>>421続報
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郵便不正事件、菊田被告に罰金1650万円判決
障害者団体向けの料金割引制度が悪用された事件で、郵便法違反に問われた自称障害者団体「健康フォーラム」(東京都港区)元代表・菊田利雄被告(61)に対し、大阪地裁は26日、求刑通り罰金1650万円の判決を言い渡した。
横田信之裁判長は「制度の趣旨を踏みにじった反社会的で悪質な犯行」と述べた。
横田裁判長は、郵便事業会社(日本郵便)側のチェック体制にも問題があったと指摘したが、「郵便法が想定し得なかった犯行。計画的、常習的で刑事責任は重い」とした。
判決によると、菊田被告は2007年2月〜08年12月、健康食品通販会社「元気堂本舗」(東京都港区)元社長・窪田勝被告(65)(起訴)らと共謀。同社などのダイレクトメール約610万通を発送し、正規料金との差額約6億8900万円を不正に免れた。
(2009年8月26日12時08分 読売新聞)