【上杉隆】 自称“保守”政治家は保守を勉強し直せ

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1名無しさん@3周年
★『諸君!』で櫻田淳氏が喝破した、 “自称”保守政治家のいかがわしさ

 月刊誌がまたひとつ消えようとしている。
 文藝春秋発売の『諸君!』が来月6月号でもって休刊になる。
同誌では、筆者も何度か論文を寄せたり、対談を行なったりした。そう考えると一抹の寂しさを禁じえない。
 思想は相反するものの、昨年休刊した『論座』(朝日新聞社)、あるいは『現代』(講談社)同様、
自らの仕事場でもあった月刊誌が次々と休刊していく。その役割は終焉を迎えようとしているのだろうか。
 文藝春秋の中興の祖、池島信平の発案によって同誌が創刊されたのは、40年前のことである。
以来、『諸君!』は保守論壇の中核を成し、一定の地位を築いてきた。
 その『諸君!』の今月号(5月号)の巻頭鼎談「麻生太郎よ、保守の気骨を見せてくれ」
(櫻井よしこ×櫻田淳×宮崎哲弥)は出色であった。保守の意味、その歴史的な役割、そして、
真の保守とは何かということをテーマに遠慮なく論じている。
 とりわけ、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と評論家の櫻田淳氏の「保守論争」は、久しぶりに読む者を興奮させるものであった。
 余談だが、あまりの興奮に、筆者は思わず発売当日、論者のひとりである宮崎氏に電話をかけてしまったくらいだ。

〈櫻田 私が気持ち悪いと思うのは、近年、みずから「保守」と名乗る政治家が増えたことです。
私が理解する限りは、保守主義政党としての自由民主党は、『立党宣言』(1955年)から『新綱領』(2005年)に至るまで、
「保守」を謳ったことは一度もありません。吉田はもとより、鳩山一郎、岸信介、あるいは「三角大福中」に至るまで、
歴代自民党総裁は明らかに保守主義者でしょうが、私は彼らが自ら「保守」とアピールした例は寡聞にして知らない。
保守を叫ぶ政治家が目立つようになったのは1990年代後半以降、つい最近のことですよ。
そもそも「俺は◯◯主義者だ」と叫ぶような御仁に、本物がいた例がない(苦笑)。なんともいかがわしい現象です〉

 ここで櫻田氏の指摘するいかがわしい偽者の「保守」とは一体誰を指しているのであろうか。
しばらく読み進めていくと、次のようなくだりに突き当たる。長くなるので、ポイントだけを引用しよう。

http://diamond.jp/series/uesugi/10075/

続きは>>2-5
2名無しさん@3周年:2009/04/26(日) 17:30:32 ID:BKRAh+Od
>>1の続き

〈櫻井 (略)私が考える保守の条件はもっとシンプルで、「国家としての日本の生存を第一に考える」というものです。
これが唯一にして絶対の条件です。「日本の生存」という言葉には文化・文明、価値観における日本らしさの維持も、
重要な要素として含まれる。日本らしさを保って、この国際社会の熾烈な闘いの中で、きっちりと生き残る。
日本国民の安寧を守り、日本を素晴らしい国家として存続させ、国の将来を担保する。それが最終目的であり、
その他はすべて手段にすぎない(略)。

櫻田 手段であるならばお伺いしたい。私が安倍氏を唯一評価しているのは、総理就任直後に中韓両国を歴訪したことです。
小泉時代に滞っていた両国との関係を修復し、外交戦略の道具としてきちんと使える状態に戻した。
これは大きな功績だと思うのですが。

櫻井 私は安倍氏の中韓歴訪は率直に言って失敗だったと思います。(略)安倍氏は靖国参拝を曖昧にしたまま訪中した。
結果、日本の立場を貫くことは出来ず、尖閣問題も東シナ海ガス田問題も不問に付した。まさに中国の思う壺です。
のちに安倍氏は保守政治家らしからぬ外交・内政政策で支持率を失っていきましたが、この訪中は支持率低下への序章だったのです〉

