「とりあえずなんでもデビューさ
せろ!?」また誰も知らない“K-PO
Pスター”が日本デビューしてい
た
韓国のガールズグループのSecr
et(シークレット)が8日、ZEP
P東京で日本ツアーの最終公演
を行った。今回のツアーは5日
の大阪公演を皮切りに名古屋、
東京の3都市を回るものだった
が、彼女たちにとって日韓通
じての初の単独公演だった。
Secretは2009年に韓国でデビュ
ーした4人組で、11年に1stシン
グル「Shy Boy」をリリースした
新進グループ。日本でも昨年デ
ビューしたが、デビューシング
ル「Madonna」がオリコン9位、
セカンドシングル「これくらい
のサヨナラ」が同14位と、すで
に日本進出している少女時代や
KARAといったK-POPグループの
人気ぶりとは比べるべくもない
。にもかかわらず、母国に先が
けて異国である日本で初の単独
公演とはどういうことなのか。
「日本ブランドで箔をつけるとい
う“いつもの手”ですよ。Secret
は母国・韓国では必ずしも人気絶
頂というわけではなく、言ってみ
ればまだまだのグループ。本当に
人気があるのなら、韓国で単独公
演を行っているはずでしょう。つ
まり日本で単独公演を行い、『日
本で大人気』という評判を母国で
の人気の起爆剤にしたいわけです
」(K-POP雑誌編集者)
今回の彼女たちの公演は、スポ
ーツ紙など日本メディアの報道
によると、会場は超満員で大盛
り上がりだったという例のごと
くの調子だった。しかし、前述
したオリコンのチャートアクシ
ョンからすると、そうした報道
にも疑問符がつくのだが……。
「会場のZEPP東京はライブハウス
並みの規模のハコですからね。超
満員といっても2,700人程度だし
、そこも真偽のほどは疑わしい。
それよりも浮き彫りになったのが
、日本におけるK-POP人気に陰り
が見え始めたということです。ま
あ、我々のような商売には困るの
ですが(苦笑)」(同)
考えてみれば、先行して日本進
出したK-POP勢は本国やアジア
での人気過熱ぶりを引っさげて
日本デビューし、デビューCDを
発売すればオリコン上位にラン
クインというのが当たり前だっ
た。というよりも、少女時代の
ケースを見るように緻密な戦略
の下にかつては日本進出したも
のだが、その意味でSecretの日
本における活動は拙速に映る。
「それだけ、日本の音楽マーケッ
トが韓国側にナメられているとい
うことでしょうね。とりあえず何
でもデビューさせときゃ日本で受
けるだろう、みたいな……。しか
し、同じようなガールズグループ
が雨後の筍のように粗製乱造され
ていて、さすがに日本のK-POPフ
ァンもそろそろ飽き始めているの
ではないでしょうか。というより
も、偽りの人気のメッキが剥がれ
てきたのでは」(同)