尖閣諸島の天気予報検討=「絶対的主権示す」−中国
【北京時事】中国気象局の鄭国光局長は7日までに、中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島
(中国名・釣魚島)や周辺海域での天気予報を発表する必要があり、今後検討することを明らかにした。
中国気象報の取材に答えた。
中国メディアによると、北京で開会中の全国政治協商会議(国政助言機関)の左宗申委員が
「(夜のニュース番組)『新聞聯播』の天気予報に釣魚島を加え、全世界に対して中国は釣魚島についての
絶対的主権を有することを明らかにする必要がある」と提案していた。
鄭局長は、同諸島周辺で多くの中国漁船が操業していることなどを理由に挙げた上で、
「わが国気象部門は釣魚島の天気予報を行う技術的な能力がある」と説明。同局長は、左委員の提案を受け、
「真剣に検討し、関係部門と協議する」と表明した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012030700743