ブックオフの100円コーナーで見つけた掘り出し物から、期待の新人の最新作まで幅広く語るスレ。
応仁の乱から大阪の陣ぐらいまでを舞台にしたおすすめの小説を熱く語ってみる。
奇策―北の関ケ原・福島城松川の合戦
超お勧め
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/12(月) 20:49:58 ID:t2LbZj6t
: __,,,,,,,,,,yww,,,,、 .l゚“''''z l゚゚゚゚゚゚》
: .,r''',ラx, ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、 .l“゚” ̄: `゚'i、 .,xネ .タ--r,#━″ .゙''''=,,
.,r''”゙”ヘ、 ,l`l ̄'ョ゙ト | l .l: _、 .] .l ll゜ ,,,,,,,,,,, 'l:
,r″ .゙'l,,《.゙v,,r゙,ナ .』 : _,,,,,,,,,,,,,レ l,yxrr━'''“゚,√ ,ト .レi、 ,l丶 .l'l| l━=l″ :l
.,l° .,, .゚!Z=r〃 “''"““゚“゙ ̄″ ,,f° ,f° .レ .ll: .l`l ,,,,,,,,,,,, l
.,i″ ,l~゚li、 .゙'L ,r″ .,l″ .l′ .ll" .,l 】 .'サ''''″ ]
.,,l° .,√ ゙!i,、 .゚┐ ,r″ ,こ レ .ll" .,l ,l ,,,,,,,,、.,,l
ぐ .,√ ゙!i,、 ゙'l=@ : : : : : : .,r″ .゚'r,, ┃ ,ll ..l: 】 `'=″ ゙y
: `'、..,l° ゚h, ,ト .l'''''"'““゙゚゚゚“゙゙゙”””””””””l ,r″ .,,i,, `'┐ 《 ` .゙=l li、 ,,r″ .,,v-x,
.″ ゚!i、 ,r° .l : ┃ ,,/゜ .,r°゚''=@ .゙'┐ `'=x, ] ヤ° .゚'i、 ,,i´,m, ゙K
゙″ .l,,yvrr━・''''''““゙゚゚゚“゙゙゙”””` .゚'v、 ,r" ゙'┐ .,/ .l′ .セ'!l .,,ri、 ,ト.l, .《,,,ド┃
`゚V″ `='′ il,,,,_ l′'h,_._,,r''″ ゚!i,,,/゜ ゙=,,,,,,,r″
゙”゜ `″ .″ :
>>2 ぐぐったら祥伝社文庫でつか。
2003年だし、探すとしたらちょっと大きな本屋になるかな。
名前がもろ戦国時代の松永義弘
戸部新十郎の「北辰の旗」。
富樫政親とか普通は知らんがなw
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/12(月) 22:53:44 ID:K48HexE4
>>2 >>4 「奇策―北の関ケ原・福島城松川の合戦」風野 真知雄
祥伝社 (文庫) 2003/07刊 ASIN: 4396331185
香ばしい
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/13(火) 01:44:52 ID:fi3EAhWt
「異本太閤記」の鉄砲大量生産計画の時の秀吉は、鉄砲が殺しの道具に使われるのを嫌気して
大量生産を引き受けない鍛冶屋に対して痺れる事を言う。
三千挺の鉄砲をズラリと並べて威嚇すれば敵を殺さず降伏させられるのに、
人殺しが厭じゃと言いながら五百挺の鉄砲で敵をチビチビ殺し続ける可笑しなヤツ、と。
相手が三千挺の鉄砲相手に破れかぶれの突撃を敢行する奴らなら、
何が何でもこちら側を殺そうとする狂気に取り付かれているのだから、
放置したらこちらの無辜の民を殺されるぞ、とも。
当時の安保論についての山岡氏の考えが出ている気がする。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/13(火) 06:25:34 ID:opz6tcK+
堺屋太一「鬼と人と」
本能寺の変の前後の出来事を信長側から
の視点と光秀側からの視点の同時進行で
描かれた作品。
安部龍太郎「風の如く 水の如く」
関ヶ原合戦の裏でで進行していた、家康と黒田如水との水面下の壮絶な戦いの内容を
戦後の論功行賞の中で本田正純が解き明かしていく、と言う内容。
個人的には安部龍太郎作品の中ではこれが一番好きだな。
>>6 遺作になった「前田利常」もなかなかいい。
隆慶から歴史小説に入ったものとしては京勢力vs柳生の構図はやっぱりぐっとくるものがある。
作者が死没して未完なのが惜しいけど。
とりあえず、京都に隠棲した前田利政がじつにいい感じの戸部キャラに仕上がってる。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/15(木) 07:52:40 ID:SGKevVNw
昭和40〜60年代の歴史小説がやっぱり質量ともにいいのが揃ってるな。
最近のは著者がじぶんの知識をひけらかすような書き方がものすごく鼻につく。
落第忍者乱太郎
アニメの忍玉乱太郎と違い、年寄りにしかわからないようなネタを連発する。
明らかにネタだとわかるもの以外は、時代考証や武器の使用法などが超緻密に描かれている。
近年発刊のものは801要素が強いので、初期の頃の作品のほうがおすすめ。
・・・いや冗談。
本当は、城山三郎の「黄金の日々」が好きなんだけど。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 00:27:19 ID:9hW8v6kK
ベタだけど司馬遼太郎「国盗り物語」
第1部では斉藤道三が一介の浪人から一国の主にまで
のし上がるサクセスストーリーを描く。
第2部では道三の意思を受け継いだ信長、光秀が主人公。
性格の違う2人の反目が所々で描かれており、特に
光秀の心情描写は絶妙で、彼がなぜ本能寺の変を起こしたかが
よく理解できる。
明智光秀のイメージがこの作品で固まりました。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 02:17:51 ID:7N9RmVes
司馬の小説でイメージを固めてしまった!
それは、不幸というものだよ。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 04:16:14 ID:9hW8v6kK
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 14:42:53 ID:tjsbeDZF
「異戦国志」仲路さとる(学研M文庫)
いわゆる歴史シュミレーションだが、最近のブームの立役者とも言っても過言でない良作。信長は本能寺で死ななかった!後継者を目指してしまった秀吉への信長の疑念が満ち溢れ・・・から始まり、戦雲は九州へ、そして関東へと広がりを見せる。
真田一族好きにはオススメ☆
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 17:54:01 ID:z4v/sr0J
武田、真田好きに
井沢元彦「信濃戦雲録」
今までのイメージとちょい違う信玄が描かれて面白かった。
架空戦記はナシの方向で。
信玄が傀儡扱いだったって説に基づいた武田小説ってないの?
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 20:01:51 ID:Menut1Ac
井沢元彦だったら短篇もお薦めかな、
「暗鬼」 「明智光秀の密書」など
坂口安吾の歴史ものを読まずして歴史小説はカタレナイゼ
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 23:20:00 ID:cAvYfefg
永井路子たん
イチ推しは「姫の戦国」
今川萌え
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 09:43:54 ID:vzzU86Xk
>20読んだことないな。いろいろあさったけど。
>21短編今度読んでみるわ。
三好一族を主役にした小説で何か面白いのはありますか?
「三好長慶の一生」くらいしか知らないなぁ。
戦国小説はタイトルでは内容がわからないものも多いから探しにくい…。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/19(月) 21:56:44 ID:KdxLk0wn
>>19 単純に区別したいからというならわかるけど
蔑視してるなら断固意義を唱えさせてもらう
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/19(月) 22:55:52 ID:+lTCpoTn
架空戦記も、別に面白ければ無問題かと思う。
たとえば影武者徳川家康だって、島左近が生きてる時点で、ある意味架空戦記なわけだし。
ただ、不幸にして俺は、今まで架空戦記で当たりを引いた試しがない。
個人的に史実をある程度無視した歴史伝奇小説はわりと好き。
山田風太郎とか隆慶一郎とか戸部新十郎とか。
>>26 しかし子供向け図鑑みたいなタイトルだなぁ・・
30 :
26:2006/06/20(火) 00:28:00 ID:nJq304e8
すみません、タイトル間違ってました…。
正しくは「三芳野の花―三好長慶の生涯」でした。
「三好長慶の一生」だと「カブト虫の一生」みたいですね。
そう言われるとなんだか逆に
『カブト虫の生涯』という本が読みたくなった
長慶は成虫になると群れのボスを襲うようになります
岳宏一郎、南條範夫 、火坂雅志、白石一郎
高橋直樹、安部龍太郎、佐藤雅美
このあたりはハズレがあまりなくてお勧めできる。
>>33 佐藤雅美の作品としては、「楼岸夢一定」は読んだ。
蜂須賀小六は書き手の才で光もすれば埋もれもする武将かもしれん。
山岡荘八、遠藤周作、戸部新十郎、津本陽あたりの作品で見た小六はかなり格好良かった。
司馬遼とか堺屋太一は逆に、小六みたいなタイプの武将を書くのはどうにも不得手っぽいな。
>>33 安部龍太郎は劣化してるように思えてならない。
昔の作品ほどよい。
>安部龍太郎
劣化もいちじるしいが、初期の「神々に告ぐ」でワロタ。
永禄2年の信長上洛時に正親町帝の即位式云々は仮説として
楽しいが、信長の供回りが300の銃剣??装備騎馬隊????
「公記」ぐらい嫁よと、小一時間問い詰めたくなった。
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 22:50:18 ID:RRkh3DAO
山岡荘八の信長が好き
濃姫と信長の絡みが面白い。
信長「相手も知らずに燒きまくってるのか」
>>37 あれぞまさにツンデレ、こんな時代からあったのかと笑ったw
あと猿との会話も掛け合い漫才みたいで面白い
山岡荘八ファンって意外と多いな。
新鷹会系の作家ってのは普通の会話の中にそこはかとないユーモアが出てくるのがいい。
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 14:55:01 ID:0CnxU5e4
マイ 信長コレクションじゃ
国盗り物語(三〜四)司馬遼太郎 新潮文庫
織田信長〈全五巻〉山岡荘八講談社文庫
織田信長〈上・下巻〉南条範夫徳間文庫
鬼と人と〈上・下巻〉堺屋太一PHP文庫
信長燃ゆ安部龍太郎新潮文庫
信長秋山駿新潮文庫
信長・あるいは戴冠せるアンドロギュヌス宇月原晴明
信長殺すべし 異説本能寺岩崎正吾講談社文庫
信長〈上・下巻〉佐藤 雅美 文春文庫
織田信長〈全六巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
続・織田信長〈全三巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
炎の柱・織田信長〈上巻〉大佛次郎徳間文庫
下天は夢か津本陽新潮文庫
戦国武将列伝1・信長縄田一男(編徳間文庫
本能寺六夜物語岡田秀文双葉文庫
第六魔天王信長〈上・下巻〉羽山信樹角川文庫
梅雨将軍信長新田次郎新潮文庫
織田信長坂口安吾富士見時代小説文庫
闇の本能寺 信長殺し、光秀にあらず光文社時代小説文庫
修道士の首 織田信長推理帳1井沢元彦
五つの首 織田信長推理帳2井沢元彦
謀略の首 織田信長推理帳3井沢元彦
蟻の戦記〈上・下巻〉
信長・イノチガケ坂口安吾講談社文芸文庫
幻の舟阿刀田 高角川文庫
忍びの風〈上・下巻〉
本能寺〈上巻〉池宮彰一郎角川文庫
信長秘録 洛陽城の栄光井沢元彦幻冬舎文庫
信長秘記〈1〜3〉峰隆一郎徳間文庫
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 14:59:23 ID:0CnxU5e4
タブキーを入れ忘れたので もう一度
国盗り物語(三〜四)司馬遼太郎新潮文庫
織田信長〈全五巻〉山岡荘八講談社文庫
織田信長〈上・下巻〉南条範夫徳間文庫
鬼と人と〈上・下巻〉堺屋太一PHP文庫
信長燃ゆ安部龍太郎新潮文庫
信長秋山駿新潮文庫
信長・あるいは戴冠せるアンドロギュヌス宇月原晴明
信長殺すべし 異説本能寺岩崎正吾講談社文庫
信長〈上・下巻〉佐藤 雅美 文春文庫
織田信長〈全六巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
続・織田信長〈全三巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
炎の柱・織田信長〈上巻〉大佛次郎徳間文庫
下天は夢か津本陽新潮文庫
戦国武将列伝1・信長縄田一男(編徳間文庫
本能寺六夜物語岡田秀文双葉文庫
第六魔天王信長〈上・下巻〉羽山信樹角川文庫
梅雨将軍信長新田次郎新潮文庫
織田信長坂口安吾富士見時代小説文庫
闇の本能寺 信長殺し、光秀にあらず光文社時代小説文庫
修道士の首 織田信長推理帳1井沢元彦
五つの首 織田信長推理帳2井沢元彦
謀略の首 織田信長推理帳3井沢元彦
蟻の戦記〈上・下巻〉
信長・イノチガケ坂口安吾講談社文芸文庫
幻の舟阿刀田 高角川文庫
忍びの風〈上・下巻〉
本能寺〈上・下巻〉池宮彰一郎角川文庫
信長秘録 洛陽城の栄光井沢元彦幻冬舎文庫
信長秘記〈1〜3〉峰隆一郎徳間文庫
おいらは池波系のが好きだ。特に戦国幻想曲が好きだ。
三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」が好きだわ
女性の感情表現がピカイチ
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/29(木) 00:57:33 ID:cvVAlLFv
山岡の家康は途中で読むのを諦めた
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/30(金) 01:45:14 ID:Epwp3DtJ
私も、
さすがに26巻は多すぎる、
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/30(金) 03:11:26 ID:nwKvieNR
俺は鬱病で自宅療養中に全部読んだぜっっ
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 08:54:38 ID:fAEGmeIW
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/05(水) 17:31:20 ID:tz3KFSka
『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』宇月原晴明
って誰か読んだことある?
できたら感想plz
南原幹雄の「謀将 石川数正」読んだけどつまんないな。
作家の贔屓はある程度しょうがないけど、さすがにあれは…orz
南原は優れた作品がある一方、
謀将シリーズはやっつけ仕事の感があるかも。
2ちゃんでの政宗像にもっとも近い扱いの政宗なら、やっぱり坂口安吾だね。
伊達厨が読んだら血圧が上がりすぎて倒れるんじゃないか、ってくらい小馬鹿にしきっていて痛快。
できれば大河の「独眼竜政宗」は安吾政宗でキャラ立てしてほしかったよ。
坂口安吾は上杉厨だから。
56 :
p85227-adsau16honb10-acca.tokyo.ocn.ne.jp:2006/07/05(水) 22:22:47 ID:Ht4az6MV
>52謀将「直江兼続」「真田昌幸」もつまんなかったぞ。
直江なんて関が原後、とばされてから政宗といっしょに江戸に攻め込む話になっ
てる。いくらなんでも全くのでっち上げは・・・
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/05(水) 23:32:31 ID:BsgjZO+i
池波系ではやはり「真田太平記」
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 00:03:44 ID:kTwSYIqd
堺屋太一の「豊臣秀長」。この本ではじめて存在知って好きになった。
>>54-55 というか坂口安吾は元々ああいう風に構えた感じが売りだよな。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 06:24:47 ID:4Fp6rHdv
海音寺潮五郎「天と地と」。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 06:26:09 ID:YrW/81ZC
海音寺潮五郎「天と地と」。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 08:25:54 ID:eSHBMf9W
>>54 >伊達厨が読んだら血圧が上がりすぎて倒れるんじゃないか、
新潟県人・坂口安吾の「2流の人」は、朝鮮の役の記述など、嘘とずさんだらけで
揶揄と嘲笑の対象でしかないよ。血圧があがって倒れそうになってたのは、坂口安吾
の方。エッセーなど読むと、伊達のお膝元で叩かれて、尻尾を巻いて逃げ帰っている。
>>62 よってたかって一人を叩くなんて、まったく仙台人は心が狭いな。
>>62 >嘘とずさんだらけで
小説ってものわかってる?
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 13:53:19 ID:HPo1UOz5
来年に備えて風林火山を読んどくべき。
一応ここは「歴史小説」スレだから考証がずさんというなら
指標の一つとして指摘するのは問題ないんじゃないかな?
いくらフィクションでもやりすぎは鼻に付くって人もいるだろう。
むろん、その場合は具体的に例を挙げるべきだと思うけど。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 21:33:16 ID:Hpkzeg48
>>65
風林火山読んだ。短いな。1年持つのだろうか?
>>67 NHKを甘く見るな。原作を破壊することにかけては他の追随を許さん。
とりあえず今確実にわかっているのは、どうしようもなくつまらないものになるだろうということだけだ。
むしろ、笑いどころ満載になりそうだなガクトとか
筒井の「YAMAZAKI」おもしろいよ♥
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/07(金) 07:41:49 ID:0c7iWWRf
新田次郎の「武田信玄」
原作はいいよ。ただ勘ちゃんは忍者という設定。
新田の「武田信玄」は戦国大河の人気作でもあるので、
その山勘「設定」は知ってる人が多いと思ふ
「武田信玄」は面白かったけど、「武田勝頼」はさすがにあれだったな…。
贔屓しすぎ!
連書きスマン
あと、南原幹雄の「謀将〜」シリーズ。
石川数正を読んだが、これもひどい…。この作者、名前はよく聞くけど、やはり贔屓がすごいの?
>>74 >52、>53を読め。
きちんとした作品も残している著名作家ではある。
だが、作品の種類の振幅が激しい。
お色気・濡れ場満載の娯楽作もある一方、
日本文芸大賞をとるような文芸作も立派に書いている。
ひとつのジャンルでは語れない時代小説家の1人。
>>75 過去レス読んでなかった。スマン。
ってか、やっぱり面白くないと感じる人は多いんだな、と、納得。
贔屓もねえ、不快感を感じさせない贔屓の仕方ってのはあるんだが、そういう書き方が出来る作家ってのは本当に少ない。
山岡荘八とか司馬遼なんかは、やっぱり「ちょwww美化しすぎwwwww」と思っても、それが読んでて不快にならないあたりが力量なんだろうなと。
それに比べると吉川英治なんかは、やはり所詮は新聞小説屋にすぎないと思わされる。
主人公を美化させる為に、他の人間を下げる(手柄を主人公に渡す、馬鹿な行為をさせる)
ってのは俺は虫唾が走る。
創作ってのは分かるが、歴史小説(実名使用)と銘打つ以上やっちゃならん線があるだろうと
思っちまうんだよね。
どっかの三文ファンタジーならともかく。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 09:58:45 ID:Ps9FmsWG
>>73 確かに新田次郎の作品にしては自分の私情がかなり入っているような。
読んでると勝頼が哀れでしょうがない。
吉川英治は、時代考証尊重より歴史に浮き沈みした人間の喜怒哀楽を
描くことが時代小説の醍醐味とされた時代の作家だから
すぐ史実史実を唱える最近の読者には不向きかもしれないが、
人間を描くことではかなり深いもんがあるだろう。
ちゃんと色々な作品を読んで言ってんのか?
>>80 まあ、全部の作品は読んでないが、とりあえず三国志と黒田如水と新平家物語と新書太閤記と新水滸伝あたりは読んでる。
全部読まなきゃ評価しちゃいけないってのは傲慢ですよ。読む方は金払ってんですから。
不味いケーキ屋に、「ケーキ全部食ってから言え!!」って言われたらこまるっしょ。
しかし吉川みたいな大物をさらっと(しかもよくわからん理由で)否定されると…
>>77 それ分かるな…。
別に能力が高い=その人間のすべてが優れているって訳じゃないんだから、能力や性格的に劣ってる所に滋味や滑稽さをつけるのも作家の腕なんだろうけど、そこを巧く書ける作家ってなかなかいないよね。
そういった意味で、逆に駄目武将=今川氏真や大友義統らの小説見たいと思うけど、なかなか見つからない。誰か知ってる人いる?
確かに、何で「所詮は新聞小説屋」なのかにもうちょっとフォローが欲しいよな。
ここは一応
>>1の書き方から人に「勧める」スレなんだし、本人が「思わされ」て
一人納得してるだけじゃ何が何やら良く分からん。
同じ美化でも、突然猛将化とか何故か耽美方向とかパターンいろいろあるし。
これだけじゃ何なんで、メジャー系駄目武将小説を一つ。
「小早川秀秋の悲劇」 笹沢左保(「木枯らし紋次郎」シリーズの作者)
関ヶ原合戦後の小早川秀秋の話。
あくまで「関ヶ原後」に的を絞って周囲の人間と共に秀秋のその後を地味に追っている。
平易な文で淡々と書かれてるから同情も沸かなければ反発も感じないのは良し悪しかなと思う。
個人的にはさっぱりと読めて良かったけど。
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 15:45:29 ID:lZCAqK4M
童門冬二は結構好きだ。鍋島直茂とか小早川隆景等メジャーでない人物も
取り上げてる。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 16:09:52 ID:D6X35FiE
>>84 今川氏真の小説、わたしがしるかぎり「天下を汝に」があります。
新潮社のハードカバー時代小説シリーズの1冊でした。このシリーズは
おもしろい作品が多かったけど、これはつまらなかった記憶があります。
図書館で探してみては?
>>85 サンクスd
笹沢佐保って剣豪小説のイメージ強いけど、歴史小説も書いてるんだね。今度、読んでみるよ。
それにしても、最近は一般小説や時代小説にも駄目人間やこすからそうな人物を主人公や主人公級にしてるの多いけど、まだ歴史小説は門扉が狭いのかな…。今川氏真や山名豊国とか、人間的に面白そうだし、下手な名将よかメジャーっぽいのにな。
>>87 書いてる間にレスついてた…orz
氏真主人公の小説もあるんだね(^^)b
今度、読んでみるよ。
サンクスd
>>88 駄目武将の小説が難しいのは「小説」としての難しさより史料集めの問題が
大きいと思う。従来の評価を覆す研究はあっても「駄目」を「駄目」として
再考する研究ってほとんど見たことないし。
歴史小説を書く人間でも、さすがに古文書を自分の足で探しだして解読まで
できる人はそう多くないだろう。
エンターテイメントよりのものならそこらへんの誤魔化しは効くんだろうが
そうなると今度は爽快感のある主人公が必要になってくるし……。
>>77だが、頭冷やしてから読んだら確かに軽率なレスだった。謝っとく。
吉川英治の作品読んだのは高校の頃だったから、深く読みきれてなかったのかもしれん。
駄目武将といえば、遠藤周作の「反逆」なんかはどうだろう。
経歴だけ見たらかなりのだめぽ武将なはずの荒木村重が、なんかいい感じに書かれてる。
>>90 そうなると…史実を基にした駄目武将小説は難しそうだね。
まぁ個人的には、ある程度歴史を壊した小説でいいし、心理重視でいいんだけど、そうなると作家の力量がかなり占めるし、作家にも好き嫌いがあるから、やっぱり少なさそうだな…。
>>91 遠藤周作の「反逆」は読んだよ。あれは面白かったね(^^)bああいった感じで一流作家が書いてくれると嬉しいんだけど。
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 11:50:10 ID:tw7BEjNC
>>91 荒木はだめぽじゃないと思うが
織田軍団の出世頭の1人
>>89 主人公ではないけれど、終盤に印象的なキャラで氏真が登場する
皆川博子の「戦国幻野 新今川記」は面白いと思う。
しかし柴錬賞なども受賞してる皆川の世界観にあふれた設定でもあり
伝奇ロマン的な性格も持ち合わせているので好悪は別れるだろう。
考証・史実好きな人には向かない、「物語性」の高い作品。
人物は非常に魅力的に描かれている。
「天下を汝に」は、氏真を主役にした意欲は買うけど、平坦かなぁ
生々しさが無いといおうか・・・、微妙な感想をもった作です。
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 15:06:33 ID:a3rKkv1J
>>78 山岡と隆がそれだな
司馬はそうは思わんけど
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 16:08:15 ID:AN1R3U7Y
ダメ武将かどうかは判断が分かれるが、大阪の陣における
片桐且元なんか家康側からも豊臣側からも評価低くないか?
で、鈴木輝一郎の「片桐且元」はどうか?
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 16:21:32 ID:ZV58xkq1
>>96 その小説、無能で有名な織田信雄がすごく勇ましく描かれている。
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 16:44:07 ID:/T4kQ0Pq
司馬遼太郎「国盗り物語」斉藤道三も好きだがちょっとサクセスストーリーすぎる。
岩井三四二の「斉藤道三」の方が人間臭くて自分的にはこっちの方がお気に入り。
どの小説も自分が好きな人物が
優遇されて描かれているのは仕方ないな。
俺が読んだ作品もそんなんばっかだった。
こういう言い方すると否定する人も多いけど、読者の方だって
やっぱり自分の好きなキャラがかっこよく書かれるのには弱いもんさ。
人間て、自分が誉められても謙遜したり疑ったりできるが
自分が好きな相手を誉められるとついガードが緩くなるもんだから。
奇策一北って作者、気になるね。北一輝を連想させて。
>>100 秀吉嫌いの山風が書いた「妖説太閤記」はどうだい?
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 21:51:55 ID:KP5GslVl
>>100 そう思うわ。そういう本も読みたいと思うし。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 00:00:10 ID:BQc9Qy4D
>>101 「妖説太閤記」は、歴史小説としても、伝奇小説としても1級品。
まあ、山風ファンのオレの言うことだからあてにならないかもしれんが。
司馬遼を10冊読むなら、5冊に減らしてあと5冊は山田風太郎を読め!
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 07:17:51 ID:EfCMpg6d
立花道雪,立花宗茂メインの小説知りませんか?図書館に無いみたいで。
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 08:05:24 ID:FVEEolDU
大河ドラマ原作だが「秀吉」堺屋太一。
戦国時代を現代の経済にも関連して書かれているのがおもろかった。
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 08:09:26 ID:6iv9pHmf
あと堺屋太一ので「豊臣秀長」
>>103 そこまで言うならお勧めを五冊挙げてくり
>>107 103じゃないが
・甲賀忍法帖
・魔界転生 → 柳生忍法帖
・忍法八犬伝 → 八犬伝
→で繋いだのは関連がある作品同士
とりあえず魔界転生と甲賀忍法帖だけでも読むべし。
>>104 童門が立花宗茂で書いてるけど
童門の小説って途中で自論が入ってくるからそのたびに興ざめする
>>108 八犬傳のほうは戦国と関係ないな。好きだけど。
忍法八犬伝は戦国だが、まあなんつうか、あれだwwwやべえ思い出したら笑いがとまらねえwwwww
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 22:38:58 ID:cRBgknKc
>>104 『炎の軍扇・立花道雪』
『戦国挽歌 高橋紹運』
『立花宗茂 士魂の系譜』
葦書房・西津弘美
『火の槍・立花宗茂』叢文社・原田種真
『乱離の風 若き日の立花宗茂』文藝春秋・滝口康彦
『小説 立花宗茂』PHP研究所・八尋舜右
『小説 立花宗茂 上・下巻』学陽書房・童門冬二
『立花宗茂』学研M文庫(学習研究社)・志木沢郁
『剣と笛と』歴史小説傑作集⇒『立花宗茂』
文芸春秋(文春文庫)・海音寺潮五郎
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 22:41:59 ID:cKzhMA0X
井沢元彦の歴史小説は面白いんかい?
論評は好きなんだが。
あと、女流の歴史小説家についてはどう思う?
>>112 逆説の日本史のクオリティを求めるのならやめとけ。
小説はぶっちゃけ眠たくなる。
114 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 23:09:22 ID:cKzhMA0X
>>113 やっぱそう?
この人、小説だといまいち面白くないだろうなと予想してたけど。
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 23:21:04 ID:BQc9Qy4D
>>107 103だが、104のお勧めもいいが、オレのお勧めは
「甲賀忍法帖」「風来忍法帖」「銀河忍法帖」
「海鳴り忍法帖」「くノ一忍法帖」かな。
戦国から離れるなら、傑作はもっとある。
例えば「幻燈辻馬車」「武蔵野水滸伝」「妖異金瓶梅」ほか。
もう一度言う、山風はいいぞ!
