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人間七七四年:
なかむへきひとしなけれはつきたにも くもかくれゆきよはのそらかな
六のみちいまこそいつれよのなかを うしのくるまにめくりあいつつ
あなかちににしのそらともおもうなよ わかこころこそみたのくになれ
みこそかくこのよをとおくさりぬとも おもかげのこせときのまもみん
たにのみずみねのもみじもそのままの てむけなりけりおのかまにまに
ふちとなりうみのなりてもかいぞなき いにしへひとをこうるなみだは
神無月四日 藤原歳久
(『旧記雑録後編』2ー398、『旧記雑録』「諸氏系譜」3「歳久」)
頭文字を読むと南無阿弥陀仏になる