【小泉・竹中】新聞テレビの世論操作を監視するスレ104

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63名無しさん@3周年
前スレで検察審査会や検察適格審査会の話があったが、権限強化すべきなのは
検察審査会ではなく、検察適格審査会の方だと思った。

検察審査会の強制起訴制度はあまり指摘されてないが、むしろとんでもない改悪だった可能性がある。
検察審査会の決議に強制力があるのは「本来なら不起訴になった人間を強制起訴するときだけ」で
検察が不当な起訴した者を起訴取り消しにはできない。

だから、検察の不当な起訴にはタッチできないうえに、
本来なら起訴すべきでない人間を起訴するときには機能するというとんでもない制度。

しかも本来なら起訴は行政権の公権力だと思うが、これを読むと
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E4%BC%9A
政治資金などの複雑な法解釈の場合は、起訴するのに行政(検察)と検察審査会どちらに
行政の法解釈としての決定権があるのか?
行政の法解釈の責任は誰が持つのか?
もし曖昧な条文や運用の解釈や、法適用の平等などはどうやって担保するのか?
など疑問だらけで、起訴という大きな権限を持ちながら誰の責任が不明確になる。

この検察審査会の改悪は検察の起訴独占権に穴を開けたという解釈で一部で評価が高いようだが、
その実は、検察の権限とは別の恐ろしいブラックボックスを作った可能性もあると思う。

本来なら起訴すべきでないケース→マスコミが特定の事件や法解釈・運用について偏向報道
→世論のムードとやらで検察審査会が強制起訴→その起訴は国民の声という色つき
→本来なら裁かれるべきではない事案が裁かれるというケースも考えられる。

しかもこの場合は、検察の判断・責任ではないので検察批判や責任追及もできない。
64名無しさん@3周年:2010/01/17(日) 17:00:04 ID:b5IZcy3G
>>63のことだが
検察審査会の強制起訴制度がとんでもない改悪だと思うのは、
まず法適用の平等や法解釈の明確性が十分に保障されていないように思うし、
法解釈のあり方には高度な政治・経済・社会性が絡む問題も少なくない。

そういう大きな影響が出る微妙なケースをだれも責任を負わないブラックボックスにゆだねるのは危険だし、
おかしな解釈で起訴が起きて、それが社会的に影響が出た場合どうやって法解釈を修正するのか?
という疑問もある。
不当に起訴された被告を救うためだけのシステムならいいのだろうが、
現実は検察の不当起訴には何もできない。
むしろ悪徳ペンやゴンやマスコミが世論誘導して検察審査会経由で起訴されると
それが不当なものでも誰も責任を負わない制度だと思う。

検察適格審査会を立法や議会が大局的見地から判断できるように強化すべきで、
検察審査会は権限を大幅に変えて、被告を救うためだけの権限とすべき。

検察審査会改悪は検察の起訴独占批判を利用して法解釈適用の
悪徳ペンタゴン主導・マスコミ主導化・民営化・無責任化したという解釈もできると思う。

現在の検察審査会改悪には医療分野的にも懸念が出てる。
ttp://blogs.yahoo.co.jp/omizo1960/25148832.html
>検察審査会法が改正されれば、全く別のルート、つまり医療の専門家の視点を
通さずに起訴されるルートが誕生するのです。
>福島県立大野病院の例でも分かるように、数の問題ではなく、1件でも不当な事例があれば、
それで医療は崩壊の危機に直面してしまうのです