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メタモルフォーゼ ◆4Nm3cpqM :
お返事が遅くなりました。
和泉市における「人権啓発」は「同和問題」から始まり、現在では「障害者・男女
・在日外国人・高齢者・子どもの問題」に加え、遺伝子の組み替えや脳死の問題・プ
ライバシーの問題。エイズ・ハンセン病・Oー157等の「人権問題」が問われ、また
新しい人権問題が次々に発生するものと考えられます。
○○××さんご指摘のように、今の日本は多数意見や多数の人数で物事が決まっ
たり、正しいと判断されたりすることが多く、またマイノリティーの人々が差別され
たり、人権侵害を受けたりという状況はあります。
現在、「美容整形」に関する意見や個人としての好き嫌いはあると思いますが、
「自分の好き嫌い」や「自分の意見」で「ある人や集団」を差別する「権利」は誰に
もありません。
現在、市では、「人権問題」は「被差別者」の問題ではなく、市民一人ひとりの問
題だという啓発を続けております。
また、「差別」や「人権侵害」の歴史は、人間とともにあったのではないかと私も
考えます。しかし、それを作り出したのも「人間」なら、なくしていくのもその「人
間」の責任です。
社会の中にあるシステム・制度・慣習や、生活の中にある「当たり前」といてきた
こと、そして、人の心の中にある「差別」や「人権侵害」は、行政の力だけではなく
なりません。
○○××さんのように「人権問題」として意識される方が増え、あらゆる場面
で、多くの人々が、行政とともに行動をおこして頂くことが、「差別」や「人権侵
害」をなくしていく近道だと思います。
一人でも多くの○○××さんのように「人権問題」に気付いて頂ける市民の方が
増え、また、一つでも多くの人権施策を実施できるよう、これからも努力致します。
和泉市役所 人権国際課 櫻井 好美