だれでも
この際、切り札の野田でも切るか
捨石覚悟で
野田にその覚悟があるかどうか
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011043002000017.html 【社説】 国難乗り越える政権は 大震災と菅内閣 中日新聞 2011年4月30日
二〇一一年度第一次補正予算案が成立する五月二日以降、首相進退をめぐり、与野党を巻き込んださまざまな動きが出てこよう。
当面は菅首相の下に結束して国難を乗り越えるべきか、首相を交代させて新体制で臨むべきか。この五年間、毎年首相が交代していることを考え合わせると、判断は実に悩ましい。菅氏よりましな首相候補も容易には見当たらない。
与野党に重い責任
ただ、国民は今、それを選択する手段を持ち合わせていない。被災自治体では選挙事務ができず、「一票の格差」訴訟では最高裁が「違憲状態」判決を下した。当面は衆院選ができる状況にない。
選挙による政権選択ができない以上、首相の進退や政権の枠組みを決めるのは国会の場しかない。
国難を乗り越え、日本を再生するにふさわしい体制をどう作り上げるのか。与野党はその知恵と覚悟が試されている。党利党略や保身などは努々(ゆめゆめ)あってはならない。