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 23:32:50 ID:71vMBdla
信長モノの宇月原晴明 は面白いよ。
ノンフィクション物だけど、神秘的な耽溺さが文章・ストーリーが魅了です。
信長・あるいは戴冠せるアンドロギュヌス・・・日本ファンタジーノベル大賞
太閤の錬金窟(豊臣秀吉&秀次&秀頼&織田信長)・・・山本周五郎賞候補作
黎明に叛くもの(斎藤道三&松永久秀&織田信長)
どれでも1冊読めばその面白さがわかると思います。
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 03:27:43 ID:9AmTA7rJ
>>113 多くは読んでないが、「信濃戦雲録」「覇王」は新田次郎の信玄、井上靖の
「風林火山」より面白かったぞ。
山勘、高坂がメインの話。
>116
まてまて、宇月原はどこをどう読んでもフィクションだろw
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 23:09:46 ID:bogTaat+
>>118 ノンフィクションではなく、フィクション物でしたね。
訂正しておきますw
でも、ヘタな時代小説より面白かったでしょ?
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/13(木) 19:09:41 ID:VMx53VUy
タイムリーなことに佐藤賢一「女信長」が単行本化ですよ。
さらにタイムリーなことに宇月原が直木賞逃した
まあ、いいんだけど。似合わないし。
直木賞でびっくりしたので飛んできました。
宇月原先生の作品を愛読している人間なんて
自分を含めて世界に五人くらいしかいないと思ってた……。
>自分を含めて世界に五人くらい
全く言い得て妙な形容だな、感心したw
くさやとかああいう癖の強い食べ物に似た作風だよな、この人は。
個人的に嫌いだけど、好きな人が「好きな理由」も何となく分かる。
>>121-122 残念。
まあでも、俺が一番好きな歴史小説家も直木賞逃してるし。
こう言っちゃ何だけど、宮本武蔵の力量も見極められない輩の名前を冠した賞なんて……ねぇ。
そう言ってしまうと「酸っぱい葡萄」になっちまうからやめれ。
ていうか取った人に目一杯失礼だ。
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金) 13:04:59 ID:PxZmMSBN
>124
いや、あの武蔵論争はどちらかと言えば直木三十五の方が論旨は明確で説得力がある。
あれは小説一本であの論争に決着をつけた吉川英治が凄いだけ。
歴史小説家は論評や随筆ではなく小説でその歴史上の人物の評価を決める、っていう
のを如実に表した騒動だよね。
後、直木賞でもう一つ。
その吉川英治だけど、直木賞での司馬への講評は凄かったな。
「間違いなく彼は日本の歴史小説を変える!」と、あの時点で断言していた。
友人で司馬を高く買っていた海音寺(彼も選考委員)ですらそこまで言っていなかった。
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金) 16:53:26 ID:SybI+Jsd
>>126 司馬遼が直木賞取ったのって、「梟の城」?
そうならわかるけど、、、。
「風の武士」とか伝奇小説と「城塞」や「関が原」「国盗り物語」では
印象違うよな。俺は両方好きだけど。
それとも吉川英治は、将来化けるとこまで見通してたのか?
>127
そ、受賞作は「梟の城」。
ま、選考委員では「大阪侍」の方が評価高い人が多かったけどw
実際、吉川も「梟の城」については、結構、批判的だった。
ただ……それでも「大化け」を予測していた。
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金) 20:03:45 ID:7SsMh+Ku
国獲り物語の信長編の最初の濃姫とのやりとりって
やっぱり子作りなの?
立ち読みしただけだからイマイチ把握出来んかった
>史実を基にした駄目武将小説
これは実は司馬遼が得意とする分野なんだよなあ。
司馬遼の短編集『おれは権現』とか『軍師二人』とかに
結構駄目武将が主人公の小説があるわけよ。これがまた面白いんだ。
あと『街道をゆく』を丹念に読むと駄目武将(姉小路とか金森とか)
が出てくる。
裏切り者の脇坂甚内、天狗に拉致られてからすっかり電波系な
人と化してしまった可児才蔵、城が落城してからニセ占い師として
稼ぎまわる長宗我部康豊、ホモの古田織部、苦労人の佐野綱正、
戦バカ塙団右衛門、単にこすからい姉小路自綱、ちょっとアレな
安井道頓…いやあ、みんなダメすぎ。ダメすぎる。
おもしろいんで是非読んでみてくれ。最高だ。
司馬の書いた塙団右衛門の「言い触らし団右衛門」はなかなか良作だと思う。
講談や軍記物で語られていた団右衛門もきっとあの作品のようなイメージだったんだろう。
ただの戦バカというだけでもなく、ただ怪力の勇者としてだけでもなく、
「滑稽だけど悲しい生き方をした武将」という描き方がされているのが好感触だった。
桐野作人の島津義久は面白かった。
勢力が大きくなるほど足並みが揃わなくなる。
リーダーの辛さってのが新鮮だったな。
>>130 一応突っ込んでおくが、「割って、城を」で衆道ってるのは織部ではない
割って、尻を
図書館で借りて読んだけど群雲、関ヶ原へは面白かった
手元に残しておきたいのに絶版なのが痛いなあ
あと南原さんの佐竹義宣は微妙だった
直江兼続よりはましだったけど
>>134 古田織部に外見が良く似ていると言われている
鎌田刑部左衛門(善十)。実在の人物かどうかは知らん
>>137 130のネタ元は「街道を行く」っぽいけど、
読んだ?
>>137 街道をゆくの方は読んでないなぁ。
「割って、城を」は講談社の「軍師二人」と、あと新潮の短編集にも収録されてた気がするが
そっちで読んだ。
割って、尻を
司馬の衆道描写は素っ気ないのに時々妙に生々しい
「国盗り」にあった「前のそれも後ろのものも、」という表現
普通逆だろw
143 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 00:32:37 ID:LLKCzwnt
PHPでも義宣出てたね
作者は義重の人
144 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 16:21:05 ID:FWJbcoMe
>>142小説で衆道描写があるもの自体珍しくないか?
まあそんなに詳しく書くような物でもないんだろうけどw
あぼーん
最近「信長の死」「信長が実は…」みたいな小説が結構出ているけど、たいていの場合、秀吉が悪人だな。
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 00:26:04 ID:PQ9nmddW
秀吉悪・光秀正義ってイメージが出来つつあるね。
なんでかなぁ・・・。
奇を衒えば受けると思う馬鹿が同じタイミングで出てきただけかと。
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 21:22:18 ID:oDP4OPT5
最近出た小説なんだか知らないけど、天上の覇者っていう小説はどう?
秀吉・光秀・家康の3人で結託して信長を殺すが失敗して…本能寺の変ならずという話。
天皇を安土に遷都させるとか、とにかく面白いと思った。
>149
安土行幸ならまだしも安土遷都はねぇだろ、
とかその他にも突っ込みどころが満載で、正直かなり出来の悪い作品だと思っているが。
いくら小説に想像力が必要と言っても、読み手を納得させられない想像は妄想に過ぎないよ。
山中鹿介関連でオヌヌメあったら教えてくれないか
「異説太閤記」って架空戦記ものが気になっていた。
本能寺の変で秀吉が大返しに失敗。家康が即効で光秀を討って、幕府成立。
秀長や豪姫などの愛する家族を殺された上、外様としてこき使われる秀吉。
あまりない設定の話だったのに気になっていたんだけど、2巻で止まっている。
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/23(日) 11:22:31 ID:giy9dXbv
155 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/24(月) 21:53:54 ID:dIQtxFF9
童門冬ニの「徳川秀忠」は面白かったですね。
私はこの本を読んでこの人のファンになりました。
その後これを超える作品には出会っていないんですけど。
不肖の二代目の代名詞的存在である徳川秀忠をここまで格好良く書けるのかとびっくりしますよ。
自分にとって秀忠は「地味ながら地盤を作った非凡な2代目」なのだが、
ずっと。
ただ、格好良く書く素材でもないような気がする。
ある意味対照的だが、実は秀忠なら「影武者徳川家康」「捨て童子松平忠輝」が
一番好きだったりする。
歴史小説って、できるだけ人物を一辺倒に書かない方が好まれる(実在の人間を
書くんだから当たり前だが)けど、この秀忠は本当に悪人といった感じで好きだ。
悪「役」じゃなく本当に小人で無能でその癖権力欲強くて将来性なくて恨み深い。
いわいる「主人公に倒されて読者がすっきりするのが(物語における)本当の悪」
を地で行くタイプ。
あれだ、本当の吉良上野介は置いといて、講談の吉良は憎々しければ憎々しい
ほど良いのと同じような心境で「好き」なんだろうな。
俺は戸部新十郎の描く徳川秀忠が好きだな。
凡物のフリをした実は冷酷な才人ってのがものすごくツボった。
イメージとしては隆慶の秀忠に近いけど、違いといえば有能で容赦ないということか。
>>159 杉本苑子の「月宮の人」の作中秀忠もそんな印象だったyo。
161 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 16:43:22 ID:Arb+5cIL
南原幹雄の大谷刑部を読んでるんだけど、
これって、夜の営みが官能小説みたいだ。
茶会の話はこっちもドキドキした。
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 17:49:55 ID:IA2hroHG
ヒロインのオナニーシーンまであるしな
163 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 18:08:13 ID:YOkqBFke
>>161茶会の話って?
史板の小説スレで南原先生は話の間にセクロスを挟む癖があるってレスあったのを思い出した。マジだったのか…
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 21:13:32 ID:zoKKvKX/
吉村昭さんって、どんな小説書いた人?
吉村さんは手堅く事実検証を積み重ねて書く人。
確か
「当事者にインタビューしたり出来るのは江戸末期が限界なので、
それ以前の時代を扱う予定はありません」
といったのは吉村さんじゃなかったっけ。
よって戦国時代を舞台にした作品もなかったはず。
>>163茶会の話は三成が膿飲んだってやつじゃない?
セクロスはあるね。大谷の本なら、
刑部が千絵の股間に頭を・・。刑部の・・をシゴイて・・。
とか。下手な官能小説よりいいと思う。
吉村昭って有名な作家だけど、戦国時代しか読まない人にはなじみ薄いかもね
幕府軍艦・回天を扱った作品は紙数の少なさに反して中身が濃くてよかった
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/04(金) 14:50:28 ID:ZJwHoffa
池波正太郎の真田太平記が好き
吉村昭氏は三島由紀夫(学習院時代)の後輩で、同校の同人誌を継承した
純文学作家。のちに近現代の時代・歴史小説に転じる。夫人は津村節子。
池波正太郎とも親交があり、取材旅行に同行した記録が残っている。
合掌・・・・。
南原氏の「信長を撃いた男」読んだんだけど…
エロ杉
南原氏のがエロすぎるのは同意。
昔もあんなことやってたのかな?
ところで前に北条早雲のおすすめを聞いた者ですが、
箱根の坂を中まで読みました。
早雲はやっぱりカッコいいですね。
172 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 00:54:28 ID:0fTrogNd
南原でも「天下の旗に叛いて」は良作だぞ。
南原は鉄砲三国志がそこそこ。
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 02:33:47 ID:U1tEM49T
司馬の城塞は関ヶ原の続編そのものだねぇ。
関ヶ原では打倒石田に血気盛んな福島や加藤が、城塞では豊家武将ゆえに苦汁を舐めさせられる役回りに。
暇を見つけては読書中です。
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 16:56:31 ID:03UTPDWo
>>173 すまん、オレは「鉄砲三国志」いまいちだった。
人それぞれだが、南原では「北の黙示録」か「暗殺者の神話」
が最高だと思う。
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 23:34:34 ID:C/9wh//x
【謙信最強は創作】
謙信が戦国最強の武将(軍神)とされたのは、江戸時代の創作ですね。
武田の甲州流兵学が幕府公認となったので、紀州徳川家(頼宣公)が
上杉流兵学(軍記書)を宇佐美定祐に作らせたというのが最新の学説です。
臼井城攻めの失敗など謙信が敗北した合戦も、複数の史料で明らかになっています。
※謙信自身が敗北を認めている書状↓
晴信年(念)を入れ、いかにも堅固ニしらわれ候間、落居さうなくつき堅候、
併馬を為寄候上者、善悪ニ不及候間、無ニセめへきそうふんにて、当月七日より
取詰候ヘ共、(中略)佐(佐竹)・宮(宇都宮)を始、弓矢かいなくわたられ候、
房州(里見)・太田いくさにまけ(第二次国府台合戦)候時よりも、たゝいまきうくつなんきニ候、
とかくこのたひハかた〜〜にあふへき事いかんなるへく候やと、心ほそく候間、
早くはりをやるへきために一昨夜ハちゝんをやり候ヘは、めのまえの者ともはらを
たて候て、うたてしかり候、これ又よきなく候へ共、さゆうなくゆたん候へ者こと
のひ候てきうしくちおしく候(中略)
かいほつ又ろう人のうちに一両人ておい候、さセるきなくうすてニ候、返々
いつもよりかへり(帰り)たく候間、このたひハおつと(落ち度)あるへく候やと
心ほそく候、
永禄七年三月十三日 虎(花王)
[三洲寺社古文書]
【上杉家の歴史】
上杉謙信が小田城を攻め落とした時、小田城下がたちまちにして奴隷市場に早変わりし、上杉謙信自身から差配して人の売り買いを行った。
奴隷の値段はひとりあたり20〜30銭の安さだった。
1561年(永禄4年)、謙信は関東管領の就任式で忍城城主成田長泰の非礼に激昂し、顔面を扇子で打ちつけた。
諸将の面前で辱めを受けた成田長泰は直ちに兵を引きいて帰城してしまった。
原因は諸将が下馬拝跪する中、成田長泰のみが馬上から会釈をしたためであったが、成田氏は藤原氏の流れをくむ名家で武家棟梁の源義家にも馬上から会釈を許された家柄であった。
だが、謙信は無知でこの事を知らなかった。
この事件によって関東諸将の謙信への反感が急速に高まり、以後の関東侵出の大きな足かせとなった。
上杉謙信は臼井城の原胤貞を攻めた際、数千の死者を出して逃げ帰っている。
これを機に由良成繁が上杉謙信を見限って離反。
長野業盛が武田信玄に攻撃により滅亡。
臼井城攻撃に失敗した謙信は
信玄に箕輪城を奪われ氏康に金山城を取り込まれてしまい
とうとう厩橋城までもが謙信の手からこぼれ落ちた
上杉家重臣の北条高広も上杉家から離反。
謙信の関東経略は失敗し北条家と同盟という救いの手に助けられる。
謙信の死後、養子の景勝(謙信の姉の子)と景虎(北条氏康の子)が後継者の座を巡って内紛を起こし、越後を二分した争いは天正7年(1579年)の御館の乱で景虎が討死する事により景勝が勝利した。
しかしこの内乱によって、上杉家家臣の新発田重家は離反し、柴田勝家率いる織田勢は能登や加賀、越中に侵攻して同地を1581年までにほとんど奪ってしまった。
つまり、謙信が築き上げた勢力は、この内乱によって完全に失われるとともに、上杉氏は大きく衰退してしまったのである
本能寺の変の直前には、柴田勝家が率いる方面軍に越中の城は次々と落とされ、
信濃からは森が、三国峠からは滝川がと、三方から侵略を受けて防戦も無理な状態だった。
新発田氏の反乱で越後国内はボロボロ。 反乱を鎮圧する力さえも残っていなかった。
景勝自身も死を覚悟しており、本能寺の変が無ければ上杉家は数ヶ月後に滅亡していただろう。
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/23(水) 00:19:42 ID:1WmLS4Ta
頼むおまいら宇月原作品についてもうちょっと語ってくれ。
俺大好きなんだ。あの妄想爆裂パワーが。
「太閤の〜」の聚楽第の庭園で篝火炊いた中のパーティーとか絵を想像させて
くれるんだよね。
とか「黎明に〜」は「国取り物語」からのオマージュです、とか堂々といっちゃ
ったりしてるだろう。
俺的には「あるいは〜」の秀吉と小六が大好きなんだが、「ありゃ池上遼一の
キャラのオマージュですか?」とか尋ねてみたくなるんだよ。
>>177 「黎明」文庫版解説の「戦国三部作の第三作」という表現にかなりびびった
確かに守備範囲の広い御方だが、もう戦国もの描かないってわけじゃないと思いたい。
同じ戦国大名でも毎作死に方にバリエーションがあるのが楽しくて仕方ない
次があるならたとえば謙信がどんな死に方をしてくれるのかとw
179 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 15:35:20 ID:53yynNrB
佐賀に寄生虫なんだが地元の図書館に大村純忠上下があった。
福岡の出版社だから自費出版だろうかね
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 16:22:07 ID:FlW/KMbU
永井路子の「乱紋」は「流星・お市の方」の続編のような感じ。
でも実際には「乱紋」の方が、先にかかれたなんて説があるみたい。
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 17:42:17 ID:n8wNZOHB
山岡と隆は読む価値がないと思う
なんで?
183 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 19:26:41 ID:n8wNZOHB
贔屓が酷いから
隆慶はあの私情入りまくりの文章がいいんじゃないかw
ツッコミを入れながら読むのが隆慶とか北方謙三の楽しみ方。
山岡で贔屓なんていったら司馬の小説なんて…
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 13:52:37 ID:VNLNaNhR
海音寺潮五郎も、かなり贔屓が激しいような気がしますが
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 15:02:01 ID:KqCCrpge
>>185 山岡の場合は家康オンリーね
これはもう神格視と言ってもいい
司馬は贔屓のイメージはないなあ
敵役のがすごかったりするし
司馬氏はその時「書きたい事」が最優先で、人物の贔屓はあんまり感じないね。
テーマを語るために相応しい人物と逸話をピックアップして書いてるだけであって、
良くも悪くも人物そのものへの思い入れは感じられないイメージがある。
ちなみに「戦国時代」限定の話なので幕末以降の話を持ち出すのは無しな?
>>187-188 信長秀吉を過大評価しすぎだろ。その反動で家康を貶めすぎてるし>司馬
家康貶めるために資料捏造に近いことまでやってるぞ。資料の読み方も物凄く
恣意的。司馬の小説は文体で公正を装うのでたちがわるい。
フィクション作家にはそもそも資料捏造や恣意的解釈をして悪い理由がないわけだが。
司馬史観のスレがあるからそういう話はそっちの方が良いんじゃないか?
まあフィクションと書けばいいわけだが、
本気にしちゃうからねえ。
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 20:37:34 ID:KqCCrpge
しかし山岡よりは遥かにまし
山岡は登場人物の会話やストーリーで、
司馬は自分自身の語りやナレーションで、
それぞれのオナニーを公開しております。
新田次郎はどうよ
悪くはないと思うぞ。
贔屓もあそこまで徹底すれば逆に男らしくて好感が持てるw
贔屓と一言に行っても、作品の魅力を高める贔屓と、作品をぶち壊しにする贔屓があるな。
南原氏の景勝と兼次にワロタww
エロい。
「ああ、この作家ではこういう設定なんだね。ハイハイ」で読書する。
それを繰り返して色々と読んでいればいいのさ。
荒山徹は、とある作家との対談で「秀吉がひいき」と言っていたが、自分の作中での秀吉はわりとひどい扱い。
欠点・悪所も含めて、その人物にひかれるってコトもあるよね。
>>198 自分は戸部作品でそれを学んだな
秀忠や松永久秀の造形なんて、作品が違うとかなり変わっていたし
思い返せば、物語が違えば役柄も変わるから、当たり前ではあるんだけど
戸部作品の松永久秀も、主役になった松永弾正での久秀より、
服部半蔵や伊東一刀斎での久秀の方が好きだなあ
猥雑さが前面に出ていて良い
>>201 「松永弾正」の久秀も俺は割と好きなんだけどなぁ。
戸部さんのすごいところは、剣豪や忍者に対してはかなり綿密に考証した研究文献的な著作もあるのに、小説となると史実を平気で曲げてくるところ。
隆慶とかもそうだけど、史実を無視しても小説としては面白いってのは腕がないと出来ない。
普通、歴史小説で史実と違ってたらそれだけで萎えるし。
まあ「伊東一刀斎」で、佐々木小次郎が巌流島の遥か前に一刀斎にたたっ斬られたときはぶっとんだけどw
そういえば、ラストも「日本剣豪譚」では小金原の決闘の後、典膳は徳川家に仕えて一刀斎は隠棲してるけど、「伊東一刀斎」ではアレだったしなぁ……w
>>199 まさに「死者に鞭打つ」以上のことをやってるからなぁw
っていうかここで荒山読者いるのに驚いた。
朝鮮・妖術・柳生をモットーとする氏だけに、舞台は江戸初期に偏りがちだが、
作品を戦国時代に限ると
李舜臣を守る小西忍者と、命を狙う藤堂忍者の暗闘を描いた「高麗秘帖」、
比べて伝奇色が一気に強まるが、その続編というべき
真田十勇士と高麗七忍衆(!?)が任那日本府の黄金を巡って争う「魔風海峡」がある。
両方とも慶長の役が舞台だが、(タブー視されてるのか)有名な割りに意外とスルーされがちな
朝鮮出兵を、朝鮮側史料も駆使して真っ向から描写していて、こういう作家は稀有だと思う。
山風のノリが大丈夫な人は是非後者の一読をオススメする。笑えるから。
204 :
訂正:2006/09/05(火) 22:50:29 ID:P1hv+RZO
作品を戦国時代に限ると
→作品を(織豊時代を含めた広義の)戦国時代に限ると
>>203 最近の作品は、巻末に参考文献が載ってないのだけど、
実はこれも資料に基づいた話なのではないか、と既に
洗脳されてしまっている読者は、多いのではないか。
206 :
訂正:2006/09/06(水) 18:52:19 ID:PPX7aU8s
→資料に基づいた話
史料に裏づけされた設定
真田幸村の名前や若々しさなんて、その典型例かもね
本来の名前は信繁だったし、齢も関ヶ原で既に30代だったのに、
昔っから劇作で「幸村」という若武者として表現されてて、
それが常識として疑われなくなってしまった
史実に忠実か、創作として一般人に面白いかは、当たり前だけど全く別物なんだよな…
自分は歴史好きだけど、作家が作り出す小説に対して
史実に忠実かとか、歴史の空白を埋めているかとか求めないけどね。
創作の世界を楽しむことにしてるけど?
真田幸村は子供の頃から髭生やした格好いい中年のイメージがあったけどな
>幸村とか信繁とか呼ばれる人
うちの脳内では普段はしょぼくれた力の無い笑いをするオサーン(年を取ると辛いが口癖)が、
大坂入城した途端ムキムキハゲマッチョに変身して家康目指してギラギラハッスルするイメージ。
(↑入道してる)
幸村のイメージは史実から離れてる分けっこうみんな自分好みに
カスタマイズしてるよな。
俺はどうも信繁より昌幸が好きなせいか幸村にもその影響が強い。
俺のオカンに幸村の肖像画見せたらショック受けてた(´・ω・`)
213 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 18:00:03 ID:ztwUZx0w
幸村は貧相な顔してて兄の信之が美丈夫って事を最近知ってショックを受けたw
幸村はひょうひょうとした美形、信之は武骨なイメージだと思ってた
,. - " ̄  ̄ ̄ `丶、
/ ヽ,
/ i
/ _,ゝ-、
/ /;;;;;;;rr;i
r'-_-,,、. ,_-_-_-,'7 /;;;;;;;;;;;;/`´
i`' - `'、 : :::'' ー - i;;;;;;_;;;/
iュ'ゝ-、;: rェュ=ー ,,, i;;;/, -, i
/....: ./ ... ... .. '' "!/i / < どうみても美形だろ
/:::::::. ./ !:.::::::::::::::::. .;: ,-,;!'
.i:::::::: i ,、) :::::::::::::: i /、_ _
.i::' ,`ニ’-_-、 、:: 'ヽ-'//::/ ``ヽ,''  ̄
____,,,,, -.| ,'/ハ'ニニソ"ヾ,! i i //::/ .i
 ̄ i ' i ,;;;;,, :: / .//::/ i
', ⌒ _,/ .//:::/ .i
、 ヽ、_ __ ,, . - ' ´ //:::/i .i /
/ヽ、 || i;;i::::i ' ー- - ' //::::/;/ .i /,r
;;;;;;;;;`ヽ、ヾヽ) (o) || |;i:::i ! ' ー - //:::::/;/ .i (o).i/ _
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'i ) (o) || |;;i::i i //:::::/;;/ i (o)i /;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ) (o) || |;;;i:::i i //::::::/;;;/ i (o/;;;;;;;
女忍者が登場すると読む気が失せる俺がいる。
216 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 18:26:19 ID:ztwUZx0w
司馬の関ヶ原と城塞みたいな、小説というより史談風なのが好きなんだけど、何か他にいいのあるかな?
戦国時代じゃないけど、陳瞬臣の小説十八史略も面白かった。
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 18:38:30 ID:7piuHedO
>>216 陳瞬臣の「諸葛孔明」も結構面白いよ。
吉川栄治と違う視点で描かれてて、叔父の諸葛玄や
その執事(甘海)や担当医から教わる事が彼の人生に大きな影響を
与えたような事が書かれてる。
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 20:17:50 ID:uRpB3yMn
>>215 俺は仮想戦記だと萎えるが小説だと気にならないな
>>215 おれもだ。女忍者だけでなく忍者・忍法そのものが嫌い
だから、山田風太郎の戦国や忍法ものは合わなくてつらい
忍者の出てこない風太郎の明治ものは大好きなんだが…
忍者が出ること自体はかまわないけど、今時「忍法○○の術」ってノリで、
武将を暗殺されたり、大きな戦局を動かされたりだと、流石にガックリくるな
忍者を客寄せパンダ&スーパーマンとして都合良く扱ってる、と感じると萎える
戸部氏の西海水滸伝や、漫画版のSAKONぐらいまでブッ飛べば、
完璧に別のものとして読めるから問題なくなるけど
山田風太郎は、奇抜な小説を書くけど、実はすごく史実を大切にする人。
「実は生きていた」はめったにやらない。
エンターテイメントはエンターテイメントと割り切るべきで…
山風先生は物凄い資料を読み込んで、ちゃんと勉強した上でアレを書いているぞ。それを読み取れるかどうかも含めて
読者の「質」が問われるようにも思うよ。
むしろ昨今はしっかりした忍者物を書ける作家が殆どいなくなったな。上っ面の忍術合戦だけ、って言うのが多いよ。
伝奇ロマン風の山風がむしろ史実に近く、司馬が講談に近い。
…んなことは、歴史小説好きなら誰でも知ってるよ。
昔から小説としては山風は、文壇受けは良かった。
むしろ、インテリが司馬をけなし山風を持ち上げるのは
よくあるパターンだった。
>読者の「質」が問われるようにも思うよ。
山風の小説はともかく、ファンのこういうところは、さすがに鼻につくけどな。
特定の作品を楽しめるか否か、で計れることはそう大きくないだろうけど…
まあ、ガンダムファンが内部で階層作ってるのと、そう変わらないことだし
どこにでもあることよ
三人入れば派閥が出来るって言う支那。
まあ、歴史小説好き同士、余り口尖らさずに行こうぜ。
>>203 荒山作品で「戦国時代」を舞台にしたのは、意外と少ないよね。
「高麗」「魔風」以外では、柳生友景サーガの一部くらいか。
ここっておすすめを聞くのもありなの?
最近、司馬遼太郎の「夏草の賦」を読んで結構面白いと思ったんだが、
他に長宗我部氏を扱った歴史小説ってありますか?
夏草を読んだならまず同じく司馬遼太郎で「戦雲の夢」(四男盛親)、
「信九郎物語」(六男康豊/「俺は権現」収録)といくのがセオリーかね。
229 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/10(日) 22:41:59 ID:urELS/VS
スレ違いだとは思いつつも、違いふと思ったけど戦国時代にゴキブリっていたのかな
そういう描写みたことないし
ヤマトゴキブリとかいたんかね
あの外見の虫は総じて油虫とかいわれてたろうけど…
一説には、18世紀頃に貿易船にまぎれて日本に入ってきたのではということ
元はアフリカ大陸の虫だから、ヨーロッパにも近代までほとんどいなかったらしい
>>231 そうなんだ、10ヘェ
梅毒と並ぶ貿易の弊害だなw
>>17 小学生が喜びそうな文体で、最初の1ページで挫折しました・・
>>17を見てそんな感じだろうなと思っていました…
結構な数をさばいたシリーズではあるんだから、そう言わんと
まあ、ブックオフで立ち読みするか、近場の図書館で読んでくるかで良いとは思うけど
ジャンプ・マガジン掲載の連載漫画をノベル化したものだと思って読めば、そう悪くはない
(本当の漫画化は、なんか、途中で終わってた)
237 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/23(土) 13:06:30 ID:tdDSr0jM
ここまで読んだけど津本陽さんの作品でないね・・・
彼の小説好きな人いないのかな?
