜多秀家が島流しにされてからの
話がほとんどの小説が面白かった

鉄板だけど「風の如く水の如く」はかなり面白いね
最後がすばらしい締めくくり

>>532
同意です
童門だめ
面白くない
あの箇条書き何とかならないのか
599人間七七四年:2009/02/13(金) 09:58:01 ID:f6Kit4s1
大体悪役の心象って、作家自身の人間像を一番反映させやすいからねえ。
男らしいといわれる海音寺の人物造形のあまりの女々しさに時々読んでて
めげたことがあったなあ。

武田八州満の「信虎」は多少読みにくいけどとても面白くて、でも話の骨格は
悲劇の主人公・家格を鼻にかける悪妻・名も泣き可憐な恋人…といった、
よくあるフォーマットの大衆講談なんだよねえ。
近年、史実の研究成果を生かした信虎・氏親・氏綱・頼満時代の小説って
発行されていますか?
600600:2009/02/13(金) 12:14:51 ID:gMbsDuZp
600Get
601人間七七四年:2009/02/13(金) 12:18:04 ID:xOmlGBEU
史実の研究成果が生かされているかどうか分からんが
北条龍虎伝は氏康主人公だけど氏綱かっこよかった・・・
602人間七七四年:2009/02/13(金) 12:29:02 ID:mj7SYu05
北条龍虎伝はいまひとつ小説になっていないのが惜しい。
いろいろ創作を織り込んでるんだけど、結局それがどれも生かされていなかったな。
603人間七七四年:2009/02/13(金) 14:45:32 ID:f6Kit4s1
ありがとうございます!
カッコいい氏綱の姿だけでも見たいので、いっちょう飛んできます。
604人間七七四年:2009/02/13(金) 21:14:01 ID:odlzvDKl
北条竜虎伝はダブル主人公にしたせいで長い割りに薄い内容だと思う。
605人間七七四年:2009/02/13(金) 22:41:08 ID:lTCrj2Dc
「北条龍虎伝」の作者はまだ書き手として完成されてないからね。
606人間七七四年:2009/02/13(金) 23:02:56 ID:nMdDd3n8
「北条龍虎伝」の作者はラノベ書かせてみたい。
勿論、オカルトな設定は抜きで挿し絵は最小限…
607人間七七四年:2009/02/14(土) 08:13:15 ID:QV4/ompx
こちらでお聞きすればいいのか?

作者が途中で、病気または逝去によって中断した小説です。
最後の巻だけ読んだことあります。
関ヶ原合戦における大坂方の敗報を淀殿が聞くと言うシーンで終了。
淀殿は、マッサージを受けながらその敗報を聞きます。
淀殿は最初は、上半身しかその男性マッサージ師にさせていなかったのに、
最近は下半身もマッサージさせているとのこと

この小説なんでしょうか? お願いいたします。
今から、26・7年前に読んだきりです。
608人間七七四年:2009/02/14(土) 08:36:50 ID:oUE1mhtg
四十路すぎて2chでage質(擦りネタ創作)か
こうはなりたくないものだな。
609人間七七四年:2009/02/14(土) 12:19:05 ID:xlPrACN9
>>607
こっちのスレはどうだろう?
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1227524784/
610人間七七四年:2009/02/14(土) 13:10:15 ID:O5WkmRT7
>>608
agesageは自由だし、質問する場合より多くの人の目に留まるよう
ageるのは理に敵ったことでもある
611人間七七四年:2009/02/14(土) 14:52:13 ID:6509V3xD
>>610
いっている事はまともだが、

×敵った
○適った


612人間七七四年:2009/02/14(土) 18:19:21 ID:2Bv0b7du
火坂さんの「名将の品格」を読んだが、どうもこの人は
「最新の研究結果とか知ってるけど、あえて一般の人のレベルに合わせて
書いてるんだよ」

って雰囲気がプンプン感じられるのが、なんとも。

あとこの人が、一番評価している武将は家康だってのは、これはよく分かるな。
信長にはどうも、違和感を感じるらしい。
613人間七七四年:2009/02/14(土) 21:25:29 ID:fI1RyfCd
童門せんせの毛利元就小説が出るらしいけど
うーんでも、童門先生はちょっとなあ、元就は好きなんだけどなあと悩む
614人間七七四年:2009/02/14(土) 21:53:25 ID:81Jds2n7
童門せんせや加来せんせみたいに、名前だけで敬遠されるようになるのはつらいものがあるな。

光文社や徳間の絶版になった歴史小説、どっか再販してくれないかな。
山岡さんや戸部さんの小説、最近は古本屋でもなかなか見つからない。
615人間七七四年:2009/02/14(土) 23:01:23 ID:cgc7lS/7
加来耕三は小説家でもなければ歴史家でもない。
616人間七七四年:2009/02/15(日) 00:18:10 ID:FIYC5ir3
>>614
昭和に出た歴史小説をどっかに再販してほしいのは同感。
しかし、山岡と戸部の名で思い出したが、近頃の戦国腐女子のブログとか、
あーいう場で山岡の伊達政宗や戸部の服部半蔵を語られてるのを見つけるとすげー微妙な気分になるw
まあ、ゲームや漫画から、仮にも歴史小説の大家と呼ばれる作者の作品を読む気になっただけマシと思うべきなんだろうけどな。
617人間七七四年:2009/02/15(日) 01:43:38 ID:OH/BcZJq
そういうところでは逆に、「小説だけ」の人の方が、世界が狭い人扱いだと思うw
まあコミュニティってそういうものですな

戸部氏は比較的最近再販が続いて、喜んで漁ったな 風盗あたりはまだ見つかるでしょう
それまで本当に古本屋か図書館しかなかった…ワープロで写本すべきかとか思ったのが懐かしい
618人間七七四年:2009/02/15(日) 08:18:34 ID:hZ3ygSb5
>>613
毛利関係なら古川薫が大量に出してるけど
この人の作品は人を選ぶなあ
619人間七七四年:2009/02/15(日) 09:48:19 ID:OfdCY4Dp
>>616
ゲームや漫画で忍者と言えば割とお約束な「服部半蔵」を大きく扱ってるのは
戸部さんぐらいだからなぁ。
「服部半蔵」じゃ半蔵の少年期は超美少年とか書いてあるから、ほいほいとかかるのはわかるしw

でも「服部半蔵」10巻を完読できて、あの作品で語られている様々な芸道についてまで
興味が広がったりしたらそれはそれでいいと思う。
ついでに他の戸部作品にも興味を持ってくれれば御の字なんだがなw
620人間七七四年:2009/02/15(日) 11:17:04 ID:Rllw6Ao9
昨日の『お宝TVデラックス』
を見たら「黄金の日々」が読みたくなった…

さすが城山三郎…というべきか?
621人間七七四年:2009/02/15(日) 21:36:49 ID:GA7N87O8
>>620
見たよその番組
松本幸四郎が良かったし面白そうだな
商人が主役の大河ってあったんだなあと驚いた
原作も面白いのかな?
622人間七七四年:2009/02/16(月) 13:55:57 ID:3UpqiDYE
滝口康彦の本をいくつか借りてきたんだがどう?
佐賀に住んでるのにノーマークだったのは迂濶だった
623人間七七四年:2009/02/16(月) 13:59:13 ID:S4xMyPnE
一方的に話題を挙げて「どう?」とかいわれてもな。
コミニュケーション障害か君は。

人に者を尋ねる時は「これこれこういう理由で自分はこう考えますが皆さんはどうですか?」
と聞くものだ。
624人間七七四年:2009/02/16(月) 14:10:12 ID:3UpqiDYE
いや、世間でどういう評価をされてるのか
このスレで読んだことのある人はいるのかとかを
気軽に尋ねただけなんだが……

いきなりコミュニケーション障害とか言われても
ひょっとして2ch初心者?
625人間七七四年:2009/02/16(月) 14:25:25 ID:AoyCCaK1
>>624
変な当て擦り・アンカ打たない・読点使いから察するに、
多分>>608と同じ人だろうから気にするな
626人間七七四年:2009/02/16(月) 16:25:46 ID:9wVB2fwB
「黄金の日日」は「大河ドラマ原作!」などという若き日の幸四郎の写真入り
帯の付いたハードカバー本が、まだ古本屋で見つかったりするからね。
文庫でなくても探せば見つかると思うし、読むだけなら簡単だと思う。

でも、ドラマ原作としてみると相当戸惑うんじゃないかな…
あのドラマは本当に市川森一のオリジナルで、原作者の城山氏は
加藤プロデューサーと綿密に打ち合わせをしていたというものの、
作品のカラーは市川氏の功績だと思う。

ラストの「自分たちの自由な堺を守るために、権力者の手に渡す前に
自らの手で焼き払う」なんていうシーンも、小説だと悲劇的な事件の
連続にすっかり気力をなくしていた助左の前で戦乱に巻き込まれた
堺が焼け落ち、その中で恋人が死んでいくのをなすすべもなく見守って
呆然としている…というシーンになっていてたと記憶しているけど、
一読の価値は無論あると思うので、見付けたらどうぞ。
中篇だからあっという間に読めるよ。
627人間七七四年:2009/02/16(月) 17:26:07 ID:GwAI4IxO
>>624
コミュニケーション能力はさておき、世間の評価が知りたいなら「どう?」っていきなり聞くより
最低限、このスレで一度でも話題になったかどうかスレ内検索するとか、
軽くググって自分でネット上での「滝口康彦」の評価はどんなもんなのかぐらい
調べても良かったんじゃね?
グーグルのブログ検索で「滝口康彦」を検索するだけでも本の感想とか評価とか出てきたし。

で、「滝口康彦」はこのスレで一度も話題に上がったことはないようだし
自分も知らない名前だったから検索してみて、今はあまり有名ではない作家だとわかった。
映画化された作品もあるし、アンソロジーに短編が収録されたりもしてるから
有名だったころもあるっぽいね。
Wikipediaに項目はあったけど、作品リストがないのは残念だった。
立花宗茂の小説を書いた人らしいから、ちょっと興味は出たけど。
628人間七七四年:2009/02/17(火) 00:33:58 ID:h8gKebxZ
>>626
おおご丁寧にありがとう
堺を燃やすあのラストシーンはドラマだと結構前向きな感じだったね
中篇ですぐ読めると聞けてありがたい
ドラマの方も見てちょっと比べてみたいです
629人間七七四年:2009/02/17(火) 04:42:21 ID:HZEj7cyK
しかし「堺自由都市論」なんて、今じゃ木っ端微塵に砕かれた説になっちゃったなあ。
630人間七七四年:2009/02/17(火) 10:09:33 ID:ZZMILRfI
それでも日向屋が80万石相当の身代を持っていたとか聞くと
(堺屋先生の話だから眉唾だけどw)米の取れ高だけで戦国大名の
強さを測っている話が霞むのは事実ですのでねえ。
流通経済が戦国期をどれだけ支えていたのかを、マニアから一般に
向けて拡散する力となるフィクションはもっとほしい気はします。

ちなみにドラマ「黄金の日日」では鹿賀丈史演じる高山右近が謎の人物wで、
「へうげもの」から入った女性ファンが近年DVDを見て、キリシタン禁令に
引っかかったはずなのに平然と堺にいて「そうか助左衛門の追放が解かれたか
よかったよかった」などと言っていたり、史実より先に一人だけ日本を脱出
してしまったりする神出鬼没ぶりに驚愕、「そこに痺れる憧れる」と書いて
いたのを読んで笑ってしまったものでした。
631人間七七四年:2009/02/18(水) 21:41:55 ID:KLmpuNUh
>>629
ドラマ制作班たちはなぜか認めたがらないけどね
632人間七七四年:2009/02/19(木) 02:01:44 ID:Gs82vm98
なぜかって、その方がドラマとして面白いからだろ
明白じゃん

三段撃ちもそう
633人間七七四年:2009/02/19(木) 17:45:22 ID:Gs82vm98
PHPの「九州戦国志」読了

アンソロジーだが、冒頭の「ピント日本見聞記」が一番良かったかな
大友、龍造寺、高橋、城井、加藤、立花に纏わる六作品収録
634人間七七四年:2009/02/20(金) 19:19:25 ID:x/7QyI5e
サトケンやっちまったな!
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20090219spn00m200018000c.html

本業(フランス時代小説)でいい仕事しても、こういうネタ系のほうが世間は喰いつきいいのな。
火坂の天地人についても思ったけど。
635人間七七四年:2009/02/21(土) 16:00:07 ID:s7cSwue2
いっそ宇月原原作にすればいいのに…
636人間七七四年:2009/02/21(土) 17:06:10 ID:TrMnPo0X
読む前からネタと分かるネタ小説はいいけどな。
真っ当な歴史小説かと思いきや壮大なネタってのが一番きつい
637人間七七四年:2009/02/21(土) 23:22:07 ID:L5FmUjY6
初心者にとっての南原トラップか。
638人間七七四年:2009/02/22(日) 00:17:56 ID:Dyd/vDUR
八王子城がでてくるオススメ小説教えて!
639人間七七四年:2009/02/22(日) 09:58:52 ID:2SIDQQq4
>「女」であることを武器に色仕掛けで有力武将を落としていく痛快なストーリー。
原作だと柴田勝家、浅井長政、明智光秀な
そんな痛快な話とは思わんが
640人間七七四年:2009/02/22(日) 10:10:51 ID:UpH7Nnys
痛快じゃなくてSM小説だよな。
昼間は武将をいたぶりぬいて、夜はその武将たちにいたぶられる。
どんなプレイじゃw
641人間七七四年:2009/02/23(月) 00:03:20 ID:sP4BzeYH
>>637
俺思いっきり引っ掛かったわ
徳川四天王とは名ばかりの忠勝主人公小説
三河武士とは思えないほど思慮深くて直政とも仲が良い
武士や伊賀忍者よりよっぽど強いご都合主義な盗賊団
どうでもいいエロシーンも多いしラストは尻切れ

