政局分析を議論・交換するスレッド8

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933名無しさん@3周年
もうひとつの方向性は、日本という国の政治家が、ずっと長いこと避け続けてきた問題。

>「全体利益のために超法規的な対処を取らねばならない」という事態が、この国で起きてしまった
ということ。むかしふうの言い方をすれば「お国のために死んでください」ということです。

国家というものは、時として残忍な存在で、国民にたいして死を強いることがあるし、できる。
たとえば、特別国家公務員である自衛隊員とは、そういうことを期待されている存在のひとつです。

『そんなことは間違っている、国家が国民に死を強いるくらいなら、国家など無くなってしまえばよい』
そう、戦後民主主義者たちは考え、できるだけそんなことが起きないように、弱い国家を志向した。

でもあの事故は、それだけでは済まない、たとえ一部の人を犠牲にしてでも、最大多数の最大幸福
を追求しなければならない局面が国家にはありうる、ということを露呈させたのではないでしょうか?
でもこれはポスト菅時代に取り組むべき課題でしょう。
菅直人とは、戦後民主主義の墓堀人だとわたしは見なしています。あの人が総理の椅子にしがみ
つけばつくほど、戦後日本(の論壇や思想界を)を半世紀にわたって支配した、戦後民主主義の
理想の基盤がどんどん崩れていく。「時代末」というか、新しい時代を迎える前の、踊り場だな。