238 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/23(土) 13:21:36 ID:VmR4ir+k
伊達が活躍してればどんな内容でも良い
239 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/23(土) 13:32:12 ID:FrsUIlJ4
>>234 なら反太閤記をお薦めする。仮想戦記のベスト3には入る名作。
ただ、1ページ目で見切りをつけるような辛抱のない人は
読書に向いてないと思うが。
謙信の小説ってなぜか面白いのないんだよなあ。
天と地と
>>240 「信玄のライバルキャラ」という立ち位置のほうが、キャラがたっているからねえ
主役にしようとすると、余りにイメージが固定的すぎて、作家としてつまらないのかも知れない
家康(家康個人)が主役の作品も、そう多くない印象があるし
信長や秀吉が、多彩なイメージで語られるのに比べるとね
244 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/23(土) 18:43:24 ID:DCJU1AXW
>>237 「下天は夢か」くらいかなあ。
あの人は戦国期以外を舞台にしたものの方が面白いのが多いと個人的には思う。
中里融司の戦国覇王伝が好きだな。
秀頼と政宗の最強具合がなかなか面白い
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/23(土) 21:28:32 ID:FrsUIlJ4
>>245 あれはラストの展開に萎えたなあ
だったらはなからそれ使えやいいじゃんと
248 :
238 :2006/09/23(土) 22:17:58 ID:4LqZfH8H
戦国覇王伝haサイコー
中里の政宗なら異戦関ヶ原の方が好きだな。
ああいうタイプは主要キャラになるとうざくて。
脇だとあのいけしゃあしゃあぶりが素直に楽しいんだが。
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/23(土) 22:55:53 ID:FrsUIlJ4
異戦は忍もそこまで幅聞かせてねーし好印象
>>243 むしろ信長秀吉の方が固定化されていないかな?>イメージ
家康は書く人間によってキャラクターが全く違ってくるように思う。
俺の信長イメージは辻邦生「安土往還記」でできてるな。
史料に基づく歴史小説ってのとは違うけど。
>>252 信長は誰が書いても「まおう」だけど、
秀吉はわりと変わる。「人たらし」を黒く表現するか、白く表現するかでだいぶ変わるな。
そういえば昔、松永久秀をめっちゃ善人にしている小説があったな
信長=魔王
秀吉=白い人たらし、黒い人たらし、独裁者
家康=忍耐の人、狸、臆病者、常識人、慎重居士、戦略家、苦労人
大体こんなパターンかな?三英雄の書かれ方。
佐竹申伍氏の文庫ほど素晴らしい物はない、
と言ってみる
『島津奔る』、俺結構好きだったな。盗作は良くないけど、正直面白かった
今も愛読書の一つだったりする
>>254 >そういえば昔、松永久秀をめっちゃ善人にしている小説があったな
上の方でも出てた、戸部新十郎の「松永弾正」かな。
あの人も一部の層にはカルト的人気のある作家だからなぁ。
盗作とか何とか言われても物語の本の一部分じゃないのか?
過剰に反応しすぎというか、揚げ足取りというか・・・。
面白ければ何でも良い俺には関係ないことだ。
ただ、そのせいで簡単に絶版になってしまうのだけは勘弁してくれ。
群雲、関ヶ原へがどこにも売ってないから毎日古本屋へ行く羽目に・・・
いや、読んでる最中「あれ、このフレーズどっかで読んだ」と思い
本棚あさって見つけた本が全く違う作者の先行作品だったときの
あの嫌な徒労感。ほんと胸が汚れた気がすんよ。
もともと司馬の文章は癖があるし
一度気になると池宮の文章のなかで盗作部分だけが浮き出してみえる。
「群雲」は最近妙に評価上がってるね
以前は普通にブクオフの100コーナーで見つかったのに。
読むだけなら図書館探したほうが早いと思われ。
「群雲、関ヶ原へ」は、文体というか登場人物の心情描写が
時々リリカルすぎてなぁ・・作者の思い入れがちょっと苦手
池宮の「遁ろ!家康」も盗作疑惑で絶版になったが、正直いうと
元ネタの「覇王の家」より、ぶっちゃけ面白かった記憶がある
まんま同じ文章が出てくるんで盗作としかいえない部分はあるけど、
キャラクターの造形力は魅力的で、なかなか新鮮な家康像だった
群雲も疑惑疑惑で絶版になったの?
群雲に盗作疑惑はないと思う
下敷きにしている元ネタが岳と司馬ではかぶるってるので
時々同じような逸話が出てくるだけで、文体も解釈も全然違うし
単に売れなかっただけだろう
265 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/25(月) 18:56:19 ID:8gw+Wa2k
群雲はどうもなあといった印象だな。最後のくだりは爆笑もの。
家康曰く「島津が最後に大爆発するのは、また三百年ほども経ってからであろうよ」
家康はなぜか占い師のように幕末を予言して幕を閉じる。
池宮はシナリオライター出身だけあって
ドラマの盛り上げ方は上手い。
素直に面白いと思うよ。
『本能寺』を読んだが、敦盛の一節をやたらと引用して鬱陶しかった記憶があるな…。
官僚制度の腐敗の話や既得権の話は同意なんだが、
信長が果たしてあの小説のような思想を持っていたのか疑問ではあるし、
突飛押し過ぎてついていけなかった。
そういうのって地の文で作者が予言するなら、まだ耐えられるんだけどな。
おれも群雲とはあまり相性よくなかった。
小大名までフォローしてるから、思い出し読みするときは便利ではあるけど。
269 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/25(月) 23:12:34 ID:JS46fMs2
今、宮本昌孝の「風魔」読んでるんだけど
柴田錬三郎の影響、大きすぎないか?
っていうか、まんまシバレンだと思った。
「陣借り平助」「ふたり道三」とかはそうは思わなかったのに。
誰か読んだ人いない?
本能寺、単行本で読んだ時と、最近文庫で読んだ時の印象が
まったく別もので、驚いてしまった。なにが俺を変えたのだろう。
時間と経験が人を変えるのさ。
>>259 戸部「松永弾正」の見所は、久秀よりも長慶・ふよと、陰謀家の側面を出している義輝って感じがするな
正直、久秀本人のキャラは、同氏他作の、脇役の久秀の方がずっと面白いし
直にその姿を描くことはほとんどなく、義輝が陰謀を巡らせる様を印象付けるのも良かった
長慶を中心にして、主要人物の立ち位置に光(神)と影の構図が作られていて、その"光"たる長慶が衰えた時、
陰謀を以て光に成り代わろうとしていた義輝を"影"の久秀が討って、久秀はヌケガラとなる……という流れは、
古い戸部忍者小説っぽくて、結構好き
>>268 あれ、司馬を反面教師というか、わざと逆張りしてる節があると思った。
加藤清正と福島正則の評価が逆だとか、「司馬史観」などと言われながらも登場人物の発言と作者の思想である
地の文を分けてるのに対して作者の考えまで登場人物に言わせてるところとか。
でもまあ、架空の人物まで司馬からパクってきた某元長官の関ヶ原物よりは可愛げがあるので笑って許せる。
確かに、岳さんの群雲の福島正則の造型は面白かった。
聡明な福島正則というのは珍しい。
>>270 文庫版だと司馬から盗用した文章が影を潜めた代わりに、
池宮独自の下手な(それでも凡作の文章よりはいい)文章が並んでいるからなあ。
はっきり言うと改悪されている。
池宮は絵画系ではある程度認められている文章のコラが許されない世界に生きた事が不幸だったなw
>>276 やっぱそうだったのか。違和感は間違ってなかったのか。
単行本を読んだ時は、素直に池宮流の解釈に付いて行け、それなりに納得できたのだが、
文庫版を読んだ時は、やたらとくどい説明が鼻について、結果作品の評価も下がった。
今度古本屋で単行本も購入して再検証してみるか。
池宮は司馬の盗用作家として終わらせるには惜しい作家だわ
>>277 あー俺もその口。
くどい説明文章と『人間五十年』という敦盛の節をやたらと引用していたのが、
凄い気になった。小説は何度か引っ張り出して読むんだけど、
あの文庫本だけは二回目は読まないままだわ。
構成力のある作家であったのに惜しいよね。
でも文筆家なんだから、他人の作から文節丸盗りはイケナイな。
池宮の作品は現代の官僚や政治家なんかを痛烈に批判する色合いが濃すぎて
そっちが主題なんじゃないかと感じてくるのがくどくどしい
エッセイっぽい作品があったけど、殆どそれが言いたいんじゃないかって感じだし
282 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/29(金) 22:37:55 ID:6ivyHRBt
誰か天地人読んだら評価教えてね。
283 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/06(金) 07:52:33 ID:eVX3QqZ3
284 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/09(月) 20:06:30 ID:xBGH8CKj
謀将 真田昌幸 がエロイと聞いたけどどんなエロ?
くの一が繰り返し犯されるとかそういうの?
285 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/10(火) 13:41:42 ID:ovbW+I91
昌幸・信繁親子をもて遊んだ女性が出てくる。
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/10(火) 22:00:59 ID:75Bs8iKw
あじがとう
287 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/10(火) 22:52:25 ID:A5AeEknQ
小早川隆景ものってありますかね?
主役じゃなくても肯定的な扱いなら何でもいいんで
童門は読んだけど微妙だった
童門冬二って主役のチョイスはイイんだけど内容物凄い薄いよな。あれなんだろう。
文字数的には司馬さんの中編小説とかと大差ないはずなんだけど。
あれも一種の才能かな。
>>287 城山三郎「秀吉と武吉」
海賊大将村上武吉の立場から、一口に味方とは言い表しきれない微妙な間柄が描かれてる。
っていうか「武吉と隆景」で良いくらい、秀吉の描写少ないw
メジャー気味な特定人物狙いの時は、いっそAmazonで良いからその名前で検索すると見付かることも
和書−「隆景」だけで、いくらか出てきたわ
292 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/12(木) 10:11:37 ID:SI9yLBtk
真田太平記っておもしろいですか?
おもしろいよ
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/12(木) 23:04:15 ID:SI9yLBtk
読み始めました。昼間から一巻の360ページまで読みました。
>>294 1巻読み終わったらひとまず感想聞きたい
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/14(土) 16:23:47 ID:TT0XQrLF
おもしろいです。もともと真田が好きってのもあるんだろうけど
力が入ったり緊張したりしながら夢中で読んでしまう感じです。
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/14(土) 21:15:17 ID:0ZwOxq4Y
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/14(土) 21:45:17 ID:TT0XQrLF
真田太平記は全部で12巻もあるのでキツイかなっと思いましたが
現在2巻の終わり近くまで読みましたがサクサク進みます。
司馬の小説より読みやすい感じがします。
なんか、秀忠に尺が割かれる小説って、秀忠が悪役・敵役の率がひどく高い気がする
隆慶一郎の影響なのか、それ以前に秀忠を目立たせようとすると他に方向性を持てないのか…
>>299 出番増やすと外様大名圧迫や切支丹弾圧、禁裏迫害等の徳川の黒い面
に触れざるを得ないから、黒いイメージになりがちなんじゃね?
自分の孫以外の後水尾天皇の子を密殺させてたなんて話もあるし。
>>299 立花宗茂を主人公にした小説ならおおむね善玉w
家光は、逆に、おおむね良いイメージを出して書かれるんだよな
悪く書けるエピソードの数なら負けず劣らずのはずなんだが
秀忠とは起こしてる問題の質が違うからなのか、早死に好きの心をくすぐるのか
家光は名君か馬鹿殿(凡君)が多くて、確かに黒いパターンはあまり無いね
バラ巻き好きとか豪華趣味とかで秀吉に通じる、陽性な性格ゆえだろうか。
最近の秀吉は本能寺で黒いのばっかりだけどね
普通に信長に忠義を尽くす秀吉の方が珍しい有様
エロい戦国小説をレベル付きで品評してください。
戦国が舞台の官能小説は結構ですm(._.;;)m。
南原さんの大谷吉継は☆4つくらいやれるな
>>304 そのうち秀吉の黒幕は・・・という感じの小説も出てきそうだね。
もう出てるかな?
>>307 秀吉、家康、朝廷、南蛮人(キリシタン)、長宗我部、どっかの残党と最近は黒幕出尽くした感があって、
「黒幕なんていなかったんだよ!」と振り出しに戻った意見まで新しげに出る始末。
309 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/17(火) 14:58:38 ID:v5utzO8v
マイナー武将を主人公にした小説(長編)教えて
自分が知ってるのは、
大村純忠、富樫政親、佐竹二代、九戸政実とかかな
本多政重はマイナーじゃない?マイナーの基準が分からないから何ともいえないが。
>>297 伊東潤って、好きが高じて後北条関連の小説書いてる人だよね。
北条氏照を書いたものを入手したけど、
色々調べて書いてて凄いなとは思うけど、
物語としての魅力となると・・・・微妙なんだよね。
桐野の「織田武神伝」を読んで、初めて信忠を知ったな〜
>>309 中村彰彦「桶狭間の勇士」
桶狭間で義元の首をあげた毛利新介&服部小平太が主役
桶狭間後の悲哀の人生が中心
図書館でいっぺん目にしただけだから、正直、よく目を通さなかったけど
題材が面白いなぁと記憶に残ってた
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/17(火) 18:38:53 ID:v5utzO8v
津本陽「鉄砲無頼伝」
根来鉄砲隊の親玉(津田監物)って結構メジャーかもしれないが
316 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 19:53:10 ID:uyX0QNw6
317 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 21:06:48 ID:vz8cDrwB
青木基行「覇関ヶ原大戦記」
黒田如水が主役
面白かった
318 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 21:19:39 ID:uyX0QNw6
319 :
317:2006/10/19(木) 01:34:37 ID:yDbBAUNr
>>318 黒田如水は九州で兵を集め、三成の挙兵と同時かその直後に電撃的に大坂に侵攻し
三成を討ち取るという策を立てていた。しかし大坂で見たものは毛利の大軍であった
三成暗殺をあきらめた黒田如水は西軍に参加する事を決意し、自ら天下に覇を唱える
ため行動し始めた
こんな流れかな。
如水だったら有名どころだけど、司馬遼太郎の「播磨灘物語」あたりがだいぶ読みやすかったが…
321 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/19(木) 03:05:29 ID:OnneDg7S
それって最初が肝心なんだろうけどつまらなすぎて飛ばして読んだw
今は一巻の途中で真田太平記にとってかわられおやすみ中
むかしなら前野長康なんて無名武将の極みだったんだろうけどなぁ……
「武功夜話」以前と以後で変わったことはいくつかあるね。
北政所の三成助命嘆願文と勧修寺晴豊の天正十年夏記とかも
発見以前と以後で何か変わるべきなんだろうが、なかなか大河とかでは反映されない。
古今の小説家の力量の差が歴史認識を凌駕してるのかなあ。
そういう意味で、岳宏一郎を応援したい。
>>323 小説誌を読まないので最近の動向は知らないのだが、
新作を書けるような年齢なのだろうか? <<岳宏一郎
まだ70に届いてないんだし、年齢自体は問題ないでしょう
宮本昌孝は?
まだ40代な筈
男の一生とかはダメかね?
328 :
305:2006/10/19(木) 13:50:26 ID:S/sA2NUL
宮本昌孝はいいですねぇ。
風魔のエロシーンがツボにはまったので、以前の作品を遡って読んでいる途中です。
主人公が完璧超人(の作品が多い)な設定が鼻につくところも多々在りますが、間違いなく
一流のストーリーテラーだと思います。文体も嫌な癖なく、人物の造型も魅力に富んでます。
荒山徹と並んで新作が待ち遠しい作家です。
エロさ(★5で満点、面白さとはあまり関係ない)
風魔 ★★☆
ふたり道三 ★★
名将 佐竹義宣 ☆
宮本昌孝は歴史小説を書く前にSF書いていて、ファンだったんだよな〜
全然戦国じゃないけど、米村圭吾も歴史小説を読み漁った人にはお勧めだよ
岳宏一郎ってもっと若そうなイメージがあったけどそうでもないのか
332 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/19(木) 19:18:19 ID:1U2xwk51
宮本昌孝は初期の短編集が好きだな。
「講談調」でとにかく面白い!
米村圭吾よりは、史実もおりまぜてあって。
ふたり道三や風魔も面白いけど、ちょっとやりすぎ感がありましたね。
>>331 昭和43年、晴豊の日記の欠けていた天正十年夏辺りの部分が見つかった件。
信長の三職推任要求・作暦への干渉など、本能寺直前の朝廷工作が明らかに。
けっこう反映してる作品は多いと思う。
『逆説の日本史』のイメージが強いですが、
小説家という一面も忘れてはなりません。
「信濃戦雲録」はお勧め。
岳宏一郎の天正十年夏ノ記は面白かったな
他にも蜂須賀・前野を主役に据えた螻の岸とか、利休七哲とか
読んで損はないと思ふ
播磨灘物語、おもしろかったですよー。
池波正太郎の真田太平記は無駄に長くないか。
女忍びを登場させて、どうでもいい挿話が延々続きすぎる。
あと、TVコードに忠実だよな。
悪党出てきても残虐行為はしない。
まさにNHK向きの小説家。
幸村モノならやはり「城塞」が白眉だと思う。
城塞だと雪村が「俺、勇者。いうこと聞け」みたいでリアルだよな。
英雄になるために周囲の犠牲を辞さないところが。
でもあれは小説としては失敗作だと思うんだよね。
主人公の小幡は不完全燃焼で終わるし。
城塞は大坂の陣の概略を知るにはいいけど、
後半のクライマックスに当たる部分が駆け足気味なのが今一だったな。
指摘されてるように小幡フェードアウトするし、かといって後藤や真田も描写あっさりで消化不良気味。
いっそ大野兄弟視点の方が面白かったかも。
>>339 >後半のクライマックスに当たる部分が駆け足気味
司馬の(悪)癖だと思ってたけど、その後もたくさんの本を読んだ所
作者を問わず長編歴史小説によく見られる(悪い)特徴だった。
後半駆け足がそんなに悪いこととは思わないけどなぁ。
小幡さんが消えるのはダメダメだと思ったけどw
戸部さんの後半駆け足は好きなんだけどね
徳川秀忠の大坂の陣とか、いかにもで
まあ、あの人の場合、合戦描写自体が凄く駆け足というか淡泊だから、
それ自体の好き嫌いは絶対にあるだろうけど…
>>342 まあ、あの人の後半の駆け足っぷりはすごいよなぁ。
北辰の旗とか松永弾正とか伊東一刀斎とか。
でもそれで面白さが損なわれないのがすごい。
司馬は登場人物にキャラ付けるのが苦手な気がする。
河井継之助も島左近も旅に出ると意味不明に公家の女にもてて
セリフも似たような言い回し。英雄キャラは、何故か意味不明に
女にもてるという描写がある。
その辺が劇画キャラっぽくて、だれる。
ただし見つけた資料に添って事実を説明していく頃になると
作家の興奮が見えてきて面白くなる。
城塞で小幡を語り部として登場させてみたものの、大阪城攻防戦の
描写にはいると、事実そのものが面白くなって小幡のキャラなど
どうでも良くなってしまったんだろうな。
俺も城塞に登場する小幡はどうでも良いと思う。
「関ヶ原」の冒頭でも書いてたけど
視点人物はあくまで物語の書き出しのために必要なんだとおもう。
司馬が描きたいのは関ヶ原や大坂役など雑多な事象のおおきなかたまりだけど
それを物語にするにはひとりの人物の日常や事件から入っていくしかないんだろう。
かくいう自分も「箱根の坂」が芋掘り百姓からはじまったとき
いったいどこをどうすればこれが小田原北条になるのか、全く分からんかった。
石田三成を無能もしくは奸臣として書いた小説ってないですか?
最近名誉回復したと言われてるみたいですが、
どうも回復前の本が見つからなくて。
どう悪く書かれているか見てみたいので。
347 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/25(水) 12:50:13 ID:/ef2BlMn
山岡家康だと、それなりに三成にも文章量が割かれてるおかげで、結構良いところもあったり
山岡政宗だと、そんな尺もないから、三成が本当にただの間抜けに近い…
>>346 遠藤周作の宿敵、奸臣というか自分の野望に忠実
酷評されているわけではないけど義の人ではないことは確か
>>348 政宗とそう背丈の変わらない三成が「こびと」呼ばわりされるのは泣けた。
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/29(日) 16:24:12 ID:c5KNTN1Q
上杉謙信車掛り大爆発な感じの小説ありますか?
352 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/31(火) 14:41:04 ID:xUzgr4H8
あげ
>>337 >TVコードに忠実だよな。 悪党出てきても残虐行為はしない。
おいおいほんとに読んだのかよ。
悪かどうかは別にして使者としてきた僧侶の耳、鼻そぎ落としとか
ちんこ切断とかって結構残虐じゃないか?
女忍びとか登場させると、とたんに捏造だの
架空の人物を活躍させるなとかのたまう連中が増えてきて
小説のロマンっていうものの一つが喪われてるよな、昨今。
架空の人物は構わないんだけど、万能忍者みたいなのは読んでいて萎えるよ。
あくまで小説だけど、なんかやり過ぎると移入できなくなるからねぇ。
漫画やアニメ、ゲームで、あまりに受けが良すぎる存在になったのも一因だと思う
直接的な活劇性ではそっちの「忍者」の方が面白い場合が多いし、そこへのコンプレックスで、
小説は高尚でリアルであるべきだ、だから漫画くさい(とカテゴライズされる)忍者なんて要らないんだ、
みたいな、変なこだわりが生まれてる気がする
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 04:16:58 ID:7HWON2C0
>>354 中国とは好対照だね。
中国の武侠ドラマなんて完全に剣と魔法の世界だからな。
最新作の神侠では、城庸でモンゴル軍を粉砕、モンゴル皇帝の首級を挙げていたな。
あーなるほど
剣と魔法で逆転太平洋戦争みたいなノリなのか
向こうにもそういうのあるんだなあ
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 05:03:00 ID:7HWON2C0
>>358 でもあの映像だけはすごいと思う。
かねかけすぎ
あと、女優が美人ぞろいなのもすごい。
正直、日本のしょぼい映像の時代劇とか見る気しなくなった。
>>359 俺はしょぼくても武士の地味な話の方がいいわ
中国モンは何か受け付けない
忍者を書くにしても、山風や戸部新十郎みたいに、ちゃんと史実を研究してから荒唐無稽な忍者を書くのと、
隆慶みたいなテレビ屋あがりがいかにもテレビ屋の発想で荒唐無稽な忍者を書くのとでは、やっぱり描かれた忍者には差があるな。
>>361 それは俺も思う。
山田風太郎なんかはいかにも古式ゆかしくドキドキしながら講談に耳を
傾けてる感じがするが、
隆慶一郎の場合まずビジュアルが浮んで文章が後から付いて来る感じ。
そういう所さすが映像を前提にした脚本家だな、と思う。
後から気付いたんだが、隆慶についての「テレビ屋あがり」ってのは決して蔑称のつもりで書いたわけじゃないんで、隆慶ファンの人も気を悪くしないでくれ。
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 05:14:43 ID:JJUe70i4
直江兼続が出ていて面白い小説ってある?
童門冬二「北の王国」
南原幹雄「謀将直江兼続」
井口朝生「直江山城守」ってのはもう読んだんだけど。
何が悲しくてそんな糞ばかりチョイスしたの?
>>364 とりあえずlog嫁
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 12:57:28 ID:7fOM8NRV
南原のはまるで無意味な小説だったよな
>>364 藤沢修平「密謀」と高橋直樹「戦国繚乱」はおもしろかった
368 :
大阪三成 ◆3U27rCkmB2 :2006/11/12(日) 14:12:19 ID:omQQVLfr
高橋克彦の天を衝く 主人公は九戸政実
北方謙三に戦国モノを書いて欲しいな
結構いろいろあるんだね
早速探してみるよ
>>309 風野真知雄「水の城」なんかどうでしょう?
城代成田長親から見た忍城攻防戦の話です。
関が原で有名な石田三成が攻めて側の大将だったりするのも、なかなか
まいなーエピソードじゃないか?と思うのですが。
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 03:28:32 ID:tXRx5Y+s
山岡壮八の徳川家康か池波正太郎の真田太平記
どちらかを読もうと考えてるんですけど
どっちがお薦めですかね?
一度読み出したら最後まで行かなきゃ気が済まないので
迷っています。
後悔しないのはどっちですか?読んだ事ある方、教えて下さい
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 10:42:47 ID:ybwtILjq
>>373 家康は26巻、真田は13巻、どうせ読むなら長いほうを読め!
迷わず読め、読めば分かるさ
375 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 11:03:33 ID:fIBNLt+i
好きなほうがいいんじゃないの?
俺は家康が嫌いだから読まないけど
376 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 11:27:10 ID:sRNJb0fu
山岡の家康は神格化が酷いので止めた方がいいと思う
377 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 13:28:18 ID:tXRx5Y+s
>>376 家康は、どっちかって言うと
信長や秀吉のような突出した才能はないが
失敗や我慢を繰り返し天下を取ったってイメージがあるんですよね
なので、その神格化っていうのが引っかかっていて,読むのを躊躇しています
で、真田も家康も時代背景というか活躍した舞台がダブることが多いので迷っています
378 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 13:54:33 ID:sRNJb0fu
とにかく正当化してるなんてレベルじゃないからね
選択肢が絞れている状態で迷うならどちらも読まないのが一番。
「本を読みたいという熱心な人間と読む本が欲しいという退屈した
人間との間には大変な違いがある」と昔の人も言ってるな。
あんた退屈なだけで別に今「本を読みたい」わけじゃないんだよ。
380 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 14:01:04 ID:tXRx5Y+s
迷っている理由は
読むなら最後まで読み切りたいという性格だからです
そして、どちらも長編なので
途中で「しょうもない。何でこんな本読んでるんだ?」
と、思いたくないからです
でも決めました。真田太平記を読むことにします
381 :
名無し募集中。。。:2006/11/18(土) 14:27:14 ID:ynUGKxnR
山岡荘八のは積ん読(しかも持ってるのは5〜18巻)だからなんとも言えないけど池波正太郎のは結構読みやすいよ
秀吉が天下統一するとこまで読んだ
382 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 15:24:54 ID:tXRx5Y+s
そうですか。
太宰も言っていましたが
小説は読みやすいということが面白いということだ
僕もそう思います
真田太平記にします。
しかし、家康や徳川関連の小説で家康美化が入るのは仕方ないにしても、
政宗とかでも同じノリだったからな…
ある種の布教小説という感は否めない
スレ違いにはなるけど、荘八小説より横山漫画版の方がずっと勧めやすい
正信だまらっしゃい!
まーでも好きな武将なら美化して書いてしまうもんだろう。
その権利が小説家にはある。
ところで、真田太平記って面白いの?
忍者出てくるミラクル頂上決戦ってイメージなんだけどちゃんとした小説なの?
>ちゃんとした小説なの?
386の考える、ちゃんとした小説とは如何に?
ちゃんとちゃんとの味の素
真田太平記は劇画の原作だな
幸村と女忍者との、しっぽりした濡れ場に
忍者同士の血で血を洗う戦い。
真田忍者太平記という題名なら良かった。
たぶん買って読むことはなかったろう。
はいはい、歴史の真実に迫る重厚な作品しか受付ない方なんですね。
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 03:54:04 ID:kMyj8CFd
>>384 俺が唯一読んだのが政宗
もう読むまいと思ったよ
392 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 04:04:05 ID:8WDFFBPC
水野勝成を主役にした小説ってないですかね?
393 :
名無し募集中。。。:2006/11/21(火) 04:27:58 ID:5kkA2Yh8
日本はいくら謝罪し続けても賠償し続けても償いきれないほどの悪行を犯してしまったからね
これは我々日本人が未来永劫背負わねばならない原罪だね
勝成主役は、仲路氏の覇戦……は、勧めて良いのやらなあ
血槍三代・青春編もそうらしいけど、読んだことはないです
395 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 05:06:23 ID:8WDFFBPC
血槍三代・青春編ということは
他の二つの編は父親とかが主役ですか?
作者は早乙女貢
青春編・愛欲編・風雲編の三部構成で、全部勝成が主人公らしいです
397 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 05:41:08 ID:8WDFFBPC
面白いですかね?
買おうかな(^_^)
情報ありがとうございます
エロ小説でならあるよなぁ確か。
そうそうw 史実に忠実という意味では止めておいた方がいいけど、面白いとは思う。
史実とかエロ小説だとかはおいといても、この作者の戦国武将人物評価はけっこうおもしろい。
特に大谷刑部とか福原長堯とかの評価はなかなか斬新です。
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 12:49:40 ID:5pO5WV5J
糞川糞康がぼろ糞にかかれている小説はありませんか?