勝って本当に後悔した
642人間七七四年:2009/02/23(月) 22:00:33 ID:NgxoKUC5
「謀将 山本勘助」というタイトルから

山本勘助は実は謙信に忠誠を誓う上杉のスパイで川中島では死んだようにみせかけて
春日山に戻り、謙信の死後旅に出て最後は本能寺で信長と心中

などという内容を予期するのは初心者には無理。
読んだことないけど「謀将 直江兼続」では家康を追撃するらしい。
643人間七七四年:2009/02/23(月) 22:03:33 ID:GR+MwjC2
それだと架空戦記じゃないかw
644人間七七四年:2009/02/23(月) 22:05:54 ID:sZIhWmjq
つーか、直江の事を謀将とか軍師とか言うのには、激しく違和感があるな。
誰が言い出したんだか知らんが。
645人間七七四年:2009/02/23(月) 22:10:03 ID:kN2+4jd/
>>643
恐ろしいことに歴史小説風の装丁で歴史小説のコーナーに置いてある。
その様はまるで地雷である。
646人間七七四年:2009/02/24(火) 05:29:19 ID:wz+LB38Q
よく言うと「それからの武蔵」みたいなもんだね
あれも細川家との関係や島原の乱に鎮圧側で参戦した事、伊織の存在と五輪書以外はほぼ創作だし
647人間七七四年:2009/02/24(火) 10:38:27 ID:zGTOXHH7
南原ってそんなに地雷なの?
タイトルに惹かれて買おうかどうか迷っていたが、伝奇小説には興味がないのでやめるわ
648人間七七四年:2009/02/24(火) 17:34:43 ID:H9yvuIbv
南原はタイトル買いじゃなくて、ある程度中身を確認してから買うのならいいって
ばっちゃんが言ってた。
649人間七七四年:2009/02/24(火) 17:44:28 ID:PNR0pvpR
著作数は少なくないみたいだからファンはいるんだろうな。
650人間七七四年:2009/02/24(火) 17:54:11 ID:v+xCGVxx
歴史小説ファンも色々だからなあ。
651人間七七四年:2009/02/24(火) 20:28:15 ID:ct8bPmcL
南原の存在価値はエロ
652人間七七四年:2009/02/24(火) 22:53:21 ID:FOdVM69z
小川由秋の小説は結構いいね。
里見義尭と真田幸隆を読んだだけだけど、ちゃんと小説としてのストーリーが出来上がってるし、史実も踏まえてるし、もっと評価されていいと思う。
653人間七七四年:2009/02/24(火) 23:33:24 ID:sTXhc5Kx
いまさらだが、のぼうの城 を買って読んだけど
つまらなかった。

結局、映画化もされないみたいだし。

同じ題材ならば、水の城いまだ落城せず のが面白かった。
654人間七七四年:2009/02/25(水) 12:43:15 ID:yfEhDCqo
>>642
「謀将 直江兼続」はラストで家康死後に挙兵した兼続が
江戸に向かってばく進する
で、江戸寸前で断念するんだったかな
655人間七七四年:2009/02/25(水) 13:25:03 ID:m5qg1XpA
>>653同意
のぼうは漫画っぽい

歴史小説というか「秀吉の接待」は萌えた
この本なんで題名が「秀吉の接待」なんだろう
656人間七七四年:2009/02/25(水) 13:29:47 ID:qhpmMieW
輝元上洛日記だとちょっと弱いから
657人間七七四年:2009/02/25(水) 13:52:28 ID:hP1oaepa
>>655
正直はしゃぎすぎ&楽しみすぎだよねw>輝元
あれは流石に、家康を向こうに回して一方の大将になれるような器じゃないわ。

あの本を読んで、広家は正しかったと思うようになった。
658人間七七四年:2009/02/25(水) 19:12:48 ID:sPre6vAV
「秀吉の接待」は面白かったね
俺は書店で買った帰りに寄った喫茶店でつい読みふけってしまったわ
659人間七七四年:2009/02/25(水) 20:14:08 ID:aaj8yM4o
秀吉の接待興味を持ったからAmazon見てみたら
評価☆1だったお
興味ない分野に星つけるのは控えてくれればいいのになぁ

今度読んでみる
660人間七七四年:2009/02/25(水) 21:19:15 ID:EBYA4pp/
輝元といえば傾国の烙印っつー小説が面白かった
筆者の人の文章力は正直それほどでもないんだけど、
輝元に対する愛と長年馬鹿にされ続けた事へのアンチテーゼがすごくあふれていた気がする
隆景の輝元に対する折檻は正直やり過ぎな気もしたがw

輝元のあとに勝頼が主人公の小説書いているあたり、
上が偉大で必要以上に貶められた人物に肩入れしてしまうタイプなのだろうか
次あたり北条氏政とか織田信雄とか尼子晴久あたり書きそう
661人間七七四年:2009/02/25(水) 21:36:55 ID:c+urtoSH
傾国の烙印は良かったと思うよ
読むと輝元を見る目がちょっと変わるかも。
だからと言って過剰に持ち上げられてるわけでもなし
輝元がひたすら苦労したり耐えたりする話なので
まあ爽快感とかそういうのとは縁遠いが面白いのは確か。
細かい逸話が出てきたりとか隆景の激しい折檻なんかは必見

ただ惜しいのはこの本増刷の予定が無いということだ
662人間七七四年:2009/02/26(木) 00:26:09 ID:yZYLDujK
スレチかもしれぬが

ここの住人さんは歴史小説しか読まないの?
それともいろいろ読んでるなかの歴史小説を熱く語ってるだけなのか?
663人間七七四年:2009/02/26(木) 00:27:48 ID:Guv00nh7
>>662
いろんな人がいるよ
一概に語られても困る。
664人間七七四年:2009/02/26(木) 10:03:58 ID:gb3TDLd4
>隆景の激しい折檻
読みたいwww
アマゾンで予約したけど古本屋で探したほうがいいかなあ
665人間七七四年:2009/02/26(木) 12:29:26 ID:Guv00nh7
「利休にたずねよ」いいね。
久々に骨太の歴史小説読んだ感じ。
なんのかんので直木賞取るだけはあるよ。
666人間七七四年:2009/02/26(木) 17:52:05 ID:xkiwSlef
>>662
スレタイに従ってカキコんでるだけで、歴史小説以外にも結構読んでいると思いますよ…
667人間七七四年:2009/02/26(木) 17:56:20 ID:2UiormE5
そうだよな、このスレタイなのに
「村上春樹の新刊よかった」「ゼロ魔読んだ!ルイズぅ」「恋空読んだら泣いちゃった><」
なんて語ってたらホラーだな
668人間七七四年:2009/02/26(木) 18:39:53 ID:aP5rJ6Hj
私は岩井三四二さんの作品のファンです。いわゆる英傑物と違い、
室町戦国の頃の名もなき人々(地侍や連歌師など)を主役に据えてる点が好いですね。
669人間七七四年:2009/02/26(木) 19:07:00 ID:JLOJN7k0
>>654
あれ、ラスト2ページで断念して、あまりにスピーディな締めにびっくりしたw
あと途中の兼続暗殺を目論むやつらがいらなかった
670人間七七四年:2009/02/26(木) 19:47:35 ID:yZYLDujK
今、司馬の「城塞」読んでるw

彼の作品は笑えるのが多いよね
ウケ狙ってるのかと思うほど

特に夏草は最高!
土佐人としてあんないい作品書いてくれて嬉しく思う
671人間七七四年:2009/02/26(木) 21:42:50 ID:W4pLaFeY
司馬せんせは読む前はちょっと構えてしまうけど
読み始めると意外と笑える所が多いよね
戦国時代じゃなくて幕末だけど
「花神」は大村益次郎の描写がいちいちおかしくて笑ってしまった
672人間七七四年:2009/02/27(金) 02:22:06 ID:OmKOZsk7
>>667
ラノベオタキモス
673人間七七四年:2009/02/27(金) 13:11:12 ID:9dsimhCW
>>670
夏草の賦は確かに面白かった
一条さんがw
674人間七七四年:2009/02/27(金) 17:37:17 ID:32bnzdbi
司馬せんせだと、尻くらえ孫一 もいいよ。
675人間七七四年:2009/02/27(金) 22:29:47 ID:xy3Q3RPR
傾国の烙印、古本屋や古書サイト片っ端から回ってずっと探してるけど見つからない。
作者ブログによると2000部刷でそのまま絶版になったらしい。
676人間七七四年:2009/02/27(金) 22:58:19 ID:4xVB+AEt
>>675
マジか!
…うーん、買っといてよかったw
677人間七七四年:2009/03/09(月) 13:09:39 ID:qGPkHqHB
「城塞」はファンだった奴が
「話の序盤では聡明だった登場人間がどんどんバカになって行って
 台詞にまでそういう言葉が出てきて笑うしかなかった」
と言っていたのが印象的だったな。
まあそういう話にしか、なりようがないんだけど。

まあ司馬先生は基本的に張り扇をパンパン鳴らす講談師だからね。
「世に棲む日日」なんか今見るとあまりの無茶なハッタリに笑ってしまう。
もうしばらくすると「何でこんなものを史実と信じられる人がいたんですか?」
と不思議がる若者が続出しそうだ。

司馬時代の山岡宗八の位置にリーチがかかっているという感じなんだろうなあ。
まあ若い人なんかは素直にストーリーテリングの面白さとかを論じられて
いいという見方もあるわけだけど。
678人間七七四年:2009/03/09(月) 19:48:07 ID:jPyS28X8
滝口康彦
 「落日の鷹」  竜造寺ものです。(竜造寺の家督を幕府にみとめさせるかの攻防です)
 「権謀の裏」  鍋島ものです。(関ヶ原に二股をかけた鍋島直茂のはなしです)
 「謀殺」    柳川城主蒲池民部大輔を謀殺しようとする竜造寺の話です
 「恨み黒髪」『遺恨戸次川』(長宗我部ファン必読、仙石ファンも読むべし)

 「粟田口の狂女」 伊達政宗の味方討ちに遭い、虫けらのように殺された神保隊。
        この無念を晴らそうと謀る老女の鬼気迫る執念を描く表題作」
        だそうです。伊達政宗のダーティーな魅力いっぱいです

 「主家滅ぶべし」 黒田騒動の話だったと思います

 「悪名の旗」 〈西の関ケ原〉石垣原合戦に集中した諸武将の
         野望と志、打算と節義など、戦う人間図絵を描く。とあります
          マニアックすぎてちょっとついていけませんでした

「鬼哭の城」 備中の三村氏の話です。
「乱離の風」 若き日の立花宗茂のサブタイトルがありますが、道雪の話が中心です
679人間七七四年:2009/03/09(月) 19:55:15 ID:QnB/G4fA
あほ
680人間七七四年:2009/03/09(月) 20:43:25 ID:YZuvn5yl
>>678
今滝口作品数冊借りてるから楽しみ
佐賀県人なのに読んで無かったんだよね
681人間七七四年:2009/03/09(月) 21:21:32 ID:c1G6IqBy
>>622の自作自演か?
682人間七七四年:2009/03/09(月) 21:54:56 ID:YZuvn5yl
>>622は自分だが、>>678は違うよ
ていうか何で自演する必要があんの?w
683人間七七四年:2009/03/12(木) 15:16:12 ID:GIVQmrM8
>>678
どれも定額給付金出たらアマゾンで買って読みたい
684人間七七四年:2009/03/12(木) 20:42:04 ID:vDdFKHkX
龍造寺関係は貴重だからねぇ
PHPも未だに隆信に手を出さないし
685人間七七四年:2009/03/12(木) 21:23:02 ID:a3iv+qdq
>>675
図書館はどう?ここのスレで、この本読みたくなったので、
図書館行ったら、一冊だけあったよ。
686人間七七四年:2009/03/13(金) 12:28:11 ID:F3mkjsRN
>>680
滝口康彦の短編は佳品ぞろいだけど
結構、鍋島には辛口かな

滝口の原作ものなら、この名画
http://www.amazon.co.jp/dp/B0000C64R2
687人間七七四年:2009/03/16(月) 15:12:19 ID:2RhWKk2h
家の書棚にあったボロボロの司馬遼太郎
初版本の「播磨灘物語」を恐る恐る読んだ

これ、大河にしてくれんかなあ・・・
688人間七七四年:2009/03/17(火) 05:49:20 ID:KzInENiz
文庫版「天正十年夏ノ記」の解説見る限り、
群雲大坂城の刊行はまだ予定もたってないのねorz
689人間七七四年:2009/03/17(火) 22:48:01 ID:+uWxNe4S
>>678「謀殺」所収の「朝鮮陣拾遺」は傑作やね
感じ入ったわ
690人間七七四年:2009/03/21(土) 18:22:27 ID:uccw35tZ
678です
今度は 南條範夫 を三回に分けてやります
「シグルイ」「駿河御前試合」の原作者ですが、
マイナーな本を中心に採録したので入手しにくいかも知れません
691人間七七四年:2009/03/21(土) 18:23:12 ID:uccw35tZ
南條範夫 作品集  旺文社文庫編

「無惨や。二郎信康」
無惨や。二郎信康 確か室町時代の無名な人の話です
奇妙な武将    ごめん 誰の話かわすれた
戦国武士     ごめん 誰の話かわすれた
武将奸謀     宇喜多直家のあまりに凄惨な出世物語。男版「夏姫春秋」です
管領を狙う剣士  滝川一益に復讐を誓う男の話
小少将の墓は何処ぞ 朝倉家の傾国の美女「小少将」の話です
美童ありて    ごめん 誰の話かわすれた(織田の家臣団の誰かだったような)

「第三の影武者」
第三の影武者  マイナーな人がテーマです
被虐の系譜   なぜかとても感動して、目がウルウルしました
時姫の微笑   コワイです。(実はよく覚えていません)
未完の藩史   このはなしも、あまりおもいだせません
飛騨の鬼姫   この著者の書く飛騨の話は陰惨です

