タイの美容整形について情報交換しよう!

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257バンコク週報より
スダラット保健相によれば、タイ北部・チェンマイ県で先日、
脂肪吸引手術を受けた高校2年の女子学生が死亡した事故を受けて、
保健省では民間クリニックによる美容整形外科サービスを制限する
ことにしたという。新省令では、民間クリニックが切開手術や吸引機
を使用することで、500ccを超える皮下脂肪を除去すること、顔面の
美容整形・豊胸手術・性転換手術を行うこと――を禁止している。
脂肪吸引による死亡事故は今月5日、チェンマイ県の
チャーリー・クリニックで発生、同クリニックのすぐ近くに住む
17歳の女子高生が大腿部の脂肪吸引手術中に死亡した。保健省では
、同クリニックに営業停止を命ずるとともに、関係書類などを押収、
医療サービス内容などを調べているところだ。
スダラット大臣は、「脂肪吸引は、人命にかかわりかねない医療行為であり、
設備の整った病院で専門医が行う場合以外は認められない」とコメント。
さらに、「美容整形手術を行う病院は、患者の容態が急変することも考えられるため、
救急車で総合病院などに搬送できる態勢を整えていることが不可欠」と述べている。
死亡した女子高生の両親は先に、医療評議会に対し、クリニックを経営する
チャーリー医師の責任を追及するよう要請、評議会では3ヵ月程度時間をかけて、
同医師に責任があるかどうかを調査することになった。しかし、
チャーリー・クリニックは、保健省による調査が完了するまで営業停止処分
となっているものの、チャーリー医師自身は、医師免許を剥奪されたわけでは
ないため、今後もチェンマイ大学付属病院で勤務することになる。
チャーリー医師は事故直後、警察に対し
「脂肪吸引の際に処方した吐き気止めの薬に対するアレルギーで女子高生がショック死した」
と説明していた。