上杉謙信が大活躍してる小説はありませんか?
>糞川糞康がぼろ糞にかかれている小説はありませんか?
司馬小説
司馬遼太郎は好き嫌いが激しいな
乃木希典とかボロクソらしいじゃん
でも、国盗り物語と新史太閤記は堪能させてもらってゐる
国盗りはおもしろうございます
国盗りの光秀と関ヶ原の三成、全然カッコイイと思わなかった。
光秀は信長にライバル意識強すぎて引いたし、三成はカラ回りしすぎで口だけって感じだ。
「ライバル」として描かれてる信長や家康のほうがカッコよく見える。
みんな光秀と三成ってカッコイイと思って読んでた?
マムシがかっこいいと思う
とくに義龍との戦いで死ぬあたり
マムシはかっこよかった。
だから前半はワクワクしながら読んだよ。でも後半が…
光秀視点で見て読むから微妙なんだよな。
光秀が自分の視点で持っている信長への感想と、
自分が光秀の視点通して見た信長への感想が全然違う。
何というか、俺、光秀と趣味が全然合いそうに無いw
ただ俺は、信長ファンで道三なんてどうでもいいと思って3巻から読み始めて
道三の事が触れられる度に、だんだんイカす奴だと思った
まぁ信長編読んだら、道三編の1巻から読んでみっかな
410 :
402:2006/11/23(木) 18:30:27 ID:5pO5WV5J
>>403司馬の小説は箱根の坂を読んでみたのですが、
終盤で「早雲が氏親の後見として合戦に出て唯一負けたのが松平」
なんてわざわざ書いてあったから徳川贔屓なのかと思いました。
ところで北条家5代を中心扱った小説はありますか?
今真田太平記を読んでいて終わったら読んでみたいのですが。
>>410 うるせー野郎だな、ちょっとは自分で探せカス
412 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 18:41:08 ID:5pO5WV5J
わーわーわ
>>412 大体アンチ家康スレでも無いここで、糞川糞康とか言う時点で胸糞悪い
それが人に物を聞く聞き方かよくどうか考えろ!
414 :
413:2006/11/23(木) 19:20:36 ID:4m1H2Tjy
それが人に物を聞く聞き方かよくどうか考えろ! ×
それが人に物を聞く聞き方かどうかよく考えろ! 訂正
まぁあれだ
アマゾンで検索してみりゃいんじゃね??
糞川糞康には、思わず吹き出したが
>>416 笑い事ではない
徳川ファンの人もいるんだ
自分の好む武将が陥れられたらスルーは出来てもいい気分とが言いがたい
と、言ってみる俺徳川厨
>>417 それはすまん
その気持ちは痛いくらいわかる
ただ教えて厨の下品さに呆れ笑っただけだ。
糞川なんて厨房が思いつきそうなネタじゃん
いや、小学校低学年レベルだ
そうだよな。いくら嫌いでも
>>346くらい隠すもんだ。
>>346が嫌いで言ってるのかは分からないが
>>418 いや君にアンカーをふってはいるんだが教えて厨を調子に乗せない様に牽制したんだ
そう謝罪されるとかえって申し訳ない。
私も君にではなく彼に言うべきだった、こちらこそすまん。
421 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 20:52:21 ID:5pO5WV5J
ごめんなさい。
でも別に徳川が嫌いなわけではないです。
地元に東照宮ありますし。
三方原の戦いでの奮戦に対して敬意を払ったつもりです。
>>421 まぁ、自分で調べてきなよ。
お前の敬意の払い方はおかしいから普通の人には同意は得られないよ。
>>410 確か、昔の北条愛好家の方が書いた五代ものならある。
(著者名失念)古本屋で頑張って探せないなら
小田原城跡内の図書館にいけばあったはずだが、
最近のことはわからない。
後北条の○代ものは、自分の知る範囲では見当たらない。
とくに、著名な小説家は書いていないと思う。
北条家の面々は小説界では影が薄いからね。
学研の歴史群像シリーズ(赤い本ね)の14、
「真説・北条五代」でも読んでおけば?
三代以上続く戦国○代小説って、割に少ない
有名大名では、徳川と前田ぐらいしかパッと思い付かないな
北条と別の理由で、上杉や伊達も無い気がする
特定の代に脚光が当たりすぎで
>>424 三代続く前に戦国が終わる場合が多いからなぁ。
前田三部作にしても、「前田太平記」「前田利常」は戦国が終わってからの話しだし。
426 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 02:29:49 ID:ghpebQe7
毛利ならちょうど三代じゃん
427 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 03:12:20 ID:xG9Vb5x6
逃げろ家康。だっけ?
島津奔ると同じ作者の小説
この家康像は、糞川糞康風な物に仕上がってるんじゃない?
読んだこと無いけど・・
でも、俺の中でも、完全な家康なんか有り得ない
家康は糞漏らしながら天下を取ったってイメージがある
そんな人間臭く、マジで臭い家康の方が好感持てる
まあ、そんなこといったら徳川三代ものも戦国小説ではない、
となっちゃうから、大目に見て良いじゃない
松平清康から家康の代まで細に書いた小説は無いと思うし
429 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 03:47:01 ID:xG9Vb5x6
俺が見たい小説の武将像
家康・・糞まみれ。自信家で臆病な男が、失敗と我慢を繰り返し武将として、人間として成長して神に近づいて行く
秀吉・・陽気というか軽躁。そして、常に邪悪な心も併せ持つ無能者が、周囲の人に限りなく差別、嫌悪されながら
ただ、諦めない。前進のみの姿勢を貫き、出世する物語。原動力は自分に対する人々の嫌悪。ただ、その復讐の為だけに
頑張る、かなりネガティブな男の物語
信長・・破壊と創造。殺戮と狂気。猜疑と不安。最も臆病で完全主義の男が、最も合理的な頭脳も天から与えられた
そのギャップの世界を書いた物語。
そういう、ハジけた特定人格を演出するのは、
小説よりもBASARA系ノリのゲームの方が合ってると思う
嫌味ではなくてね
演出したいものののタイプに合ったメディアがあるから
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 03:54:04 ID:xG9Vb5x6
そうかなぁ。
俺のイメージする像がそれぞれの本質じゃね?
秀吉なんか、特にそうだぜ
まあ、その辺りは別スレでお願い
「俺の考えた○○はこういうの」という人格を論議するスレではないからね
小説じゃないんだけどさ、
横山光輝と山岡さんの「徳川家康」、「豊臣秀吉」、「武田信玄」等の全巻セット購入できるネットショップ知らない?
「織田信長」の全巻セットしか見つからない…
よりによってkonazamaを推すとはw
今まで読んだ中ではやっぱり真田太平記かな。
自分も昔TV版の再放送が最高に面白かったんで、後追いで小説に
入ったクチなんだけど、忍者達のシーンもTVで堪能してるせいか
違和感無く読めた。
史実に拘る人や徳川好きの人にはあまりお勧めでは無いけどね。
良く知られてる古い小説だから世間一般の幸村人気に多少影響
を与えてるかもしれないね。
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 23:19:32 ID:xG9Vb5x6
島津義弘を主役にした小説って
島津奔る以外にありますか?
>>439 このサイトの書評ってちょっと信用できんな。
完璧好きな武将寄りかどうかで優劣つけてて香ばしい・・・
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 23:40:37 ID:xG9Vb5x6
サンクスです
学研の方が、九州の戦史も扱っていて
いいかな?
>>439、PHPの方の人の三国志小説を二、三読んだことあるが
厨設定が突っ走ってて香ばしかった覚えが・・・・・・
>>439の本は、読んでないのでどんなもんか知らないけど。
443 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 23:50:34 ID:xG9Vb5x6
しかし、一つ作品を読めば
大体の作風は分りますものね
PHPは、無しにした方が良さそうですね
いやPHP自体は神小説とヤバいのとがあるからそう全体的に括ったもんじゃない
作家違う人が書いてるし。
445 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 01:25:47 ID:Tv5c+ECt
PHPの義弘はってことだろ
おk把握
学研の義弘はヤヴァイ。
学研、PHPは巻末の参考資料に目を通してから買った方がいい。
・・・まあ、参考資料に全く目を通していないような方も居るのですが。ねえ、小川さん。
史実と物語性の兼ね合いから見て近衛、工藤あたりが無難かな。
449 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 14:34:47 ID:i8RrccbI
>>447 近衛、工藤って作家ですか?
詳しく、本の名前とか出版社教えてもらえませんか?
PHPや徳間、学研等から出てるものは文芸的には×だよね。
各賞無受賞の書き流し作家や、大河便乗ものとか・・・
出版されたときに買わないと、重版ということがまず無いw
452 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 00:24:25 ID:2nWRojFc
>>429 昔の大御所、南條、大佛、風太郎、はその辺しっかり
描いてると思うよ。
453 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 00:25:54 ID:QyGDAjL4
東京千代田区【歴史時代書房(時代屋)】本屋スタッフが選んだ好きな戦国武将トップ10
@真田幸村
A伊達政宗
B明智光秀
C織田信長
D竹中重治(半兵衛)
E立花道雪・高橋紹運・立花宗茂
F石田三成
G小西行長
H宇喜多秀家
I長曽我部 信親・盛親
すげー偏った趣味だなw
そのスタッフミーハーすぎ
前だけ遺児が挙がらないだけ良しとしよう
EとIが釈然としない
長曽我部は司馬の作品読んで俺好きだぜ
459 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 10:07:06 ID:90Nu9gDi
俺は伊勢宗瑞・北条氏綱・氏康、宇喜田直家、真田昌幸が好きだな。
>>457 Eほどスカっとした裏表無く筋が通った武将は総ざらにはいないと思うが。
しかも全員が名将と来てる。
好きな武将にランクインされる資格は十二分に有ると思うよ。
いや、
>>457が気になっているのは
まとめて一本
を採用されている点だと思う
どなたか横山光輝と山岡さんの「徳川家康」、「豊臣秀吉」、「武田信玄」等の「全巻セット」購入できるネットショップご存知ありませんか?
463 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 19:53:15 ID:EalnI6HN
>>449 横レスだが近衛龍春と工藤章興だと思われ。
どちらも元はif小説家でそっち方面の評判は良い。
近衛はPHPから「織田信忠」「森長可」「佐竹義重」「佐竹義宣」
学研で「嶋左近」光文社から「上杉三郎景虎」あと「北条幻想記」
とか出してたはず。
工藤は学研から「武田信玄」を出してたかな。
PHPや学研の場合は出来事や個人名を細かく知りたい時にはいいかと。
古い世代の作家が書いてるのは普通に小説になってるのもあるが。
あと桐野作人「島津義久」もいいよ。PHPね。
工藤は歴史群像の武田本に信玄の領国経営についても書いてる。
小説家の割りにはまともな考察だと思うずら。
考察と小説本文の尺は、歴史題材では永遠の命題というか
考察や史料の提示があまりにないと、史料にあること書いてても信じてもらえないし、
文章量が嵩みすぎると史料マニア以外にはウザいだけだしなー
小説的にではなく、レビュー的に考察・解説をまとめる技術もいるんだよね
歴史小説には
工藤章興たんは反関ヶ原とか覇風林火山のご都合主義も良い意味で楽しめる。
小説はあくまでも歴史を題材にした加工品なんだけど、
たくさんの史料や文献、研究書を読み込んで知識を得
実地に出かけて地形を調べたり
地元での研究成果を構成に加えてみたり
(それが実際の文章に反映するのはわずかだったりするんだけど)
労力と時間をかけて執筆する人が大勢いるよね。
そういう人ほど、自分の書いてるものは「創作物」と、
ちゃんと心得ているような気がする。
(そうでない人もいるかもしれないけどw)
きちんと調べれば調べるほど、史実と物語世界の折り合いの匙加減に
悩むだろうから、創作を意識してしまうのでは無いかと。
468 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 01:56:23 ID:97cG/pL8
妖説太閣記読んだ。
秀吉に死んでもらいたくなった。
469 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 01:59:33 ID:eyvlgTxD
その本、興味あるんですけど
面白いですか?
470 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 02:06:03 ID:97cG/pL8
このスレはアンチなこと書かないほうがいいから軽く。
貧乏人は権力をにぎってはいけないと思いました。
471 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 02:14:33 ID:eyvlgTxD
よさそうですね
そういう陰な部分に着目した小説良いと思います
そもそも、一介の農民が天下取るんだから、
キレイ事だけなんか有り得ないし
ある意味、真実はらんでますね
因みに、出版社とか、作者とか、面倒でなければ教えて頂けませんか?
生まれながらの将軍・貴族が天下取るんだって、綺麗事なんかあり得ませんわ
まあ、最近(昭和後期〜?)の歴史題材創作として、偉人の俗人性を「リアルに」強調したり、
逆に、大局的にはさほどの功績のない人物に英雄性を与えたり、という傾向が強烈なのは確かだね
「偉い歴史」から幻想を得られなくなった時代なんだろうなー
473 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 14:51:30 ID:43Swu9Yc
偉い歴史なんて言っても、そもそも弱い人間が創り上げた幻想だからね
最初から偉業を達成することが運命付けられてたかのように功績ある人物を讃える
そんな書き進め方がキレイ事だし、不自然なのです
すべて、秀吉の持って生まれた運。人徳。ポジティブ性。そんな結論で帰結して
その何十倍もあったであろうネガティブ性には、ほとんど目を向けない
実際は、そのネガティブな功績により天下を取ったというのに・・
結局、偉い歴史とは不完全なんでしょうね。物語としても史実としても
だから皆、完全な作品を求め、陰の作品を求めるのでしょう
474 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 17:21:36 ID:xP1Fhq5T
小説じゃないけど
ブックオフで100円で買った菊池寛の日本武将譚は何度も読み直したほど面白かった
剣豪将軍義輝 たけー
まーでもネガティブな立志モノよりも
ボジティブな立志モノ読みたいぞ俺は
主人公の敵方ならいくらでもネガティブ丸出しで書けばいい
主人公ならある程度はボジティブに書いて欲しい
でないと読んでも全然面白くない
PHP小説のなにが酷いかって、参考文献が二次的な資料や他人の歴史小説
だったりするとこ
いくら無名作家ばかりといっても読者を舐めすぎだろ
昔に書かれた小説は、そう認識して読む。
痛快だったり荒唐無稽を楽しむもの。
出典や史実性の論理に小説(創作)がこだわるのは、かなり最近になっての風潮だからね
つぅか、小説や漫画ですらそういうことにこだわらなきゃ文句が来るというのは、
世界の一般から見れば、不可解なほど偏屈な生真面目さなんだろうな…
自分は真田太平記が好きで、NHKでのドラマも好きだったんだけど
それを見ていない若い人が「大河化希望!」って良く書き込んでるよね。
でも、最近の抒情や物語性が高いものを否定する空気や
創作を捏造と騒ぎ立てるのが増加してる風潮(2ちゃんだけかもしれんが)
が顕著になってきたなかで、
忍者やお江さん大活躍の真田太平記なんてやったら・・・
>>480 いや、小説(原作)に則ってるんだったら、捏造だなどの批判はある程度抑えられると思う。
負けた石田三成に上着かぶせるのを一豊がやるなんてルール違反。
上着かぶせる黒田長政、あれは実際にあった事なのか?
それとも司馬の創作なのか?
創作なら、あの見てるだけでムカついてくるひどい淀も捏造に入れていいって事になるが
>>480 最近の大河は無理矢理にでも女を活躍させようとするから
お江みたいな準主役級のキャラがいたら、小説以上にぶっ飛びそう
だな。信繁がいつも守られっぱなしの情けない奴になったりとか
>>482 事実かは知らんが、江戸期の『校合雑記』に載ってる逸話。
出典は忘れたが、それは柳生宗矩の入れ知恵だった、なんて話もある。
細川家記では逆に罵倒される役になってる<黒田長政
ちなみに細川と黒田はものすごく仲悪いので、そういう事だ。
>>481 ルール違反、てことは原作ではちゃんと長政の役って事?
司馬の別の小説ではそうなってる、とかいうオチはなしな。
まあ、そもそも小説は「原作」だし…
原作と脚本の間にどんな谷間があるかは、ズッコケ文化祭事件でw
>>482 小説じゃないけど、昔ジャンプでやってた影武者徳川家康でも長政が上着を
かけてような?
・・・あれ?あの作品って原案誰だっけ?
峰隆一郎(お約束の間違いを言ってみた)・・・
じゃなく、隆慶一郎だよ。
漫画の原案として書いたわけじゃないからね。
489 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/03(日) 03:03:51 ID:oqo2GTFm
宇喜多直家の小説や備前軍記の注釈書を読みたいんですけど、
Amazonでみたら絶版ばっかりでした。
どこかに売ってないですか?
直家タソの活躍がみたいのに・・。
悪い奴らは読んだ? 津本の秀家も半分くらい直家タンだよ。
便乗質問。備前軍記って信憑性あるの?
小西行長関係の本を最近買ってるんだが、どうもウソくさい話ばっか載ってて気になって仕方がない。
悪いやつらおもしろかったね。
あれほどんど架空の人物だよね?
>>490 小西行長は、とにかく本が少ないよなぁ。
(資料が少ないから仕方ないけど)
『小西行長伝』とか買おうか迷う(小説じゃないけど)
>>490 備前軍記は江戸時代の創作らしいよ
直家タソ関連なら黒い風雲児と海将を押しておく
悪いやつらも面白いんだけどオリキャラが多すぎ
宇喜多直家にしろ、松永久秀や斎藤道三にしろ、確実な史料だけだとネタが足りないから、
オリキャラを頻繁に出す必要が起こる、ってな感じがある
逆に言えば、偉人としてよりも悪党として有名な人物って、不詳の部分が大きいからそう言われるんだろうな
謎多いからこそ、昔の人々にとってもアンチヒーローにしやすいと
やってることが露骨だから信長のようなダークヒーロー路線も難しいなw
直家タソってそんなに悪い人?
一族の敵をだったり惚れた女の敵だったり
ムカつく舅だったり憎めない。
あとは、死を前にして家臣に殉死の意があるか聞いたら
秀家の世話がある。とか、はい、と言っといて
誰も死ななかった逸話とかがカワイイけど。
とりあえず婿になりたくない人1ではあるな
「よく考えれば実はそんなに悪いってわけでもない」が、
あえて「悪い人」と言い、擁護もせず、悪いよなwと言い合う事によって
その「悪さ」を魅力として前面に押し出す手法。
信長とか道三とか松永とか、こういう持ち上げ方が好きなファンが多いと語りが面白い。
要は広義のピカレスクだな。
魅力ある「悪」を描きたい・・・って作家は多いよね。
502 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/14(木) 20:13:18 ID:+Llh/CI3
尻くわ孫市を読み始めました
なかなか面白いです。
でも、一緒に妖説太閤記も買ってしまい
両書の秀吉の人物像が、かなりズレルと思います
失敗したかな
それでいいのよ。
今、山岡の家康26巻目。6月ぐらいから読んでた。
やっぱり家康のイメージはこれだと自分では思ってんだよなぁ。
天下泰平のために戦っていく生き仏みたいな感じ。
山岡読む前に司馬のを読んだけど、
墓石蹴り倒しに行きそうになった
偏りってのがアレだからね。
どういう偏りを持った小説でも、漫画でもドラマでも、
それぞれが別の世界観を持った創作と捉えて楽しめれば良いんだけどね
難しいんだよな
自分も、漫画版の影武者徳川家康の秀忠は愛嬌も持つ悪役として見れるのに、
隆慶一郎の小説で秀忠が小物悪役扱いされてると、その偏りに腹が立つという矛盾めいたものが
漫画だと、視覚的にも、配役上の演出なんだと飲み込みやすいものがあるんだろうけど
そうなんだよなあ。
読む能力か。
508 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/14(木) 23:57:55 ID:+Llh/CI3
水野勝成を主人公にした
血槍三代を探していますが古すぎて、どこも置いてません
取り寄せてもいいんだけど、ここは古本屋で探してみるのもいいかな?と思っています
で、質問なんですけど古本って、新品と比べてやっぱり格安ですか?
ご存知の方教えてください
509 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/15(金) 00:02:46 ID:drG0Pp27
やっぱ青少年の心を鷲掴みの天と地とでしょ。
乃美に萌えました(´Д`)
後にも先にも、織田信長に萌えた小説は戸部新十郎の服部半蔵しかないw
今真田4巻。先なげ〜。
併用して何か良いよねorz
自分が萌えた信長は大仏次郎の「炎の柱」だな。
信忠と徳姫の周辺に筋が寄りすぎたのか、
終盤にページをさけなくて半端に終わった感があるけど。
合理主義でスポーツマンタイプのカラッとした信長
都の貴族の人妻に恋慕して苦悩するw信忠
父の姿を冷静に見つめる淡々とした徳姫
面白かったよ。
514 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/18(月) 21:04:45 ID:9rxdXKHq
舘ひろしの信長程度でハァハァしてるようでは、歴史小説界の奥の深さは知る由もないということだなw
下の歯を剥き出しにする演技は悪くなかったと思うよ。
弥助が出た時代劇ってあったっけ?
誰が信長をやってたか忘れたけど、サンコンが弥助役で本能寺の変の時に
出て来たのを見た記憶はあるんだが・・。
518 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/21(木) 19:13:45 ID:lmafQW87
上杉家あるいはその家来が中心のオススメ教えてください。上杉家のことざっと知りたいです。
>>518 謙信なら、
史料的な小説(史料検証は拙い)で「武神の階」(津本陽)
名作だが、史実を大きく逸脱してる「天と地と」(海音寺潮五郎)
女性説で「上杉謙信は女だった」(八切止夫)
景勝と兼続なら、
「北の王国 小説直江兼続」(童門冬二)
「天と地と」は当時としては上杉謙信の定説をかき集めて作ったもんだよな。
今見るとつっこみどころは多々見られるが面白さは格別だし、
真実よりも生々しく描いていて、長尾家家督相続への流れが一番頭に入りやすい。
あと松永義弘の「上杉謙信」と吉川英治の「上杉謙信」も一応すすめておこう。
松永のは割りと新しい情報に拠ってるが、面白味には少し欠ける。
521 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/21(木) 21:17:52 ID:Qb+mtN/b
>>516 大河の秀吉にも出てたがサンコンじゃなかった
今川義元の小説ってあってっけ?
見たことないような
523 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2006/12/21(木) 23:57:24 ID:lmafQW87
とりあえず天と地読んでみます。謝々
>>522 自分は傑作だと思っている小説のひとつだけど、
皆川博子「戦国幻野」。評価している人はわりと多いよ。
ただ、著者お特異の伝奇的世界も混ざっているので
その独特な世界を受け付けない人にはしんどいかもね。
んで、自分も質問します。
細川幽斎を描いた作品って何かないでしょうか?
ご存じの方ご教示ください。
折れも質問しよ。
明石全登を扱った小説教えテクレクレ
>>523 謙信の母親は早世していない。
宇佐美定行なる人物、その娘は作者の捏造。
松江や藤紫なる女性も捏造。
史実の柿崎景家は吏官としても有能で、武勇と色好みだけではなかった。
為景が虎千代を嫌ったというのは史料には見えない。
なぜか、永禄4年で物語が終わってしまう。
とりあえず、これらの点を留意して嫁。
松江は作り話だが、海音寺氏のオリジナルではなく、
武士道百話に出て来る人物。
もっとも為景と一緒に討ち死にするんだが。
ふと思うけど、ここまで創作だ捏造だとフィクションに注文の多いジャンルもおかしな感じだ
これも2ちゃん独自の空気なのかな
>>528 知識が足りないので創作と史実の区別がつかない層が主。
小説で史実とかどうでもいいと思うけどねぇ
まぁ気にする人は気にしてもいいんじゃないか?
その事を気にしない人間の居るような所で愚痴ったり文句言わない限りは。
ちゃんと史実を研究した人がフィクションを書くからこそ小説は面白いというか。
>>533 レスありがとうございます、524です。
佐藤雅美の文章は好きなほうだし、
文人としての幽斎に焦点があたってる作のようなので
興味あります。早速探して読んで見ますね。
>>534 役になってなにより
そういや読み始めにこぼしたお茶をぶっかけて買いなおす羽目になった
思い出深い作品だった
>>525 あるかしらんが、そのレベルになるとフルネームの本しかない希ガス。
俺も後藤又兵衛読みたかったからとりあえず学研M文庫の買った。
何が言いたいかっつーと、ググった方が早い気がする。
まぁ、あるかわからんがな。
蜂須賀正勝が主役級で登場する小説でお薦めのものはありますか?
戸部新十郎の蜂須賀小六(文庫版全三巻)をあげてくれと言わんばかりのw
同氏は服部半蔵でも、正勝をかなり贔屓して書いてる
忍者=陰の者つながりもあって、使い易かったんだろうけど
北条や今川や毛利や長曾我部あたりの
オススメ歴史小説ってありますか?
とりあえず、北条・長宗我部は司馬を読んでみるべきかと、箱根の坂・夏草の賦
司馬があまり好きじゃない人でも、この二つは割とお勧め。
司馬で嫌われる事の多い、秀吉と家康の描写の対比に関してあまり関係ないのもミソ。
>>540 今川は、皆川博子の「戦国幻野」
長曾我部は、同じく司馬遼太郎の「戦雲の夢」
今川義元の母親(寿桂尼)が主人公の「戦国の姫」も結構
誰もが今川の辿る道を知ってるだけに、オチのありがち感は否めないけど
544 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/02(火) 21:45:31 ID:LP4PXI3J
戦国物のエロ小説ってあったっけ?
江戸時代とかは見かけるけど
竹内けんの戦国艶武伝シリーズが4冊
といって、自分も名前しか知らないけど
546 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/03(水) 00:47:44 ID:4hblV97V
で、ぶっちゃけ
お前らのマイベスト本は何なの?
547 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/03(水) 03:39:07 ID:YLfI7Qq4
箱根の坂。戦国武将でもっとも好きな人が主役だから。
>>540 >524も読むと良いよ
>>543 ごめん、それって「姫の戦国」だよね。
>>544 エロというなら、ご存じ峰隆一郎の「信玄女地獄」とかw
文庫なので絶版?かもしれないけど、今年の大河の便乗で
また発刊される可能性もあるかなぁ?
女性登場人物の名を、すべて新田次郎「武田信玄」での作中命名から
パクっているといういやはや何ともwwwな峰エロワールドです。
上に同じ
551 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/04(木) 21:38:52 ID:4z9zasUV
尻くらえ孫市を読み終わりました
毎度のことながら司馬の小説は最後が萎えますね
あの最後が好きなんだが
>>540 今川氏真主人公で、赤木駿介「天下を汝に」。
ただし、没落後の後半生の話。
人気あるな『天下を汝に』
絶版になったんだよね?面白いのなら探してみようかな。
555 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/09(火) 15:57:47 ID:4f9Sedy2
南原幹夫ってエロいの書くね。
>>555 大谷吉継でやたら濃厚なエロ描写があってびっくりした
リア厨が読んだらマスかきそうな内容だもんなw
557 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/09(火) 19:51:08 ID:7WwZ+rhF
>556なんてゆうタイトル?
つまり吉継と三成の絡みが読めるのか?
この本はエロいところがあるけど、
刑部という人間の凄さを余すところなく描いているのがいい。
大谷吉継をよく知らずエロに誘われて読んだ人も
刑部に対して好意的なイメージを抱けると思うよ。
>>561それはないw
この板の男色大名信玄スレに行きなされ。
「天下を汝に」、地元図書館の閉架に入ってたのを借りてきた
こういう時に本当図書館はありがたい
信長と長政がアッーな小説があるらしいと友人に聞いたのだが
タイトルが分からんので未だ読めずじまい
しかし見つけたところで勇気を出して読めるかどうか分からない
568 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/11(木) 11:51:15 ID:C7TR1qxU
謙信と信玄が結婚する小説を教えてください。
>>567 鈴木輝一郎著で浅井長政が主人公の「虎の皮(?)」とか言う小説で見たけれど、
当時としては当たり前、みたいな扱いで、具体的描写はなかった。
友人が言ってるのはガイ小説かもな。
このスレは仮想戦国小説(関が原で西軍が勝つなど)も語って良いの?
毛利元就の生涯を書いた面白い小説って無い?