「幻の百万石」
最後に笑う禿鼠 そのままです
光秀と二人の友 これもそのままです
一瞬の気怯れ  丹羽の話はめずらしい
姫君御姉妹   ごめん わすれた
逆心の証拠   「奥羽の二人」と同じテーマです
太閤の養子   結城秀康のはなしです
幻の百万石   「太閤の養子」の続編のような話だった気がします
悲願二百六十年 尾張徳川家の家老が、陪臣から直臣になろうと涙ぐましい努力をする話

脱走
脱走      「本能寺六夜物語」に似たテーマがあります
 他不明(置いてあった本を読んだ母が余りの不気味さに捨ててしまったため)

その他「一族自刃、八百七十名」「花開く千姫」「わが恋せし淀君」「斬首ただ一人」「復讐鬼」「刺殺」
  などラインナップを見るだけでもとても濃い作品です。  
692人間七七四年:2009/03/21(土) 18:24:42 ID:uccw35tZ
南條範夫 作品集  文春文庫(戦国)編

「出雲の鷹」   山中鹿之助が主人公です。アンチ毛利ファンどうぞ
「幻の観音寺城」 戦国武将の事績に詳しい話ではないのですが、
         安土城や観音寺城を訪れる前にどうぞ
「桔梗の旗風」  明智光秀が主人公です。

以下の三部作は小説というより言行録に近いですが
PHP文庫よりは面白いですよ

「おのれ筑前、我敗れたり」
 蝮の道三 ― 斎藤山城守道三
 京狂いの果て ― 大内左京大夫義隆
 影薄れゆく一益殿 ― 滝川左近将監一益
 奸悪無限の武将 ― 宇喜多和泉守直家
 殿は領民の敵 ― 龍造寺山城守隆信
 関白に頭を下げなかった男 ― 吉川治部少輔元春
 おのれ筑前、我敗れたり ― 丹羽五郎左衛門長秀
 薩摩の土性骨 ― 島津兵庫頭義弘


「武家盛衰記」
 細川兵部大輔藤孝 松永弾正久秀     浅井備前守長政
 朝倉左衛門督義景 柴田修理亮勝家    高山右近長房
 黒田勘解由孝高  大友左衛門督義鎮   津軽右京大夫為信
 蒲生宰相氏郷   前田権大納言利家   明智日向守光秀
 伊達陸奥守政宗  直江山城守兼続    本多中務大輔忠勝
 藤堂和泉守高虎  小早川権中納言隆景  加藤肥後守清正
 小西摂津守行長  大谷刑部少輔吉隆   安国寺恵瓊
 宇喜多中納言秀家 長宗我部宮内少輔盛親 真田左衛門佐幸村

「大名廃絶録」
 里見安房守忠義   松平上総介忠輝
 福島左衛門大夫正則 最上源五郎義俊
 本多上野介正純   松平三河守忠直
 加藤肥後守忠広   駿河大納言忠長
 生駒壱岐守高俊   加藤式部少輔明成
 堀田上野介正信   松平中将光長
693人間七七四年:2009/03/21(土) 18:25:46 ID:uccw35tZ
南條範夫 作品集 時代小説文庫(戦国)編

あまりに残酷で、陰惨なのでSM気がないひとにはとても勧められません

戦国残酷物語
 復讐鬼
 ハナノキ秘史
 裁きの石牢
 草鞋の墓碑
 第三の陰武者
 雷神谷の鬼丸

武士道残酷物語
 時姫の微笑
 梟首〈さらしくび〉
 憎悪の生涯 ― 大久保石見守長安
 被虐の系譜 ― 武士道残酷物語
 名君無用

古城物語
 安土城の鬼門櫓
 大坂城の天守閣
 春日山城の多聞堂
 名古屋城のお土居下
 稲葉山城の一の門
 熊本城の空井戸
 姫路城の廊下橋
 鹿児島城の蘇鉄
 
続・古城物語
 七尾城の桜の馬場
 福井城の鼠牢
 金沢城の百間堀
 松山城の石垣
 江戸城の大奥
 人吉城の巡見使
 宇都宮城の間道
 亀洞城の廃絶

「廃城奇譚(河出文庫)」「古城秘話(河出文庫)」「落城無残(徳間文庫)」
など重複した題材を扱っているものもあります

「上杉謙信 女性説」をうわまわる、「上杉謙信 ○○○テンツ説」を採用し
 全上杉謙信ファンを激怒させた小説が収録されているのは 古城物語の「春日山城の多聞堂」です
694人間七七四年:2009/03/21(土) 18:45:44 ID:gIulbvqr
最初のレス全然まとまってなくてわろた
695人間七七四年:2009/03/23(月) 20:55:17 ID:y4PDClrJ
長野業政が出てたね
高橋紹雲も
696人間七七四年:2009/03/24(火) 10:11:27 ID:9mHuFXwp
「海将」
今読んでるけど面白いですね
直家さまが酷くいい人に思えるw
小西行長を扱った本で面白いのは無いですか?
697人間七七四年:2009/03/24(火) 13:16:53 ID:yY9Lokod
つ 「宿敵」遠藤周作
698人間七七四年:2009/03/24(火) 20:06:38 ID:04i++LKa
「ふたり道三」は面白いヨ!
699人間七七四年:2009/03/25(水) 00:41:37 ID:DWJDcixx
PHPやM文庫や人物文庫の名前タイトルものの新刊をまとめて
くれる人はいねがー
700696:2009/03/25(水) 09:14:22 ID:n9xQXAwL
>>697
ありがとう存じます
701人間七七四年:2009/03/28(土) 00:40:00 ID:JV72lfDV
>>700
今さらかも知れんが
同じく遠藤周作の「鉄の首枷」もお勧め
というか順番的には先に読んだ方がいいかもw

まあ、俺は宿敵から読んだけど、全然違和感なく楽しめたが
702人間七七四年:2009/03/28(土) 20:30:51 ID:/j+ACMiV
史実か虚構かは別として、
やはり隆慶一郎はよく読むね…。
あとは藤沢周平に逃避するくらい…どうも最近の作家のは食わず嫌いで…むしろ懐古的に周五郎の作品を読もうと思う位…。
703人間七七四年:2009/03/29(日) 02:34:12 ID:XCFH8vSE
自分はダメだわ、隆慶一郎。

風俗学や中世芸能民の歴史のような書物も好きなので
ハマレるかな?と思って隆慶を読んでみたが、
なんだか色々と詰め込みすぎ感を感じて読んでてしんどくなったきた。
704人間七七四年:2009/03/29(日) 03:39:02 ID:jArx7rpu
俺も嫌い

贔屓が酷いし断定的な表現が多いのも気になる
705人間七七四年:2009/03/29(日) 12:11:48 ID:v3f9I+dj
織田信雄が主人公の長編があったと思うんですが、誰か知りませんか?
706人間七七四年:2009/03/29(日) 12:18:29 ID:urfV/TVJ
>705
鈴木輝一郎の『狂気の父を敬え』かな?
707人間七七四年:2009/03/29(日) 12:28:09 ID:v3f9I+dj
>>706
それだ!ありがとうございます
鈴木輝一郎は何作か楽しく読んだことがあります
さっそく読んでみます
708人間七七四年:2009/03/30(月) 01:03:11 ID:JDg2PZ34
後者の作家は不人気だと思うけど

高橋直樹の山中鹿之助
津本陽の名臣伝、独眼龍政宗(上下)

を中古だけど格安だったんで買ってきた
名臣伝は違うみたいだけど、他は絶版っぽいのか書店じゃ見つからなかったんで
まあいいかな…と
709人間七七四年:2009/03/30(月) 09:21:30 ID:yimXVsre
>>708
高橋直樹はひいきの武将を主人公にすると下手なんだよな。
710人間七七四年:2009/03/30(月) 20:17:57 ID:TEjWh4xi
>>709
高橋直樹の短編集が入ってる小説は面白かった
景勝とか宗麟のやつ
つか誰贔屓なんだ?鹿之助のも読んだけど読んでる限りじゃさっぱり分からん
711人間七七四年:2009/03/30(月) 20:20:24 ID:kNSXo8wT
>>709
高橋直樹の宇喜多直家は面白かったよ
途中で終わるのが残念だが
712人間七七四年:2009/03/31(火) 20:17:58 ID:NFosBfg5
現役では、最も外れがない作家だと思う。>高橋直樹
713人間七七四年:2009/03/31(火) 21:18:45 ID:6sPe9uzH
>>710
「大友二階崩れ」な
文庫版はタイトル変わったはず

他にも津田信澄の短編とかあったね
714人間七七四年:2009/03/31(火) 21:48:06 ID:sC5V4Dgw
高橋さんの作品では山中鹿之介だけが物足りなかったな。
この時は主人公に甘いんだよね。

でも絶望感たっぷりの逆境にある人が運命にあらがう姿を描く力量では
この人の右に出る作家はないな。
715人間七七四年:2009/03/31(火) 22:58:59 ID:KziZtx2Y
鹿之介物なら南条範夫の出雲の鷹が結構面白かった
正確にいえば鹿之介の周りを取り巻く人物がだけど
鹿之介があまりにヒーローキャラすぎて主人公としては魅力が少し足りないか
716人間七七四年:2009/04/01(水) 01:39:24 ID:U5mWW0o4
西村寿行も、一応、尼子再興の話を題材にして書いてるよ。
内容は特にふれないけど、書いてるっていえば、書いてる。
717人間七七四年:2009/04/01(水) 09:17:11 ID:gZuArW+X
「英雄にっぽん」の鹿之介も面白いよー
718人間七七四年:2009/04/02(木) 23:32:15 ID:4mlPiIeX
>>717
屋根瓦を夜空に投げまくる鹿之介だな!w
719人間七七四年:2009/04/03(金) 00:29:44 ID:VHPDcn2z
新宮党討ち取りだな!
720人間七七四年:2009/04/03(金) 06:51:45 ID:9kUqiGr0
>>718-719
何それ面白そう
721人間七七四年:2009/04/04(土) 00:10:29 ID:yPjlJ15Z
>>712
人それぞれだな…オレは高橋直樹はあんまり…

『最後の総領・松平次郎三郎』から入ったからか?
クライマックス、う〇こ漏らして勝つ竹千代…
722人間七七四年:2009/04/04(土) 22:20:23 ID:/N4q1KZq
最も外れがない作家は岳宏一郎だな、俺には
723人間七七四年:2009/04/05(日) 21:49:08 ID:3yDyIi5M
火坂氏の「軍師の門」って買いですか?
天地人があれなだけに迷う
724人間七七四年:2009/04/05(日) 22:02:07 ID:rX5Ep40c
>>723
なんていうか、凡作。
天地人よりは読めたけど、描写も文体も平凡で、これという押しの部分がないかなと言う個人的感想。
725人間七七四年:2009/04/05(日) 22:39:26 ID:HSFp1G+n
押しが弱いのは火坂氏の作品に共通する特徴だな。
726人間七七四年:2009/04/06(月) 00:14:03 ID:xQ1BxIz8
しおりを挟んで今日はここまで、とできる物じゃないと
押しが強すぎて読み始めたら止まらずに明日に差し障るとこまる
727人間七七四年:2009/04/06(月) 03:05:05 ID:ZWIPNBFb
>>726
童門冬二なんてどうだろうか。
頻繁に話が脇にそれるし、全体的に淡白なのでちょうどいいかと。
728人間七七四年:2009/04/06(月) 13:08:59 ID:38/5Sy4a
童門には一切金を支払う気になれんな。
729人間七七四年:2009/04/06(月) 17:51:11 ID:AfjI5LYj
同じく
買った後、激しく後悔したわ
今のところ著者の名前見て読むの避けてるのは童門だけ
730人間七七四年:2009/04/06(月) 21:28:46 ID:kh2VqJug
著者で避けるといえば佐伯大先生だが、さすがにスレ違いだな。
731人間七七四年:2009/04/06(月) 21:31:43 ID:KFueQxUd
>>274>>275
ありがとうございます
文庫で出るか古本屋で1000円以下になれば買ってみます
732人間七七四年:2009/04/06(月) 22:25:26 ID:lKSLEs1A
>>723
超凡作
エピソードを並べただけ
字数稼ぎのためだろうか、変な改行も目に付く
岳宏一郎「軍師官兵衛」に遠く遥か及ばず
733人間七七四年:2009/04/07(火) 02:18:40 ID:H0jLLCTT
>>732
「ー○○」という表現を多様してるよな。
これ、司馬とかを意識してんのかなあ・・・
734人間七七四年:2009/04/07(火) 13:11:48 ID:w4Vu9AeB
軍師官兵衛の官兵衛は人間臭くてよかったなー
最後らへん駆け足になっちゃったのが残念だが
735人間七七四年:2009/04/07(火) 20:02:36 ID:BYmWrUnA
虎の城は面白かったのにナー。
736人間七七四年:2009/04/07(火) 20:31:26 ID:QSCTS5Ot
今「沢彦」読んでるけど、信長が小物過ぎる…
師匠が主役なんで古典的な師弟関係に書かれているのは分かるけど、信長が天下人として選ばれるべき人物だと感じられない・・・
737人間七七四年:2009/04/08(水) 01:17:20 ID:dcscQD3h
>>736
そうなんですよ、僕もほんとそう思います。
人物の見方が古いんだよね。
738人間七七四年:2009/04/08(水) 02:27:13 ID:I53Te73z
信長が小物って言うのは、むしろ最近の見かたの様にも思うが。
739人間七七四年:2009/04/10(金) 20:03:47 ID:MJFvdiuA
安部龍太郎の文庫が次々と廃刊になるorz
ネットだと『神々に告ぐ(上)』が見当たらんわ。都内で売ってる書店見つけたら教えてくれ。
740人間七七四年:2009/04/10(金) 23:30:21 ID:bLMVhw26
それほど古い作品でもないし、歴史物専門の時代屋ならどっかの店にあるんじゃない?中古も扱ってるし
741人間七七四年:2009/04/11(土) 08:10:02 ID:Q//Mhyvz
時代屋は本店しか知らないけど
マイナー小説目当てに行ったら品揃えはイマイチに感じた
742人間七七四年:2009/04/11(土) 08:54:05 ID:TR8dTN0i
そこで図書館ですよ
中規模ぐらいの都市なら意外と本があるぞ
743人間七七四年:2009/04/11(土) 10:30:16 ID:hElfR3Af
>>741
本店は去年くらいから、bookmartから流れてきた古本がかなり増えている。
744人間七七四年:2009/04/11(土) 12:11:42 ID:nbAKmDd2
最近は隣の市町から本取り寄せたりできる所も多いし、図書館は活用しやすくなったね
もっともそれも、少しピーキー・マイナーな類に傾くと、蔵書傾向の運が大きくなるけど
745739:2009/04/13(月) 12:00:34 ID:gwyHIADK
みなさん、レスありがとう。
中古苦手だから新品で欲しいんだよなぁ。地道に探して見ます。
最近、直木賞効果か山本兼一はよく見るね。
746人間七七四年:2009/04/14(火) 10:08:01 ID:6Z+6/AnZ
山本兼一は「火天の城」が映画化され、この秋に公開だったかな。
西田敏行、椎名桔平、大竹しのぶとかの出演で、
滋賀県が東京で開いた、文化・観光誘致の啓発イベントにおいても
かなりプッシュされてたよ。
747人間七七四年:2009/04/14(火) 11:02:20 ID:1ieRA9Ee
山本兼一「白鷹伝」は面白かった
748人間七七四年:2009/04/19(日) 12:07:28 ID:tDIPtjRe
>>722
岳宏一郎は群雲関ヶ原へしか読んでないけど他のも面白いのか。
本屋で関ヶ原と賤ヶ岳しか見かけたことないけど、色々かいてるんだね。
このスレでみるまで若い作家だと思ってたよ岳先生。

