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名無しさん@3周年:
河村市長へ 民意が望むのは仕事だ
驚いた。名古屋市の河村たかし市長が辞職して、出直し市長選に再出馬するという。議会の解散請求が不成立の見通しと
なった責任というが、あなたに期待した大きな民意に応える責任はどうする。
昨年四月の市長選で五十一万票という過去最多の得票で当選してから一年七カ月。任期を半分以上残し、あまりに突然の表明だ。
再出馬するとはいえ、重い負託を途中で投げ出すのに、どんな大義名分があるというのか。
確かに、最大公約だった市民税10%減税の恒久化や議員報酬の半減は議会に阻まれている。議会解散を求める署名活動を
主導して四十六万五千人分集めたが、十一万人分以上が「不備がある」と市選挙管理委員会に無効とされ、解散の賛否を問う
住民投票実施には一万二千人分足りなかった。
署名した市民らは今、署名簿の縦覧場所に足を運んでいる。自分の署名が無効なら異議を申し立て、必要数に届くよう懸命だ。
署名しなくとも河村改革に期待している市民も多いだろう。こんな市民の思いを軽視していないか。
辞職は「リコール不成立のけじめ」で、再出馬は「もう一回やらせていただいてもいいですか、ということ」と説明するが、
納得する市民がどれほどいるか。
このまま市長選を行っても、多くの市民の支持を集める河村市長の優位は揺るがないかもしれない。ならば何のための市長選か。
果たして、市民のためなのか。