日本の政治を立て直す

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29名無しさん@3周年
日本太古史の地理研究

 『古事記』『日本書紀』他に描かれている歴史・地理は、極東の島国日本の歴史・地理ではなく、
日本人の祖先が日本列島に来る以前の、全アフリカからヨーロッパ、トルコ、アラビア、インド、チベット、中国に至る、
古代世界の全部を含んだ歴史・地理である。「現代の島国日本は、後代──何れかの時──に於いて、
其等大世界を島国に縮密移写せしもの」なのである。
[「古代、全世界は日本だった!」というのだから壮絶である。
それにしても「何れかの時」がいつなのか、ぜひとも知りたいものであるが、著者は何も言わない。]

 例えば、『古事記』の、
「天地[あめつち]初発[はじめ]の時、高天原[たかまのはら]に成りませる神は……次に国稚く浮脂[うきあぶら]の如くにして、
海月[くらげ]なす漂へる時に、葦芽(あしかい)の如く萌騰[もえあが]れる物……」
という一節には、小アジアの地名が読みこまれている。「初発」はヒット人国[ヒッタイト。前19〜13世紀頃小アジアにあった国]、
「高天原」はアーメニヤ[アルメニア]、「浮脂」はパフラゴニア[小アジアの黒海沿岸の古代地名](泡はアフラ Aphra で「泡」を意味する)、
「海月なす」はカッパドキア[小アジア東部高原地帯の古代地名](くらげの如き、の意)、
「漂へる」はポントス[小アジアの黒海沿岸の古代地名](漂う、の意)、「葦芽」はアシカニア[不詳]、
「萌騰れる」はモエシ人国で地図には「ミシ」とある[不詳。モエシア(バルカン半島にあったローマ帝国の属州)のことか?]。