749人間七七四年:2009/05/04(月) 22:22:13 ID:PMsaezoU
徳間文庫から出た叛旗兵を読んだ。
いかにも山田風太郎らしい吹っ飛んだ作品だった。
750人間七七四年:2009/05/04(月) 23:16:29 ID:m3iTZvkT
ぎおっぎおっ!
751人間七七四年:2009/05/04(月) 23:22:25 ID:jy1MR//L
その悶え声はもうやめろよw
752人間七七四年:2009/05/07(木) 11:05:12 ID:HVUe0GgQ
最近は角川からハードカバーも出せるようになったようだけど
まだまだマイナー感の強い伊東潤。あの人の作風が好きな人はいる?

自分はどうも、いっぱいいっぱい感があって
「考証に自信があるのは勿論だけど、創作にもがっつり気合を入れてるんです」
って感じのくどい印象もあって、どうもダメだ。
北条モノの書き手として期待してたんだけど、受け付けない・・・
753人間七七四年:2009/05/07(木) 16:25:19 ID:UZ0/MWCt
ばっきゃろ!
北条好きで史実考証がしっかりしていれば
完璧じゃんか、ぜいたく言うなよ!
上杉なんか天地人の火坂と、
花ケ前がブレーンの近衛が代表作家なんだぞ!!
754人間七七四年:2009/05/07(木) 17:04:31 ID:uN1GNskT
>>753
ドンマイ…
今年はつらいね
755人間七七四年:2009/05/07(木) 17:28:44 ID:HVUe0GgQ
>>753
でも考証倒れのケはあるし、
文章や構成が生理的にダメなもんはダメなんだよな。

「上杉の代表作家」が火坂とは思わないけどね。
たまたま、勘違いした誘致運動と五流作家の思惑が一致して
大駄作「天地人」ができてしまったけれど、
アレはもう事故みたいなもんで、上杉を描いた代表作の一つなんて思わないよ。

で、近衛は、他にも色々な題材で書くじゃないか。
そういえ近衛も「考証頑張りました」派で、で物語が下手だな。

756人間七七四年:2009/05/07(木) 18:34:19 ID:zqaO0xNP
だって近衛の主人公って誰が題材でも
「生まれ持ったコンプレックスやら嫉妬やらドロドロした怨念みたいなのをバネに戦います。あ、戦に勝つのは全部部下の献策頼みです」
って感じだし……
757人間七七四年:2009/05/07(木) 18:39:23 ID:zqaO0xNP
あ、個人的に上杉の代表作家は岳(ry

っていうか奴は景勝好きすぎだろ
758人間七七四年:2009/05/07(木) 21:23:05 ID:JkeXoLg0
大河ドラマひどいよね…
759人間七七四年:2009/05/08(金) 00:50:11 ID:O+EPmnA0
つーか上杉は、謙信に関しては「天と地と」、
景勝、兼続に関しては「密謀」って、立派な代表作があるじゃ無いか。
760人間七七四年:2009/05/08(金) 00:53:22 ID:O+EPmnA0
> 285 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 12:58:26 ID:1e9uGLVF
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090506-00000548-san-soci
>
> >火坂さんは、耐震強度や食品の偽装が発覚した現代を憂い「能力以上の表示やウソ、行き過ぎた利益追求が問題になる時代にこそ、信義の人、兼続を知ってほしい」と説いている。
>
> それはひょっとしてギャグで言っているのか(AA略)
761人間七七四年:2009/05/08(金) 01:03:35 ID:P5r9AVpH
作者が故人なのが残念だね
762人間七七四年:2009/05/08(金) 01:06:32 ID:miQfc1t1
>>759
今、量産されている作家が重要なんだよ!

ところで伊東氏の小説がそんなにひどいとは思えないんだが、
具体的に何がダメなんだ?
肌に合うかどうかは個人の問題だしな。
763人間七七四年:2009/05/08(金) 01:07:44 ID:P5r9AVpH
あ、>>759へのレスね
火坂さんは大河原作に決まってから変な方向に行っているな・・・
764人間七七四年:2009/05/08(金) 01:21:17 ID:yqBB2Oxf
自分もダメだな、伊東潤。
なんか自己陶酔してる感じw
何冊か出してるのに、メジャーになれないのも納得。
765人間七七四年:2009/05/08(金) 02:11:10 ID:wPie4v1d
>>753
火坂氏については『上杉かぶき衆』やエッセイなどいろいろ上杉ネタで書いてるけど、
正直謙信・兼続は(明後日の方向を向いた)贔屓の引き倒しに辟易させられるし、
かと思えば、景勝夫妻や景虎の描写はろくなもんじゃないし、上杉ひいきの身としては
あまりいい気分で読める代物じゃないんだよね。近衛氏の作品については言わずもがな。

近衛氏や火坂氏のブレーン(?)らしき花ケ前氏は、よく花ケ前氏は「景勝嫌い」みたいな
感じで言われる事が多いけど、やっぱりヒドいのかね?
まあ、新装版の本でも、以前の文章を平気でまるごと使い回したりと研究者としてどうかと思うところはあるが。

>>762
多分「史料に使われている感」を感じる人が多いんじゃな?史料を
調べ込んでそれを反映させるのに手一杯で、それが消化できていない印象。
なんつうか、安心して読める若手〜中堅どころの書き手が少なくなってきてるという気はする。
766人間七七四年:2009/05/08(金) 06:17:54 ID:h0iiWBbq
考証も小説としての出来も優れた小説なんて
昔からあまりないでしょ。
伊東氏が考証に偏ってるのは北条って素材がさせてる面もあると思うな。
史実の北条の素晴らしさを伝えたいと思うあまり、ね。
だから創作性を排除して、小説としての価値を下げちゃう。
主役なき群像小説と本人は言ってんだけど、
主役ばかりかテーマもないから読む人を選ぶんだろうな。
767人間七七四年:2009/05/08(金) 09:12:26 ID:dZg6WyuH
もう上杉モノなら津本陽の「武神の階」の方がマシなんじゃないかって気が
768人間七七四年:2009/05/09(土) 04:55:37 ID:2Ycu61z8
>>765
その人物の心情の底やコンプレックスに光をあてるような部分がないとね。
(そういう人物掘り下げが好きじゃない読書もあると思うが)

自分は火坂の作は読んだことがなくて
一昨年の「天地人」の制作発表時に、そういえばそんな作者もいるなぁと、
すぐに図書館で借りて読んだようなものだが
もう巻頭から「我慢比べ」で読み続けたような作だった。

>>766
一流どころやメジャーな作家が、執筆時の逸話で皆いう事だけど
どんなに綿密な史料収集や考証も、実際の作話において採用するのは
ほんの一部分だと語る人は多いよね。

自分は伊東氏の作は北条氏照を描いたものを求めたけど、
主題が今いちよくわからんのと、スムーズに読みすすめることができなくて
実は読了せずに「積ん読書」の一部になっている。

近衛の著書購入理由と動機が似ていて、
「この人物を描いた小説は珍しいので一応入手しとく」タイプの作家かも。
769人間七七四年:2009/05/09(土) 05:30:23 ID:2LY+Xc3s
以前、真田幸村が信長信者というアレな設定の小説を本屋でチラ見したんだけど、タイトルを失念。
どなたかご存知ないかしら。
770人間七七四年:2009/05/09(土) 06:06:44 ID:4Uv7MQeE
わしはどっちかというと読むよりも書くほう(ワナビーだが)なんだが、
>>766>>768のような意見をもっと聞きたいのう。

火坂や伊東は読んだことない。近衛はある。
上のレスを見て伊東潤は読んでみたくなった。
でもテーマないのかー。北条なんてすごくいい題材だと思うけどな。
多くの歴史小説化が北条をスルーしてるのは、あまりにも勿体無さ過ぎる。

>一流どころやメジャーな作家が、執筆時の逸話で皆いう事だけど
>どんなに綿密な史料収集や考証も、実際の作話において採用するのは
>ほんの一部分だと語る人は多いよね。

そーなのか。わしは多分そーじゃないんだが。ワナビーだからだな。
でも確かに近衛のをみると、考証が出過ぎていて小説になってなかったりするな。
771人間七七四年:2009/05/09(土) 23:30:22 ID:bhr4ijH6
個人的には考証の出来と小説の面白さは直接関係ないと思う。
ただ考証がよくできた作品はエピソードが詰め込まれ過ぎて話の進みが速すぎるとか、
ストーリーに絡まないシーンが多いと思う。そういうことがあるから俺は敬遠している。
772人間七七四年:2009/05/09(土) 23:58:47 ID:cExpAqI/
時代考証と小説の面白さが安定して
両立しているのは女流作家に多い気がする
773人間七七四年:2009/05/10(日) 01:02:01 ID:p4kmMt/5
>>771
童門は考証はいまいちだけど小説は結構面白かったりするよね
774人間七七四年:2009/05/10(日) 01:17:48 ID:toNk3qN9
いまいちを通り越して怒りを覚えるがな
775人間七七四年:2009/05/10(日) 09:34:05 ID:v+cydzfH
つか肛門はひらがな多すぎだ
776人間七七四年:2009/05/10(日) 21:50:33 ID:Pr5S1AFk
PHP文庫で坂口安吾の戦国短編集が出てた。
扱ってるのは、道三、謙信、秀吉、ザビエルだったと思う。
777人間七七四年:2009/05/11(月) 11:28:17 ID:3hYbuKzw
群雲、賤ヶ岳へっておもしろい?
昔乱世が好きを読んで、前半はおもしろかったんだけど
後半が群雲関ヶ原の焼き直しに感じてしまった
とはいえ加筆してるみたいだしネットでの評価も高いし
買ってみようか悩んでるんだけど
778人間七七四年:2009/05/11(月) 11:44:42 ID:maAy4sL3
「乱世が好き」→「軍師官兵衛」の時点でどのくらい加筆されてたのか知らんけど、
「軍師官兵衛」→「群雲賤ヶ岳へ」では殆ど加筆してないよ

つかネット評価高いの?多分新聞連載だったからだろうけど後半駆け足すぎだし、
改題して賤ヶ岳なんて名称入れたけど賤ヶ岳の合戦ちょっとだけでタイトルに偽りあり的な感じになってるのにw
779人間七七四年:2009/05/11(月) 15:21:58 ID:lmOqfhVh
「群雲賤ヶ岳へ」、「群雲関が原へ」、「群雲大坂城へ」の3部作にしたいんでしょ、改題は
つーかはよう「群雲大坂城へ」出せ!
780人間七七四年:2009/05/11(月) 21:44:27 ID:aM97tJle
天を衝く・秀吉に喧嘩を売った男九戸政実
が面白かった。