教えて!エロイ人
574 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/21(日) 10:10:35 ID:7FzYBM4D
センターの小説であぼーんしてしまった僕を
慰めてくれるような北条氏康の本を紹介してください。
575 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/21(日) 13:45:59 ID:EaxJkPFd
576 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/21(日) 23:45:51 ID:19kCRayT
今年のはじめから中日新聞で連載開始されている
宮城谷昌光の「新三河物語」を読み始めています。
大久保彦左衛門のお話らしい。
まだぐいぐい引き込まれるような展開になってないので当りかわからない作品だが、
新作を毎日習慣的に読めるのはうれしい。
578 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/23(火) 21:13:20 ID:UBPPSlwX
宇喜多直家を主人公にした「悪いやつら」という本を
このスレで知ったのですが
文庫化はしてないのでしょうか?
文庫にはなってないね。
個人的には正直ハードカバーで買うほどは面白くなかった。
直家といえばこないだまた海音寺の悪人列伝3が出たな。
あまり馴染めないって人も多いが、宇喜多直家・秀家親子が主役の
津本陽の「宇喜多秀家」
俺はまあまあ面白かったかな
けっこうぶ厚いけど
581 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/24(水) 00:17:31 ID:RIbg6omv
津本陽の「宇喜多秀家」は直家の割合はどれくらいですか?
すぐ死んでしまいますか?
300ページ生きる。半分よりちょい手前くらいまで。
確かに面白かったけど、中盤あたりから眠気が・・
↑ページ数は文庫版の方ね
584 :
名無し議論スレにて投票方法審議中:2007/01/24(水) 00:36:35 ID:RIbg6omv
確かに想像できますね
秀家だけになったら、全篇八丈島で山場がなさそうな
「佐竹義宣」もなかなかいいぞ〜
>>581 祖父が討たれて逃げるところから始まるんで、直家に割かれた紙数も多いよ。
最後は流刑後の秀家の生活も綴られてるんで、娯楽性の高い小説でなければ
ダメってわけじゃないのなら読んでみるといい。
このスレを知ってからアマゾン利用しまくり
有名作家、時代小説界でなら著名作家、
今いちマイナー、徳間やPHO文庫書き下ろし専門と、
時代小説家はピンからキリまでいるけど
文章力や構成力はやはり大手出版からハードカバーを
出せるくらいの有名作家のほうが断然読み甲斐があると思う。
戦国ものだと特に。
著名でもつまらんのは勿論いるけど。
捕り物帳や江戸市井ものだと、そうでもないんんだけどな。
それはどっちかっていうと歴史小説(基本が史実の小説)と
時代小説(設定がその時代である小説)の違いなんじゃないか?
ハードカバーでもとんでもない地雷はあるけどな。
最近なら『秀吉の枷』とか。
立ち読みながら「んなワケあるかー!」と心の中で突っ込みまくってた。
え、買っちゃった。
まだ読んでないけど、地雷だったのか・・・。
>>590 あの作者さんは設定で読ませようという人だし、
定年後に華々しくデビューした・・という報道つきの人だし、
小説家としての成熟を望むのは筋違いかもね。
棺だって、小泉発言があったからこそあれだけ売れたのであって。
信玄の娘の菊姫が(「上杉に嫁いだ〜」の一行で終わりとかでなく)出てくる小説ってありますか?
火坂雅史の天地人に出てきたよ。
1行ほどの記述が4回ほどあっただけだけど。
595 :
人間七七四年:2007/02/15(木) 13:37:13 ID:sOhH8OPu
>>593 直江とその妻を描いた、鈴木由紀子(幕末の会津人・山本覚馬を描いた作で
評価されている作家)の「花に背いて」に、菊姫は出てくる。
あと、恵林寺の宝物館で入手した漫画だけど
「旅路はるかに 菊姫・甲州夫人としての生涯」
自分も菊姫主役の小説を探しているけど、残念ながら見かけない。
何か知ってたら教えてね。
596 :
人間七七四年:2007/02/15(木) 13:42:45 ID:fHiJVo90
あまり出番ないけど、北の王国の菊姫は可愛かった。
景勝と自分のことをああ・うんの夫婦だと言うの。(景勝がそれぐらいしかしゃべらないから)
597 :
人間七七四年:2007/02/17(土) 21:21:13 ID:Gp/zdqSw
保守
598 :
人間七七四年:2007/02/18(日) 01:19:37 ID:Vt/H1BEg
PHPだけど、佐竹申伍の『蒲生氏郷』は残念だったな。
主役が信長かとおもうくらいの書き方。
599 :
人間七七四年:2007/02/18(日) 01:30:22 ID:g6UpkWav
それはやはりPHP文庫だから・・・
600 :
人間七七四年:2007/02/18(日) 10:57:14 ID:Gbj0cyFP
600ならPHPでルイス・フロイス刊行
601 :
人間七七四年:2007/02/18(日) 14:54:18 ID:cujt/Ftv
PHP文庫は隙間産業だな
それゆえにクオリティに期待できないのが難だが
602 :
人間七七四年:2007/02/18(日) 22:32:03 ID:rR+y3LWa
PHP文庫だが、池波正太郎の「信長と秀吉と家康」は
小・中学生向けらしく、平易な文章でよみやすいので歴史物小説初心者にはよいと思う。
でも、ある程度知識がある人には全然物足りなくて、さらっと読めすぎちゃうかな?って感じ。
603 :
人間七七四年:2007/02/18(日) 23:18:38 ID:g6UpkWav
PHPでも世間で評価を得ている作家陣は構わないんだよ。
問題なのは、主題や物語性を感じさせず、感情表現も稚拙で
構成も練れていないような書下ろし作品の数々・・・
604 :
人間七七四年:2007/02/19(月) 00:00:05 ID:LRabxLsg
何かそれはもう、PHPとか関係無しにヘボな作家というしかないような
605 :
人間七七四年:2007/02/20(火) 02:37:04 ID:O9hIrJUd
PHPは細川幽斎が酷かったな。
箇条書きみたいな文章に歌添えるだけの酷い構成。
島津義久とか荒木村重は面白かったんだけど。
606 :
人間七七四年:2007/02/20(火) 22:23:28 ID:KCwcBMlT
質問だけど宮 隆之さんの真田 幸隆ってどうなの?読まれた人がいたら教えてください。あと真田 幸隆関係で良いのがあったら教えてください。
607 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 03:03:44 ID:HDZvl49Q
宮隆之?誰それ?
入手できる版なのなら、読んでみればいいじゃん。
あと、戦国小説を主人公別にまとめたサイトは幾つかあるよ。
自分はPHPだろうが徳間だろうが、ほとんど自費出版だろうが
好きな人物が描かれたものは一応入手・・・だけはしている。
PHPや徳間だとまず再版なんて無いので、あるうちに買っとくんだw
608 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 03:11:24 ID:mIeEXhb/
次スレがあるか分からないけど、そういうまとめサイトになる所へのリンクは、
テンプレのように作っておいた方が良いかもね
609 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 03:13:54 ID:mIeEXhb/
書き忘れ…
宮隆之ではなく、江宮隆之だと思う
610 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 12:25:20 ID:uk3NbaZz
【反関ケ原】知ってる奴いるか?
611 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 13:07:43 ID:mIeEXhb/
工藤章興のなら ノ゛
ちなみに隣市図書館で
まあ、うん、ラノベのノリで読める逆転小説だよね
612 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 21:46:30 ID:yv0v8tru
あれは結構面白かった
ああいうIF系のでオススメありますか?
あと佐竹義重ものってほとんど見かけないですが、無いでしょうか?
613 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 22:12:27 ID:TWj9W0ep
614 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 22:20:45 ID:MQqLrm+R
>>612 佐竹義重ものは今書いてる。もうちょっと待て。
615 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 23:04:37 ID:soFlhoR2
波多野氏が主役の本ってありますか?
616 :
人間七七四年:2007/02/21(水) 23:45:08 ID:x+WTkWpg
>>614 作家あらわる。
あんた一般書籍板にもいたよなw
617 :
人間七七四年:2007/02/22(木) 07:51:29 ID:Rah77Sm7
>>615 とりあえず「波多野秀治 小説」でぐぐってみた
江崎俊平氏の「戦国無情」というのが見付かった
618 :
人間七七四年:2007/02/22(木) 12:10:42 ID:2hAU1lVP
(天下布舞の目)
太田牛一の視線がないと性欲が湧かない勃起不全の信長
(天下人の品格)
諸国から厳選されて集められた美女を百姓姿で犯す秀吉
(豊臣許すまじ)
旭の高速騎乗位の凄まじさに鎖骨をおかしくされる家康
619 :
人間七七四年:2007/02/22(木) 12:28:20 ID:QHyAInFX
620 :
人間七七四年:2007/02/22(木) 16:19:39 ID:sAXlY8JA
作家がいるなら、希望。
太田三楽斎のしぶとい生涯を豪快にねっとり描いたのが読みたい。
621 :
人間七七四年:2007/02/22(木) 18:03:13 ID:ptMtpsNF
>>612 PHPやけど、近衛龍春の佐竹義重・義宣の二冊は面白かったよ。
622 :
人間七七四年:2007/02/22(木) 18:13:17 ID:XlVvKL33
朝倉義景の本(表紙が黒っぽいハード)見かけたけどどうですか?
無理やり理由付けて実は名君だった とかになってるんですかね?
623 :
人間七七四年:2007/02/22(木) 23:02:32 ID:sAXlY8JA
近衛龍春といえば、面白くもない「織田信忠」を思い出す。
624 :
人間七七四年:2007/02/23(金) 05:27:02 ID:yhMulWPT
PHPはドラマ性をあまり出さないのが方針なんだろ
特に最近のものはね
625 :
人間七七四年:2007/03/01(木) 16:59:14 ID:d8oMXLxw
PHPの宇喜多直家はオリキャラをマンセーしすぎでつまんね
直家をタイトルにつけてるんだからもっと直家の凄いところを書いてほしかった
あんな黒い人間なんだしいくらでも面白く書けそうな気がするんだけどなー
626 :
人間七七四年:2007/03/01(木) 22:47:56 ID:u8Uz1UF5
>PHPやけど、近衛龍春の佐竹義重・義宣の二冊は面白かったよ。
めちゃくちゃに退屈、つか10ページも読めなかった
即座にBOOK-OFF逝き。
627 :
人間七七四年:2007/03/01(木) 23:01:23 ID:SSQMnHpp
PHPの塙団右衛門も酷かった。
加藤嘉明との確執も、嘉明に非があるように書かれてるし(癇癪持ちで短気な嘉明って('A`))
やけに行儀の良い団右衛門で話がつまらん。
主人公を正当化すればいいってもんじゃないよ。
628 :
人間七七四年:2007/03/01(木) 23:33:57 ID:q/jXAHv/
>>626 まあ小説小説してないからね
敢えてそうしてるんだろうけど
ただ10ページも読めないのはお前が馬鹿だから
629 :
人間七七四年:2007/03/02(金) 00:17:22 ID:m7FGW371
>>628 べつに議論する気はないし、人の好き好きだとは思うが…。
あれは「小説」というより、「佐竹ガイドブック」だと思う。
人物描写が一切なし。んでつまらない義重と家臣の漫才。
恐るべきことに義重のやった合戦のほぼ全てを書いてる。
近衛龍春という人の小説って全部こんな感じなの?
630 :
人間七七四年:2007/03/02(金) 00:19:56 ID:/fV+9K1B
631 :
人間七七四年:2007/03/02(金) 04:31:08 ID:hQX0qkly
>>620 面白そうだね、甲斐姫も出て来そうだしw
その辺りのカラミが読みたいなあ
632 :
人間七七四年:2007/03/02(金) 11:37:50 ID:zGB1X5eY
>>629 人間の内面や物語としての面白さを描く小説が書けないので、
評価も低いんだろうね。
または、あえてPHP作家という位置に満足しているのか?
>>631 巷説通りの甲斐姫なんて出すと、かえって三文小説になりそう。
あくまでもしぶとく生きる人間味あふれた三楽象を希望。
応仁の乱の時期のオススメの小説教えてくれ
634 :
人間七七四年:2007/03/02(金) 23:27:44 ID:FlbSO7F4
戦国時代じゃないんですが、幕末の二本松藩を描いた小説でおすすめのはありますか?
635 :
人間七七四年:2007/03/02(金) 23:44:09 ID:BdTR00cg
636 :
人間七七四年:2007/03/03(土) 12:19:37 ID:0r8NHypN
637 :
人間七七四年:2007/03/12(月) 22:12:35 ID:bTj1FFd/
ほしゅ
638 :
人間七七四年:2007/03/13(火) 13:05:23 ID:kTzCL53F
佐竹申伍「真田幸村」これ本当に面白い。
佐竹の小説の中で一番。
639 :
人間七七四年:2007/03/13(火) 20:15:56 ID:H6IFKeay
「剣豪将軍義輝」宮本昌孝・徳間文庫
これで大河ドラマ作って欲しいです。
640 :
人間七七四年:2007/03/13(火) 21:03:13 ID:WDqH1NmU
戸部先生のせいで義輝=策謀家のイメージが確立してしまった俺が通りますよw
641 :
人間七七四年:2007/03/13(火) 21:31:11 ID:BEw7G9zw
20年前くらいに読んだ
一次神川合戦に自分の兵を持とうと
百姓に上杉の旗持たせて
徳川脅かして追い返すんだっけ
戦国初心者で幸村を知ってから夢中で読んだおぼえがある
興奮したな
いまじゃ信之に共感する今日この頃
643 :
人間七七四年:2007/03/14(水) 22:34:33 ID:kyOkgDcg
近衛の佐竹褒めたもんだけど、まあ俺はガイドブック的に読めればよいと思ってる
ほうだから面白かったのかもしれん。 確かに小説としてどうだと言われれば駄目かも
わからんな。
644 :
人間七七四年:2007/03/17(土) 09:59:46 ID:c5Mzzhbz
PHPの「里見義尭」を購入しようかどうか迷っている。
こんなマイナー大名を主人公にした小説はレアものである半面、PHPだけに主人公を聖人君子、名君として盲目的にマンセーしまくっている悪寒が…
645 :
人間七七四年:2007/03/18(日) 15:04:50 ID:Anb8ui8L
>>644 PHPの長所短所をわかっているようだし、
マンセーを生暖かくスルーして読めばいいはなしでは?
このテの文庫は重版がほとんど無いから、
書店にあるうちに入手しないとw
コレクションと思って買ってもいいし。
646 :
人間七七四年:2007/03/19(月) 02:47:11 ID:Z8tZFZRD
歴史・時代小説は作者が亡くなると本当に重版かからんよね・・・orz
大河や映画の原作になるとかいうウルトラCがあれば別だが
647 :
人間七七四年:2007/03/21(水) 09:59:19 ID:Lz2Zt3w7
黒田長政の面白い小説ってあるか教えてくれ
649 :
人間七七四年:2007/03/21(水) 10:22:27 ID:Lz2Zt3w7
>>648 面白そうだな。買ってみるわ。
ありがとう。
豊臣秀長の面白い小説も探してるんだが少ないのなorz
誰か書いてくれないだろうか。
650 :
人間七七四年:2007/03/21(水) 11:39:14 ID:2JrDhlRe
秀長は藤堂高虎の小説で良く出てくるからそっちで探してみるのもいいかもよ。
主人公じゃないと嫌だと言うなら別だが。
651 :
人間七七四年:2007/03/21(水) 11:43:11 ID:Lz2Zt3w7
>>650 そうなのか。
秀長がいっぱい出てたらいいんだ。
ありがとう。探してみるわ。
652 :
人間七七四年:2007/03/21(水) 23:21:43 ID:Cb+HuzZY
上杉景勝が主役の小説ってある?
兼続主役はよく見るんだが…
653 :
人間七七四年:2007/03/21(水) 23:56:14 ID:czqDE3dP
時代小説マニアの人が、人物別作品紹介みたいなサイトを
作っていたような気がするが・・・
654 :
人間七七四年:2007/03/22(木) 02:26:21 ID:319iGBPY
Amazonでまんま検索してみたら、「われ、謙信なりせば」(風野真知雄)と「上杉景勝」(星亮一)の2つが…
小説題材としての景勝・直江は長慶・久秀と同じように、主脇をはっきり離すメリットが作りにくい一対なんだろうな
655 :
人間七七四年:2007/03/22(木) 05:07:43 ID:Hz3Esl5V
景勝=無口という設定を踏襲するなら、
心の独白主体か第三者視点からの作品になる可能性が高く、
どちらも程度のよい作品にするには、かなりの能力が必要とされそう。
656 :
人間七七四年:2007/03/22(木) 22:16:21 ID:t/2ESCS8
そういや城山三郎さん亡くなったんだね
657 :
人間七七四年:2007/03/24(土) 02:57:40 ID:vSextOoV
いつぞや、ある雑誌に、垂仁天皇の皇后、狭穂姫とその同母兄狭穂彦との
親々相姦、それからの叛逆をあつかった作品の載っているのを読んだが、
このへんの考察がなく、単に人倫上の罪にたいする悩みとして
描出されているのが、僕には不満であった。
歴史文学において、現代人の常識で、歴史時代を解釈して書く行き方は、
日本では芥川、菊池、吉川氏等で、おわっている。
こうした行き方では、もう何にも出て来ない。
現代人としての常識を具えながら、歴史時代を歴史時代として書く行き方が、
一つの新しい途と、僕は思う。
この点、同じ作者が、現在某紙に連載している「伴大納言絵巻」にも、
その憾みがある。この作者はよく史実を調べている。
不勉強な作家の多い近頃、異とすべきだ。また、作品としての出来ばえも、
悪くない。これまでの歴史文学を見る目で見れば、立派なものだ。
しかし、それでありながら、僕には魅力が感ぜられない。
それは、その勉強の成果の使い方が、これまでの作家のやり方から一歩も出ていないからである。
作者は、この小説の時代に、陰陽道や仏法の修法が日本に入って来て、
方違えや加持祈祷が行われるようになったことを書いて、
当時の最高文化人である橘逸勢、小野篁等をして、現代の科学常識による
疑惑を抱かしている。しかし、こうした疑惑は、現代の読者には意味がない。
作者に教えられなくても、これは、現代人の常識なのだから。
さらにまた、こうした扱い方をしているために、折角のこれらが、
単なる時世粧の景物にしか働いていない。
支那漢代にはじまった陰陽五行説は、当時における最も進んだ科学学説
(理論物理学)であった。文化人であればあるほど、信奉したはずだ。
今日の科学知識に照らして、間違いであろうとあるまいと、当時の人々には、
信奉するだけの合理性を持っていたはずだ。
この点では、仏教の修法も同じだ。当時の人は信じ切っていたはずである。
若い人の作品ばかりあげつらっては、気がひける。
超大家の作品についても、考察してみよう。
谷崎潤一郎氏の「少将滋幹の母」に、大納言藤原国親が、
その甥である左大臣時平が、自分の邸を訪問してくれるのを、大光栄として喜び、
その準備に大へんに骨を折る場面がある。
これは「今昔物語」の説話を採用しているわけだが、ここを書く時、
谷崎氏は、実に骨折っている。ぼくの記憶では、新聞小説三日分を費している。
谷崎氏の現代人としての常識では、伯父が甥の来訪をそれほど光栄とするのが、
納得出来なかったのであろう。
しかし、これは、当時の「氏長者」と「氏人」との関係を知れば、
きわめて容易に納得されることである。
谷崎氏ほどの作家が、そして、国文学に対しては、あれほどの造詣のある人が、
ここに気づかないのは、古典を、文学や、普通史学の目では読んでも、
社会史または民俗学的に読むことをしないからである。
また、この小説の中に、平仲が、菊を栽培して場面があるが、ここも、
現代の菊作りのようにしか描いていない。
菊という植物はこの時代、あるいは、少し以前に、中国から渡来して来たもので、
現代なら、ダリヤとか、ヒヤシンスとか、チューリップとか言った感じの、
きわめてモダンなものだった。
支那音で「キク」とのみ言って、訓がないのはそのためだ。
従って、平仲の菊作りは、現代のチューリップ作り、ダリヤ作り、バラ作りの気持で見るべきである。
もし、谷崎氏が、このことに気づいたら、あの人らしいエキゾチズムのあふれた
面白い場面が出来たであろうと、おしまれるのである。
658 :
人間七七四年:2007/03/24(土) 11:03:02 ID:CpB/w3V3
なるほどね
659 :
人間七七四年:2007/03/25(日) 00:23:06 ID:3LKPdVuq
>652
既出だが高橋直樹の中編。文庫で読めます。
兼続の言動にむかつくあまり物を投げたり首を絞めたりします。おすすめ。
かつて、その意味のなさげで直接的で唐突なエロ描写に嫌気がさして投げ出した
作品であったが、エロに目覚めたのを機に文庫版で再チャレンジしてみた。
エロさ(★5で満点、面白さとはあまり関係ない)
信長を撃いた男 ★★★☆
やはりこのエロ展開に必然性がないのではないか、という思いを新たにした。
中盤以降のエロ描写が少ない、簡潔なのは減点。
南原作品はこういう(エロいという点で)腰砕け展開が多いのだろうか。
ライバルが作者の設定ほど魅力的に描けておらず、(ry
個人的に、名将佐竹義宣よりは楽しめた(エロ分を抜かしても)。
661 :
人間七七四年:2007/04/03(火) 16:00:26 ID:1Hn4NUTx
662 :
人間七七四年:2007/04/03(火) 16:23:48 ID:lhb69mNl
663 :
人間七七四年:2007/04/08(日) 17:50:23 ID:99Fthhau
いま新聞連載中で面白い歴史小説って何かありますか?
中日新聞の宮城谷昌光「新三河物語」は読んでるが、
他におすすめないですか?
図書館と公民館で読み歩きたいです。
664 :
人間七七四年:2007/04/08(日) 21:28:30 ID:v4qXwV9A
最近は新聞小説自体が少ないからなぁ。
665 :
人間七七四年:2007/04/09(月) 17:12:17 ID:jMMs5OcX
宮城谷もついに日本の戦国に手を出しやがったか
666 :
人間七七四年:2007/04/09(月) 18:07:35 ID:CLanM0rD
>>429 超遅レスだが
その要望のまんまの秀吉なら
山田風太郎の「妖説太閤記」がお薦め
>秀吉・・陽気というか軽躁。そして、常に邪悪な心も併せ持つ無能者が、周囲の人に限りなく差別、嫌悪されながら
> ただ、諦めない。前進のみの姿勢を貫き、出世する物語。原動力は自分に対する人々の嫌悪。ただ、その復讐の為だけに
> 頑張る、かなりネガティブな男の物語
貴殿の書いた↑まんま紹介文として通用するよ…。
とにかく偉くなって女抱きたかったロリコンとして描写されてる。
>>665 まあ自分のふるさとの、しかも若くして死んだ悲劇の、伝説的な名将だ。
書きたくもなるだろうて。
668 :
人間七七四年:2007/04/09(月) 22:13:39 ID:b5SghfkX
669 :
人間七七四年:2007/04/14(土) 07:28:59 ID:7PQD6ghg
風は山河よりを読んだが、菅沼一族をマンセーしすぎ。
でも弱小だったころの松平家の様子がうまく描かれてるね。
そのうち世良田二郎三郎主役で書いてほしいです。
670 :
人間七七四年:2007/04/28(土) 18:36:03 ID:2xqZCiZr
和田恭太郎の「毛利元就」って読みやすいですか?(PHP文庫)
俺3Pで挫折してしまった……同志はいませんか
671 :
人間七七四年:2007/04/28(土) 21:56:56 ID:JuSPaDwT
PHPって時点で読まない触れない語らない、これ当スレ住人の大鉄則w
672 :
人間七七四年:2007/04/29(日) 17:42:30 ID:gOr2XGop
まあそうなんだけど……
PHPというより、「本としての読みやすさ」はどうよ?って感じだったから…
ごめん
673 :
人間七七四年:2007/05/01(火) 21:57:15 ID:VWt5zLC5
前の方で山岡荘八の家康は神格化されてるって書いてあったけど、
「国家安康・君臣豊楽」や大阪の内堀まで埋める辺りはどう描かれているの?
かなり非情でえげつないやり方だと思うんだけど。
自分で読めばいいのかもしれないが、さすがに26巻も読めないんで・・・
674 :
人間七七四年:2007/05/01(火) 23:39:21 ID:mEutbeZS
>>673 じゃあその辺りだけでも立ち読みしてくればいいじゃないか
675 :
人間七七四年:2007/05/04(金) 03:03:19 ID:lDkfoTGx
新刊じゃないなら、近場の図書館行ってくるといいよ
売れた本だし、まずあるでしょう
676 :
人間七七四年:2007/05/05(土) 12:15:10 ID:3K0mhKGs
>>671 それはお前だけの偏見だろ
PHPにも面白いのはあるし
マイナー武将の事蹟を知るのに便利
お前はそうやって世界を狭めてろ
677 :
人間七七四年:2007/05/05(土) 12:18:53 ID:3K0mhKGs
>>673 そういうのは大概秀忠の独断か側近の暴走ってことにされてんじゃね
678 :
人間七七四年:2007/05/05(土) 12:44:02 ID:rpSRc2mC
PHPはマイナー武将に光を当てるから、店頭で思わず買ってしまうことが多いな。
昨日も長曾壁盛親とか出てた。 別に小説として面白くなくても、史実に近い書き方
しといてくれれば俺はOKかな。
679 :
人間七七四年:2007/05/05(土) 14:14:14 ID:gKilYSFY
大阪の辺りは、家康のかなり悩みのあるシーンだったような・・・
家康は、秀頼の事を真剣に心配してるっていう設定だった。心配しているから戦をなくすために堀を埋めたとか・・・
今思えば無理があったようね・・・
680 :
人間七七四年:2007/05/06(日) 01:13:48 ID:wz7eMWhp
>>678 盛親なら司馬タンが書いてるから無理に手を出すことはないよ
681 :
人間七七四年:2007/05/06(日) 12:17:28 ID:jpJgX2zs
山岡壮八氏の家康ってやっぱかなり美化されてる?
戦国歴史物にはあんま詳しくないんでよくわからないんだ
682 :
人間七七四年:2007/05/06(日) 14:44:18 ID:wz7eMWhp
>>681 俺は「伊達政宗」を読んで余りの家康神格化に嫌気がさし
山岡氏の小説はもう二度と読むまいと誓ったよ
やったことを正当化してるんならまだしも「まるきり悪意がない」
みたいに書いてんだもん唖然としたよ
683 :
人間七七四年:2007/05/08(火) 01:32:53 ID:+hUZjgNg
池宮彰一郎氏死去
684 :
人間七七四年:2007/05/17(木) 21:04:15 ID:gquzv/ZC
兼続が出てると言うので「戦国繚乱」の上杉物だけ先に読んでみた。
とても謙信ファンには読ませられない気がした。
ちょっとショック。
でも主役の景勝のキャラは面白かった。現代にも居そう。
一歩間違うとヒッキーになりそうなコンプ餅…
兼続はそれはそれは腹黒従者でござりました。
でも戦国なら当たり前なのかねぇ。噂の大河像とは全然違うってのがいい。
685 :
人間七七四年:2007/05/27(日) 23:09:03 ID:E0HUdWZc
兼続の性格をkwsk
性格悪い兼続が読みたいってずっと思ってた
686 :
人間七七四年:2007/05/29(火) 21:12:31 ID:P4ofQLJz
女信長序章読んで止めた
つまらん
687 :
人間七七四年:2007/05/29(火) 21:25:45 ID:O40f7Xyf
みんな異戦国志は読んだよな?
俺も読んだが、内容は別にして、出て来る人物がほかの
小説とは違う。
江馬輝盛とか佐伯惟定とか
688 :
人間七七四年:2007/05/30(水) 06:23:33 ID:zRqleUxF
>685
「ご命令を聞きちがえよ」に痺れた。
まあ読んで欲しい。文春文庫だ高くない。他の短編も良い。
689 :
上州人:2007/05/30(水) 18:25:27 ID:6JZsjo3A
私が読んだ戦国シミュレーションは
天上の覇者(神尾秀)・・・信長対秀吉、光秀、家康等
覇戦(中路さとる)・・・秀吉対家康、氏政(氏直)、信雄等
覇真田戦記(神宮寺元)・・・真田(味方上杉、前田等)対家康、氏政(氏直)等
天正虎狼伝(岡田成司)・・・島津対秀吉等
新織田戦記(河丸裕次郎)・・・織田勝長(味方家康、信雄)対秀吉
注意、敵、味方は換わることあり。
690 :
人間七七四年:2007/05/31(木) 12:13:22 ID:woc/ZRJG
桐野作人を全く読んでないじゃないか
あと「上杉神将伝」や「翔竜政宗戦記」「戦国大合戦記」も薦めとく
691 :
人間七七四年:2007/05/31(木) 12:34:47 ID:cS3zOaY4
前田慶次が出る小説って一夢庵なんとかしかない?