■保守概念の捉え方は櫻田氏に軍配が上がる
 こうした保守論壇の分断は、そもそも「保守」という言葉を、どう捉えるかという立場の相違に起因する。
 具体的に言えば、櫻井氏の指す「保守」は、現在の日本の政治、およびマスコミが想定している「保守」である。
一方で、櫻田氏の語る「保守」とは、より大きな国家像で政治体制を眺めた場合に想定される「保守」である。

 じつは、言葉の意味のみを考えれば、どちらも正解なのである。「広辞苑」に当たってみよう。

【保守】
(1)たちまもること。正常な状態などを維持すること。「機械の―」
(2)旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。⇔革新

 対中政策からみれば、櫻田氏の「保守」が(1)に該当し、櫻井氏のそれが(2)ということになるのだろう。
どちらも「保守」である。(続く)

http://diamond.jp/series/uesugi/10075/?page=2
3名無しさん@3周年:2009/04/26(日) 17:31:16 ID:BKRAh+Od
>>2から続く

 だが、ここで国体の統治権から考えた場合の「保守」概念は、櫻田氏のそれに軍配を上げざるを得ない。

 現状の政治体制を維持するということが「保守」であるならば、中国との関係を改善し、
日本政府の立場を安定させるという意味で、安倍氏の訪中もまた「保守」になる。

 つまり「保守」とは、政治体制、あるいは国家の主権を維持・保存するために変わることを許しているのだ。
いや、変わらなければ、「保守」とはいえないのである。なぜなら、世界は常に変化し、現実社会は必ず変わるからだ。

 不変の思想に捉われるのは、じつは「革新」であり、それは現行の政治体制の否定につながる。
現実社会が不変であるという概念から出発した「保守」は、結果、革新勢力と同根なのである。

『諸君!』の冒頭で、櫻田氏の語った次の言葉が真の「保守」を端的に表している。

〈私がイメージする保守政治家とは、複雑に変転する現実と予測不可能な未来を前にして、
常に国民の幸福の総和が最大限になるよう、臨機応変に政策を打ち出す人々のことです。
しかし、最近、保守を自称する政治家たちの言動を観察していると、彼らは「政治活動家」ではないかと思うことがあります。
「政治活動家」とは、自分の頭の中に思い描いたビジョンに現実のほうを合わせようという行動原理の持ち主で、
共産主義者がその典型例です。「北朝鮮と交渉する政治家は売国奴云々」といった狭溢な視座しか持てず、
自ずと選択肢を狭めてしまう。また、自分の政治信条と少しでも違うところのある者を排除してしまう。
安倍氏が自分と近しい者ばかりを集めて「お友達内閣」を形成したのは、その好例でしょう。
これではイデオロギー先行型の左翼活動家とたいして変わらない。
本来の保守政治家はもっとフレキシブルであるべきで、いざとなれば社民党と話ができるぐらいの腹がなければなりません〉

 筆者はこれにほぼ同意する。
 この際、、そろそろ本当の「保守」を勉強しなおしたらどうだろうか。

ダイヤモンド・オンライン 上杉隆(ジャーナリスト) http://diamond.jp/series/uesugi/10075/?page=3
4名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 13:09:09 ID:JRwQEtZ8
安倍が保守を名乗るのは変だと思っていた
5名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 13:29:21 ID:LRsGRLpj
自分の頭の中に思い描いたビジョンに
現実のほうを合わせようという行動原理

