>>733 >官僚に丸投げ?何を言ってるんだ?それはちゃんと官僚を使ってるというだけだろ?
自民党は長期にわたって政権党だったことによって特に55年体制崩壊後は、
内閣における大臣職というものがその専門的な能力によって指名されているということになっていなかった。
大臣職は当選回数によって、その功績に報いるために与えられるものとなっていった。
いわば、大臣になりたいならそのまま自民党に入っていけば政治経験を積めばいいということであった。
当然のことながら大臣になったからといって、その省庁を指導し
国家全体の利益の正当性を第一の基準にして判断するなどという能力を持つ人間が大臣になるということは稀だった。
「官僚を使って」省庁の仕事を全うに進める大臣ではなく、
結果的には「官僚に使われて」省庁の仕事を官僚の思うがままに政治が決められていたのだ。
この与党体制はエゴが横行するようになればそれを押さえるような権力が見あたらないので偏った利益の配分が起こることになる。
そして結果的に赤字がふくらみ一部の利益のために全体が損害を受けるということになる。
自民党が政権党であり、与党というシステムを続けている限りでは財政赤字は解消できないという結論に繋がるのではないか。