小泉内閣って怖くねーか? PART2

このエントリーをはてなブックマークに追加
131イトマン
>>130のつづき

ごく大雑把に言ってアメリカの民主党と共和党の対立というのは、大きな
政府・小さな政府の対立であるし、それは統制経済と市場経済の対立であっ
たといえるわけでしょう。そういう両者の交代の歴史でもあったわけだ(あ
くまで大雑把に言って)。

他方日本はというと、戦後ずうっと統制経済(でしょう?)大蔵省のパワ
ーエリートによって統制されてきたし、それで旨く逝ってた。そこへいき
なり市場原理?うまくいくわけがない。

私の専門は社会学なのでどうしても経済そのものよりも、人々のエートス
あるいは社会制度のほうに関心が逝くわけだが、市場経済を支えるエート
スというものがないね、日本には。日本人はずっと競争をしてこなかった。
競争しないですむ制度をずうっと昔から作ってきた。ペーパーテストだけ
で人の能力を測ってきたのはなにも大蔵省のキャリアだけじゃない。帝国
陸軍の昔からそう。実は徳川家康が作った制度。

談合的に物事は決定されていくし、誰も責任をとろうとしない。それは公
共事業の入札の場のみならず、国権の最高機関たる国会から、友達同士の
インフォーマルな小集団からしてそう。だからね、アメリカと日本では社
会の仕組み人の仕組みからして全く違うんだよ。そこへいきなり競争原理?
木に竹を接ぐとはこのことだ。