692 :
人間七七四年:2007/05/31(木) 12:37:21 ID:hnewZQJD
>>691 それ花の慶次の原作、一夢庵風流記。隆慶一郎著。
693 :
人間七七四年:2007/05/31(木) 14:13:02 ID:EPh+b2mX
694 :
人間七七四年:2007/05/31(木) 14:53:05 ID:2QFnHEhA
桐野先生は神
695 :
人間七七四年:2007/05/31(木) 17:57:07 ID:woc/ZRJG
>>691 未読だが海音寺も書いてる
光文社文庫だったかな
696 :
人間七七四年:2007/05/31(木) 20:09:09 ID:9ohIIeRw
村上元三も書いてるな。
隆慶のイメージ持ってると痛い目見るが。
697 :
人間七七四年:2007/06/01(金) 00:19:04 ID:DMlZ/nrB
海音寺潮五郎も書いてる
698 :
人間七七四年:2007/06/01(金) 00:19:45 ID:DMlZ/nrB
699 :
人間七七四年:2007/06/01(金) 06:32:00 ID:DLTx5NO8
妖説太閤記の利益は魅力的だったな。
秀吉に鉄砲撃ったり、利家への当て付けに盛政の処刑を見にいったり。
700 :
人間七七四年:2007/06/01(金) 20:58:33 ID:8ScEX9ki
701 :
人間七七四年:2007/06/01(金) 23:02:08 ID:oCxNXfYk
山岡の家康ちょっと読んでみたが
噂に違わず気持ち悪かったわ…
家康マンセーっぷりが殆ど病気
702 :
人間七七四年:2007/06/01(金) 23:10:51 ID:gboeligA
逆に司馬の場合家康の貶めっぷりが異常。
天下三英傑の中では一番地味めなのに、
作家の毀誉褒貶が激しいのはやっぱ最終勝者だからか。
703 :
人間七七四年:2007/06/01(金) 23:17:22 ID:6AMFjLTS
池宮もけっこう貶してたよね>家康
704 :
人間七七四年:2007/06/02(土) 05:37:34 ID:Nzmmg/Nn
執筆当時の世相もあったろう、とは思うけどね
歴史を醒めた目で見られる今とは、歴史ロマンに求めるもの、作家が書きたがるものが全く違うんだろうなと
705 :
人間七七四年:2007/06/02(土) 12:37:56 ID:NNA6R6Ru
要は作者のオナニーだしなあ
自分の好きな人物をマンセーするのは当然なんだろ
でも自分的にはマンセー主人公より
欠点ありまくりの脇キャラの方が好きになるなあ
706 :
人間七七四年:2007/06/02(土) 20:57:30 ID:YYtDsIro
司馬は別に貶めてるとは思わないけどな
そのままに評価してる感じ
信長も秀吉も特にマンセーしてないし
山岡の神格視と一緒にせんで欲しい
> 信長も秀吉も特にマンセーしてないし
うそーん。信長も秀吉も過剰評価しすぎじゃん。
まあ、読者の目線もこういう評価は違いが出てくるな。
708 :
人間七七四年:2007/06/02(土) 21:54:30 ID:yv/rKO18
>>693 戸部先生の描く慶次というと、九州攻めでプレートアーマー着て伊勢物語腰に吊るして、刀も槍も使わずに拳で敵兵殴り倒して一番槍取った慶次だな…・・・
709 :
人間七七四年:2007/06/03(日) 00:51:49 ID:xKmNh2pC
「覇王の家」かなんかに、
(家康は)信玄よりも勇気があり、謙信よりも思慮深い。みたいな文章がちらっと載ってたな。
結構長い小説なのに家康褒めた部分はここだけだったがw
あ、でもまぁ、「覇王の家」は、家康は凄い、といった修辞をなるべく使わず、
かつ読後、家康ってすげぇ!と読者に思わせようというちょっと実験的な魂胆を感じるからなんとも言えんが。
710 :
人間七七四年:2007/06/03(日) 01:04:15 ID:IqKVsITB
711 :
人間七七四年:2007/06/03(日) 02:07:35 ID:livjJ1z/
何事もやり過ぎるとひかれる、の典型例だなこれは…。
712 :
人間七七四年:2007/06/03(日) 02:52:14 ID:BW/bZt42
これは怖い
713 :
人間七七四年:2007/06/03(日) 09:27:11 ID:SF052bfE
>>710 石川五右衛門てwww
仁王のエピも全然違うし
てかお前じゃないだろなwwwww
司馬の偏向を指摘されるといきなりその指摘を叩きに入るとは、流石だな。
715 :
人間七七四年:2007/06/03(日) 12:39:57 ID:SF052bfE
アンチ乙
716 :
人間七七四年:2007/06/03(日) 17:44:39 ID:BW/bZt42
いや、なるほどと思うところはあったんだが流石にこれはな
まあ
>>711が全てだ
717 :
人間七七四年:2007/06/04(月) 21:40:08 ID:jTEGjqVw
山岡は気持ち悪い
司馬も十二分に気持ち悪い。
719 :
人間七七四年:2007/06/04(月) 23:25:11 ID:ek1eRvTj
自分にあわない=気持ち悪い
ですませちゃうような低脳は
小説なんて読まなくていいよね
720 :
人間七七四年:2007/06/04(月) 23:43:04 ID:nI2ZTNxv
キモイとか不毛な叩き合いするよか、
気持ちいい小説作家を揚げてこうぜ。
俺は子供の頃に読んだ南條範夫の古城シリーズが結構残酷でトラウマだったが、
オッサンになって読み返すとその凄愴感にゾクゾクする。
721 :
人間七七四年:2007/06/05(火) 00:06:07 ID:H4VAlyOX
つうか山岡の話だったのにいきなり司馬を持ち出して叩き始めたのは何で?
山岡のファンなら普通に擁護するだろ?
司馬のアンチがここぞとばかりに叩いてるようにしか見えん
>>721 山岡だろうが司馬だろうがキモイと思う人間はいるってことだろ?
いい加減不毛な煽り合い止めろよ。
最近安部龍太郎がすっかりつまらなくなったのは寂しい。なんか変な方向にいっちゃってる感じだ。
723 :
人間七七四年:2007/06/05(火) 00:38:18 ID:n2nJKeWy
秋山香乃の茶々シリーズは思ったより面白かった
いかにも女性作家って感じではあるけど
724 :
人間七七四年:2007/06/05(火) 21:34:39 ID:p1F9TOAQ
色々な視点からいろいろな武将を見れるから面白いんではないの
とか言ってる俺も海将の小西行長は気持ち悪いが宿敵の小西行長は大好きだったりする。
まあ何が言いたいかというと、あんまマンセーせずに好印象抱かせるってのは凄いよね。
725 :
人間七七四年:2007/06/05(火) 22:38:05 ID:ZImsWaiY
>>723 >いかにも女性作家
と、言うより秋山の作は同人臭がするので読めない。
726 :
人間七七四年:2007/06/06(水) 07:05:07 ID:HhJ0XG9v
暗黒寺恵瓊が主役の長編でオススメってありますか?
727 :
人間七七四年:2007/06/06(水) 16:55:58 ID:4LQwf4DI
((( ;゚Д゚)))
永井豪が漫画化してそうな恵瓊だな…
728 :
人間七七四年:2007/06/06(水) 17:48:32 ID:/3fJnKH1
どう考えても関ヶ原の黒幕だろそれw
729 :
人間七七四年:2007/06/15(金) 00:16:45 ID:4+VvvkX6
今、早乙女貢の「悪霊」読んでるんだが、
250ページぐらいずーっと主人公やらヒロインやらがレイプされてばっかりで、
一向に松永弾正の活躍になる気配がありません
どうなのこれ
730 :
人間七七四年:2007/06/15(金) 08:28:30 ID:w8vcPEBC
作家を選んだほうがいいよね。
731 :
人間七七四年:2007/06/15(金) 09:24:10 ID:kAkGB5DM
>>729 そういうのが結構よくあるから結局司馬遼太郎読み返してしまうんだよなぁ。
732 :
人間七七四年:2007/06/15(金) 20:45:57 ID:lHpl+NZC
今までその人歴史小説家だと思ってなくて、本屋の歴史小説欄にあって驚いた覚えが。
書いてる時代はそうかもだけど、内容的には違う気がずっとしてた。
733 :
人間七七四年:2007/06/15(金) 22:31:19 ID:mSFan/LX
>>729 気になってAmaz○n検索したら、中古の¥ 1のしかなくて笑った。
734 :
人間七七四年:2007/06/16(土) 01:32:01 ID:QzRrvale
気になって我が市や近隣市の図書館をネットで蔵書検索したら、その全てに「悪霊」があって吹いた
内容チェックなんてしてないんだな、ということがよく分かる
735 :
人間七七四年:2007/06/16(土) 08:11:10 ID:xRPlhYqM
腐女子向けラノベが置いてあるくらいだから。
736 :
人間七七四年:2007/06/17(日) 00:14:42 ID:Vwl5SzJS
悪霊でつか・・・
古本屋で立ち読みしたことあるが、
あまりのくだらなさに一瞬お花畑が見えたっけ・・・
てゆーか、弾正メインの小説って、どういう訳か
たいてい悪党たれ流しっぽい
こくもうま味もない、つまらんのばっかなんだよなあ
737 :
人間七七四年:2007/06/17(日) 00:35:41 ID:odzGJkQG
>>734 つか時代小説程度のエロで図書館が買わないわけないじゃん
西村寿行とか勝目梓とか読んだことないのか?
738 :
人間七七四年:2007/06/17(日) 18:30:38 ID:5Bh06C63
早乙女を買うなと言いたいのではなくて、もっと別に買うべきものがあると言いたいんじゃないの?
739 :
人間七七四年:2007/06/17(日) 19:28:19 ID:Vw8427xj
740 :
人間七七四年:2007/06/17(日) 21:50:08 ID:Vwl5SzJS
>>737-738 まあま、よいではないか。
カネを出すのは図書館であって、我らのサイフが痛むわけでなし。
戸部の弾正は、ストーリーそのものは綺麗にまとまっているが
かんじんの久秀の人物造形がものっそつまらん。
その点、
>>116のヤツは面白かったけど、
アレ=弾正小説と言い切ってしまうのも
それはそれで無理があるような・・・w
741 :
人間七七四年:2007/06/17(日) 23:49:10 ID:odzGJkQG
笹沢左保の「野望将軍」も久秀もの
742 :
人間七七四年:2007/06/18(月) 01:13:30 ID:EWloZsaZ
一応税金だから、それなりには痛んで(ry
それはさておき、戸部氏の弾正は「服部半蔵」「風盗」の方がストレートに良いキャラで困る…
元々受動的な主役像が好きな人だから、久秀みたいなキャラだと合わなかったんだろうなあ
徳川秀忠みたいなスタイルで書いてくれたら、既作の弾正像を引き継げたかも知れなかった
743 :
729:2007/06/19(火) 23:24:30 ID:fpcWDb/Y
弾正愛しの一念で、苦行に耐える思いで「悪霊」読了
こ れ は ひ ど い
物語の半分近くを構成する少年期編の7割がセックスシーンの上、
少年期のエピソードが後半でほとんど影響を及ぼさない
ヒロインと思しき少女が輪姦されて拉致られたまま以後全く登場せず
信長がようやく登場したと思ったら10ページほどで怒涛のエンディング
新聞連載だったんだろうと思うが、行き当たりばったりにもほどがある
次は「野望将軍」読んでみるかな・・・
744 :
人間七七四年:2007/06/19(火) 23:44:00 ID:wH/gT783
なんだか、あまりの酷さにかえって読んでみたくなってしまう感想乙
745 :
人間七七四年:2007/06/20(水) 00:06:17 ID:rSg4JxdY
フランス書院乙、といいたくなるなぁ
それとも、そもそも早乙女氏の作品全体でもそういうのが多いのか?
746 :
人間七七四年:2007/06/20(水) 01:34:21 ID:CHMQsa8i
>>732 たしかにアレを歴史小説のコーナーに置いとくのは
犯罪かも試練。
747 :
人間七七四年:2007/06/20(水) 01:42:46 ID:7V4ndaii
早乙女貢は顔が今川義元だからな。関係ないけどな。
748 :
人間七七四年:2007/06/22(金) 14:14:04 ID:fqRvlYDb
ワロタ!
ほんと関係ねーなww
749 :
人間七七四年:2007/06/22(金) 22:29:36 ID:ERRJgNIZ
三戦板が終わってなかった頃に話題になっていたバンヤロー(伴野朗)を髣髴とさせる感想だなw
750 :
人間七七四年:2007/06/22(金) 22:35:26 ID:KnWpWWrQ
バンヤローのあのご面相(変に若いやつ)、
戦国武将にたとえると誰かなあ?
751 :
人間七七四年:2007/06/22(金) 22:54:20 ID:WVxDPsYp
______
/ \
/ |
/ |
|||||| ||| |||| || |||| ||||||||| |
.||lllllll ノlllllllll \ ./| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ‐・ーゝ く ー・ー し |.| < 俺様を呼んだ?
| / | |く/ |
| /(。__。)\ .| \_______
| ト‐=―ゝ ゝ .|
ヽ、 二 ./\
/\______/| .\
 ̄ ̄/ | | / |_ ヽ ̄ ̄
/ /へ\_ // \ Y
// | ゝ/// \|
752 :
人間七七四年:2007/06/22(金) 23:15:19 ID:L5EC72J/
753 :
人間七七四年:2007/06/23(土) 00:35:09 ID:TUKIg8YD
伴ちゃんは冒険小説家だからね
三十三時間とか読んでみ
754 :
人間七七四年:2007/06/23(土) 21:40:31 ID:q+Bq8Pbk
むしろバンヤローを知ってる奴が今もこれだけいると言うあたりがもうねw
言呉三国志スレは面白かったw
755 :
人間七七四年:2007/06/28(木) 11:15:42 ID:9WlKNwDG
人物文庫だっけ?マイナー武将を取り上げてるシリーズ
あれ小説として面白いですか?
説明的すぎるとか、逆に装飾的すぎるとか特徴おしえて。
756 :
人間七七四年:2007/06/28(木) 16:06:30 ID:zVdKM8qV
宮城谷昌光
新三河物語
中日新聞にて連載中
757 :
人間七七四年:2007/06/28(木) 17:51:29 ID:L7nEooBs
昌光は最近戦国に手を出して来やがったね
菅沼定盈も書いたし
758 :
人間七七四年:2007/06/28(木) 17:53:35 ID:uPSd3XGl
俺は学研やPHPの武将もんが大好きだー!””
司馬や宮城谷は面白いけど長いんじゃーー!””
759 :
人間七七四年:2007/06/28(木) 21:34:17 ID:C0qAV3CY
大河ドラマ原作の「風林火山」と
海音寺の「天と地と」を平行させながら読む。
「天と地と」はちょっと長いけど、
同じ事柄でも謙信側、信玄側両方から見れておもしろい。
>>759 天と地との謙信は、何か有るとすぐいじけて寺に逃げ込むのがちょっと面白いw
761 :
人間七七四年:2007/07/16(月) 14:40:06 ID:DF/stX9v
この前買った歴史小説が大外れだった
もうあの人の書いた小説は買わない
762 :
人間七七四年:2007/07/16(月) 14:49:13 ID:iH16RI7V
タイトルと作者名を報告汁!
763 :
人間七七四年:2007/07/16(月) 15:06:52 ID:pAJSUPj6
童門冬二じゃね?w
ちなみに俺は「もう買わん」と思ってから三回買って、そして買うたびに後悔してる。
なんていうんだろう、題材がいちいち俺好みなんだよね。中身読んで見たら酷いんだけども。
764 :
人間七七四年:2007/07/16(月) 16:04:41 ID:9IrNjr7e
どんな風に惨いの?
童門てよくNHKの歴史番組にでてるよね。
765 :
人間七七四年:2007/07/16(月) 17:40:54 ID:pAJSUPj6
あんまりヘタなこと書けないな、「酷い」ってのは口が滑ったか。
なんていうんだろう、
司馬遼太郎のように筆力で世界観を構築することもなければ、
津本陽のように文献を引用し、史実を背景にして説得力を持つこともなく、
山岡荘八のように活劇的に面白いわけでもない。
よく言えば、小説としてニュートラル(というか総合的)。悪く言えば、あらゆる点で中途半端。
まぁ、結構な量を書いてる人なので、
自分の知らない童門冬二の「酷くない」小説があったとしても別に驚かないんだけども。
766 :
人間七七四年:2007/07/16(月) 18:53:03 ID:DF/stX9v
>>762 >>763の言う通り堂門冬二の小早川隆景
Amazonのレビューが両極端だったけど(レビューが二つあるうち一つは星五つ、もう一つは星一つ)たくさん著書があるから人気あるんだと思って買ったらマジ失敗だった
文章自体も目が滑るし、何よりあの厳島合戦を奇襲作戦だ。成功した。ちょっとした低気圧が味方になった(原文まま)で済ましたのは納得いかねー
767 :
人間七七四年:2007/07/16(月) 22:57:49 ID:Ikqur7So
童門は自分の創作や読み違いをあたかも史実であるかのように、
小説以外の文章で書き散らしているからやばい。
768 :
人間七七四年:2007/07/17(火) 00:03:53 ID:Oau7SGqa
そうそう、ないことないこと書きまくるのが
とりわけヒドイ。
にしても尼損のレビューで星いっこって、相当なもんだぞ・・・・・・・・・
769 :
人間七七四年:2007/07/18(水) 01:30:55 ID:yul93kpk
ちょうどドウモン氏の北の王国読み始めてるところ。
文章あまり重くないという点では読みやすいけど
所々で脱線というか解説が入るのが話の流れを止めてる感じ。
770 :
人間七七四年:2007/07/18(水) 07:10:25 ID:qEwtQQsC
閑話休題を連発していた某作家みたいなものかな
771 :
人間七七四年:2007/07/18(水) 07:22:47 ID:jtudVWnI
脱線自体は物語全体に貢献する良いものもあるけど、全くスムーズに出入りできてない書き手も多いからね
しかも、そういう番外箇所で「今はJR○○線の××駅近く〜」とか来られて、雰囲気ぶち壊しで冷めてしまう事も
772 :
人間七七四年:2007/07/21(土) 21:55:03 ID:WfNJz8NR
>「今はJR○○線の××駅近く〜」
正直こういう説明はいらないんだけど書かれるってことは需要がある表現なのかな?
773 :
人間七七四年:2007/07/21(土) 21:56:48 ID:s9xN17ns
赤壁の合戦の説明するのにミッドウェーを持ち出すぐらいの需要はある。
774 :
人間七七四年:2007/07/21(土) 22:24:29 ID:jAKCKR0p
司馬もよく「国道〜」ってやってるじゃん。
775 :
人間七七四年:2007/07/21(土) 22:33:09 ID:/tau/MXh
佐藤大輔が信長でやったみたいなブッ飛んだ(作品から続く数百年後、架空の歴史が前提にされてる)のは、
全く別時空の話として楽しめるけど、軽い観光案内みたいになってるのは、シラけるだけかな…
776 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 09:41:53 ID:pfPa0bQa
ここは「こういう内容の小説ないですか」という質問はいいですか?
一般書籍でも聞いたけど、マイナーな人物/事柄のせいか1つしか
挙げてもらえなくて…
777 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 10:10:23 ID:E8cS5o3M
1つも挙がれば成功だと思うが言ってみな
778 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 10:18:49 ID:TLmrYOca
779 :
776:2007/07/22(日) 11:12:55 ID:41+0O5uu
ありがとうございます、探しているのは
・石田正継あるいは石田正澄(石田三成の父兄)が主役かその近辺として出てくるもの、
できれば関ヶ原後佐和山城攻めまで書かれているもの
・佐和山城攻めを、短編でも長編の一端でもいいのでそれなりにストーリーを持って
書かれているもの
の2つです。挙げてもらったのは「真田太平記7巻」。
780 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 12:10:24 ID:BIYGW60L
これまた本当にえらくマイナーなところを…
781 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 12:48:09 ID:TLmrYOca
マイナーすぎ。 そもそも石田三成の小説すら読んだことないわ俺。
絶版ものでなら
「石田三成」 桑田忠親/講談社/講談社文庫/S57発行
「石田三成」 尾崎士郎/角川書店/角川スタンプ/S30発行
あたりか…?
783 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 13:22:52 ID:Xz3m4QVt
S30刊!?
なんかスゲーーーーーーー
784 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 13:33:42 ID:TLmrYOca
確か功名が辻に沢山攻めはでてたはず。
785 :
776:2007/07/22(日) 21:25:40 ID:fTkkoL4v
>>782 >>784 ありがとうございます!さっそく探して読んでみます
>>780-781 マイナーなのは自覚があったんだけど、関ヶ原の中心に近いけど遠い視点が
読みたかったんだ。東軍なら本多だなと思ったけど、西軍で浮かんだのが
石田父兄だった。
786 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 22:01:53 ID:E8cS5o3M
「明智左馬助の恋」を読んでるんだが何か気になる箇所が
荒木村重がキリシタンとかその妻が吉乃の娘とか
明智秀満が備前出身てのも初耳だったし……
創作ならその必要性が感じられない程細かいことなんだが……
787 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 22:12:56 ID:s9pHmt2I
荒木村重が受洗したという逸話は聞かないけど、キリシタンに理解があったのは聞き覚えある
伊達政宗みたいな間合いの取り方だったんじゃないかね
もっとも、部下の高山右近があまりにキリシタン大名として有名だから、という、
間接的な影響、或いは類推が入ってる可能性はあるけど…
788 :
人間七七四年:2007/07/22(日) 23:03:43 ID:DfkBVtyk
司馬遼太郎の播磨灘物語でも、村重がキリシタンに理解があると書いてある。
なんか元ネタがあるような気がする。
789 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 01:17:16 ID:Mrc+B+cL
790 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 02:58:26 ID:q/2HyBJo
ぐぐれ厨死ね
791 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 04:21:48 ID:JjfXJJtf
>>786 >その妻が吉乃の娘とか
遠藤周作の『反逆』がそういう設定だたね。
キツノさんが、先の夫の土田某との間に生んだ子。
武功だいすきコリアン先生の
オリジナル創作設定だと普通に思っていたのだが。
792 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 08:33:48 ID:dh9YZeus
793 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 17:12:34 ID:q/2HyBJo
また「明智左馬助の恋」だけど、信長が市を犯していたとか
武田の首実験で醜い首は蹴飛ばしたとか根拠があって書いてんだろうか
794 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 19:38:59 ID:t21tNivE
>>793 この作者は秀吉を丹波出身にしてたりするし、ちょっと変わってるだけ。
根拠云々は気にしない方がいいと思う。
795 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 21:29:45 ID:EoEMD6iR
まあ根本的な所、小説での設定ってもの自体、物語や世界観のために作ったり出したりするものだし
捏造、ではなく、演出の1つなわけで、うさんくさい箇所は基本的に眉唾で見た方が良いんだろうね
796 :
人間七七四年:2007/07/23(月) 21:58:23 ID:q/2HyBJo
ストーリーに関係あるならともかく必要性のない所で捏造するから困る
797 :
人間七七四年:2007/07/24(火) 02:09:08 ID:YNeG0Xqw
しつこく「明智左馬助の恋」だけど、ホントいい加減だなこの作者
ストーリーに都合の良い妄想をまるで演繹的推理の結果みたいに
垂れ流してその癖都合が悪い時は「証人がいない」だの
「これ以上の推測はできない」だの書いてやがる
どうしようもない爺さんだ
「鬼哭の城」滝口康彦 1400円
第6巻には備中兵乱の際の、三村兄弟についての小説が書かれております。
「瀬戸の軍狼」井瀬伴 2600円
ある程度三村氏について知ってないと理解しにくいと思う。会話読み難し?
799 :
人間七七四年:2007/07/24(火) 13:40:28 ID:YNeG0Xqw
「明智左馬助の恋」読了
タイトルの恋全く描けてない
ヒロインのキャラクターも立ってないもん
三部作という体裁を作りたくて書いただけの話って感じ
あとがきで本能寺抜け穴説が否定されてることに対して
対案のない反対は駄目だとか言ってるが根拠のない妄想は良いのかと
金持ち爺がコネのある新聞社に書き下ろし出させたんじゃないの
800 :
人間七七四年:2007/07/24(火) 16:54:54 ID:v1r6+15M
棺か枷か恋はブンガク賞は何かとったのかな?
801 :
人間七七四年:2007/07/24(火) 17:50:09 ID:mdXDtTfl
802 :
人間七七四年:2007/07/25(水) 18:12:00 ID:NmOSW8N9
伊達政宗の本でお薦めありませんか?
見た事あるのは司馬遼太郎の馬上少年過ぐ位です。
好きな作家は司馬遼太郎です。
宜しくお願いします。
>>802 山岡宗八の伊達政宗はどうでしょ?大抵の古本屋で安く購入できるし。
アンチ家康の人にはすこぶる評判が悪いけどそうでないなら普通に面白く読めると思う。
NHKの大河の原作だしね。
804 :
人間七七四年:2007/07/25(水) 18:50:27 ID:NmOSW8N9
ありがとうございます。ただ大河の政宗は3回位見たんですがそれでも楽しめますか?
>>804 それは勿論楽しめます。逆に大河の描写について新たな発見も有ると思う。
806 :
人間七七四年:2007/07/25(水) 19:08:00 ID:66v+HhQu
807 :
人間七七四年:2007/07/25(水) 20:08:50 ID:jcSmigUd
>>806 政宗評はまだ許せるけど、仙台自体をバカにしてる内容ですな
全部は読んでないけど、半分辺りで不快になった
>>806 まあ、悪口を言うのも表現の自由ですよ。坂口翁もよほど青葉城のあの山道が堪えたようでw
個人的には政宗に悪態をつく坂口を、あの世で政宗がケタケタ笑ってるイメージ。
「田舎者田舎者って言ってるが、お前はその田舎者の手のひらで遊ばされてるんだぜ?」って感じで
ほほえましいじゃ無いか。
しかしこんな「モダン」を気取っている坂口も、流石に今読むと前近代的だな。
809 :
人間七七四年:2007/07/25(水) 20:29:29 ID:ULbH6N9N
伊達政宗関連でお勧めなのは津本陽の「独眼竜政宗」。淡々としていて
山岡のようなドラマ性に欠けるが、「伊達治家記録」に正確に沿って記述
されている。「治家記録」は図書館や古書店で探さないとなかなか読めない
から、津本の小説は非常に参考になる。関ヶ原のあと、江戸に上った伊達家中
が神田橋崩落で、堀へ転落した事件もきっちり書いてある。
坂口安吾は伊達家に相当コンプレックスを抱いていたのは間違いない。
ちなみに「二流の人」は出鱈目だらけ。そこが愛嬌といえるが。
810 :
人間七七四年:2007/07/25(水) 20:46:32 ID:KN1tymKD
小牧・長久手以降の秀吉を詳しく書いた小説を教えてください。
いろいろ読んだんだけど、ほとんどが小牧・長久手で終わってるので。
石田三成とか加藤清正とかの新世代武将と活躍も書いていればなお嬉しいです。
>>810 代表的なものだと吉川英次、山岡宗八、司馬遼太郎の各太閤記。
後史実っぽいものがお好みなら 津本陽の「夢のまた夢」かな?
まあ秀吉モノはそれこそたくさんあるけど、この辺が基本だとは思う。
812 :
人間七七四年:2007/07/26(木) 02:21:46 ID:YK/IgkfF
政宗について聞いた者です。
ありがとうございました明日買いに行ってきます。
813 :
人間七七四年:2007/07/26(木) 14:52:55 ID:e5KcGWWV
三好家について詳しく書かれている本ないですかね??