次は、検索で見つけた小説、
九戸戦始末記 北斗英雄伝が読んでみたいと思った。
しかし田舎の新聞なので読めんかった・・・。
781人間七七四年:2009/05/11(月) 22:00:57 ID:/WsgHhTf
天を衝くは確かに面白いんだけど蒲生氏郷が必要以上に愚鈍に描かれてるよね。
あんだけ力のある作家なんだからそんなことしなくても政実の魅力が落ちるとも思えん。
蒲生家に何か恨みでもあったのか?
782人間七七四年:2009/05/11(月) 22:09:24 ID:l8wOajJy
主人公持ち上げるために対立した武将やその家を
下げて書く小説を読むとなんだかしょんぼりした気分になる
たとえ主人公贔屓でもそんな方法でしか持ち上げられないのかよ
というしょっぱさを作家に感じる
783人間七七四年:2009/05/12(火) 00:17:38 ID:0goEVwCF
>>781
外部から一地域とはいえ東北の支配者になったからでは
784人間七七四年:2009/05/12(火) 07:33:48 ID:jPagyO9i
まあ氏郷個人の能力はともかく、氏郷が中心になって推し進められた豊臣政権の東北政策は、
正直あまりほめられたものではないな。
785人間七七四年:2009/05/12(火) 17:54:19 ID:/M54VyXo
天地人が原作者の許可をもらって漫画になるらしい、内容はBL。
卑坂は上杉に何の思い入れもなく、はじめから金のことしか頭になかったんだな。
786人間七七四年:2009/05/12(火) 18:37:58 ID:bT5e3Z+E
企画する方も許可出す原作者も頭おかしいのではないか・・>BL
上杉に恨みでもあるのか・・・
787人間七七四年:2009/05/12(火) 18:51:51 ID:QGSxO3kw
火坂は真田マンセー
788人間七七四年:2009/05/12(火) 19:25:11 ID:yQm8LWhA
ほぼ確実に兼続VS幸村があるんだぞ
真田に対しても何の敬意も持ってないんじゃないか
789人間七七四年:2009/05/12(火) 22:31:54 ID:F7DRtecR
>>783
なるほど。奴は東北マンセー主義者だからな。
蒲生嫌いではなく中央嫌いと読めば納得出来る
ありがとう
790人間七七四年:2009/05/13(水) 09:20:42 ID:fIJ59VV8
>>788
大河板で見た話だけども、火坂は次回作で予定してる真田物が大河になるのを目標にしてるんだとさ。
天地人の新装版で、真田を貶すような表現は削ってるらしい。
791人間七七四年:2009/05/13(水) 10:38:22 ID:qRyjIy3D
>>790
( ゚д゚)ポカーン
作家の片隅にも置けないな
792人間七七四年:2009/05/13(水) 11:09:27 ID:W+o/xEc0
>>790
それどこで見た?
793人間七七四年:2009/05/13(水) 22:50:32 ID:wa6q81dl
次は真田厨が涙目になるのか…
この調子で武田、北条、島津、伊達、三好あたりの作品も火坂先生にお願いしたい
794人間七七四年:2009/05/13(水) 23:09:22 ID:qRyjIy3D
火坂せんせ、前スレのはじめの方では

>岳宏一郎、南條範夫 、火坂雅志、白石一郎
>高橋直樹、安部龍太郎、佐藤雅美
>
>このあたりはハズレがあまりなくてお勧めできる。

こんなレスもあったのに、今やこんな扱い…

795人間七七四年:2009/05/14(木) 01:10:37 ID:4XrYsulG
>>792
ごめんよ、どこかは忘れた。天地人関連のスレなのは間違いない。
なんだかんだ文句言いつつも楽しんでるよ、今年の大河w
796人間七七四年:2009/05/14(木) 06:02:08 ID:uB9QmYEF
幾多の歴史小説を読み漁ったが、
未だに国盗り物語より面白い小説に出会えない。
俺の感性が腐っているのか、国盗り物語が名作すぎるのか・・・

ちょっと歴史小説読むのも空しくなってきた。
797人間七七四年:2009/05/14(木) 12:30:46 ID:X6Hk89N3
火坂と三谷がその真田大河の脚本家狙ってるとか
大河板のどっかのスレで見たな、なんという二択
798人間七七四年:2009/05/14(木) 12:41:58 ID:w1H1rPFX
>>796
最高傑作なんて人それぞれだからね。
799人間七七四年:2009/05/14(木) 12:54:31 ID:a+QHU3vV
>>797
その二人なら三谷を選ぶなw
800人間七七四年:2009/05/14(木) 13:01:14 ID:1bDnW4co
真田大河なら真田太平記でいいじゃないか
801人間七七四年:2009/05/14(木) 18:04:23 ID:4XrYsulG
本多忠勝が大河ドラマに!らしいので、忠勝モノで面白いのがあったら教えてくだされ
802人間七七四年:2009/05/14(木) 19:54:41 ID:B009qwFn
>>794
その前のほうのレスは記憶にないけど
南條範夫や白石一郎は代表作もありまた別格と思うし
岳、佐藤、安部、高橋と、火坂を同列にあげるのは
いささかレベル違いの感があるな。
この辺りは時代小説好きなら手にとる事も多い作品を出してるが
火坂はそれ以下の知名度&筆力だと思う。

「天地人」という、困った作品の上梓があるから云うのではなく、
火坂はこの中ではダントツに下手なのでは。
803人間七七四年:2009/05/14(木) 20:37:19 ID:3wpRKR2u
火坂は一風変わった素材や視点だけが売りで、
中身はどれも平凡なんだよな。
天地人を出すまでは、有名作家どころか、
有害作家にまで成り下がるとは思わなかった。
804人間七七四年:2009/05/15(金) 08:28:47 ID:HKMny/XS
>>803
変わった素材とか使ったかな。
誰でも知ってるレベルの主人公しか使ってないような。
805人間七七四年:2009/05/15(金) 08:56:31 ID:3+rCwtsi
信長の参謀僧、羊羹合戦、慶次郎の娘とかね。
806人間七七四年:2009/05/15(金) 09:14:32 ID:TNtRnDWb
普通の意味で「誰でも知ってる」戦国時代の人物像は、信長・秀吉・家康・信玄・謙信・政宗・武蔵、
加えて良いところ、光秀・幸村止まりのような

実際に読んだ火阪作品数は凄く少ないから、自分では計り切れないけれど、
「マニア・オタクなら誰でも知ってる武将」として、昔は題材にしてた様子だったの?
知る範囲では、そうではない気が…
807人間七七四年:2009/05/15(金) 09:30:36 ID:gHw2CRl3
>>806
とりあえず>>805
808人間七七四年:2009/05/15(金) 09:42:55 ID:TNtRnDWb
ああ、いや、どちらかというとニッチな所、マニアックな人物を中心にしてきたのは知っています
しかし、それを作中では「マニア・オタクなら誰でも知ってる武将」だからという風に、
周知の如くこういう人物だから、という匂いを漂わせるような扱いをしてたのかなとね…

そういう雰囲気があると、>>804氏のような捉え方にもつながるのかなと
809人間七七四年:2009/05/15(金) 14:44:09 ID:ft+4F/WD
火坂なら、壮心の夢は?
810人間七七四年:2009/05/15(金) 20:20:05 ID:3DCWT5sZ
俺の火坂のイメージ

天地人以前:マイナーな人物にスポットを当てる人
        最高レベルではないけどそこそこの良作を出す作家
天地人以降:商業主義
        粗製乱造
811人間七七四年:2009/05/15(金) 20:24:41 ID:yKM2+Bgu
火坂マイナー時代は、才能はないけど、身の程でいい仕事をする人ってイメージだった。
今は軽蔑すべき作家ナンバーワン。
812人間七七四年:2009/05/15(金) 20:25:47 ID:0r9aN/Uj
なにこの火坂スレ
813人間七七四年:2009/05/16(土) 09:30:53 ID:xD5GGSo1
火坂なんか単独スレッド立てても半日持つかどうかわからんしな。
流れを疎外しない程度に語られているならいいんじゃないか。
814人間七七四年:2009/05/16(土) 10:17:56 ID:ngPXJGpF
歴史小説以外、ドラマやら俳優やらという方向で話してるわけではないしね
このスレで、今年中話題が向きやすくなるのは、まあ自然なことでしょう
815人間七七四年:2009/05/16(土) 23:57:10 ID:sahugrQk
それに今年は「大河原作者」としての
講演とかもよく招かれてるみたいだし露出多いと
必然的に話題にも上がりやすくなるわな
816人間七七四年:2009/05/17(日) 22:46:09 ID:S6Jtq2TJ
露出増えるのは構わんがもうちょっと考えて発言しないと馬鹿に見られるよ
817人間七七四年:2009/05/17(日) 23:44:13 ID:U9cKnQIE
まあ露出が増えてその作者の
人となりが暴露されるってのは良くあることなわけで…
それでファンが離れていっても自業自得としか言えんわな

個人的には火坂にはとっくに愛想を尽かしてるが
818人間七七四年:2009/05/18(月) 10:46:57 ID:TlsZ3Ai9
>露出増えるのは構わんがもうちょっと考えて発言しないと馬鹿に見られるよ

昨日の不思議発見で、山本兼一が「利休は絶対美感をもっていた」とか言い出してアチャーってなったわw
819人間七七四年:2009/05/23(土) 07:09:17 ID:xub9oufN
やっぱ風野真知雄いいな。
820人間七七四年:2009/05/23(土) 20:41:27 ID:o7odI5ho
自分も風野真知雄は好きだな。なんというか、読後感がいい。

今は昨今の出版界の現状もあって、市井ものを多く描いてるけど
歴史文学賞出身なのだし、シリアスな時代モノも手がけて欲しいと思う。
821人間七七四年:2009/05/23(土) 21:13:51 ID:xub9oufN
風野作品は戦国モノ(『水の城』、『われ、謙信なりせば』、『奇策〜北の関ケ原』)しか読んでないんだよな・・・
今日、『幻の城』を買ってきて今から読む。

時代モノも、『妻はくの一』とか『大江戸定年組』とか題材は面白そうだが食わず嫌いw
822人間七七四年:2009/05/23(土) 21:15:57 ID:xub9oufN
上杉系のネタ好きだよな・・・
と思ったら、福島県出身だったのか。
823人間七七四年:2009/05/24(日) 00:42:00 ID:AP/hIv4g
>>821
『幻の城』、ネタとしちゃあ歴史シミュレーションにありがちなんだがよく詰めてあるよ。
824人間七七四年:2009/05/24(日) 02:50:39 ID:eF9s2nZ+
岩井三四二さんはスレ違いですか?
825人間七七四年:2009/05/25(月) 04:59:15 ID:AFOd3JjJ
火坂っておっさんだったんか。
ずっと腐れ女流作家だと思ってた。いろんな意味でショッキングだ。
826人間七七四年:2009/05/25(月) 10:02:02 ID:QJ35zKr1
お前雅志っていう名前を見ても女だと思ってたのか?
そっちの方がショッキングだ。
827人間七七四年:2009/05/25(月) 10:12:20 ID:Dx721VtV
女に間違われやすい歴史作家と言えば佐藤雅美。
828人間七七四年:2009/05/25(月) 18:02:39 ID:bjhnjd8c
>>825
まあ「天地人」での兼続の容姿描写で、美男、眉目秀麗、端整な美丈夫
などなどの過剰な修飾の多さを思えば、秋山香乃的な同人臭もするしな。

でも、名が「雅志」だぞ。
829人間七七四年:2009/05/25(月) 18:47:18 ID:DWMDqm37
平仮名がいい平仮名
火坂まさし、ほら、なんか新聞に4コマ寄稿してそうじゃね
830人間七七四年:2009/05/25(月) 19:27:18 ID:TjGH9PsW
植田まさしに失礼だ!
いっそカタカナにしろよ。
火坂マーシー。
831人間七七四年:2009/05/26(火) 01:39:19 ID:62aazr9e
最近なんかよく滝口康彦の名前見かけて嬉しくなるわ
ほとんど絶版だから大概図書館で借りてるけど面白いよ
もっと人気が出て再版してくれるといいんだけどなあ
個人的に
「恨み黒髪」
「天目山に桜散る」
「主家滅ぶべし」
「薩摩軍法」
なんかが面白かった
832人間七七四年:2009/05/26(火) 01:51:42 ID:jDjt3/+8
>>826>>828
男性名を使ってる女流作家って時々いるじゃない。
マンガでもそうらしいけど、女性名だと売り上げが落ちたりするとかなんとか。
833人間七七四年:2009/05/26(火) 03:31:24 ID:Dj9sM5pJ
だとしても雅志はねーべw
もっとマシな名前付けんだろうがよ
834人間七七四年:2009/05/26(火) 11:00:29 ID:t2Jx43PU
餃子食いたくなってきたぜ
835人間七七四年:2009/05/27(水) 01:33:07 ID:BvG/eU9C
>>833
お前は日本中の雅志を敵に回した
836人間七七四年:2009/05/27(水) 07:49:46 ID:lTXet+Bk
>>835
女流作家が中性的な名前をつけるのに、雅志はないって話だ。
か、かんちがいしないでよねッ!
837人間七七四年:2009/06/01(月) 23:25:10 ID:nyXmpoc1
上田秀人が立花宗茂の小説書いたらしいけど、読んだ人いる?
勘定方シリーズは好きだったけど、あの人に戦国もの書けるのかと思うとかなり不安で。
838人間七七四年:2009/06/01(月) 23:43:45 ID:RLKeOabC
>>837
> 550 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/05/10(日) 23:11:59 ID:Tm7cXKYq
> そういや今日、宗茂の新しい小説が発売された
> らしいんだけど、買った人いますか?
>
> 孤闘 立花宗茂 上田秀人 著
> 中央公論新社  2009年5月10日刊
> 四六判360ページ 定価1890円

> 556 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 13:00:49 ID:bssJ+kyH
> >>550
> 読んでみた。
>
> 正直あまり…、つーか、全体的に駆け足過ぎて一つ一つのエピソードも
> キャラの掘り下げも薄い。

【紹運】戦国のサラブレッド立花宗茂総合スレ2【道雪】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1216803439/
839人間七七四年:2009/06/02(火) 07:47:30 ID:6NU3u1Xg
織田信秀が主役、もしくは、信秀全盛期〜信長が尾張統一あたりの時代で、近畿〜東海のいずれかを舞台にした小説ありませんか
840人間七七四年:2009/06/02(火) 19:35:26 ID:u9AbjjG4
舞台と時代なら「ふたり道三」
信秀は敵だが
841人間七七四年:2009/06/03(水) 00:40:48 ID:8dIB0bH0
ありがとう。やっぱ道三物くらいなのか。
この時代が各地混沌としてて好きなんだけどな。
842人間七七四年:2009/06/03(水) 01:21:58 ID:fyhqqc8s
小説・ドラマ的にいう「戦国時代」は、いわゆる織田・武田以降の時代――「戦国を収束させた時代」なんだよね
日本統一、国興しのヒーローたちとして、盛り上げ、まとめやすいのが大きいんだろうけど

