1HAARTが開発されてからは、HIV感染患者さんの予後は飛躍的に改善してきています
HIV薬はHIVを体内から完全に排除できる薬ではありません。よって抗HIV薬は、開始したら一生飲み続けていくことになります、
抗HIV薬を中途半端に内服してしまうと、薬が効かなくなってしまいます
ウイルスが薬に対し耐性を獲得してしまうためです。
内服10回のうち1〜2回飲み忘れてしまうだけで患者さん2人に1人は治療に失敗してしまうのです。
ウイルスが耐性を獲得するということは、使える薬の選択肢が狭まるということです。
すなわち中途半端な内服は、今後何十年とウイルスを抑えつける武器を自ら捨てているのと同じことになります。
きちんと内服していくには「アドヒアランス」が不可欠です。
アドヒアランス
患者さんが積極的に治療方針に参加し、自らの意思に従って治療を実行(内服)すり
それを続けていく姿勢を表した用語です。
考えなければならない二つ目のケースは、配偶者の両方ともが血清陽性の場合で、
最初見たところでは、両者ともすでに感染しているので、健康な配偶者の感染の問
題は全くないように思われます。したがって、それは、妊娠の危険性とそれを防ぐ
科学的に妥当で倫理的に認められる手段を夫婦にはっきりと示す問題です。とはい
うものの、すでに述べられているように、結婚生活において生命を伝えるべきかど
うかを責任を持って決定しなければならないのは、夫婦自身であって他の誰でもな
いのです。この責任には様々な要素が含まれていて、その中には子どもに感染させ
る危険性やまた両親の状態を考えれば子どもが近いうちに孤児となる可能性が含ま
れています。このような状況においては、科学的な知識がもっと進むまで、妊娠の
可能性をあきらめることが本当に父性及び母性の責任ある行為だと思われます。こ
のような選択は結婚生活の目的と対立するものでないでしょうし、また他の種類の
病気に対しても提案されうるものです。
もし夫婦が責任を持って子どもを作らないと決めれば、妊娠を避けるためにどのよ
うな手段を使うべきかという問題に直面します。フマネ・ヴィテの教えと、人間と
人間の行為に対する全ての考え方に照らして見れば、避妊は倫理的に受け入れられ
ないものです。
「私は、これらの人間的、キリスト教的結婚観の原理にもとづいて、…出産をさま
たげることを、達成すべき目的として、あるいは用いるべき手段として意図するい
かなる行為も、また同様に排斥されなければなりません。」(『フマネ・ヴィテ』
14)。(5)
全ての避妊のテクニックに固有の誤りの危険性もまた述べておかなければなりませ
ん。それは考慮に入れなければならない誤りで、中絶でもって取り除くことが極め
て不当なこととなるであろう誤りです。したがって、自然な産児制限の方法が指摘
され、理論的な観点からこの選択は倫理的に認められるものとなるでしょう。
「したがって、もしも、夫婦の肉体的あるいは精神的状態または外的環境のために、
妊娠の間隔をのばす正当な理由が存在する場合には、生殖機能に内在する自然的周
期を利用して不妊期間
ウレアプラズマの種類 健康な女性の約30%の膣内に検出され、
多くの学者たちは正常な膣内細菌の一部と検討しているという論文もあるが、
産婦人科では出産を予定している妊婦にウレアプラズマのテストを行っている。
?2009年のアメリカの医師エリザベスM氏によると、ウレアプラズマは
先進国における死産の最も一般的な原因の一つという見解も発表されている。
米アラバマ大学でウレアプラズマが子宮で発見された子どもに
精神運動発達指標(PDI)の障害がある、神経合併症、脳性麻痺のリスクがあるという
研究も報告されている。
強いウレアプラズマは羊膜嚢に浸透し、胎児に重大な危険をもたらすという論文もある。
?Ureaplasma urealyticumは性病科、産婦人科を受信する患者の間で
より一般的である。ヒトの生殖器の粘膜に癒着し生息します。そして徐々に
骨盤内へ上昇し、泌尿生殖器系の全ての臓器に影響を与えます。
精子に付着し、妊娠を阻害します。また、他の細菌やウイルスによって
引き起こされる疾患を悪化させます。症状がマイコプラズマと非常に似ている。
疥癬 ヒゼンダニ(疥癬虫)に感染し症状が出る皮膚病です。
疥癬ダニの大きさは0.35×0.25mm。雄は雌よりも小さい。
雌は皮膚内に寄生し顎の針を使って角質に巣をつくり、
卵を産み付けます。数日で卵からかえった幼虫は数週間でヒゼンダニになります。
疥癬は性器の病原体を指し、性器感染症の病因分類に従って世界的に有名な
内科ハリソンの原則により性器に痒みをもたらす性感染症として分類された。
皮膚にはかさぶたと糜爛(びらん)が見られます。性器に疾患が見られた場合は
性器ヘルペス、梅毒と間違えないようにしなければなりません。
治療には15日間ほどの日数を要します。
膣ガルドネラ症 膣ガルドネラは高い付着力をもっていて直腸や
咽頭に膣ガルドネラが寄生しますので、同性愛者などでも感染が起こります。
膣ガルドネラと膣乳酸桿菌は同じ栄養素を摂取するのでエストロゲンに
よって調整されているグリコーゲン、膣ガルドネラ保有者の膣上皮細胞の
レベルが非保有者と比べて低いことが明らかになっています。
膣ガルドネラを常在菌として保有していない女性が感染すると、おりものが
変化し黄色や白っぽいおりものが出てきつい臭いがします。
この臭いはロシアでは「腐った魚」と呼ばれていて、膣ガルドネラのたんぱく質
(プトレシンとカダベリン)分解酵素の生成時に発生する時に発生する特有の
臭いとされています。妊娠している場合、前期破水や早産の危険があります。
膣ガルドネラにより膣内のpHが変化し、アルカリ性化します。
そして正常な微生物叢の数が健全な女性に比べて25%低いことが報告されています。
膣ガルドネラを保有している女性は低免疫化し疫学的リスク、感染のリスクが高くなります。