いまだ高給取りの銀行員:第7部

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707オプラの馬鹿さかげん
簡潔な文章のひとつのモデルで書いてみよう。

1)「自分の思惑に則った範疇にのみ相手の存在を矮小化する」
・「則った範疇」とは不適切な表現。
・「萎縮」はサ変動詞であり、動詞に「化」はつけることがない。
・「萎縮する」は自動詞、「相手を萎縮する」とは言わない。(「萎縮させる」なら可)
・「相手の存在を…する」のは内部の主観的な作業であり、そもそも
 自分の思惑以外の要素は介入し得ない。

修文:「かってな思い込みで相手を過小評価し」

・しかしいずれにせよ、オプラへの評価というものは、客観的な材料を元に
 他人の主観によって行なわれるものであり、上記批判は的を射ていない。

2)「しかもこれまで貸し付けた自分のちっぽけな前例踏襲だけの面目というのもある。」
・「しかも〜だけの〜のもある」は文法的におかしい。
・本文の書き振りでは「ちっぽけ」は「前例」に係る。「面目」に懸けるためには文章構成を変えよ。
・同「ちっぽけ」を受ける表現が無い。「ちっぽけ」な面目に「固執する」などの表現が必要。
・「前例踏襲だけの面目」では意味は通じえない。
 「面目を守るために前例を踏襲しつづける」意味に修文すべき。
・同「ちっぽけな面目が正しい判断阻害している」という表現に修文すべき。

3)「要懸念先か健全か、破綻かの判定基準」
・「与信判断」と書けば簡潔かつ正確。

4)「これまた自分の意のままになるかどうかのみ」
・「これまた」とあるが、他に「意のままになるか」の事例は一切出てきていない。
・このように断定する根拠が示されていない。このスレッドでもこう言いきる材料は出てきていない。
 非常に根拠希薄であり、この部分を「妄想」と批判されていることに気がついていない。

5)「客観的判断は行使されず〜」
・同上。現実を全く無視している。

6)「甘え甘えられ」
・本文の書き振りでは、甘えているのは融資を受ける企業であり、「甘え甘えられ」の状況ではない。

7)「だが、ここはお前の「利権」が遠く及ばないとこだ」
・意味不明。「利権」と言えば説得力が出ると思っているのか。

8)「本質的問題を判っていないのと、十分解っておりながら先送りし続けて
きた、どちらが責任が重いかと言えば後者の方ではないか。」
・こう判断する根拠が希薄。一般的にはどちらが重大かを一意に論じることはできない。