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内閣府[構造改革が必要]の論拠『需給のミスマッチ(過剰生産,需要不足)』は嘘。
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http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/13times.htm 第13回「丹羽経済塾」開催報告 丹羽経済塾 幹事長 藤本龍夫
(略)「日本経済政策学会」が外国からの経済学者も30人程度参加して開かれたことが
話された。丹羽教授は、後半の全体会議の報告者であり、デフレ・ギャップが日本経済
では、非常に大きいことを話し、会議に出席し経済学者の賛同を得たとのことである。
前半の全体会議では、報告者が慶応大学の塩沢教授であり、氏は
内閣府の国際経済担当参事官であり、小泉経済政策の立案者の一人
(略)
●塩沢氏は、まず日本経済においては、[需要と供給のミスマッチ]があるので
●[供給側の構造改革]が必要であると発言した。そこで丹羽教授は、フロアーから手を挙げて、
●需給のミスマッチがあるというけれども、それなら在庫変動額が大きくなるはず
●であるのに、在庫変動額はGDPの0.1%〜0.5%しかない。これは
●[需給のミスマッチがない]ことを示しているのではないかと英語で質問した。
●塩沢教授は、しばらく考え込んだあげく、ここでいう需要とは[潜在需要]であると
●訂正したとのことである。塩沢教授の英語も丹羽教授の英語も聞き取りやすかった
●ので、この発言についてはフロアーにいた100人ばかりの経済学者も騒然とした
とのことである。そこで丹羽教授がさらに、潜在需要と供給のミスマッチであれば、
その対策は
供給側の構造改革ではなく需要を増加させる
のが正解ではないのか、とつっこんだが、塩沢教授の返答が、しどろもどろに
(略)
政府の持つ貨幣発行特権を行使して、50兆円の発行権限証書を政府が作成し、これを
日銀の発行する保証小切手50兆円1枚と交換する。そして、国民一人ずつ40万円銀行
振込みしてあげる。(略) そして、個人が60%の消費を始めるとGDPが約10%増加する。
つまり景気が上昇し始める。その結果税収が非常に増えるので、財政が健全化
(略)
また明治維新は政府貨幣発行特権の行使によって成功したことが説明された。