三好家の知識が極端に低いのでわかりやすいのが良いのですが教えてください。
815 :
810:2007/07/26(木) 23:01:47 ID:X0h8jQrq
>>811 夢のまた夢がそれっぽいので早速買ってきました。
完全に希望通りだったので今読んでます。
ありがとうございました。
816 :
人間七七四年:2007/07/26(木) 23:15:37 ID:igYf6q4K
>>815 本能寺直後から始まってるからな
そこは評価していいと思う
817 :
人間七七四年:2007/07/27(金) 00:01:49 ID:0qq1bu1u
虎の城 おすすめ
818 :
人間七七四年:2007/07/27(金) 00:34:07 ID:fcQ5A8zk
>>813 松永久秀が主人公の小説だけど
中盤の三好家臣時代〜幕府滅亡あたりまでなら役に立つかな
「乱世、夢幻の如し」津本陽
これ、
>>814が参考文献だと
819 :
人間七七四年:2007/07/27(金) 01:09:02 ID:QVohhmMK
海音寺潮五郎の「天と地と」がイイ。
越後や信濃の風景の描写が特にイイ(もちろん合戦シーンも)。
820 :
人間七七四年:2007/07/27(金) 01:35:33 ID:gndinEs6
今、山岡荘八の伊達政宗読んでるけど一番の感想はとしては
渡辺健と津川雅彦わっかいな〜って感じです。それにしても
8巻は長かった。家康はとにかく凄いという事を教え込まれた感じ。
というか家康の26巻ってのもあるんよね。26冊はきついやろな
ブックオフでつい手を伸ばしてしまいそうになってる人はやめて
おいたほうがいいかも。
821 :
人間七七四年:2007/07/28(土) 16:11:53 ID:JqCl/v46
山岡荘八のはオリキャラ消せば
半分ぐらいで終わるんじゃね?
と思ってしまう
毛利輝元が活躍する小説ないですかね?
活躍とはいかなくても好意的に書かれてればそれでいいんですが…
毛利関係の小説ですら「ボンクラ」「暗君」「凡庸」と書かれてる事が多いので(まあしょうがないんですが)中々見つけられません。
ちなみに今まで読んだ中では「傾国の烙印」と「戦国維新」がかなり良かったです。
823 :
820:2007/07/31(火) 00:54:57 ID:7PrpU/En
山岡荘八の優しさ抜群の家康をいっぱい味わい伊達政宗は終わりました。今日から司馬遼太郎の城塞を
読みます。予想ですがかなり大阪城に対して手段の厳しい内面の家康を味わえると思います。
ぬるくない戦国政治家康を味わいたいです。
作家の違いを極端に見ていくのもおもしろいですよね。
824 :
人間七七四年:2007/07/31(火) 01:49:32 ID:m7khZmG5
すいません、ややマルチっぽくなってしまったんですがお許しください
東北の群雄をまとめた本
大崎家について詳しく書かれた本
一栗放牛について記されている本を探しております
こういった類でなにかオススメなものはございますでしょうか?
825 :
人間七七四年:2007/07/31(火) 05:15:07 ID:GNEINFfy
>>823 司馬のはぬるくない戦国政治家というより意地悪爺さんなので落胆しないように。
出来ればその両極端な二人じゃなくて他の作家の家康も読んだ方がいいかも。
司馬の家康像は、講談の三国志に出てくる赤ら顔の曹操だな。
827 :
人間七七四年:2007/07/31(火) 09:18:23 ID:Fu54A1uf
あそこまでひどくはないだろ
もうちょっと一般人寄り
828 :
人間七七四年:2007/08/02(木) 03:11:41 ID:9LBMsak4
小沢一郎って外にださなくても意地の悪さが隠しきれない表情作りが
家康のイメージにぴったしだと思った。
829 :
人間七七四年:2007/08/02(木) 10:55:22 ID:K/zYCzoE
意地の悪さを隠しきれなかったら大名たちを懐柔したりできなかったと思うんだ。
830 :
人間七七四年:2007/08/02(木) 11:30:53 ID:ABMP7AjQ
生き馬の目を抜くような生き方してきた戦国大名たちがそんな小さなことに拘るとも思えないが
底意地が悪くても力がある人間に靡くのは世の理だろう
831 :
人間七七四年:2007/08/02(木) 14:37:56 ID:42DFl85Y
現に現代では、色んな国で行われてる民主的らしい選挙で、悪人顔も愚物顔も沢山の票を集めるしw
懐柔するのと心酔させるのは違うんだよね
832 :
人間七七四年:2007/08/05(日) 07:35:54 ID:1UpZVVdH
太閤伝
少年は尾張国愛知郡中村という農村で生まれた。姓氏はなく 名は日吉といい後の太閤豊臣秀吉その人である。
その時期十六世紀後半の日本は室町末期におきた(応仁の乱)後、足利政権が乱れ
英雄人傑が輩出し日本国中それぞれに一家一城一国築きそれらの大名は天皇のいる京都を手にいれる事を虎視眈眈と狙って
いたのである。
日吉はそうした時代で貧しい家庭で育ち 体も決して人並みといえるほど丈夫ではなかった。
そしてもっとも有名で特徴的な部分では笑うと顔中がしわばみ まるで猿のような顔だったというところだろう。
そういった体の未熟な部分はろくな栄養もとらず生まれ育ったせいであったかもしれない。もちろん幼い頃からそういう部
分でいじめに合い悪口をいわれたそうだ。子供心にそういった体験で生まれた性格は「今に見ていろ 見返してやる」とい
う精神を根ずかし それはやがて日本一の出世頭といわれるまでの地位を得ることに繋がっていくのだと思う。
しかし人はどんなに苦しくても自分の優れている部分を自分で見つけ出し一つの誇りとして生きて行かなければいけない
日吉は幼い頃からいっぱい働いた いろんな仕事をした 自分を認めて活かしてくれる人を見つけ出したいという気持ちが
強かった。
そして日吉はたくさん働くうちに 自分が人より容姿がどんだけ劣っていても 自分が一番優れている部分を仕事の中で学
び見つけ出した。
それは「人が喜ぶ事はどうしたらいいのか?」という人の気持ちを読みとらえる力である。
今まで自分の容姿を見て馬鹿にしたり気持ち悪がってさけていた大人達に 「認めてもらい
仕事をもらう」という事だろう。これが豊臣秀吉という人物の原点なのかもしれない。
そしてその時期に尾張の清洲に織田家という大名家がありその子供に織田信長という若者がいた。
その信長は家の相続争いの中 うつけもの と影でいわれ家来にも嫌われ孤独な青年期を家の中ですごしていた。
しかしその青年期によって根ずかした精神は「今に見ていろ 見返してやる」だったのかもしれない。
やがて信長は自分を邪魔する周りの者達をしりぞき織田家を相続ししてみせた。
そして幼い頃から自分をのけものにする家来にかこまれ育った信長には
自分の考えを素早く感じ取って働いてくれる家来が一番ほしくなっていたのかもしれない。
日吉は自分を活かしてくれる人や仕事をさがし そして信長は素早く自分の仕事を理解してくれて
自分の領地を広げていく手伝いをしてくれる有能な部下をもとめていた。
そういった二人の出会いは素晴らしい運命だったのかもしれない。
自分の考えをいち早く感じ取って素早く働き結果をもたらしてくれる日吉に信長は木下藤吉朗という名前をくれた。
そして信長は藤吉朗のことをいつも「猿、猿」と呼びかわいがってくれた。しかしもちろん信長の命令は
非常に厳しく藤吉朗にいっぱい仕事をさせた。無理難題な命がけな仕事も命令し少しのミスも許さなかった。しかし藤吉朗
にとってそれは嬉しいことだった。人が自分を求めてくれる。人として認めてくれ自分の居場所がある。その気持ちのほう
が強かったのだ。しかしそうした貧乏上がりで決して容姿の良くない藤吉朗のすがたは織田家の他の家来からすれば
滑稽に写り妬みから「認めたくない」という目障り的な存在にうつっていた。
それでも藤吉朗は他の家来達にたくさん礼儀をつくした。「私も織田家の一員として受け入れて下さい。」
というひた向きな気持ちを精一杯振舞った。でも籐吉朗の精神の奥には誰よりももっと深い負けない不屈の魂が
やどっていた。「誰にも負けない いつか見返してやる」という強さだ。大人として振舞う強さをこの時期に籐吉朗は身に
つけたのだ。
ほとんどの家来は子供の頃から富にめぐまれ育ってきた者たちだ。それにくらべ籐吉朗は乞食同然の生活から
這い上がってきたのだ。人の本当の強さというものは誰かに負けたときから始まるものなのかもしれない。
833 :
人間七七四年:2007/08/05(日) 07:36:36 ID:1UpZVVdH
それからして信長は今川義元という日本でもっとも力をもっていた戦国大名を世に言う
(桶狭間の戦い)で信長にとって博打的な戦いでありながら奇跡的な勝利をした。
このことで信長は自分は天下を狙える者だと自覚したのだ。
それから数年間 信長は京都を狙える戦国大名としていくつもの戦いに勝ち快進撃を始めた。
そして政治案として信長は室町幕府の武士の棟梁(征夷大将軍)である足利義昭の保護を引き受けた。
しかし将軍とは名ばかりでその時期の室町幕府はあってないような時代で義昭自体も流浪の旅を続け居場所も
さだまらない状態であった。
信長にしてみればただの名ばかりの将軍であり将軍の後ろ盾というものを利用しただけだったのだ。
しかしそれだけ日本に置ける武士の中で一番の大将という価値は全国の武士にとって大きな存在だったのである。
それからして一方藤吉朗と同じく 新しい家来の明智光秀という若者が信長に認められ力を発揮していた。
そして光秀は足利将軍足利義昭を助けることで室町幕府の再興を願う人でもあった。若い頃からその実現のために日々を
暮らしてきたからこそ 戦国大名として力をつけ始めていた織田家にそれらのこと託す気持ちも大きかったのである。
光秀は非常に頭が良く籐吉朗と肩を並べるほど気転の利く新しく入った家来だった。しかし後に光秀は信長から
仕事は有能だがあまり好かれなくなっていくのだ。
それは光秀は新しく織田家の家来にしてもらったが
元々は斉藤家という非常に有力な大名の家来の子孫であり光秀自信にもそのプライドが強く根ずいていた。
そんな光秀は信長に「有能だが かわいくない部下」というイメージをあたえてしまったのだ。
あまりにも完璧な光秀の言動や礼儀の仕方にせっかちな信長は光秀の人としてのつまらなさを感じていたのだ。
光秀には藤吉朗のように「人に馬鹿にされても笑っていられる」というプライドを捨てる強さができなかったのだ。
光秀は信長が強引な手段で京都という日本の中心都市だった町を支配し始めそして
世に言う(比叡山延暦寺の焼き討ち)というとても権威のある大寺院を焼き払いそこに住む男女三千人もの人々を
殺した頃から信長という人物に疑問を感じ始め 自分が信長に嫌われ初めている怖さや 強烈な信長の命令の厳しさから恐
怖を感じ始めこう考えてしまった。「いずれ私は信長にとって必要でなくなったら追い出されるか 殺される」と。現に信
長がここまで成功するまでには あまり気に食わない家来や働きの悪い家来をあっけなく追放したりしてきた。それだけ信
長の命令は厳しく口答えもできないものだったのだ。
そして光秀は頭が良いために無駄に考えてしまう悪い癖や仕事がうまくいかない中、
信長が足利義昭を追放してしまったのだ。それから光秀は信長という人物を信じられなくになり
「信長に殺されてたまるか」と決断してしまった。
一方 藤吉朗はさらに位の高い家来に出世し羽柴秀吉という名前を自分で考え信長に認めてもらった。実はこの名前にも周
りに気を使う秀吉の工夫が施されている。織田家の昔からの位の高い家来である 丹羽長秀と柴田勝家という二人の武将の
名前の頭文字をもらってつけた名前なのである。それは「私はあなたたちを尊敬しています」という意思表示のためにつけ
たものなのだ。それは裏を返せばひがみを受けて邪魔をされずに仕事をしたいという気持ちでもあったであろう。
そして日本中に織田家の家来達が散らばり有能な家来達のおかげで益々信長は領土を広げ 信長の目標である
天下布武(日本全国を統一支配する絶対王政)が実現されようとしていた。
しかし京都にいた信長は明智光秀の謀反に合い殺された 世に言う(本能寺の変)である。
信長は目標を目前にして死んでしまったのだ。
それは信長の部下を思いやる気持ちがかけていた結果 光秀の気持ちをギリギリまで追い込んでしまったからだ。
日本に散らばっていた信長の家来達はそれをしり自分の身の危険を感じた。
信長が死んでしまっては織田家はばらばらとなり敵の領地にもぐりこみ戦っていては
敵の挟み撃ちにあう可能性があるからだ。
しかしそれは逆に信長が死んだ時こそ「次は自分が日本の王になれる」という野望をいだかせる始まりだった。
834 :
人間七七四年:2007/08/05(日) 07:37:14 ID:1UpZVVdH
一方 秀吉は西の毛利家という大名と戦っていた最中だった。秀吉は毛利家と戦っている最中に
信長の死の報せを聞いたのである。その報せを聞いた秀吉は情けないくらい子供のように足をばたつかせ泣きじゃくったら
しい。いやあるいはそういう風に振舞っていたのかもしれない。
秀吉は泣く姿を周りの部下達に見せつける事によって「俺は悲しいんだ」と大袈裟に表現をする必要があったからだ
大将である自分が一番に信長の死を悲しむ事によって部下や兵達の「明智への
復讐」という悲しみの復習心を高め深めるためだった。なぜ高めなければなかったのか?それは
織田家の日本中に散らばっている家来達の中で誰よりも早く京都へ向かいそして明智を倒し、
信長の復習を果たした者こそが 織田家一番のおお手柄であり「次の王に近いものは俺だ」という意思を日本中に示す
事ができるからである。それは今まで信長の家来だった者達を今度は自分の家来となり自分の野望に
協力させる権威を手にいれることができるからだ。
幼かった日吉が「人がしてほしい事をたくさん考え生きてきた」そうした日吉の生きる術がここで大きく
開花されようとしていたのだ。
秀吉にとって「これだけ人のために働いてきたんだ。今度は俺が稼がせてもらう」という気持ちだったのかもしれない。
ここから秀吉の快進撃が始まった。毛利家と素早く和平の契約を済ませた秀吉は京都へ急ぐ。
それは毛利家に信長が死んだという事を知られてはいけないギリギリの作戦だった。もし
毛利家にそのことがばれてしまうと「信長がいないばらばらの織田家に負けるはずがない」と和平を断られ
敵地にある秀吉軍窮地に落ちいることになってしまうからだ。
そこで秀吉は秀吉軍の動揺を隠しつつ 毛利家をあざむき そして誰よりも早く京都へ戻り明智を倒さなければいけなかっ
たのである。「速さこそ勝負だ」秀吉はそう決断したのだ。
秀吉にとってその京都へのつらい道のりこそ
天下人への道が開かれた道のりでもあったのだ。
通常の人間なら「俺が織田家の後をつげるかもしれない」とその状況にたった時想像はできるかもしれない。けれど
あまりにもおそれ多い事でいざ行動に移そうとは思わなかったであろう。
しかし秀吉の頭では信長の死を聞いたその瞬間からすでに答えは決まっていたのである。
世に言う(中国大返し)である。
そして秀吉は(山崎の合戦)という信長の弔い合戦で明智を破り織田家一番の大手柄を
自分の力で引き寄せ 手に入れたのである。(泣かせて見せようホトトギス)とは秀吉のこうした類まれない判断力と
素早い行動力のことを言っているのかもしれない。
秀吉が山崎の合戦で明智をやぶった後 信長の子の内の誰を織田家の相続者にするかという話し合いをするために
清洲城において織田家家来が一同に集まり会議が始まった。世に言う(清洲会議)である。
秀吉はこのような会議がいずれあるであろうと予測しその会議での強い発言権を得るために(中国大返し)という事を
無理にでもやってみせたのだ。そして清洲会議の結果 秀吉の巧みな根回しによって秀吉は織田家において
断然優位な立場を得る事に成功した。
しかし「あの猿めの家来に我らがなるものか!」と柴田勝家を中心に秀吉に真っ向から反発を見せる武将達がいた。
それからして秀吉が中心となって信長の葬儀を行った事によって織田家家中は真っ二つに分かれたのである。
そこで羽柴秀吉対 柴田勝家という対立で戦いが始めり 世に言う「賊ケ岳の合戦」という戦いで秀吉は柴田勝家をみごと
に打ち破り織田信長の後継者として天下に名乗りをあげたのだった。
835 :
人間七七四年:2007/08/05(日) 14:13:07 ID:oVhX+CSv
836 :
人間七七四年:2007/08/05(日) 20:46:06 ID:i8Rk4vkd
坂口安吾の「信長」読んだ
作者本人が傾奇者だけあって、すげー傾いてて面白すぎる
これで未完はあんまりだぜって感じ
松永弾正の活躍もっと見たかったな・・・
837 :
人間七七四年:2007/08/09(木) 22:30:19 ID:KukrIwit
自分も信長モノは数々読んだが、結局いまだに安吾のが一番だな
あの歴史小説らしからぬ口調はどうかと思うが、それでもやっぱり最高
それだけにキムタクが実写でやった時はすげーショックだった
あと前にも出てるけど高橋直樹の「戦国撩乱」
あの兼続&景勝を原案に大河をやってくれたらどんなにいいか
本気で殺し合いになりそうな一触即発な主従で面白いのに
「天地人」じゃヌル杉
どんだけ薄っぺらな原作だよ
藤沢の「密謀」の方がなんぼかマシっていうか月とスッポン(本多の扱いは酷いが)
838 :
人間七七四年:2007/08/09(木) 23:35:53 ID:RWyrfTJJ
坂口安吾は家康について書いたエッセイも面白かったな
もっと色々書いてほしかった人だ
839 :
人間七七四年:2007/08/11(土) 00:58:11 ID:Q1KgO1Xu
坂口なんて二流の人だよ。
840 :
人間七七四年:2007/08/11(土) 01:10:43 ID:Bxgbao1l
だからこそ一流の人間には見えない部分が見えたのだろうな
黒田如水のように
841 :
保守替わりに:2007/08/21(火) 14:46:19 ID:r8Rt7UJY
真田信之公がメインの話って
>>297で出てるの以外なんかありますか?
842 :
人間七七四年:2007/08/26(日) 01:21:51 ID:6LXpFFoK
843 :
人間七七四年:2007/08/27(月) 10:36:40 ID:bWLaEqSO
森雅裕てミステリー作家かと思ってた
844 :
人間七七四年:2007/08/31(金) 13:13:31 ID:6/vpciW4
巨乳のくの一が活躍する小説ない?
846 :
人間七七四年:2007/08/31(金) 14:18:52 ID:6/vpciW4
>>846 巨乳くノ一と指定されて、エロ本以外を求めているとは思わなかった。
848 :
人間七七四年:2007/08/31(金) 16:43:36 ID:6/vpciW4
ここはピンク板じゃねーし
849 :
人間七七四年:2007/09/03(月) 23:42:24 ID:G8JC3aq3
群雲が光文社から再販される模様。
くノ一モノが読みたければ山風先生の忍法帖ものでもあさるといい。
851 :
人間七七四年:2007/09/04(火) 00:46:00 ID:xoe5hmNG
852 :
人間七七四年:2007/09/04(火) 08:19:27 ID:TRpmvIpt
>>849 新潮の超カッコイイ表紙が使われることはやっぱりないよなあ・・・
853 :
人間七七四年:2007/09/05(水) 15:04:05 ID:mgT25Sis
朝鮮出兵絡み、特に碧蹄館の戦いをフィーチャーした小説ないかな?
空虚なる出兵ってのを読んでみたけど、全体的に朝鮮からの視点だから日本の武将があんまり出てこなくて読んでてつまらなかった
碧蹄館の戦いも「これが日本でもてはやされる」って完全に向こうよりの視点で日本軍の詳しい描写がなかったし
>>853 小説ではないが、参謀本部編の日本戦史でも読んでみては?
855 :
人間七七四年:2007/09/05(水) 20:57:16 ID:mgT25Sis
856 :
名無し:2007/09/05(水) 21:50:39 ID:24wUQuBA
857 :
人間七七四年:2007/09/05(水) 22:27:51 ID:1+AuQRJX
ついさっき『関ヶ原』読了記念age
とにかく初芽ウザ過ぎて眩暈がした。
美味いめしに
余計なオカズは必要ねーのにチッ(#゚Д゚)…って思たよ
群雲
>>849ってこんなオイラでも楽しめそうですか?
>>857 「関ヶ原」の印象、私と似てる。
あの女は、島左近のドライさ(はつめに「殿」の敬称をつけない)の表現のためだけにいると思う。
859 :
人間七七四年:2007/09/06(木) 12:39:53 ID:5AiCfuuD
「郡雲」は確か架空人物は出なかったと思う
オムニバス形式でいろんな話が同時並行で進んでいく形式
860 :
人間七七四年:2007/09/06(木) 12:51:17 ID:vIZOuhLj
なんか腐っぽい奴いるな
861 :
人間七七四年:2007/09/09(日) 02:59:32 ID:FuO190xv
あぁ!d
そう言う事もありますか。
どうも初心者の自分は2chつーと、女性が書き込んでるって観念が欠落しがちだ…。
>>842 超亀サマレスになってしまって申し訳無いです。
小松殿主役とはそれも一興ですなぁ。
有難う御座います。
862 :
人間七七四年:2007/09/09(日) 19:38:47 ID:GBWwqOJT
司馬の関ヶ原(上)読んだが、いまいちだったなぁ。続きを読もうか思案中。
863 :
857:2007/09/09(日) 21:38:21 ID:7xG8LO6u
上杉攻めのくだりになる頃から
話が動き出して面白くなってくよ。
>>859 遅レスですがサンクス。
どっちかっていうと
ニュートラルな視点から見た小説が好きなので、
「群雲」も買ってみます。
864 :
人間七七四年:2007/09/10(月) 05:50:04 ID:hEzTzEfd
群雲、新カバーも悪くはないんだが旧版のカバーが神すぎてなー・・・
865 :
人間七七四年:2007/09/15(土) 21:13:41 ID:j53zgz/n
旧・群雲の下巻を苦労して捜し当てた矢先にこれか・・・
866 :
人間七七四年:2007/09/22(土) 20:32:10 ID:bHK6X9Hw
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、
伊達政宗、北条氏康、上杉謙信、武田信玄、
今川義元、長宗我部元親、毛利元就、島津義弘
ミーハーな自分に上記人物のオススメ本教えてくだされ
867 :
人間七七四年:2007/09/22(土) 21:04:15 ID:XXQbWci3
秀吉なら妖説太閤記かな?
歴史好きなら最初に押えておく不朽のバイブルだし
歴史的根拠に基づかれた正史としても有名
868 :
人間七七四年:2007/09/22(土) 21:54:25 ID:FogA5c5T
869 :
人間七七四年:2007/09/23(日) 03:08:08 ID:ioXGlwE1
870 :
人間七七四年:2007/09/23(日) 20:12:45 ID:ECwUCsLR
予約していた血槍三代全3巻を買ってきたよ
水野勝成を主人公にした物語ということで、かなりマイナーだけど楽しみ
871 :
人間七七四年:2007/09/26(水) 16:34:23 ID:E7F5AGi5
>>866 織田信長 「国盗り物語」司馬遼太郎 :道三編も併せてどうぞ。
豊臣秀吉 「新史太閤記」司馬遼太郎 :秀吉モノならこれが一番無難かな。
徳川家康 「徳川家康」山岡荘八 :司馬遼とは間逆の家康像。全26巻はある意味罰ゲーム。
伊達政宗 「伊達政宗」海音寺潮五郎 :学陽書房にしては濃い内容で読み応えあり。
北条氏康 「北条氏康」永岡慶之助 :氏康モノは他にはPHPしか・・・。
上杉謙信 「天と地と」海音寺潮五郎 :娯楽性重視。史実に拘るなら辛いかも。
武田信玄 「武田信玄」新田次郎 :所々での武田贔屓が鼻につくけど読んどくべし。
今川義元 「戦国幻野」皆川博子 :スレ内でも評価高し。物語中盤まで我慢が必要か。
長宗我部元親 「夏草の賦」司馬遼太郎 :サクサク読み進められる。そのまま「戦雲の夢」へ突入。
毛利元就 「毛利元就」松永義弘 :物語内容は薄っぺら。個人的には永井路子の「山霧」が好き。
島津義弘 「島津奔る」池宮彰一郎 :パクリはやっちゃダメだけど物語としては十分楽しめる。
872 :
人間七七四年:2007/09/26(水) 23:40:26 ID:IaAVxJiJ
暇だから司馬関ヶ原の上を読み始めたら、群雲売ってるの見て買った。
7割方読んだが司馬関ヶ原と話しかぶりまくりワロタ。
でもやっぱり小説っぽいのは司馬の方かな。
群雲は話が淡々と進む感じ。
873 :
人間七七四年:2007/09/27(木) 01:44:57 ID:Cir2O+qw
三成の描き方は、司馬関ケ原よりむしろ「島津奔る」とかの方が
シンプルな分、印象的で良かったような。
大谷を自城に呼んで、サシで話し合いながら蜂起の決意をかためる所とか、
大垣城の戦いで、島津軍おっぽり出して非難轟々浴びながら
自分のふがいなさに、ひとり涙ぐむ所とか、ミョーに心に残った。
しかし、こちらはこちらで結局エピゴーネンだし、
義弘マンセーが鼻につくって意見もあるし、
ままならんもんだね。
874 :
人間七七四年:2007/09/30(日) 09:03:28 ID:998cJ8N6
「叛旗兵」に出て来る直江山城が一番好きだ
山田風太郎だけど
875 :
人間七七四年:2007/09/30(日) 19:05:43 ID:z2upSA3l
戦国時代が舞台の伝奇小説でオススメありませんか?
山田風太郎、隆慶一郎、宇月原晴明は一通り読んでいます
876 :
人間七七四年:2007/09/30(日) 20:55:57 ID:TB3OlZjg
>>874 アレに出てくる、片目を小判か何かで塞がれて池ポチャになる間抜けな政宗が一番本物に近そう。
かっこつけて登場して無様に退場するところにリアリティがw
>>875 国枝四郎はどうかな?神州纐纈城とか。戦前の作品で、もう無茶苦茶だけどすごく面白い。未完だけどw
あとこの人の蔦葛木曽桟もすごく面白い。未完だけどw
878 :
人間七七四年:2007/10/01(月) 05:59:48 ID:kWZY7VFk
>>875 最近個人的にツボだったのが
>>36でも言及してた
安部龍太郎 『神々に告ぐ』ですか。
いちおう主人公は、流れ関白の近衛某。
ところどころ、『花と火の帝』のパクリっぽい
ストーリー設定やコンセプトもワロスだが、
お前、そりゃ戦国伝奇モノじゃなくて
平安王朝ミステリーだよ!!な
メチャクチャな展開が一種独特でハマった。
あと、流れ関白の近衛某の前に、なぜか立ちはだかるw
ダークヒーロー松永弾正に萌えたッス
綺麗にイタくて品があった。一番好きな弾正かも。
>>94も読み応えあるのでオヌヌメ。
好き嫌いは分かれると思うが。
>>876 >池ポチャ
あそこは腹よじれる程ワロタよ。もうね、どうみてもドリフですwwww
山風だいすき。
879 :
人間七七四年:2007/10/01(月) 14:01:09 ID:RZj7uopp
神々に告ぐ、普通の歴史小説かと思って読んだらがっくりした
伝奇物なら伝奇物と背表紙なり裏表紙なりに書いとけー!
確かに松永弾正はなかなか良かったけどな
880 :
人間七七四年:2007/10/01(月) 18:43:28 ID:lG+Z6Nso
>>875 荒山徹「高麗秘帖」。
上のが楽しめたなら「魔風海峡」もお勧めする。
ただし、両方とも主な舞台が文禄の役の朝鮮。
881 :
人間七七四年:2007/10/01(月) 19:00:56 ID:kfLzjBVx
882 :
人間七七四年:2007/10/01(月) 19:21:07 ID:lG+Z6Nso
>>881 高麗も魔風も、両サイド(日朝)にともに主役級の人物がいる。
忍術とかに拒否感がない人なら誰でも楽しめる作品だと思う。
883 :
人間七七四年:2007/10/01(月) 23:58:27 ID:vgaoCJpt
皆川博子の「戦国幻野 新今川記」も、部分的には伝奇っぽくない?
