http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/3-4.html 日本人が知らない恐るべき真実 第三章 国際金融資本に支配される世界
世界最強の通貨「ドル」の力
>(略)
>第二次世界大戦は膨大な物資の消耗戦となり、広大な国土に豊富な資源を
>持つ米国は、その資源の供給国となりました。その結果、世界中から金が
>米国に集まっていき、戦後、実に世界中の金の70%が米国にあったといわれて
>います。1944年の【ブレトン・ウッズ会議】で、このことが決め手となり、
>米国のドルは世界の【基軸通貨】となりました。また「米ドルのみが金と
>交換可能で、他国のお金はドルと交換できる」という【金為替本位制】が
>とられることになります。
>*1この時より、ドルは世界最強の通貨の地位を獲得します。
>
>【基軸通貨】には、信じられないほどの特権があります。それを説明する前に
>シニョリッジについて説明しておきましょう。シニョリッジとは、通貨発行益
>といわれ、通貨発行者だけが独占的に得ることができる利益です。昔、お金が
>鋳造貨幣(コイン)だった頃、貨幣を悪鋳すると、その浮いた分だけ実物的
>利益を得ることができました。たとえば、金1g=1000円のとき、金1gを
>使って2000円金貨を鋳造すれば、貨幣発行者は1000円の差額を利益として得る
>ことができます。ローマ時代、軍事費と宮廷費を賄うため、貨幣の金含有量を
>減らせる「悪貨鋳造」は続き、貨幣による国民の富は搾取され続けました。
>中世ヨーロッパや日本の奈良時代や江戸時代にも同様のことがおこなわれて
>います。貨幣発行者に自己規律がないと貨幣発行特権は濫用されるようです。
>
>さて、当時のお金は金属で、原則的には、その金属の価値がお金の価値でした。
>ところが、これが現在のような兌換性のない紙幣だと、お金をつくるのにかかる
>費用は印刷代と紙代だけ。ほぼ、まるまる差益となります。
>今、これを世界的に見れば、シニョリッジによる利益は、【基軸通貨】であるドル
>を発行する米国が得ていることになります。米国は、貿易で購入した製品に対し、
>米ドルを刷って渡すだけで、他国から好きなものを手に入れることができます。