混沌として勝敗定かならない、もっと乱れた戦国の有様は、力ある作家でもあまり書きたがらない、
或いは、出版・編集が止めてしまうのかね…
843人間七七四年:2009/06/03(水) 09:24:00 ID:aRWAaNsg
>>841
皆川博子の「新・今川記」は?
844人間七七四年:2009/06/03(水) 21:49:58 ID:R61P9OVQ
>>842
三国志関連の小説が後漢末期〜孔明の死までの作品が多いのと対照的なきがする
845人間七七四年:2009/06/03(水) 22:21:48 ID:qZmY0/rP
>>842
戸部新十郎が「松永弾正」の後書きで信長以前の戦国を「すべてが混迷猥雑、一筋縄ではいかない。だから書き手も読み手もこの時代のものは敬遠されてきた」って書いてたな。
846人間七七四年:2009/06/04(木) 00:29:07 ID:/NPab97/
その戸部氏のコメントも、結構ギリギリな気持ちなんだろうな
松永弾正なら上巻の前半、猥雑な修験者や野武士仲間の辺りを、もっと書きたかった気持ちが見える気がする

三國志も、その名の通り「三國」の争いに収斂(安定)されていく展開が好まれてる感はあるんだよね
最初からその三國、劉・曹・孫+α、という固定軸の世界観で書かれることが多いし
信長前史にあたる混沌の乱世に近い状態は、春秋や五胡十国の方が、まだ近しいのかも知れない
847人間七七四年:2009/06/04(木) 01:24:36 ID:cQghCraJ
難しいけど、実はニッチな需要のある狙い所なのかもしれない>信長前
848人間七七四年:2009/06/04(木) 04:02:15 ID:FJ6wqCAV
資料が少なすぎてどういう方向に膨らませばよいのか書きづらいとか
849人間七七四年:2009/06/04(木) 07:31:12 ID:eHT/npsl
地方の一大英雄物ならそれぞれちょこちょこあるが
日本を俯瞰して見るような大局小説は確かにないな
850人間七七四年:2009/06/04(木) 13:12:41 ID:BglL19nW
信長より一世代前だと信長世代の少年期のおまけとして序盤に少し書かれることは多いね。
下克上の代表のように台頭して権力を固めるものが多い。
最近の分かりやすい例だと漫画になるけどセンゴクの信秀みたいにね。

>>848
それなら逆手にとって自由に描ける利点があるお。

>>849
確かにね。そういう時代じゃないもんな。
851人間七七四年:2009/06/04(木) 19:51:50 ID:nG0MMcTc
>>849
大局だとストーリー作りも難しいだろうね。
陳瞬臣の小説十八史略みたいに時代ごとの主役を設定するとか、北方三国志みたいに章ごとに主人公が変わるような作品になら書けるだろうが、
主役を張る奴がいない・・・
852人間七七四年:2009/06/04(木) 20:37:50 ID:/NPab97/
応仁の乱以後の時代は、幕府との官位取引ぐらいで、俯瞰するべき筋が無いと思うしね
オムニバス形式で、別地方のゆるい連携を見せる形なら可能かも知れないけど…
853人間七七四年:2009/06/05(金) 01:42:30 ID:HyK4k4Dw
>>851
日本は国土が狭い(小さい)割に地域や勢力範囲が細かく分散しているから、全土を扱おうとすると焦点がぼやけやすいんだよな…
854人間七七四年:2009/06/05(金) 23:54:19 ID:BOmyUVMV
火坂先生の次回作は長野業政だそうです。
ttp://www.jcp.or.jp/akahata/week/index.html

( ゚Д゚)
855人間七七四年:2009/06/06(土) 00:24:31 ID:WVBrUfTL
それよりなんで赤旗なんだwwwww
856人間七七四年:2009/06/06(土) 12:01:17 ID:3nWTqEGT
赤旗→赤→赤揃え

つまり次の被害者は井伊直政ですね
857人間七七四年:2009/06/06(土) 19:53:38 ID:FVgvagDf
>>845を引用してみる。

一口に戦国時代というが、いつからいつまでをさすのか、区々として確定しがたい。
いっぽう、中世・近世といった区分がある。もとより、連続する人の世のことだから、截然と分けられるものではない。
戦国時代はたぶん、そのあわいにあって、乱離な表情を示してくれていたのだろう。
そのなかから、織田信長という人物がぬきん出て、近世を伐り開く。あるいは夜明けをもたらした、などという。
そうとすれば、直前の中世は暗い夜だったのである。なかには、混濁の闇と評する人もある。
じっさい、この時期は世態も、人脈も混乱、猥雑を極め、とうてい一筋縄で表現することはできない。
だから、書き手も読み手も含め、この期のものは敬遠されてきた。
が、まがりなりにも幕府体制があり、その体制による治世を執行する実力者が輩出し、めまぐるしく隆替興亡を繰り返した。
最盛期、九か国を勢力下に収めた三好長慶は、この期の代表である。人物も治績も面白い。
松永弾正はこの三好家家臣から出頭し、主家を乗っ取ったとされる男である。
素性も不明なら、足跡も不明で、ただ類型的と思われる悪名だけ、一身に負っている。
858人間七七四年:2009/06/06(土) 21:27:29 ID:MCDQfn+U
>>857
段落分けすると戸部の原文のテンポが損なわれてしまうな。
なんか、ぶつ切りになると戸部の文体はもともと修飾の少ない文章だけに、ただの箇条書きになってしまう感じがする。

そう考えると作家と言うのは、段落の分け方一つでもちゃんと考えてるんだな。
859人間七七四年:2009/06/07(日) 05:02:21 ID:zJq2COh8
ちくしょう近衛め!
二度と読むまいと心に誓ったのに!なんでまた慶次郎物出すかな!?
おまえなんぞに金落としたくないのに!慶次郎物を前にすると体が反応してビクンビクン くやしい…
860人間七七四年:2009/06/07(日) 07:11:50 ID:0br33CQI
感想頼むわ、駄作だろうけどw
861人間七七四年:2009/06/08(月) 23:46:12 ID:DsJ7jt/a
この時代を扱った作品は多すぎ
862人間七七四年:2009/06/09(火) 00:09:40 ID:F4XfDFWC
>>860
半分ほど読んだが、今の所いつもの近衛。
良い意味でも悪い意味でも、近衛の安定感は抜群だ。
863人間七七四年:2009/06/09(火) 00:27:58 ID:fgaSfu3m
あれは安定感なのか?
最底辺である地べたを着実に進んでいるのは評価すべきなのだろうか。
近衛スタイルを貫いている意味での歪みなさは抜群だがw
864人間七七四年:2009/06/09(火) 01:05:57 ID:F4XfDFWC
確かに俺は近衛嫌いだけどもw
最底辺とまでは思わんなぁ。好みの問題かと。
しかし、嫌いなのに買ってしまう俺はドMなのか。題材のチョイスが、ことごとく俺の趣味に合致するんだよな。苦行である。
865人間七七四年:2009/06/09(火) 01:44:17 ID:fgaSfu3m
最底辺は言い過ぎた。火坂よりは上だ。
彼のテーマ選別センスは光ってる。
史料や論文を手広く読む力もある。
問題はそれを理解して消化する能力がないことと、
原稿枚数を計算できないでいつも尻切れトンボになってること。
専業作家なのに基礎的な日本語の誤りも・・・。
866人間七七四年:2009/06/09(火) 02:31:24 ID:3K8BUvXS
>>865
「史料に使わされている」気がするんだよね。一端入れたものを
まっさらにして、話を構成してほしいところ。

あと、主人公の若い時期に話の四分の三くらいが割かれ、しかも
大体が、ルサンチマンと不平不満に満ち満ちているの感じがするのも
あまり戴けない。
867人間七七四年:2009/06/09(火) 19:53:15 ID:FG4pDLUi
>>865
火坂を擁護する気はないが、さすがに近衛よりは上だろう
868人間七七四年:2009/06/09(火) 20:23:38 ID:rR4hMikh
文章
火坂>近衛

知識
火坂<近衛

創作
火坂>近衛

視点
火坂=近衛

良心
火坂<近衛
869人間七七四年:2009/06/09(火) 21:14:17 ID:A8eINLYl
なんか納得した
870人間七七四年:2009/06/09(火) 21:15:48 ID:KqYEaD5x
火坂はそんな凄いんだ
871人間七七四年:2009/06/09(火) 21:25:10 ID:y//WKGL0
>>868
創作と捏造は似て非なるものだと思うんだが。
872人間七七四年:2009/06/10(水) 00:32:16 ID:poBFGlHu
>>871
火坂は捏造家かも知れないが、近衛は捏造すらできないからな。
それにしてもなぜこんな低レベルの作家を熱心に語っているんだろう?
873人間七七四年:2009/06/10(水) 02:06:57 ID:uw75io3i
>「史料に使われている」、といえば
過去スレで話題になっていた伊藤潤の「武田家滅亡」を
図書館で見かけたので試しに読んでみた。

「目線が動きまわるのは群像劇だから仕方なし」という評を
2ちゃんのレスでも読んだ気がするが、
「たくさん資料収集したので、アレも書きたい、コレも出したい」
なのだと思う。 消化不良をおこしてる。
それに2段組は読みづらいぞ!
ああ、ここら辺は「定本武田勝頼」のあの部分ね。
この辺は「信松尼公記」からかぁ・・・と、脳裏に色んな資料本が交錯したw

ところでいまだに岳真也と岳宏一郎が時おり混同します。
隆慶一郎と間違えて峰隆一郎を買ってしまった前歴もあります・・・
874人間七七四年:2009/06/10(水) 03:04:30 ID:l3HFWW2q
>>873
古本屋とか行くと、隆慶一郎の棚に「信玄女地獄」とかが入ってたりして
ゲンナリさせられるよな。

でもまあ、上手い作家って、時代小説には付き物の、濡れ場の描写が秀逸なんだよね。
いやらしくないけど、艶っぽさはあるというか。
875人間七七四年:2009/06/10(水) 07:16:31 ID:Y4gebYjG
南条範夫の小説はエロい
876人間七七四年:2009/06/10(水) 09:24:05 ID:bz4gvk64
そういや南原幹夫ってトンデモな展開って聞いた事があるけど…
877人間七七四年:2009/06/10(水) 12:16:59 ID:lKqdUCyK
岳宏一郎「群雲、大坂城へ」はまだっすか?
878人間七七四年:2009/06/11(木) 01:47:58 ID:KL7NrteU
吉川英治はえぇのぅ
879人間七七四年:2009/06/21(日) 01:16:31 ID:8sSTUFzc
>>399
司馬はホントにそういう傾向があるからな
880人間七七四年:2009/06/21(日) 09:18:28 ID:X4Ziktrd
まったく話が変わるが、歴史小説には、その舞台になる周辺の地図を付けて欲しい。これ有る無しで、理解しやすさが、けっこう違ってくる。
881人間七七四年:2009/06/21(日) 09:41:52 ID:AZUb7Hje
そこを想像させる力が作者にないのか
そこを想像する力が読者にないのか
882人間七七四年:2009/06/21(日) 09:56:42 ID:Az9JS3UA
>>800
もうやった
883人間七七四年:2009/06/21(日) 10:38:25 ID:LOsqdRfp
そして当時の地理と現在の地理についてこのスレで叩かれ(ry

まあ城郭・河川・山並みすらはっきりしない辺もザラだし、何百年前の地理調査は一作家に難しいよね
かといって、「今はJR○○線が〜」の現在地理をモロに引用する描写も、雰囲気壊すのでどうもついていけないクチ
884人間七七四年:2009/06/21(日) 11:54:12 ID:M80MphMC
地理を文章で説明するのは限度があるね。
ただ地形と空気を描写するだけにとどめるか、歴史の重みを伝えるため現在地とリンクした説明をくわえるかで
全くちがってくるもんだし。
JR云々が許されるのは司馬までだよねーきゃははきもーいだと思うが。
885人間七七四年:2009/06/21(日) 19:18:33 ID:vPUzvLXm
>>879
>>399の内容のエッセイを書いてた人(八幡和郎だったかな?)も相当
どうしようも無い本ばかり書いてる人だけどな。正直言って、ヨタ話を
事実のように書き連ねる点では歴史小説なんかよりもよっぽど悪質。
そも歴史小説はあくまでも「史実をもとにしたフィクション」だもの。

司馬遼太郎に限らず、歴史小説で上手い人は、フィクションと史実の境界を
ぼやかすのが上手いんだよね。
886人間七七四年:2009/06/21(日) 19:46:34 ID:5K6UHswO
史実と虚構を読者に錯覚させるのが許されるのは
作品の中までだろうね。
童門や火坂みたいに講演会や小説以外仕事で嘘を垂れ流す悪習は司馬さんが始めたことだ。
素晴らしい作品をたくさん読ませてくれた司馬さんを非難するつもりはないが、
この悪習はそろそろ断ち切るべきだと思う。
887人間七七四年:2009/06/21(日) 20:23:16 ID:LOsqdRfp
「故意の(リップサービス的な)嘘」と、「俗説(巷説・珍説)」と、ただ個人的に信じてること、
などは元々境界の曖昧な事で、また時代で変わることだしねえ
学会で認められた事象しか喋っちゃいけない、なんていったら、言論は学会至上主義かとなるし、
その講演の価値自体、非常に疑わしい
良くも悪くも、バラエティ性・リップサービスは講演の技術だし

