☆ 政治学者はだれがいい? ☆

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8869エリート街道69
一般にあらゆる状況下に置いても、
左翼は進歩主義、右翼は保守主義といっていいでしょう。
これは戦後史に限定するならば、東西冷戦構造下において自由主義陣営が
標榜した「保守」とは、結局二十世紀を目一杯使って徒労に終わった感の
ある「社会主義体制への移行」に対する「保守」であったわけです。日本
の立場は解釈が長くなるので略します。

しかし冷戦構造の変革後、自由主義陣営の中核であったアメリカ合衆国は
大きな転換点を迎えています。軍事的には世界の国家警察を自任していた
同国でしたが、90年代においては、湾岸戦争時のCNN捜査まではとも
かく、コソボにおける空爆、あるいは東ティモール問題等、国益を見出せ
ない場合は殆ど介入すらせず、昨今は国連脱退する匂わす始末です。
また経済的にもグローバル市場経済が暴走をきたし、これに危機を感じた
欧州では強い福祉と文化力を背景にした社会福祉国家への移行を中心に、
イデオロギー対立消滅後の新たな対立軸が生まれつつあるのが現在の状況
と言えます。