作家自体が伝奇ものを得意ジャンルの人だし。
884 :
875:2007/10/02(火) 00:20:41 ID:ckXOrbpj
答えてくださった方々、ありがとうございました
弾正ラブなので、とりあえず安部龍太郎から読んでみます
エロさ(★5で満点、面白さとはあまり関係ない)
山本兼一
弾正の鷹 ★★★
とりあえず女と男が出てきて、とりあえずエロいことをするという、
かつての小生が最も嫌う展開の作品を連ねた短編集。
表題にもなっている弾正の鷹の、後半の急転換ぶりには絶句(悪い意味で)。
各編、登場人物それぞれの個が立っているが、信長だけは(エロ農夫には)
理解のしがたい描写をされていて、その落差が激しい。戦国の時代小説。
886 :
人間七七四年:2007/10/08(月) 20:04:03 ID:Bp7knp6e
白鷹伝と火天の城面白かったから買おうと思ってたがダメダメなのか
いや、つまらない本ではない。
いちおう全収録作及第点を上げてもいい。
弾正の鷹(収録作の一つ)も、らしい雰囲気が出てるし、そこそこキャラも立っている。
韃靼人の鷹匠とか出てくるので、白鷹伝の原型といえる内容か。
最後の超展開が受け入れられなかっただけ。
888 :
人間七七四年:2007/10/09(火) 02:02:22 ID:LpL4rfN8
889 :
人間七七四年:2007/10/17(水) 22:59:33 ID:YrdB7hUd
九州を題材にした(竜造寺や道雪、島津等)小説ってありますか?
890 :
人間七七四年:2007/10/17(水) 23:08:13 ID:jnRzHUaY
>>889 大友宗麟なら「王の挽歌」とか。
ただし、もっぱら大友宗麟の信仰、内面描写が主なので、
血沸き肉踊るというノリを望んでいるなら楽しめないかも。
891 :
人間七七四年:2007/10/18(木) 01:50:00 ID:OAcO7Qvu
適当な書店サイトやAmazonで、島津と立花宗茂の検索掛けるだけでも、相当数出てくるとは思うな
逆に言えば、他が少なさそうだけど
892 :
889:2007/10/18(木) 04:06:32 ID:03t/Lz1C
>>890>>891 サンクス
個人々々のじゃなく合戦などの流れ(全体)を書いたものが読みたくて
やっぱり戦史とかしかないですか
893 :
人間七七四年:2007/10/19(金) 02:16:47 ID:J1EeS0Td
たしか「九州三国志」という本を昔図書館で見た事がある。
内容はハッキリ覚えてないが、多分貴方の望みには近いと思う。
894 :
889:2007/10/20(土) 22:31:20 ID:bAIWzeej
>>893 サンクス、探してみます
と言うか九州の合戦って詳細な資料が無いのかほんとに何も無いのか
中央に比べてドラマが無いから書く人も少ないのかな?
895 :
人間七七四年:2007/10/20(土) 23:58:10 ID:b9lFvhYb
>九州の合戦って詳細な資料が無いのか
んなこたーない
>ほんとに何も無いのか
そんなことはない
>中央に比べてドラマが無いから
そんなことはない
>書く人も少ないのかな?
…これは確かに少ないorz
所詮地方史ものは売れないし
視聴率も上がらないからドラマにもならないし小説でも出版社に却下されることが多いんでしょ (つд`)
ということでドラマも小説も三傑がらみばかり
896 :
人間七七四年:2007/10/21(日) 00:19:11 ID:v7jRIVNb
基本有名な人物が居ない=わからないで敬遠されるんだろうな。
897 :
人間七七四年:2007/10/21(日) 09:00:27 ID:T6GoeBWI
司馬遼なみの大物に取り上げてもらわないとメジャー化は望み薄だな
「瀬戸の軍狼」井瀬伴著
主に備中国の戦国時代を三村方の立場から書いた本。
小説と言うよりも事実を淡々と記している印象。
備中国の戦国時代を通して知りたい人には面白いんじゃないだろうか。
899 :
nori:2007/10/24(水) 13:56:04 ID:frpRnPP4
どこかに「倭寇」を題材にした冒険小説ないでツか??
パイレーツ・オブ・カリビアンみたいにかっこいいのがいいな
900 :
人間七七四年:2007/10/24(水) 14:15:49 ID:oC4yn/49
900なら天翔ける倭冦でググれ
901 :
人間七七四年:2007/11/01(木) 19:27:26 ID:WggOti6b
age
902 :
人間七七四年:2007/11/12(月) 12:11:28 ID:iKKghFmC
ひょっとしたらシミュレーション小説の挿話が記憶に残っているだけなのかもしれませんが、以下の話はいつ、どこであった話なのでしょうか?
戦国時代、ある城が攻防戦の末に敗色濃厚となり、城主は自分の命とひきかえに城兵の助命を申し出た。それに感服した寄せ手の武将は彼を部下にしたいと考え、「君まで死ぬことはない」と返答した。
しかし城主は「主君への旧恩が云々」といってあくまでも自決する意志。そこで寄せ手の武将は切腹を思いとどまらせる為、「君の気持ちは十分に分かるが、もし人望高い君を死なせてしまった場合、城兵やこの土地の民は我々に恨みを持つだろう。
そうなっては面倒だから、もし君が自決するならば我々は彼らを皆殺しにしなければならなくなる。城兵や民衆を救いたければ生きて我々に降伏してくれ」と回りくどいかたちで自決をやめるよう言うと、「そこまで言われたならしょうがない」と城主は降伏した、という話です。
903 :
人間七七四年:2007/11/18(日) 15:00:30 ID:NGmyFDWH
a
「聚楽」は色んな意味でお勧めです。
まあ歴史小説というより石川賢の領域に突入してるのが
好き嫌い分かれそうですが。なんせ秀頼が魔界転生するんだよ。
あと久秀の話題が出てたので「黎明に叛くもの」はどうでしょうか。
分量の都合のせいか途中でチトだれるけどイカす話です。
それにしても宇月原先生は信長LOVEが行き過ぎて
信長ファックの領域にまで達しているのがなんともw
ついでに足利義教がメイン張った話はあんまり無いようですね。
ある意味じゃ信長にも匹敵する怪人なのにさ。
905 :
人間七七四年:2007/11/18(日) 15:16:09 ID:NGmyFDWH
>>177 宇月原センセイと言えば"斎藤道三ひとり説"を取り上げた理由についての説明が
印象的だったな
「本作が『国盗り物語』へのオマージュでもあるからですが、
何より、伝承もまたもうひとつのリアル、たとえ史実とは違っていても、我々の
大切な歴史の一部にほかならないと信じるからです」
それだけに文庫版の解説がナントモ……
906 :
人間七七四年:2007/11/18(日) 15:18:06 ID:NGmyFDWH
>>177 宇月原センセイと言えば"斎藤道三ひとり説"を取り上げた理由についての説明が
印象的だったな
「本作が『国盗り物語』へのオマージュでもあるからですが、
何より、伝承もまたもうひとつのリアル、たとえ史実とは違っていても、我々の
大切な歴史の一部にほかならないと信じるからです」
それだけに文庫版の解説がナントモ……
907 :
人間七七四年:2007/12/03(月) 02:53:10 ID:ZyhX1Tl7
最上義光がメインになっている作品ってありますか?
伊達の引き立て役じゃないものが読みたいのですが。
中村晃のは読んだけど、あまりぐっと来なかったです。
908 :
人間七七四年:2007/12/28(金) 21:04:16 ID:IbBQ/Yv/
保守
909 :
人間七七四年:2007/12/30(日) 21:36:13 ID:Sa0nRHm1
保守でござる
910 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/04(金) 16:23:23 ID:7MOQHD2G
海道龍一朗
『禁中御庭者綺譚 乱世失踪』(新潮文庫)
読了
戦国小説としてはさほどの出来とも言いがたいが、戦国TRPG小説として読むと大変面白いw
TRPG好きな人にはお勧めです。あと、ライトノベルが好きな人でも素直に入っていける小説だとも思う。
911 :
人間七七四年:2008/01/05(土) 00:51:24 ID:62M/T9iy
×失踪
○疾走
わざとならごめん。ちょうど読んでた。確かにあのキャラ立ちは逝ってる。
「三匹が斬る」みたいな感じでドラマ化して欲しいくらいのノリなのだけれど
要所で戦国物のツボを押さえているのも嬉しい。
畿内人が口をそろえて「松永の阿呆」呼ばわりするのに笑った。
そして剣聖アイドルすぎるだろ常考
>>911 > ×失踪
> ○疾走
ごめん素で間違えたw
まあぶっちゃけると「乱世疾走」は、信長上洛後の時代背景を舞台に
戦士(新陰流剣士)
忍者(女忍者)
僧侶(宝蔵印流荒法師・伊綱使い)
魔法使い(陰陽師)
商人(堺)
のパーティで冒険する話、と理解するとわかりやすいですな。
時代解釈や実在する人物の造型に新奇なものはあまりないけど、ツボはきちんと押さえているので
戦国好きにもちゃんと楽しめる。あとアクションシーンうまいねこの人。
914 :
人間七七四年:2008/01/06(日) 10:12:23 ID:8gRx2TF0
北条早雲で面白いのはありますか?
915 :
-:2008/01/06(日) 15:07:39 ID:O91YvBnk
司馬のがあるけど面白いかはわからない
司馬の箱根の坂は個人的には微妙だな。司馬の意図が空回りしていると言うか、ぶっちゃけ江戸期の
講談の焼き直しでしかないと言う感想。
917 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 18:16:37 ID:j9SxgWE5
臥竜の天
火坂雅志/著
現代的な視点と大胆な発想で描く。山岡荘八版『伊達政宗』に迫る野心作・・
文芸評論家 末國善己氏。
今もっとも熱い作家が、最新作の主人公に選んだのが、独眼竜こと伊達政宗である。有名な
山岡荘八の政宗は、用心深い調整型の人物だったが、火坂は大胆な発想で戦国時代を駆け抜けた
改革者として政宗を描いていく。豊臣秀吉が巻き起こす“改革の嵐”の中で育った政宗は、改革路線に
“負”の側面があることに気付く。そこから真の改革を始めた政宗は、中央集権化を進めて地方を
切り捨てようとした石田三成と戦い、徳川政権下では、自主独立の財源を確保するため海外交易を
目論(もくろ)む。地方の発展こそが重要との信念を貫き、中央政界に面従腹背(めんじゅうふくはい)を
続けた反骨の政宗は、まさに改革の時代、地方の時代に生まれたヒーローだ。
文芸評論家 末國善己。
天下が豊臣(とよとみ)の時代に移り変わろうとする戦国末期――。いまだ群雄(ぐんゆう)が
割拠(かっきょ)する奥羽(おうう)で、隻眼(せきがん)の政宗(まさむね)は伊達(だて)家の
当主となった。畠山(はたけやま)氏に裏切られ、父・輝宗(てるむね)を喪(うしな)った政宗は、
父の屍(しかばね)を越えて奥州制覇に乗り出し、時に非情な疾風怒濤(しっぷうどとう)の攻めで、
次々に版図(はんと)を広げていく。だが、みちのくの実力者・蘆名(あしな)、佐竹(さたけ)の連合軍を
破り、百五十万石の大大名に躍り出たことで秀吉の勘気を被(こうむ)ることとなった。天下取りを
目前にした秀吉の軍が小田原の北条(ほうじょう)氏に迫る中、政宗は生死を賭(と)して参陣するが……。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031975957&Action_id=121&Sza_id=C0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813 これ読んだ人いるかな?購入の参考にしたいので感想など教えれもらえると嬉しい。
918 :
人間七七四年:2008/01/07(月) 21:28:27 ID:/00NHzV0
>>916 江戸期の講談とか読まないし普通に良作だと思った。
江戸期の講談ってどうしたら読めるの?
919 :
人間七七四年:2008/01/09(水) 21:56:42 ID:/rEY6pwJ
920 :
人間七七四年:2008/01/11(金) 12:28:15 ID:w8eOgFil
>>917 政宗を徹頭徹尾、ちんけな策を弄するが結局は失敗に終わって、
なんとか己のまねいた危地を脱するのがせいぜいのトホホな野心家として描いている点で、
獣面人心のいびつな直江山城が主人公だった天地人よりは反感なく読めたが、微妙すぐる。
片倉小十郎(景綱)が全然魅力的でない。
なんかその書評違和感があるなぁ。地方の発展云々など、本書の政宗は思ってなさそうだが。
北上次郎か縄田一男ならもう少し的確な書評をしてくれるだろうに。
心地よく読めた度でいえば
虎の城>沢彦≧新潟樽きぬた≒臥竜の天>天地人
で、あまりお勧めできない。
>>920 なるほど。虎の城が面白かったのでどうしようかと思っていたんだが
すごく参考になった。ありがとう。
922 :
人間七七四年:2008/01/12(土) 21:37:25 ID:7tNnlLdh
俺まだ高校生で今いろいろな戦国時代の小説読みあさったり、勝手に研究したりしてる
いつか小説書くのが俺の夢
あと十年くらい知識身につけたら執筆にかかります
その時は是非皆様手に取ってください
923 :
人間七七四年:2008/01/12(土) 21:39:31 ID:wy+daM0X
>>922 試しに今から小説投稿サイトで書いてみたらいいじゃない
924 :
人間七七四年:2008/01/12(土) 21:39:44 ID:qYup7IjL
十年じゃ無理だな…資料集めや調査、研究で二十年はかかるよ
925 :
人間七七四年:2008/01/12(土) 21:46:06 ID:3DL/Wljz
同人なら兎も角、小説読んで小説書いちゃ駄目だろ
史料に当たらないと
926 :
人間七七四年:2008/01/12(土) 22:18:40 ID:9IWxGW44
>>922 戦国ではないけど、足利義教書いてくれ。これといった小説はないだろ。
927 :
人間七七四年:2008/01/12(土) 22:41:55 ID:o34rzQd3
織田信包を深く調べて書いてみるかな。
928 :
人間七七四年:2008/01/13(日) 01:08:13 ID:RbpjR9ux
みなさまレスありがとう
一度書いて友達に見せたら、ちょっとちやほやされてこんな夢を持ちました
歴史考証が全くできてないから、まだ投稿できるほどは書けませんよ
とりあえず今は東大を目指して勉強してます、高2なんで‥
大学では歴史について深く学び、しっかりと史料を多方面から考察できるようになりたいです
それからですよね
書きたいなんて夢を人前で堂々と言えるようになるのは。
とにかくがんばります!
>>928 つーか、それなら研究者になったほうが…。
歴史小説家に必要なのは時代考証ではなくイマジネーション。
司馬遼太郎だって吉川英二だって歴史を専門に学び、研究した人間ではない。
歴史小説もあくまで小説なのであって、物語として面白いことが第一義。
小説を書きたいのなら少なくとも大学時代は、歴史以外のものを勉強する事をお勧めする。
930 :
人間七七四年:2008/01/13(日) 01:27:03 ID:PxC2g7q3
ひとつの事に拘りすぎると視野が狭くなるからなあ
931 :
人間七七四年:2008/01/13(日) 01:43:27 ID:8AeI7rcQ
津本陽みたいな小説家目指してるんじゃね?
932 :
人間七七四年:2008/01/13(日) 02:07:25 ID:rUe8dKgC
足利義教といえば室町の大予言くらいしか思い出さない
933 :
人間七七四年:2008/01/14(月) 01:54:53 ID:dLGlsySB
>>932 岡田秀文が「魔将軍―室町の改革児、足利義教の生涯」ってのを書いてるけどどうなんだろ
934 :
人間七七四年:2008/01/16(水) 02:32:26 ID:z86qhagy
・・・タイトルが目に入った瞬間、反射的に引いたw
本文中でもその3文字使ってるのかなってことでは惹かれるものが…
935 :
人間七七四年:2008/01/16(水) 15:02:17 ID:K+sjOfpM
RPGの中ボスみたいだな>魔将軍
936 :
人間七七四年:2008/01/16(水) 15:07:11 ID:G7KG15Nl
>>934 アニメ版デビルマンのデーモン族幹部みたいだな>魔将軍
937 :
人間七七四年:2008/01/17(木) 21:49:38 ID:zXQbGt2n
ダイヤモンドのボディをもっていそうだな>魔将軍
938 :
人間七七四年:2008/01/17(木) 22:01:26 ID:5cqV2vYr
それは悪魔将軍ジャマイカ?
939 :
人間七七四年:2008/01/29(火) 16:20:13 ID:MKfXJ1M8
最近出た「桃山ビート・ドライブ」ってどうだろう?
面白そうだが、ちょっと読んだ限りでは三成がテンプレ通りの
悪役ぽかったが・・・・。
あと、ちょっと前に話題にでてた「戦国艶武伝」も読んだ。
普通にいけた。正直エロい部分少なくてもいいかも。
人物の解釈が面白かった。正直あそこまでカッコいい福原長尭と
大野治長が見られるとは思わなかった。ただ、加藤清正が嫌いなのか、
非常にえげつない男として描かれていたので、清正好きな人には
鬼門かもしれん。それにしても、勝成を取り上げた小説って血槍三代といい、
エロメインなのはなぜだろうかw
・・・まあ、血槍三代は早乙女貢だしな
940 :
人間七七四年:2008/01/31(木) 01:21:46 ID:T3iZ+6yG
直木賞とってるとか、候補にはなったとか
吉川英治賞、同新人賞
新田次郎賞、女流文学賞、同新人賞などその他いろいろ
昨今の直木賞のヘタレぶりとか劣化が激しいこともあり、
また時代小説は受賞が難しいってこともあるけど
賞をとってりゃ良いってもんでは無いが、評価は重要だ。
文庫書き下ろし専門だったり、三流文庫本ばっかりだったり
大手からハードカバーを出せない作家って
相対的に筆力が劣っている、何かが足りないことが多いと思う。
人を描けない・・・というかね。
諸田玲子はもう直木賞は無理なのかなぁ・・・
941 :
人間七七四年:2008/02/04(月) 01:05:56 ID:/jxyXNvs
長篠後の武田-徳川の遠江での駆け引きを描いた津本陽の
「暗殺の城」。よくもまあマイナーなネタを題材にしたものだ。
942 :
人間七七四年:2008/02/14(木) 02:25:28 ID:l9SPAOk8
神州纐纈城よんだ
はじめて「未完」に殺意を覚えた。ここで終わりって犯罪級だろ。
以来赤備え見るたびに怯えてしまうどうしてくれる。
>>942 まあ逆に言えば、未完だからこそ永遠の名作だよな、あれ。
あの時代で無理に終わらせると、妙に道徳的な、訓戒的な締め方になってしまっていたと思うし。
944 :
人間七七四年:2008/02/16(土) 00:32:00 ID:zrPadWcF
化粧槍とんぼ切りてどう?
945 :
人間七七四年:2008/02/16(土) 21:46:12 ID:RalXqiV9
>>941 あれは静岡新聞に連載されてたから、読者にはおなじみ…とまではいかないが、
どこの話かぐらいはわかったと思われ
946 :
人間七七四年:2008/02/19(火) 13:43:16 ID:iNXnXTT8
沙也可という売国小説読んでます
947 :
人間七七四年:2008/02/19(火) 20:34:50 ID:iNXnXTT8
カラスのカア助てすげえな
948 :
人間七七四年:2008/02/20(水) 00:58:34 ID:VF8VeHYG
酷い小説だった
随所にカタカナ出るし史実歪曲しとるし設定もコロコロ変わっとる
江宮さんは小説家に向いてない
949 :
人間七七四年:2008/02/20(水) 01:18:35 ID:odCRGNzK
同じ沙也可ものでも、荒山徹「サラン」所収の「何処か是れ他郷」は良かったな
朝鮮に帰化したことをマンセーせずに、むしろ沙也可が朝鮮の差別や捏造祭り上げに翻弄されて絶望したりする
小説ではないが、学研新書の「秀吉の接待〜毛利輝元上洛日記を読み解く〜」は面白かった。
951 :
人間七七四年:2008/02/21(木) 13:19:19 ID:NRkn/cgH
津本陽の宇喜多秀家読もうと思うんですけど誰か読んだ人いますか?
952 :
人間七七四年:2008/02/21(木) 15:04:23 ID:qRvvv3er
>>950 マジで?買おうか迷ってんだけど
秀吉サイドがメインなのか毛利サイドがメインなのか分からないから二の足踏んでる
>>952 毛利家の文書を元に構成しているので、勿論輝元メイン。
だけどおそらく絶頂期の秀吉の日常を垣間見えたり、当時の豊臣体制の内容、あとこの時代でも
大名ってこんなに忙しいのかと、いろいろと認識を新たにさせてくれるよ。
あと、個人的には輝元が上洛前に、周防の家臣に「すまないけど銀100枚貸してくれ!絶対返すから!」
って手紙を出してたってエピソードが面白かったw
954 :
人間七七四年:2008/02/21(木) 15:29:14 ID:T8CKCyi4
>>953 > 「すまないけど銀100枚貸してくれ!絶対返すから!」
大名権力の絶対化への道は険しいな。絶対権力持ってたら、家臣にこんな多重債務者みたいなことは言わないだろう。
まあ家臣に押し込められたりするんだから近世大名だって絶対権力を持っていたわけではないんだが。
955 :
人間七七四年:2008/02/21(木) 17:58:03 ID:3vlhedUV
>>951 二度ほど読んだ
前半は親父である直家が主役
一冊だけど分量はかなり多いし、津本陽らしく史料重視で淡々と話が進むけど
この親子を主役に描いた小説は殆どないし、宇喜多好きでこの手の作風が
苦手でなければそこそこ楽しめると思う
956 :
人間七七四年:2008/02/21(木) 20:03:14 ID:qRvvv3er
>>953 ありがとう
秀吉絡みの方を期待してたが面白そうだから買うことにしようw
957 :
人間七七四年:2008/02/22(金) 15:14:33 ID:YK9BG58r
>>955 ありがとうございます。前々から宇喜多家に興味があったので読んでみます。
958 :
人間七七四年:2008/02/22(金) 23:48:07 ID:RYEDxf9D
「のぼうの城」が売れてるようだけど、
読んだ人はいるかな。
朝日新聞の書評欄にもとり上げられてるし
映画化の話もあるそうなのだが。
959 :
人間七七四年:2008/02/24(日) 12:31:55 ID:tIZL/u1l
学研M文庫の本多忠勝よんだ人いる?
登場人物の口調がみんな笑えるんだが、
今川氏真の「おじゃあ…」にはハゲワロタ
960 :
人間七七四年:2008/02/24(日) 21:49:10 ID:zuHs+my/
学研M文庫程度のものは元から読まない。
つーか学研M文庫は、一体どういう層が読者なんだ?
962 :
人間七七四年:2008/02/25(月) 02:50:00 ID:SoTXqMkA
作家も似通ってるし、基本、歴史群像と一緒では
赤川次郎とかと同じような方向性?
お手軽お気楽安価に目を通せる娯楽本という意味では、ラノベ同様、文庫の原点なのかもね
歴史ものでいうなら、ゲーム・漫画で広がった裾野のキャッチをしたいような雰囲気だし
963 :
人間七七四年:2008/02/25(月) 22:20:26 ID:1sQMq1MI
岩井三四二の斎藤道三モノは面白かったよ、M文庫
964 :
人間七七四年:2008/02/29(金) 21:25:35 ID:OhrBqfp3
結城秀康は意外といけたが>M文庫
965 :
人間七七四年:2008/02/29(金) 22:48:57 ID:GdZaXTzz
立花宗茂も良かったしな
学研やPHPを馬鹿にする奴って赤川次郎や西村京太郎を多作ってだけで
嘲ってみせるような見識のない奴だと思う
中には佳作もあるわけで要は各論的な取捨選択が大事なのに
966 :
人間七七四年:2008/03/01(土) 00:37:44 ID:50KGX7lp
岩井はすでにハードカバーも出せる作家だよね。
>>955 うーん、自分は人物の描写や感情の流れも含んで時代小説を読みたいので
>学研やPHP の作品のなかにはそういう筆力に欠けてる作家も見られ
(この辺は個人の指向でり感性の問題なんだと思う、失礼)
あまり評価は高くない。
赤川次郎や西村は知名度も高く、部数も売れ
世間の評価を得ている第一線の有名作家なので
名を出すのは少し違うと思う。
967 :
人間七七四年:2008/03/01(土) 00:51:57 ID:KrTF335v
十把一からげに判断するなという話
968 :
人間七七四年:2008/03/01(土) 04:39:56 ID:b0hwD3Np
中には良いものもあるから総論的批判は良くないという口から、十把一絡げな総論全開(PHP馬鹿にする奴云々)で
人を批判しているというのも、また微妙なお話ではある…
各論と総論はなるべく併記した方が良い、というのが落とし所かな
969 :
人間七七四年:2008/03/01(土) 19:00:48 ID:l360BU+P
一冊一冊吟味するのは難しいからどうしても一絡げになるのはしょうがない
むしろそういう知られざる名作を紹介するスレなんじゃないの?
970 :
人間七七四年:2008/03/01(土) 21:03:32 ID:A2ReXxPD
>>942 そんな貴方にちゃんと完結している石川賢版をお勧めします。
ところで宇月原晴明先生はなぜ寡作なんでしょうね。
最低でも年一冊のペースで出版してほしいと思うのに……
971 :
人間七七四年:2008/03/01(土) 22:06:11 ID:l360BU+P
色々調べるのに時間かかるんじゃね?
972 :
人間七七四年:2008/03/01(土) 22:37:55 ID:KrTF335v
>>968 いや微妙も何も現にそういう奴がいたから言ってんだが
何で「レーベル単位で馬鹿にする奴を批判する」ことが
「十把一絡げな総論全開」になるの?
973 :
970:2008/03/02(日) 10:24:04 ID:gZLLLZFo
>>971 だとしても似た様なタイプの作家である所の荒山徹辺りは連載持ちでやってるんだが……
974 :
人間七七四年:2008/03/02(日) 10:41:08 ID:HhfQyKlD
荒山徹の速筆ぶりは異常
生き急いでるのかと不安になるくらい
975 :
人間七七四年:2008/03/03(月) 19:34:38 ID:+5QW9xcY
学研M文庫ってマニアからはこんな目で見られてたのか…。
なんか軽くショックを受けた。
976 :
人間七七四年:2008/03/05(水) 21:08:22 ID:Ji4X4wke
>>970 兼業らしいから…(安徳天皇の頃はそうだった
天王船収録の秀吉と隆景の話は短編だけど、佳品て感じで一番好きだ。
977 :
人間七七四年:2008/03/06(木) 02:55:43 ID:SyNdRpAT
良スレ
978 :
人間七七四年:2008/03/08(土) 15:35:23 ID:rjJ2n/Ts
>>963 岩井三四二って書く対象がマニアックだよな
多分一番メジャーなのが斎藤道三で、
あとは日根野弘就だの、長島の一揆とかだもんな
こういうのをもっと書いてくれる人がいるといいのだが、
一歩間違えると主人公の話はスカスカで、信長の天下統一の過程書いてるだけとか、
「そんなキャラかよ?」と言いたくなる捏造設定になっちゃうからな…
979 :
人間七七四年:2008/03/08(土) 19:26:18 ID:+LNE5Bj7
でも偏見を持たれ易いブランドではある>学研M文庫
981 :
人間七七四年:2008/03/08(土) 20:16:16 ID:hs1qkROp
>>980 海音寺潮五郎の西郷隆盛復刻してたのにさ
982 :
人間七七四年:2008/03/08(土) 20:32:51 ID:sJ3nG2K7
玉石混交ってことでしょ。PHPもそうだけど。
983 :
人間七七四年:2008/03/09(日) 22:11:41 ID:aDHREQXD
PHPの名作・良作を挙げてみろや
984 :
人間七七四年:2008/03/10(月) 04:53:54 ID:01RkBkCF
985 :
人間七七四年:2008/03/10(月) 22:35:12 ID:76+UdF9O
PHPで良作というと
・鬼と人と(堺屋太一)
・各種アンソロジー(海音寺とか池波とかを収録)
中国物だけど
・楊家将(北方謙三)
この辺は有名作家が書いてるだけに(好みは分かれるにしても)、十分読める作品だと思う。
PHPも学研M文庫も、あの表装の安っぽさで相当損していると思う。
特にM文庫の背表紙のロゴは、かなりいただけない。
987 :
人間七七四年:2008/03/10(月) 23:13:03 ID:76+UdF9O
PHPはともかく、学研M文庫は仮想物が多いことも偏見を持たれる理由ではないかな
988 :
人間七七四年:
PHPは島津義久とか
あと立花宗茂はどっちのも良いと思った