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★日銀がデフレ誘導で作り続ける2000年以降の不良債権
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■森永卓郎著「誰がウソをついているのか」(P.55-)
>
>...デフレが続いて担保となる不動産価格が大きく下落したからだ。バブル期の
>過剰融資に伴う不良債権の処理は大まかに言えば1990年代で終了していた。2000年
>以降の不良債権は、担保不動産の値下がりに伴う担保不足を原因とするものなのだ。
>...
>柳沢大臣は不良債権処理に後ろ向きだから更迭されたとされているが、それは
>正確ではない。柳沢大臣は国会で「バブル期の過剰融資に伴う不良債権処理は
>終盤に近づいている。いま発生している不良債権はバブル期の過剰融資に伴う
>不良債権ではなく、【デフレで不動産価格が下落したことに伴う不良債権】なので、
>★金融庁だけによる不良債権処理には限界がある」という趣旨の発言をし、物価の
>番人である●日本銀行が本気でデフレを止め、不動産価格の下落に歯止めがかから
>ないと、いつまで経っても不良債権処理が終らないという主張をしただけなのだ。
>...
>竹中氏は大臣就任後、早速行動に出た。盟友の木村剛氏らを招集して、
>【金融再生プログラム】を...不良債権比率を半減させるという目標のほかに、
>ここには重要なメッセージが書かれている。それは、ターゲットは主要行、
>すなわちメガバンクだということだ。資産査定を厳格にし...メガバンクの経営を
>追い詰め、不良債権を吐き出させる...メガバンクの保有する不良債権は大型で、
>投資ファンドにとって【金融再生プログラム】は、実に魅力的
>...
>メガバンクに不良債権を吐き出させる役割を果たしたのは★金融庁だけではなく、
>●日本銀行も同じだった...大幅な金融の引き締めに出た...
>資金を絞れば株価が下がる...メガバンクは大量の株式を保有しているから、
>株価が下がっただけで、自己資本が毀損し、経営が追い詰められる
>...起こったことは、本来なら問題なく生き残っていける「過剰債務」を抱えた
>企業を生体解剖し、リストラをかけ、資産をたたき売るということだった...