>>222続報
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教官が少年に口止め工作か '09/6/12
広島少年院(東広島市)の暴行事件で、特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕された法務教官4人のうち1人が、逮捕容疑とは別の日時にそれぞれ暴行した収容少年2人に「誰かに聞かれても、いらんことを言うな」などと口止めしていたことが11日、
少年の証言などで分かった。いずれも4月の問題発覚以前で、広島地検は、発覚が遅れた背景に教官による口止めがあった可能性もあるとみて調べている。
昨年春まで入所していた男性(19)は中国新聞の取材に対し「寮のホールで学習中に教官室に呼ばれ、洗剤の容器を口に当てられた直後、『言うなよ、言ったら知らんからな』と告げられた」と証言。
その後も無理な運動を強要されるなどしたが「何をされるか怖かったので、ほかの教官や少年には黙っていた」と打ち明けた。
また、在院中の別の少年(18)に面会を続けている関係者は4月の面会時に「(逮捕された)教官1人にほおを殴られ悔しくて泣いていると、この教官から『誰かに聞かれても、いらんことを言うなよ』と言われた」と少年から聞いたという。
さらに別の少年が少年院に暴行の事実を申し出て問題が発覚する直前、この教官から「今までおれがやってきたことは教育なんだ。間違っているとは思わない。ほかの教官に聞かれてもいらんことを言うな」と念押しされたという。
中国新聞