305 :
名無しさん@3周年:
昔、神を名乗る男の帝国があった
男は現人神として崇拝され、帝国内では誰の批判も受けなかった
神の国では現人神に無条件で従う事が美徳、現人神は絶対的な主権者だった
しかしあまりにも特異な個性を持ってしまった神の国、世界の理解を得られず孤立してしまった
神の国は突然世界に戦いを挑んだ、蓄えた武器で奇襲戦を仕掛けた
毒ガスや細菌兵器の使用も辞さない、神の国に正義は存在しなかった
多大な犠牲の下で神の国は敗戦した、現人神に従った信者達は次々と裁かれた
現人神の神聖は剥奪され只の人間に成り果てた、嘗て神だった男は罪を背負い審判の日を待つ
神の帝国は滅びた、今は姿を変え平和を希求する存在となった
だが神の復活を願い平和路線に異を唱える集団が現れた、現人神の時代を正当化までする
あの戦いは正当防衛だった、反省は自虐だ
組織を纏める求心力として現人神こそ相応しい、押し付けられた現体制は認めない
そんな主張をする一部の人々、それは本当に教団のためになっているのだろうかと思う