抗HIV薬を中途半端に内服してしまうと、薬が効かなくなってしまいます。
ウイルスが薬に対し耐性を獲得してしまうためです
内服10回のうち1〜2回飲み忘れてしまうだけで患者さん2人に1人は治療に失敗してしまうのです。
ウイルスが耐性を獲得するということは、使える薬の選択肢が狭まるということです。
中途半端な内服は、今後何十年とウイルスを抑えつける。
武器を自ら捨てているのと同じことになります。
きちんと内服していくには「アドヒアランス」が不可欠です。
アドヒアランス
患者さんが積極的に治療方針に参加し、自らの意思に従って治療を実行(内服)し、それを続けていく姿勢を表した用語です。
治療の決め手は何と言っても「アドヒアランス」です。
自分のライフスタイルを確認しましょう
内服できる状況や環境を探していくことで、内服を生活の中に取り込んでいく。内服を忘れない。
携帯電話のアラーム機能などを利用して、内服忘れを予防していきましょう。