【移民NO】 30年後の日本を襲う深刻な民族間対立
サミュエル・ハンチントン 『文明の衝突と21世紀の日本』 集英社新書
http://www.geocities.jp/ktmtkg2000/review/20107.html ○イスラム文明
中国文明の台頭が経済発展によるものであるのに対し,イスラム文明の台頭は人口爆発に根ざしている。
すなわち,イスラム諸国は数十年の間,年3パーセント増となることもしばしばあるほど極めて高い人口増加率
を記録している。現在は世界人口の20パーセントを超え,2025年には30パーセントを占めるかもしれないと
推定されている。
一般に,15〜24歳の若年人口が全体の20パーセントを超えると社会は不安定となり,暴力や紛争が
エスカレートする傾向が見られるが,ほとんどのイスラム国家で若年人口が激増し,総人口の20パーセントに
到達しつつある。
こうした人口爆発に,イスラム文明には秩序と規律を維持するような中核国家が存在しないことから,
世界的に多くの紛争を起こしているのである。
第15講c.崩壊後−3
新ユーゴと民族自決
ttp://www.h3.dion.ne.jp/~jtpage/cy/yugo/yugo15c.htm 1998年、コソヴォでアルバニア人武装組織「コソヴォ解放軍」が独立を目指してセルビアの治安部隊と銃撃戦を
行い、死傷者が出た。これを機に、ユーゴスラヴィアをめぐる紛争は新たな段階を迎えた。
これまでの紛争は、クロアチアにしてもボスニア・ヘルツェゴヴィナにしても、「少数民族として残されたセルビア人」
が問題となった。彼らは新ユーゴスラヴィアから武器などを得て、自らの民族自決を主張して独立したクロアチア
やボスニア・ヘルツェゴヴィナと争った。
しかし、これ以降の紛争は少し違う。問題となるのは「少数民族であり続けてきたアルバニア人」と、
「将来少数民族に転落する危険性に脅かされているセルビア人、マケドニア人」である。コソヴォが独立すれば、
そこに住むセルビア人たちはクロアチアやボスニア・ヘルツェゴヴィナの場合と同様、少数民族に転落する。
マケドニア人は現在は多数派であるが、出生率などの問題から将来アルバニア人との人口比率が逆転する
といわれている。セルビアがどうあってもコソヴォの独立を認めないのも、マケドニアがアルバニア人への権力
の一部委譲に非常に慎重なのも、それらの行為が自分たちを少数民族という地位に落とすかもしれない行為
だからだ。
曲がり角の欧州福祉・人口政策 ―フランスからの報告
http://www.worldtimes.co.jp/special2/eufukusi/051202.html 一方、今回、国内で暴動を起こしたアラブ系・アフリカ系移民の存在は出生率に大きく貢献している。
日仏フォーラムの日本側座長を務める橋本龍太郎元首相が二年前に訪仏した折、シラク大統領との会食の席上、
議員から「わが国は移民によって、少子化の加速を回避できました」と告げられ、その実態が明らかになった。
旧植民地アルジェリア、モロッコ、チュニジアなどの北アフリカ・マグレブ諸国からの移民の多いフランスでは、
移民家庭に子供が多い。シラク大統領はパリ市長時代、ミッテラン政権の移民政策を批判し「三人の妻に二十人の
子供がいて、国から約四十万円の家族手当を毎月受け取り、夫は仕事もせずに暮らしている」と指摘したことがある。
マリ、セネガルなど一夫多妻制を認めている国からの移民は、数人の奥さんと大勢の子供たちを引き連れて、
フランスに移住し、手厚い社会保障手当を受給して生活している。フランスの制度では、三人以上の子供を持た
なければ、手当のメリットが薄いため、皆、三人以上の子供を持とうとする。
フランスの出生率をかさ上げしたのは移民たちの子供なんですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1326455093 そうです。
フランス国立人口研究所のウェブサイトへどうぞ。「フランス人」の出生率は1.8ですが,アフリカやアラブ系の
移民はものすごい数です。4に近いなんて数字もあります。しかしフランス国籍をとった移民は「フランス人」
カテゴリーになるので,詳しい実情はわかりません。人種別のデータを国がとることは,
法律で禁止されているからです。ですからわかるのは,外国籍のフランス居住者についてだけです。