>>363-365別の報
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ビデオ店放火、無罪主張へ=公判は1カ月で結審−大阪地裁
大阪市浪速区の個室ビデオ店で昨年10月、16人が死亡した放火事件で、殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)側が、裁判で「火は付けていない」と無罪を主張する方針であることが19日、分かった。
17日までの大阪地裁での公判前整理手続きの結果、9月14日に初公判を開き、計8回の集中審理で10月15日に論告求刑などを行って結審することが決まった。
小川被告は当初、「生きていくのが嫌になった」と放火を認めたが、その後、殺意を否認。弁護側は公判で「自殺する状況でなかった」と主張し、自白の任意性と信用性を争う方針。
弁護人によると、小川被告は自白について「たばこの後始末をした記憶がなく、取り調べで『お前の部屋が火元だ』と言われたため」と話している。
公判では、取り調べで容疑を否認する状況を録画したDVDも上映される予定という。(2009/08/19-19:01)
>>383続報
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大阪、否認の取り調べ映像上映へ 個室ビデオ店火災の公判
16人が死亡した大阪・難波の個室ビデオ店火災で、放火と殺人などの罪に問われた小川和弘被告(47)の取り調べ状況を録画した映像が証拠採用され、大阪地裁の公判で上映されることが19日、関係者の話で分かった。
否認する被告の様子が映っているといい、こうした映像が証拠採用されるのは珍しい。
小川被告は逮捕時に容疑を認めたが、その後否認に転じた。被告側はこの映像を基に当初の自白の任意性について争い、無罪を主張する方針。
関係者によると、映像は大阪地検の捜査段階の取り調べ状況を録画したうちの一部で約1時間。公判前整理手続きで、証拠採用が決まった。初公判は9月14日。
起訴状によると、小川被告は昨年10月1日午前2時55分ごろ、大阪市浪速区の「キャッツなんば店」の個室で、自殺しようと計画し、新聞などが入ったキャリーバッグにティッシュペーパー数枚を置きライターで放火。
同店を全焼させて客16人を死なせた上、救急搬送された6人のうち4人に傷害を負わせたとしている。
2009/08/19 12:04 【共同通信】