内容にどれほどの確度が必要かというのは、結局、その講演(演者・聴衆)次第なんだよね
講演する作家と芸人のどこに壁をもうけるか、って話でもあるんだろうけど
888人間七七四年:2009/06/21(日) 20:37:26 ID:U+pxj+EQ
司馬はあそこまであからさまに書いといて
「これ小説ですからw」じゃ済まない気がする
889人間七七四年:2009/06/21(日) 20:45:26 ID:w+Y92Fmq
だから普通の歴史小説家にはない、
「司馬史観」なんて言葉が生まれてしまったしな
890人間七七四年:2009/06/21(日) 21:10:46 ID:PrRuCEuv
司馬作品は娯楽小説として好きだ
でも本文中に独り言みたいなのが入るのが興醒め
場所の説明も現在のJRの〜とか書かれるより
地図一枚でも載せておいてくれた方がいい
891人間七七四年:2009/06/22(月) 10:28:16 ID:AlyhSClC
家康の極端な自家保存的な性格がその後の日本人の民族的性格を
矮小化、奇形化したと書いたら、いくら小説でも笑われるだろ
892人間七七四年:2009/06/22(月) 15:49:52 ID:x6L8GjgQ
司馬は小説よりエッセーの方が面白かったなぁ。個人的に。
893人間七七四年:2009/06/22(月) 17:47:12 ID:xTTShLvQ
剣岳見に行ったら「火天の城」の予告やってた
かなり良さそうだったよ
しかしあれ映画化してたんだね
894人間七七四年:2009/06/22(月) 19:52:01 ID:eKTuIWbi
一番面白い小説は何だろう?
一番有名なのが山岡の徳川?
895人間七七四年:2009/06/22(月) 20:34:21 ID:CqErCvmt
一番なんて人によって違うんだから
答えは出ないよ
896人間七七四年:2009/06/22(月) 20:55:15 ID:ISBt2Wna
本能寺三部作の加藤廣の新作「空白の桶狭間」
週末の二日間で読了。
これもいかにもありそうな嘘話で、私の好みです

信長の棺とか好きな人はどうぞ
897人間七七四年:2009/06/23(火) 02:21:51 ID:jK001G3u
>>893
今年になってから江戸東京博で滋賀県の歴史・観光イベントがあって
目玉は「井伊直弼と彦根城」と、ひこにゃん撮影会だったんだけど
「火天の城」の宣伝も時間をとってしていたよ。
PRチラシも熱心に配っていた。

再来年の大河でもあるお江与はじめ浅井三姉妹のほうは
(2ちゃんでもよくアップされてた)何十年前の少女漫画みたいな
下手糞なイラストの小冊子が、各市のPRコーナーに置いてあっただけで
何のプッシュもしてなかったな。

さあ、永井路子の「乱紋」と杉本苑子の「月宮の人」でも読み直すか。
898人間七七四年:2009/06/23(火) 06:48:54 ID:RNgEaO+l
最近決まったんだろ?
ならPR素材が集まっていなくてもしょうがないのでは
899人間七七四年:2009/06/23(火) 13:53:26 ID:jK001G3u
そう言う意味では無くて
「○○市は××での大河ドラマ化誘致運動をしてます」等の表記や
また、舞台での発言が何も無かったということ。
自分は2ちゃんで誘致のことを知っていたので、
印刷物にもその件がまるで無いのだなと以外に思ったんだ。

でも「天地人」もそうだったらしいが、
大河化題材として正式発表される直前には
すでに地元での活動は終息気味のように見えるというから、
そうだったのかもしれない。
900人間七七四年:2009/06/23(火) 20:31:45 ID:lMZLyYE/
誘致運動か……
ウェルかめと坂の上の雲やったから、大河で四国が舞台になるのは20年後だな。
901人間七七四年:2009/06/23(火) 21:57:24 ID:9gyJYSbZ
プニュ( ´∀`)σ)Д`)ノシ  

来年のネタをお忘れですかな?
最も戦国時代が舞台じゃないが・・・
902人間七七四年:2009/06/23(火) 22:27:50 ID:Z1e9vR/M
大河のネタ枯渇っぷりを見てると、10年以内に瀬戸内メインの村上水軍ネタとかやりそうな気もする…
903人間七七四年:2009/06/23(火) 22:39:50 ID:qCd4S2Tf
その前にNHKが消えるような気がする
904人間七七四年:2009/06/24(水) 06:55:57 ID:WTU032aG
>>902
城山三郎の秀吉と武吉が原作になるなら大歓迎だが
今のNHKなら鶴姫をやりそうだなw

ネタ不足つっても戦国→幕末→戦国→幕末のヘビーローテーションじゃなあ
905人間七七四年:2009/06/24(水) 08:21:13 ID:s3skYNLM
1年戦国時代はほとんどないよ
最初の1クールくらい戦国時代なだけで安土桃山から江戸初期がほとんど
906人間七七四年:2009/06/24(水) 09:42:12 ID:T8jnvB5R
>>902
松永久秀でもやってみる?
何人暗殺したんだw
907人間七七四年:2009/06/24(水) 10:18:08 ID:AYdJ/EDG
松永弾正期待大!
908人間七七四年:2009/06/24(水) 10:22:19 ID:mLYIKvYw
>>906
「立てこもったものどもを討ち取れ!」と檄を飛ばしながらも、
周りに人がいなくなってから、涙しながら心の中で大仏や僧にわびる久秀

久秀一人が光につつまれた真っ白な空間でいろいろな回想をし、
最後にほほえみながら「よい人生であった」とつぶやいた直後に天守閣爆発、
なぜか爆発と同時に空に向かって光の柱がたちのぼる

といったシーンが即座に脳裏にうかんだ。
909人間七七四年:2009/06/24(水) 11:47:07 ID:940MhBmD
今年に入って司馬を続けて読んでるんだが、
面白かった作品と長いばかりで苦行に近かった作品に二分されてる

面白い 尻啖え孫市、梟の城、風神の門、戦雲の夢、国盗り物語(道三編)、新史太閤記
長い 関が原、城塞、播磨灘

今は覇王の家を読んでるんだが、あんま面白くない
910人間七七四年:2009/06/24(水) 12:08:39 ID:WFZE8hME
>>906
多く見て2人(義興・十河一存)かな 義輝は本能寺と同じ、攻め殺した分類だし

ネタとしては15年に一度ぐらいやってもいい系統と思うんだが、
今の大河は家族押し偏重だからな 戸部原作で兄弟愛膨らますぐらいしかない…
911人間七七四年:2009/06/24(水) 12:14:03 ID:wwlt6yQU
岩井三四二の作品読んだ人いる?
912人間七七四年:2009/06/24(水) 12:43:07 ID:OnBGG3kx
逆ろうて候が欲しいけど、あまり見かけないし見つけても痛みが酷くて買えてない
913人間七七四年:2009/06/24(水) 15:34:01 ID:GRgzVttV
信長登場以前の戦国なんか、信玄と元就以外だとメジャーな作品無いよな
池波・司馬あたりもその辺はあまり書いてないし
戦国ものと言うならやはり本能寺以前をネタにして欲しいな

最近の大河は昼ドラや渡鬼見る層に同じもの提供したいんだろうなあ
もういっそ大河と銘打つの止めてそういう枠にすればいいのに……
914人間七七四年:2009/06/24(水) 16:32:35 ID:WFZE8hME
一応、北条早雲は、司馬・南原とかの有名どころも書いてるんだけどねえ…
それがいまいちメジャーに思えないとしたら、信長・秀吉・家康・信玄・謙信〜みたいな、
同時代での地域・人物の展開が乏しいからかもね
915人間七七四年:2009/06/24(水) 17:42:50 ID:q45qq9xr
>>909
覇王の家は面白くなかった
司馬のキャラ造詣は主人公が頭がいい、適役は嫌なキャラという単純な二元化の印象が強い
916人間七七四年:2009/06/24(水) 17:50:07 ID:prBTlkOe
>>915
そうか?
功名が辻を読んで、バカ夫婦とか思っても、頭良いとは思わなかったが。
とあるスレの読後の感想で、似たようなレス見かけたけど、
こんなのは駄作だっていう、テンプレか何かか!?
917人間七七四年:2009/06/24(水) 17:57:26 ID:q45qq9xr
>>916
あれは一豊は智謀が足りないけど嫁は頭いい扱いじゃん
確か「もし男だったら天下を取れるだろう」みたいな台詞があった
話のノリから読者の中にバカ夫婦と感じる人もいるかもしれんがさ
918人間七七四年:2009/06/24(水) 18:06:50 ID:XfdHQlZs
功名って森勝信出てくる?
919人間七七四年:2009/06/24(水) 18:18:33 ID:60H1eYFy
>>917
その時点で二元化じゃないわけだが
920人間七七四年:2009/06/24(水) 18:26:50 ID:q45qq9xr
>>919
そりゃ話の構造上、多少の変化はあるけど
一豊→智謀が足りない
嫁→天才
という2元構造には変わりない
921人間七七四年:2009/06/24(水) 19:02:42 ID:53rLJ5gL
功名は龍馬研究の残りカスで作った小説だから、
長宗我部の遺臣や龍馬たちのような郷士を弾圧した山内一族を
随所でこき下ろしているよな。
ひどいぐらいに。
922人間七七四年:2009/06/24(水) 20:21:57 ID:jfk8sIdQ
当時の土佐の感情からしたら余所から来た山内嫌悪があるのは当然なんじゃ?
…この本読んでないけどw
923人間七七四年:2009/06/24(水) 21:32:21 ID:kSQBdcHg
>>911
岩井三四二なら、「戦国連歌師」を半年くらい前に読んだけどなかなか良かったよ。

軽くヘタレな主人公がモヤモヤさせてくれてw
924人間七七四年:2009/06/24(水) 21:52:38 ID:tF5aaT40
>>922
どうも高知の一部で見られる山内嫌悪は、竜馬が行くの影響で、高知県内で「再生産」されたというのが強いようだ。
925人間七七四年:2009/06/24(水) 22:00:22 ID:uyh61+xK
司馬は新聞屋だからな
煽動するのが好きだし無意識にそうなるんだろう
926人間七七四年:2009/06/24(水) 22:13:11 ID:tF5aaT40
つーか、大名が家臣団ごと入国して、現地の人間達と上司、下司という身分差を作ったところなんて
土佐に限らず何ぼでもあるわけで。それで土佐だけが特殊になるわけが無いわな。
927人間七七四年:2009/06/24(水) 22:23:07 ID:9lm7+535
前田夫婦の場合、まつを賢妻に描く作品は多いけど、利家を愚物に書くのは隆慶と竹山洋だけだしな。
928人間七七四年:2009/06/24(水) 22:33:45 ID:uyh61+xK
>>926
後世の社会的な制度とか風習を個人の罪にきせようとする書き方が多い
無防備で読んだ人は納得するのかもしれんが、ちょっとでも歴史を学んだ者にとっては萎えるポイントになる
まあそこに目をつぶれば面白いし読みやすい小説を書く人だと思うが
929人間七七四年:2009/06/24(水) 22:52:15 ID:JHtg0zGH
司馬さんは偉大だったが、いい加減ポストモダン司馬みたいなのが
出てもいいんじゃないかと思う。
なのに司馬の足下にすら及ばない作家ばかりはびこってるんだよな。
最近の歴史小説は進化するどころか
劣化しているんじゃないか?
930人間七七四年:2009/06/24(水) 22:56:32 ID:Vrn8jbNy
島国で気質の違いや一領具足制度もあったし
土佐の人(遺臣)差別への憤りは相当あったんだろうなって、
功名も竜馬も読んでない立場で思っってたけど…
まぁあんまし竜馬に興味ないし良く知らんしどっちでもいいんだがw
931人間七七四年:2009/06/24(水) 22:59:11 ID:9lm7+535
>>929
昔は喜ばれた、リアリティのある嘘が最近は許されなくなったからな。
あからさまに嘘とわかる嘘くさい嘘か、さもなくば資料の丸移しでなきゃ、自称歴オタの皆さんから叩かれる。
フィクションが許されない環境で小説が進化するはずがない。
932人間七七四年:2009/06/24(水) 23:14:16 ID:uyh61+xK
小説自体売れないんじゃないの?
見せ方次第ではまだまだ戦国時代は面白く書けると思うけど
漫画で申し訳ないがヤンマガのセンゴクは面白い
あれもリアリティ路線だな
933人間七七四年:2009/06/24(水) 23:19:17 ID:GRgzVttV
説得力ある嘘つけるやつがいないんだよな
本当はこうでもまあいいやっていう嘘
宇喜多が泳いで参らないとかそういう嘘
934人間七七四年:2009/06/24(水) 23:21:15 ID:prBTlkOe
>>920
>>919
> そりゃ話の構造上、多少の変化はあるけど
> 一豊→智謀が足りない
> 嫁→天才
> という2元構造には変わりない


それは結論が先にあって、そういうことにしたいだけだろ?
千代が天才って、天下人になった秀吉、ねねコンビより
格が落ちた書かれ方しかしてないし。

夏草だって、そういう構造だって言うつもりになれば言える。
実際に読むと、器量の足らない旦那と、考えの浅い妻。
やたら息子はできるっていうけど、父を凌駕する知謀みたいなエピは特になく
戦国親バカ物語にでもするつもり?としか思えない。
むしろ、自身がいうように、情熱につき動かされて大それた夢を描き
夢破れて心が折れた男の話としか思えないよ。

ただ単に、司馬の筆力によって主人公に肩入れするから、そんな風に感じてるだけでは?

司馬の作風が二元論になってるとは、とてもじゃないが思えないんだが。
935人間七七四年:2009/06/25(木) 00:10:39 ID:PmU1e4tA
>>920
>>915じゃ敵味方のキャラ造詣について二元化と言っていたのに
いきなり味方同士のキャラ造詣についてに刷り変わっている
936人間七七四年:2009/06/25(木) 00:12:44 ID:PmU1e4tA
>>932
あれのどこがリアリティ路線なんだよw
あんま笑わせんなww
937人間七七四年:2009/06/25(木) 00:20:10 ID:VY+22j2m
>>931
司馬さんの時代も歴史ものは新境地を開かねば停滞するところだっただろう。
時代が悪いんじゃなくて、時代に対応できるだけのポテンシャルを持った作家がいないんだよ。
司馬の亜流や劣化版がいるだけ。
938人間七七四年:2009/06/25(木) 01:40:17 ID:tQ6JtJec
加藤廣の「秀吉の枷」文庫版が上中下巻で出たね。
まだ買ってないけど「信長の棺」が面白かったから楽しみだ
939人間七七四年:2009/06/25(木) 13:51:03 ID:nWlY8sVG
そういえば「信長の棺」は買ってからずっと積んであるわw
そろそろ熟成された頃だから読んでみるか
940人間七七四年:2009/06/28(日) 12:38:02 ID:HMxxXtpj
諸先輩方に質問です。

・伊達政宗
・上杉謙信

上記武将を題材にしたおすすめの小説を教えて下さい。

突然ど申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

なお、以下のスレでこちらのスレを紹介されました。【疑問】スレ立てるまでもない質問 3【戦国時代】 http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1234172504/
941人間七七四年:2009/06/28(日) 14:03:42 ID:FqpmN8r7
>>940
王道だろうけど

伊達政宗
海音寺潮五郎「伊達政宗
上杉謙信
海音寺潮五郎「天と地と」
942人間七七四年:2009/06/28(日) 23:32:54 ID:QMTBCER8
政宗については、祖父さんの晴宗から描いた『伊達三代記』(小川由秋著、PHP文庫)というのもあるよ。
余裕があったら、読めばいいと思う。
943人間七七四年:2009/06/30(火) 17:16:02 ID:fBSrJVtu
鈴木英治の作品を読んだことのある人はいますか?

