しかたねーやつ。へたれは頼りに成らんね
では、自分で。日本に閉塞感が充満しているという(下記)。まあ、民主党のせいだとは思うが、嘆いても仕方ない。冷静に議論しよう。『リーダーの力量』は良いね
http://www.jmrlsi.co.jp/menu/mnext/d07/2011/bookreview2010-01.html (抜粋)
VII.日本とは何か 書評2010 - 21世紀の閉塞感と日本の危機 第1回 代表 松田久一
本稿は、2010年12月28日に行われました、社員向け書評講演採録を元に作成しております。
日本とは何か
2010年の書評としての全体のテーマは、「根拠無き閉塞感」と、「日本とは何か」です。
21世紀になって日本を含む先進社会はどこかへ向かおうとしています。
ただ、それがどこへ向かっているのか、知識人たちが必死にとらえようとしても、なかなかとらえられておりません。
『リーダーの力量』 (中曽根康弘 梅原猛 PHP研究所 2010年)
現在、中曽根康弘は92歳、梅原猛は85歳です。この本の内容は、この二人が、日本には指導者がおらず、リーダーに力量がないので、国が存続するのに危機を感じている、ということです。
日本はどうなっているんだ、日本を世界で存在感ある国にするにはリーダーに力量をつけないといけない、と述べられています。
中曽根は、リーダーはどうあるべきか?という問いに、「ナショナリストであるべきだ」と答えています。リベラリズムに近いと思われがちな梅原も「ナショナリストでないとリーダーは務まらない」と言っています。
では彼らの考える日本とはいったいなんなのでしょうか。
梅原猛は国際日本文化研究センターを作り、梅原学とも呼ばれる独特な世界を開拓した人ですが、日本は、平安時代にできた独特の思想を持った国である、と考えています。
本著では、これは日本のアイデンティティなのだから、この日本で作りだされた考え方をもっと世界に打ち出すべきである、と述べています。
そして、では日本は国際戦略をどうとっていくべきか、というテーマにおいては、「脱亜入欧」という明治初期に福沢諭吉が出したコンセプトを転換させ、「帰亜親欧」がいいんじゃないか、と論じています。
著者お二人ともご高齢ではありますが、「このままでは日本は亡国となってしまう」という危機意識のもと対談されています。