資本主義というOSは不具合が多発だ!part26

このエントリーをはてなブックマークに追加
602名無しさん@3周年
>>599
>山一は伏魔殿というか、とにかく情報隠蔽が酷かったそうだぞ。
>情報隠蔽さえなければ、欲しがる外資があまた有ったんだとさ。当時の新聞紙上ではね。

”大きすぎてつぶせない”という現実があるのだが(下記参照)、当時は”モラル・ハザード”を強くいう風潮があり、”モラル・ハザード”を強く言い過ぎた結果山一を破綻させたんだと思う
過去に山一を救済したのと同じ政策は可能だったのだが

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%97
問題点と危険性
ベア・スターンズ、フレディマック、ファニーメイ、リーマン・ブラザーズ、破綻の後、「核のボタンに匹敵する」と言われているのがCDSである。

一旦結ばれたCDS契約は長い期間続く。破綻した理由を問わず保証するのがほとんどであるから、逃れるすべはない。
CDSの売り手は参照企業のデフォルトリスクが高まるにつれ用意しておかなければならない証拠金が高騰し、
その資金を信託会社に山積みするために大量の現金を必要とすることになり、
自社保有の金融商品などを健全なものまで含めて投げ売りしなければならない事態も発生する。

米国政府がリーマンを救済せずAIGを救済した理由がCDS問題であると言われる。
リーマンはCDSの保有額が大きくないが、
米国最大の保険会社で世界中に展開する(130カ国、7400万件)AIGはCDSに積極的に投資し(想定元本4410億$)、
もしAIGが破綻した場合影響は世界中に及ぶと考えられたからである。

ベア・スターンズとAIG救済の教訓は『単なる「大きすぎてつぶせない Too big to fail」は間違いだが、デリバティブを大量に所持すれば大丈夫』だというモラル・ハザードを引き起こす可能性が高い。