>>806 良い機会なので・・・実は今日は情報交換をしていたのだが・・・
まず普天間問題だけれども、これはここで皆さんが書かれているほど深刻には受け止められてない。
むしろ、アメリカの言う事の方が無茶苦茶で、それに無条件に協力してきた自民党政権こそ
最大の癌だったんだと言う方向性が少し見えてきている。
この最大の理由は、日本の防衛戦略など軍事面でのビジョンがないまま、ただ平和を口にする事で
どんどん問題がぼやけてきている為だ。
言い換えれば、問題をぼやけさせる事で、問題が解決しないのではなく、アメリカの言う事に非があって
それに抵抗している民主党の政策こそ正なのだと持っていきたいのだ。
同時に、アメリカはここへ来てどうやら沖縄の基地は早晩無くなるし、民主党政権が長期化するなら
当然今よりも日米関係が悪くなる事はあっても好転はしないだろうと言う見方に収斂しつつあり
そうなるとお愛想を言う片手間で実務的な話は何も進まない状態を想定した戦略に切り替えていくだろうと思われる。
それならそれで割り切って、今以上の注文を付ける事はしないで、是々非々でその時の状況で対日政策は決めるよと
一貫性のない外交政策に切り替わっていくだろう。
要求するだけはして、その代わり譲歩はしない。
そして巧く行かなければ交渉は打ち切る・・・継続的な接触はしない。
アメリカ国内の、中国重視派にとってこの方針は歓迎すべきであるし、沖縄の事で
手を焼くくらいなら切り捨てて良いじゃないか・・・やる事はやってきたんだとの姿勢に切り替わるだろう。
民主党政権はそれを待っていて、つまり日本はアメリカと対等の立場を得たら、日本国内に米軍基地がある事自体
おかしな話であるし、極東の安全政策は軍事重視から草の根交流など民間・・・それも
官製ではなく大衆同士の交流中心で発展させられるとの方針を進歩的であるとして打ち出す事が出来る。
本当は紛れもなく民主党政権が問題を紛糾させているのだが、それをすり替えて・・・さらに
アメリカとの距離感を保つ為に今の状態・・・なかなか纏まらない状態こそ実は過去の自民党政権が残した
最大の問題点だとしたい・・・これが小沢周辺の考えだと聞いた。