別にこれ自体はそんなに悪いことじゃないよな
偏見が多すぎじゃねぇか
6名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 13:43:05 ID:C4T+4GEs
最近の櫻井は、酷使っぷりがひどい。
7名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 14:18:22 ID:o30WW7Tp
保守ageの「保守」と同じ意味だったのね。
保守政治家って。
8名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 14:24:12 ID:DwQdpezM
>>5
最初の立ち居地が悪かったのが安倍の転落の始まりだよ
つまり、靖国のことを曖昧にしたこと
このために支持者から批判されて、焦った安倍が慰安婦の強制云々を持ち出す
その後の安倍の「ごまかし」はご存知の通り
信念はあるのかもしれないが、それを具現化するだけの行動力が安倍がなかった
9名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 15:05:55 ID:o4xKsjjw
「自称ジャーナリスト」の遠吠えですか。
10国民の声:2009/04/27(月) 18:53:17 ID:FkSNBnED
三菱ないしその支持者達よ、うるさい。
もっともらしく自己を正当化しようと、こじ付けの理屈を述べるのは見苦しい。
表層的な建前でしか物事を見ておらず、意図的な世論誘導的主張だと判断せざる終えない。
権威には、"品格"が欠かせない。お前達のように、"私欲"や"利潤"しか頭にない者達は
モラルなき営利団体に過ぎない。民主主義の下で、国家と共に歩む資格はない。
国家が甘く、お前達がハイエナのように餌に有り付こうと働き掛けるから、ただ見逃して
大目に見られているに過ぎない。実にお目出度い連中だ。調子に乗るな。
客観的な状況判断や反省がまるでない。すっとぼけるのもいい加減にしろ。呆れた。
11名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 19:06:59 ID:QorXo98+
上杉隆って安部の母親持ち出してまで、中傷して、
安部サイドから質問状出されたら逃げ回っているクズだっけ?
12名無しさん@3周年:2009/04/27(月) 21:55:51 ID:Mlc1qPCu
櫻田淳は世界日報常連執筆者
13名無しさん@3周年:2009/04/30(木) 15:24:09 ID:gnZY52uR
>>5
安倍の美しい国に、有権者は共感しなかったわけで…w
14名無しさん@3周年:2009/04/30(木) 15:37:57 ID:HFlmxhlM
美しい国をキモイ男が叫んだところで(ry
15名無しさん@3周年:2009/04/30(木) 15:54:45 ID:M3pefm7k
>>3
上杉隆は阿部元総理の事務所から逃げ回ってますなw
お前に保守の定義なんてされたくないね
16名無しさん@3周年:2009/04/30(木) 22:52:17 ID:VwgeLs0x
上杉隆氏が予告していた「安倍元首相への四月反攻」。その顛末は?

早いもので、本日で四月も終わり。まずおさらいすると
http://www.uesugitakashi.com/archives/51611164.html
ということがあって、これに関し
http://www.uesugitakashi.com/archives/51627568.html
安倍晋三氏のHPの質問についての当ブログでの対応は、これから誠実に行なう予定だ。
(略) 責任ある「解答」は、必ず、届ける。 (略) 反撃開始は、4月。

上の「解答」だが、私の記憶が正しければこれはふつうに「回答」となっていた。
ところがあとで、【訂正】「回答」→「解答」(笑)となったようです。なぜか?

■自称「保守政治家」への解答 
http://www.uesugitakashi.com/archives/51632945.html
こちらは本を紹介しただけ。
■【反撃開始】 自称「保守政治家」のいかがわしさ ダイヤモンドオンライン
http://www.uesugitakashi.com/archives/51646696.html
こちらは一応、別媒体に書いた、安倍晋三もその中に入っているだろう保守政治家
批判の文章の紹介です。本人もこれが反撃だとしている。

「お持たせしました、反撃開始です。まずは、軽くジャブ程度で(。・ω・)ノ゙。」
ただ、こうも言うのよ。
「ちなみに「反撃」≠「反論」です(笑)。」
「【※注】安倍元首相へ反論は、すでに週刊文春から行なっています。」
要はそういう「反論」「回答」ではなく、もっと広い意味での安倍晋三・安倍的な政治家
への批判を行う、ということらしい。
だが、うーむ。しかし、本の紹介や「保守政治家批判」という文章はともかく、ですね、
安倍晋三への批判はそれはそれでいいんだが、「週刊文春に執筆した、自分の記事の
事実関係は正しい」ということにはならないんだよね。
17名無しさん@3周年:2009/05/09(土) 19:23:42 ID:J/tn9QjU
安倍引退しろよ
18名無しさん@3周年:2009/05/12(火) 21:52:02 ID:0Vf/C+tZ
自称ジャーナリストのホモ野郎がなに言ってんだwwwww
19名無しさん@3周年
三流大学出身だから大手新聞に入れなかったルサンチマン故の記者クラブ廃止論って
私怨剥き出しだな〜