>>525 補足
小泉の不作為の失政について
1.国家とは何か、国家は何をなすべきか、どうあるべきか?
小泉の不作為の失政を論じるとき、まず「何をなすべきであったか」が見えないと不作為を論じることはできない
2.国家とは何かについて、
>>372-373で下記を書いた
「天下統一。国家が成立しルール(法律)ができると、集団同士の無益な争いは減る」
「ある程度の規制=ルールは必要なんだ」
「小泉改革で、規制緩和=ルールなしから何が出たかといえば、耐震偽装であり福祉偽装のコムスンだった」
「規制緩和でルールを無くせば、「ずるしたやつが勝ち」ってことになって、偽装してでも儲けたやつがえらいということになる。戦国時代に戻ってしまう。それはまずいだろう」
3.そして、
>>413で
”「小さな政府」だなんだと、日本国内でちまちまやっても、グローバル資本主義の大津波がやってきて、ぜんぶさらってゆく
それに対処する「しっかりとした政府」が必要だってこと
>>2 いま必要なことは、小泉改革の負の面をしっかり見つめ
同時に、世界情勢を見つめ(=中国 vs 米国の対立、EUギリシャ問題などを含めた経済不安定)
日本の国家戦略をきちんと立て
国内の小泉改革による被害からの復興とグローバル資本主義の津波を制御する防波堤構築、そして国内雇用と景気の建て直しだろう”と書いた
国家戦略が無いか不確かだったことが、小泉の最大の失政
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E7%95%A5 その(国家戦略の)重要性は部分的な軍事的・経済的な合理性を凌ぐ。
国家戦略によりもたらされる致命的な失敗は軍事戦略・外交戦略などの下位の戦略では回復できない。