新聞に新刊広告が小さく出てて、穴山梅雪と見性院が題材の
書き下ろしのようなので、興味はあるんだけど。
(この人はあの秋山香乃の旦那なんだよね?)
どういう感じの作風を得意としているんだろうか。
944人間七七四年:2009/06/30(火) 18:26:20 ID:CsnKdGIr
誰か最近出た近衛龍春の毛利の小説読んだ人居る?
近衛小説は今まで読んだことがないから読んでみたいんだけど、
なんかこのスレで近衛はえっらい不評なので気になる
同じくスレ内で不評な童門が自分もダメなんで…
945人間七七四年:2009/07/04(土) 13:00:16 ID:3w5KX5D4
>>944
「毛利は残った」読んだよ
近衛龍春の作品らしくやっぱりキャラは魅力無い…
でもダメキャラがそれなりに頑張ってる感はあると思う。
ビジネス書を髣髴とさせるアオリの帯が不安を誘うけど
中身は別にそんなことはないのでそこは大丈夫かと。
まあ毛利輝元や吉川広家、毛利秀元あたりが好きなら読んでもいいかな
ってぐらい
946人間七七四年:2009/07/04(土) 19:15:20 ID:hsT8WZDu
同じく近衛作の『直江山城守兼続』はどう?
ちら見した感じだと、近衛の小説にしてはストーリーがしっかりしてると思ったんだけど。
947人間七七四年:2009/07/04(土) 21:13:13 ID:K0S3jACx
岩井三四二の「悪党の戦旗〜嘉吉の乱始」末が面白かった
948人間七七四年:2009/07/04(土) 21:19:37 ID:7klS+D+A
>>947
その嘉吉の乱でやられた足利義教を書いた、岡田秀文の「魔将軍」は、正直大して
面白くなかった。

魔将軍ってタイトルなのに、義教が普通に真面目で一生懸命な将軍でしかなくて…。
949人間七七四年:2009/07/04(土) 23:16:08 ID:bvk3TKSD
>>946
同氏の他小説からの流用が多い
950人間七七四年:2009/07/05(日) 01:00:27 ID:5Pr0laan
つぎはぎ小説って萎えるよなあ
951人間七七四年:2009/07/05(日) 01:06:48 ID:mTn8XQVF
近衛は上杉ネタ書き過ぎて被りまくりだろう
952人間七七四年:2009/07/05(日) 14:06:11 ID:CbQ8KqFT
>>948
俺も読んだ。
義教、将軍になるまではともかく、将軍になってからは一気に影が薄くなる。
かわりに義教の配下の活躍中心にシフトしていって、期待していた「魔将軍」は全然キャラ立っていない。

これ文庫化されるの待ってたのに・・・orz
953人間七七四年:2009/07/05(日) 14:17:58 ID:dkqqBQCl
魔将軍BT
954人間七七四年:2009/07/05(日) 19:10:47 ID:5Pr0laan
逆に言えば、あんなに狂気の無い義教を書いたのは、
岡田さんはある意味、義教の名誉回復をしたかったんだろうな、とも思った。
文章から、作者が義教の方向性を全面的に肯定している感じがすごくしてましたし。

義教と言う人物が好き過ぎて、登場人物として突き放せ無かった、って感じの小説だったな。
955人間七七四年:2009/07/05(日) 22:47:39 ID:CbQ8KqFT
それにしても義教本人の描写が少ない上に、テンプレ通りの独裁的君主で没個性に感じる。

「本能寺六夜物語」と比べて思うに、岡田って作家はある事件から想像を膨らませて書いてなんぼで、伝記とかは向いてないんじゃないかな?
もっとも伝記が書ける作家も少ないが
956人間七七四年:2009/07/06(月) 00:37:55 ID:f64YCn8L
嘉吉の乱始末記、のほうが良かったのかもね。
957人間七七四年:2009/07/09(木) 22:20:02 ID:qeOa9Ucj
司馬の“豊臣家の人々”を読んでる最中なんだけど、これ面白いな
この前に読んだ“最後の伊賀者”は途中でやめたけど
958人間七七四年:2009/07/09(木) 23:55:59 ID:PCE04jw+
司馬は短編の方が面白い
お勧めは「割って、城を」
959人間七七四年:2009/07/10(金) 19:33:01 ID:2wOpuEdy
古田織部のやつか
960人間七七四年:2009/07/18(土) 02:06:03 ID:R96xes0M
二人の又兵衛の話し、なんだっけ。
あれが好き。又兵衛がヒーロー化されていって、長政が叩かれていくっていう
プロセス、なんか凄いよくわかるw
961人間七七四年:2009/07/18(土) 13:36:06 ID:SBR/fosM
売ろう物語
962人間七七四年:2009/08/15(土) 08:42:08 ID:MYSjLHFf
北条氏康が地元なので気になっているのですが
氏康が主人公でオススメの小説はありますか?
963人間七七四年:2009/08/15(土) 12:59:48 ID:hjUxRvFl
>>962
「北条龍虎伝」かな?
964人間七七四年:2009/08/16(日) 01:00:39 ID:DnkYjnYu
古本屋で笹沢佐保の野望将軍を買ってきた。木枯らし紋次郎の作家だから松永弾正の台詞がかっこ良さそうだ
965人間七七四年:2009/08/16(日) 10:07:28 ID:43b9Gdfz
火坂の羊羹合戦を読んだ。今とクオリティーが違いすぎる・・・
ただ、主役の完璧っぷりは今の作品に通じるところがあるな
966人間七七四年:2009/08/17(月) 09:41:22 ID:UX22v2Hn
>>962
多分「北条竜虎伝」一択かな
綱成との友情や青春時代が主軸で
河越夜戦までしか書いてないけど
氏康は何だか挫折の少ない完璧な生涯送ってるから
小説に書こうとすると大変なんだと思う
967人間七七四年:2009/08/17(月) 19:16:24 ID:V4u/vsgJ
挫折がないことはないと思うが。
特に今川との絡みで。
968人間七七四年:2009/08/17(月) 19:44:16 ID:vAxVDjDC
氏康の場合は挫折じゃなくて逆境だな。
969人間七七四年:2009/08/18(火) 09:44:21 ID:QclRpTyl
それ言い出したら滅亡していない武将はみんなそうでしょ。
970人間七七四年:2009/08/18(火) 20:41:14 ID:yQptGGWx
逆境を跳ね返して滅亡を免れた武将だっている訳だが
971人間七七四年:2009/08/18(火) 22:12:52 ID:zZbbgFTE
氏康の場合は劇的要素が少ないってのもあるな
ピンチがあってもきちんと綺麗に乗り越えて
家庭環境が戦国とは思えないくらい安定してて
自分の役割きっちり果たして無難な生涯を送ってるその横に
個性の塊みたいな軍神やら父を追放したり天下狙ったりな虎がいるから
余計に話が作り辛いんじゃないかと思う
972人間七七四年:2009/08/18(火) 23:32:36 ID:W8t/5irl
氏康は制度面の革新性を説明しないと、その有能さが説明しづらいからな。
973人間七七四年:2009/08/19(水) 16:17:21 ID:fzXaZ0nO
島左近でオススメはありませんか?
974人間七七四年:2009/08/19(水) 16:35:14 ID:B/iVGlZS
>>971
いや、十分劇的だよ。
何度も余裕のない滅亡の危機に直面して、
なんとか切り抜けている。
975人間七七四年:2009/08/20(木) 05:29:47 ID:HpjuhMfI
>>973
島左近を主役にしたのは、
・『島左近』:佐竹伸五(PHP文庫・1990年)
・『軍師島左近』浜野卓也(PHP文庫・1998年)
・『島左近』近衛龍春(学研M文庫・2005年)
・『島左近』山元泰生(人物文庫・2008年)

の4冊。とりあえず近衛氏以外のを薦める。

ところで次スレ立てたほうがいい?
976人間七七四年:2009/08/20(木) 09:06:35 ID:wNUBBJBW
探してた新潮社文庫版の「群雲、関が原へ」が漸く買えて無事に読み終えられた

分厚い上下巻ながらサクサク読み進められたわ
関が原前後を描いた小説じゃ一番良かった気がする
977人間七七四年:2009/08/20(木) 10:21:37 ID:vbF4lUit
岡山の地元紙「山陽新聞」の次期朝刊小説が面白そう
作者は堺屋太一、タイトルは三人の二代目
毛利輝元、上杉景勝、宇喜多秀家の生涯を通じ偉大なる先代を持った二代目の苦悩を描くんだそうだ
978人間七七四年:2009/08/20(木) 11:20:19 ID:wmHE739K
>>975
そうだね、そろそろだな。
979人間七七四年:2009/08/20(木) 14:58:42 ID:cYzKKQC6
>>977
秀家の「先代」は秀吉になるのかこの場合
素直に直家だと、凄いことは凄いんだが、どうも偉大という気がしない…w
980人間七七四年:2009/08/20(木) 15:02:48 ID:nXH8bUjJ
>>979
直家公は謀略を尽くして一国の主になった傑物だぜw
981人間七七四年:2009/08/20(木) 15:57:22 ID:7ghP4ev3
輝元が評価されるのはwktk
他の2代目(本当は3代目だけど)と比べて講談などで酷評されすぎだろう
982人間七七四年:2009/08/20(木) 18:12:30 ID:jHusfFm1
>>977
ああああ読みてええ
書籍化まで待てない
983人間七七四年:2009/08/20(木) 18:17:12 ID:SwfvFvwA
>>977
そこは北条二代目入れて欲しかったかな、上杉よりは
(今更の大河便乗か?)

岡山なら前田の方が色々近いけど、戸部さんがかなり書いたことだしなぁ
984人間七七四年:2009/08/20(木) 18:23:15 ID:jHusfFm1
次スレまだだよな?
立ててくるぁ
985人間七七四年:2009/08/20(木) 18:24:40 ID:jHusfFm1
立ったで!

戦国時代を舞台にした歴史小説 第参話
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1250760252/
986人間七七四年:2009/08/20(木) 18:25:24 ID:7ghP4ev3
北条さんところは2代目の苦悩という題材からは漏れても仕方がないんじゃw
勝頼ならわかるがあいつピンで一本の小説になってしまうからな
987人間七七四年:2009/08/20(木) 18:25:48 ID:ghK1mRAK
>>977
隆元さん……
988人間七七四年:2009/08/20(木) 18:30:55 ID:WhFn78dS
偉大でない先代は無かったことに
989人間七七四年:2009/08/20(木) 18:36:31 ID:+eSMADmw
メンバーからして五大老だし
最初は個々の人物のはなしをやって
のちに三人顔をそろえる展開だな。
990人間七七四年:2009/08/20(木) 18:41:24 ID:jHusfFm1
>>989

なぜか全然気付かなかったわw
五大老繋がりか、なるほど
家康、利家、隆景は劣等感的な意味での二代目の苦悩とは程遠いし
利長入れるよりはその三人だな
991人間七七四年:2009/08/20(木) 18:50:17 ID:JX8F3nXS
なんで気づかないんだw

上杉スキーとしては、天地人で失墜した評判を取り戻すことを祈るわ
992人間七七四年:2009/08/20(木) 21:29:32 ID:wXIl/MxM
輝元は三代目な件
993人間七七四年:2009/08/20(木) 21:29:51 ID:yJt0lEgy
上杉系はしばらくほとぼりを冷ますことになりそうだな
このタイミングで出すと、何を書いても大河便乗と見られて損だ
994人間七七四年:2009/08/20(木) 21:38:38 ID:AWPVr4XI
>>979
今の岡山県があるのは直家のおかげといっても過言でもないから秀家の上は直家だろうね
山陽新聞的に
995人間七七四年:2009/08/21(金) 00:35:19 ID:5YY/vnN8
>>1000ならここにいる全員が火坂の愛読者になる。
996人間七七四年:2009/08/21(金) 12:56:48 ID:ei4QefNf
997973:2009/08/21(金) 12:58:49 ID:ei4QefNf
>>975
たくさん候補を挙げて頂きありがとうございました。
近衛氏のは以前失敗しているので避けようと思います。
998人間七七四年:2009/08/21(金) 14:18:25 ID:oZu2Ub4/
>>977 いいなぁ
ウチのとこなんて新連載が南極の氷運ぶ人だぜ
999人間七七四年:2009/08/21(金) 18:21:32 ID:AJhcY1kP
>>999なら童門が作家をやめる
1000人間七七四年:2009/08/21(金) 18:43:17 ID:0w8PT5jb
>>1000なら火坂が作家辞める
10011001
      /    `ヽ、
      ー┬――─‐ァ
      / ̄ ̄ ̄ ̄,l,
    _/     ,、r'" _」
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   /`'''''''''''''''''''" ヽ::::::::::ヽ
   /  秀家    ゙ヽ:::::::::',   ごくろう。このスレはみごと統一された。
  ゙|゙゙゙'''   ‐‐''""'  ';:::;r==,、  さすればおぬしらには次スレの攻略を命ずる。
.  |エi> ,'  イiエ>  レ'゙,r .,l }  
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  l  {  .、          /      
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